『朝採れ 桃尻』
アニメイト購入特典の描き下ろし4Pリーフレット。
内訳はカラー表紙・裏表紙＋モノクロ漫画が3ページでした。
『朝採れ 桃尻』
ある朝、慧が起きるとパンツ一丁で台所に立つ大瞬が…。
大瞬のぷりぷり桃尻を目の前に我慢しきれなかった慧(笑)
「何するの！」と真っ赤になってきゃーきゃーわめく大瞬に
「目の前に尻があったからつい…」と返す慧。
おっさんか！笑
「触られたくなかったらちゃんと履いとけ」と服を渡すと、
「びっくりしただけで 触られるのがイヤなわけじゃないもん…」と
大瞬の小悪魔発言に不意打ちされてしまう慧でした♡
後日、大学のお友達に「つまり、これからも触っていいってこと？」と
相談している慧のお茶目な一面に笑ってしまいました(* ´艸｀)
いつきくんが幸せになってくれればそれでいいよ
20年近くも親子のように過ごしてきた
16歳差の年下弁護士×大学教授の拗らせ愛でした。
4歳で天涯孤独になったいつきを引き取り、育ててきた海月。
出会いから23年が経ち、幼かったいつきも立派に成長し、
今ではいつきに世話を焼かれるようになっていた海月ですが、
ある日「私とお付き合いしてください」と告白されてしまい…。
タイトルや視点からてっきり海月の物語かと思っていたのですが、
読み終えてみると「かわいいわたしのあなた」っていつきの目から見た
海月のことだったんだなぁ、と。
小さな子供だったいつきが20年越しの片想いを実らせるいつきの物語
だったのでした。
若くてイケメンで、包容力抜群のスパダリなのに子供の頃から一途に
海月だけを想い続けてきたいつきが健気すぎてめちゃくちゃ感情移入
してしまいました。
こんなにも献身的なのに駄々っ子おじさん(43)に振り回されっぱなしで、
だんだん不憫になってゆきました…。
いつまでも臆病な海月がじれったくてたまりませんでした( *｀･н･´*)
見方を変えれば海月もそれだけいつきを好きということなのだろうけれど、
ここまで好きにならせておいて「お前とそんな関係になりたくない」なんて
あまりにも酷な返事に読んでいるこちらまで傷ついてしまいました。
本当は寂しいくせに傷つきたくないあまりいつきの気持ちから逃げてばかりの
海月がずるいなぁ、と。
でも、たしかに親子のような気持ちでずっと傍にいたのなら、
手塩にかけて育てた我が子から告白されれば戸惑っちゃうのかなぁ…。
終始いつきの健気さに胸がぎゅんぎゅんなったり、切なくなったり
していました。
いつきの激重愛に比べれば、海月の好きはまだまだ足らない気もしますが、
20年分の片想いが報われてよかった…！
これからは海月もいつきをたっぷり甘やかしてあげて下さい。
『安眠サービス』
アニメイト購入特典の描き下ろし4Pリーフレットは
本誌と同様のカラー表紙・裏表紙+モノクロ漫画が2P。
『安眠サービス』
社員のミスをフォローすべく1日中奔走していたみさき。
翌日も休日出勤と伝えると社員たちから休むよう勧められ…。
そこへ音もなく背後から忍び寄る旦那！もとい鉄馬。
「俺が連れて帰るわ」と公衆の面前でお姫様だっこで帰宅してゆく二人。
うん、この光景はご褒美だわ…。
描き下ろしはそこで終えてしまうのですが…
くっ…！叶うならその後の二人の場面も見たかった…！
果たして鉄馬は本当にみさきを休ませてあげられたのかしら？
休みだからって1日中みさきを抱きつぶしていたんじゃ…と
脳内妄想を繰り広げてしまうのでした(´>///<｀)
笹川の隠れた特技
アニメイト購入特典の描き下ろし4Pリーフレット。
内訳はカラー表紙・裏表紙＋モノクロ漫画が1Pと単行本カバーラフ画1Pです。
ある日のお風呂上がり。
笹川にドライヤーで髪の毛を乾かしてもらっていた幸ですが、
あたたかさから眠り込んでしまい…。
そんな幸にイタズラを思いつく笹川。
両サイドでお団子頭にされちゃう幸が可愛いのです♡
起きたら怒られちゃうかな？と楽しそうな笹川ですが、
ヘアセットが上手すぎる！
笹川の隠れた特技が明かされたエピソードでした♪
攻めが受けの髪を乾かしてあげるシーンって
愛情が溢れてて大好きです♡
残り1ページは単行本カバーのイラストラフでした。
寂しがりやたちの共依存
本作は『肩甲骨とワンピース』のスピンオフ作品。
オリジナルは読めていませんが、前作の大筋を
把握さえしていれば不都合は感じないかと思われます。
上巻を一読した印象はしっとりというか、重めの空気感でした。
最愛の妻に先立たれ、恋人にも去られてしまった臨床心理士の高杉。
喪失感から情緒不安定となり、眠れぬ夜を過ごすように。
そんなある日、持病がちで保健室によくやってくる
生徒の一条から「僕の恋人になってよ」と告げられ…。
大切な人に置いていかれる恐怖。
実の父から愛されなかった幼少時代の記憶。
年齢も性格も、育った環境も全く違うけれど、
それぞれ過去の出来事がトラウマとなり、
“自分に価値はない”“誰かに必要とされたい”
と孤独に怯え、祈りにも似た願いを抱える高杉と一条。
そうした不安定さを抱える彼らは
無自覚に依存し合っていて、どこか似ています。
そして、そんな二人だからこそ、
惹かれあってしまうのかもしれません。
親に愛されない可哀想な一条と
可哀想な人間に求められたい高杉。
手を伸ばせば互いが欲しいものは互いの中にある。
求めたい衝動と、求められたい衝動。
けれど、高杉は一条に対して芽生えつつある感情から
目をそらし、「付き合って」と迫る彼を拒みます。
それが大人としての倫理観からなのか、私情からなのか、
複雑でわかりづらいけれど。
ただ、高杉は一条が自分に抱く感情が恋情ではなく、
同類に対する同情や依存であることに気が付いています。
一方、突き放されても執拗に高杉に付きまとう一条ですが、
彼の気持ちは今のところは恋愛というよりもお気に入りの
おもちゃに執着する子供のように見えます。
年齢よりも幼く見える容姿だけではなく、中身も幼稚なままの一条。
だけど、高杉から拒絶され、胸の痛みを感じたとき、
皮肉にも初めて本当の恋を知ります。
そこからは一条にとって高杉は都合のいい“共犯者”ではなく、
彼のために何かをしてあげたい、もう一度笑顔が見たい人、に。
不眠症の高杉のために出来ることを模索し始めたあたりから
急速に成長してゆく一条。
そんな一条に高杉が見せた反応は…。
一条がいい方向へ向かい始めたと思いきや、またも不穏…！
突き放しながらも、依存していたのは高杉の方だったのかな…。
ハッピーエンドの鍵を握るのは高杉が一歩を踏み出せるかどうか、
というところなのかもしれません。
気になる下巻へ！
『くまちゃんタオル』
アニメイト購入特典の描き下ろし4Pリーフレット。
内訳はカラー表紙・裏表紙＋モノクロ漫画が2Pです。
『くまちゃんタオル』
風呂上がりに逃亡するひろのために用意されたくまちゃんタオル。
だけど、ひろの反応は相変わらず「やだ！」で…。
なんとかひろの気を引こうとくまちゃんタオルを被って
「かわいいね～」とお互いに褒めちぎり合う愛と奈央。
そう、これもひろの気を引くため…のはずなのですが、
恥じらいながらくまちゃんタオルを被る奈央が本当に可愛い！！
愛の「かわいい」も途中から本気の「かわいい！！！」になってます(笑)
そして、そんなパパたちの策略にまんまと乗せられてしまうひろでした。
ドヤ顔してても可愛いね♡
頼む、続編プリーズ
うんん…。
本作は続編があるかないかで読後の印象が変わってくるかと思われます。
もし、このお話に続きがあるならばこれから恋人になってゆく二人の
プロローグ編として楽しめますが、この1冊で完結と言われてしまうと
なんだか不完全燃焼を起こしてしまいそうな結末でした。
大学生の飯島はタダ飯目当てに通い詰めていた新歓コンパで
同回生で人当たりのいい長田と知り合います。
すぐに意気投合した二人でしたが、酔い潰れた飯島が目を覚ますと
長田に押し倒されていて…。
長田の正体はなんと有名ヤリサーの悪名高きヤリチン会長だったのです。
けれど、長田の本性を知ったところで時すでに遅し。
とっくに長田に心奪われてしまっていた飯島。
そんなおバカで一途な飯島と拗らせ系ドSクズな長田のお話でした。
長田のクズっぷりもあり、全体的に糖分は控えめです。
ラストに逆転はあるもののギリギリまではひたすら飯島が
長田に尻尾を振るばかりの構図で深刻なデレ不足でした。
クズどもの魔の手にかかり、翻弄されてしまう飯島がただただ不憫で…。
基本的に受けが攻めに執着されたり溺愛されるお話を好むため、
自分勝手で傲慢な長田の態度にもっと飯島を大切にしてよ！と
何度心の中でブーイングを浴びせていたことか…。
自分に跡継ぎとしての価値しか見出さない親や告白してくる子たちに
反発するようにあえて無関心に、冷酷に振舞う長田。
家庭環境や人間関係もあり見事なまでに拗らせ、歪みまくっておりますが、
自分の容姿や地位にしか興味をもたず、自分自身を見てくれない周囲への
反抗心ゆえに“ヤリチン”を演じているだけで素の長田は別にそこまでの
奔放さは感じられないんですよね。
見かけはクールですが、途中からは遅めの反抗期を迎えたふてくされっ子に
見えておりました(笑)
そんな長田に恋する飯島は見かけによらず包容力受け？でした。
ちょっとというかかなり天然ですが、散々ひどい仕打ちを受けているのに
それでも長田を諦めない忍耐力と器の大きさはもはや聖母。
そして、脱ぐと意外にいい身体＆えっち中のとろけ顔はギャップ満点で
エロエロでございました///
ラストは紆余曲折の末、ヤリチン陥落ってことでいいんですよね？
たぶん描き下ろしがなかったら、長田の気持ちが？？？のままでした。
「大好き」
「…俺も」
って唐突なデレにびっくりしたけれど、
これって長田と飯島は恋人同士になったってことで…いいんですよね？
長田という男がとにかくわかりづらかったです。
クズってことはわかってる。痛い程にわかってる。
だけど、対飯島となると他には見せない執着は見せるものの、
唐突に突き放したりと飯島をどうしたいのかわかりませんでした。
絆されちゃってるんでしょ？
素直に思いっきり溺愛しちゃっていいんだよ！？
結局想いが通じた？時点で結末を迎えてしまったため、
その後の二人は脳内でいちゃいちゃさせるしかないのですが…続くのかな？
いわば二人はまだスタート地点についたばかり。
ここで終えてしまうとどうにも消化不良を起こしてしまいそうなので、
できれば甘い長田が見られる続編を所望いたします。
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