距離が縮まるかってたびにタイミングよく邪魔が入り、そしてまともに会話をしない響とシンゴ。しかし加害者の気持ちを被害者が慮る必要なんてないし、まともな人は強姦なんてしないぞ。
もう吉田涼子はいいよ…という気持ちになってくる。テンプレのごとき"BL作品の嫌な女"です。解決を迎えてもうんざりしてしまった…なんとも。
まともな大人同士は職場で人の前で親子喧嘩したりしないものよ。刑事の子供がいなくなったからって突然暴力団が誘拐したことにはならないでしょ…大丈夫かこの人ら。
こういう明らかなリアリティの無さはザ・ラブコメ作品でない限り受け入れられないので、中途半端にラブコメとも言い切れないこの作品はどうやらやっぱり自分には合ってないみたい…1巻同様に巻末にある響視点のお話は結構好きです。まだ彼の評価は"強姦魔"なんだけど。
4巻まで買ってあるのでとりあえず読む。
いにしえのBLかと思ったら2006年の作品…いや、新装版になってるのかな?1999年が最初?地図を手書きでメールに添付して送るってどういうことよと思ったのだけど…ただスマホも出てきてたし修正が行き届いてないのか?こういう違和感に集中力を削がれる。
トラブルメーカーでキャンキャン騒がしい美人受けと、ねじ曲がった愛情を持つ攻めとが、互いに互いを振り回し合う…今も昔も楽しまれてるタイプの王道さです。ここにプラスアルファの厚みというか奥深さを期待してしまうけど、このトラブルがライトもライトで風船のよう。悪役たちの小物感がすごい。大立ち回りのチープさがすごい。そのあたり"いにしえのBL"を感じる…かと言ってラブ成分はまだ少ないし…
と書くと悪いとこばっかな印象ですけど、この軽さがイコール読みやすさだったりもするんですよね。
自分の好みではないだけで。
シリーズ長い作品なので、深みに気づく時があるかも。期待。
評判が良かったのですっごくすっごく期待して読み始めましたが、ダメでした。まさかの事態に自分でも驚いています。
先達のレビューを拝見するに、これは無自覚×無自覚を楽しむモノなんだなと理解。それなら自分が萌えられなくても仕方ないか…というのもせっかちかつ自己理解をハッキリさせたい、させて欲しいという欲求が強いので、曖昧にしたものに魅力を感じられないところがあり。答えが欲しい。(ただし正解がわからないとか、正解がないというのもまた一つの答えではある。それは受け入れられるから結局自分のさじ加減なのかもしれない。)
動機をぼんやりとさせたまま、毎週数千円(映画代、パンフ代、食事代を含めれば毎週1万弱使っているのでは)を使い続ける彼のストーリーに入り込めなかった。
そもそも映画館で喋る、寝るということが許せないので序盤からくじかれてるんですけどね。
まずいと思っていたコーラに実ははまっていた、というのが隠喩なのはわかるのだけれど、自分は結局苦手な味のままだったな…
読み返して感想変わることを望んでおります。
評判が良く、凪良先生の安心感から手に取りました。かつ大好きな草間さかえ先生の挿絵!!しかしすみません、自分には合いませんでした。
SFものにかなりのこだわりと愛があるせいもあると思います。また戦争ものもかなり好きなのですが、この2大要素は(BLではない)世に言う名作を数多く見てきたせいで、相当しっかりした作品だと受け付けない身体になってしまったのです。個人的にはアンドロイドについても戦争についてもかなり物足りないし中途半端だという印象。
南里が幼稚で、最初から最後まで自分のことしか考えてないなと思わされるし、最後の展開も人権とは…となりどんどん冷静になってしまった。トンデモ設定でもノッてきたら入り込める時もあるのですが…申し訳ない。
「女王様と下僕み」という表現が好きでした。本当の2人と全く違うからこそギャップが面白い。
結構前の作品を引っ張り出してきました。
みつこ先生、!表紙が綺麗だなぁと思ったことがもう7年も前なんて、信じられない。
◾︎氷見山×光樹
ちょっとチャラそうな高校生×真面目で本が好きな高校生のド王道ストーリーです。また、そこで光樹が貸す本が「羅生門」という微妙なチョイス…なんというか本気の本好きは初手で選ばなさそうというか…偏見です。
高校生にもなって周囲のウザ絡みも謎だし、電車のエピソードもなんかこう…自分にはグッとはこなくて。
同時収録はスピンオフですが、似たり寄ったりな感想です。この頃はweb漫画から拾ってきてそのまま紙本出すみたいな風潮があって、編集がないせいなのかもなぁと思ったり。
最近の先生がどんな作品を描いていらっしゃるか、また読まないと!
ここまでしゅみじゃない評価比率が高いと逆に読んでみたくなる。たしかになんとも言い難い作品でした。登場人物に共感して楽しむ方や、受けの一途さが好きな方、攻めの執着が好きな方、のきなみヒットしない気がする。
需要がある層はどこかな…父親の愛人と親子3Pって要素は嫌いではないけど、それ以外のツッコミどころが多い。
碧本さり先生の作品も絵柄も決して嫌いじゃないのですが(特に「彼の焦燥〜」シリーズはとても好きです)、このお話には絵が合ってないと言わざるを得ない。シリアスシーンでの体勢が不自然で、滑稽に見えてしまって。
誰も彼も不誠実極まりなくて、真っ当な人が全然出てきません。みんなもっとナベさん(マネージャー)に優しくして!彼はきちんとした人な気がする。涼をハンドリングできてないけど。
この展開なら必然、涼の母親に言及しないとモヤモヤが残る気がしますが、そこは説明なし。深くしたいのか浅くていいのかイマイチ謎です。
持ち歩き楓さんが面白い。ポータブル〜
電子おまけは濃いエッチシーン4ページ
中立〜萌
相性が悪いか、読んだ時期が悪かった。
自分の好みとはちょっと違いました。
◾︎レン(出張ホスト)×高橋直樹(会社員,30代なかば)
ランキングにも入ってたし、お仲間さんからお勧めもいただいたのですが、なんとなく表紙が怖くてずっと読んでませんでした。レンの顔は見えてるのに、高橋の顔は見えてないのが怖い。
早々に感想は、ihr Hertzってこんなに修正薄かったっけ?!になりました。先端に修正なし、断面図と、男性向けエロ的な装い。エグめの性器描写は好きな方のさずですが、不思議なほどグッとこなかった。
ストーリーも…うーん同じ会社に入社してくる偶然がイマイチすっきりせず、あまりにも性格違っちゃってるのもしっくりこず、なんとも。"直樹が好きだったレン"は変わってないかもしれませんが。
◾︎世界に君しかいない
テーマに沿った作品だったのでしょうか?受け攻めの作画に差がありすぎて全然集中できなかった!残念。
中立〜萌