連載を追いかけてここに到達するカタルシスを得られていないのも良くないんだろうなぁと思いつつ、軒並みの神評価の中で萌評価をつけることに申し訳なさすらある。
もともとウノハナ先生の作品とは相性が良い方ではないので、そんな人のレビューだなと思ってください。
過去と現在行き来する構成や情報の出し方はとても好きで、起承転結の美しさなど含め3巻まで萌2評価にしてます。
突発性難聴や突然のイギリス行き、日本から出てったり帰ってきたりって情報があった割には、現在パートはぬるっと解決しちゃったなという印象。イギリスで何してたかが気になってしまう。難聴は根本的に解決(良くはならないが悪くもならない落とし所とかね)の道筋は見えてるのか?宗純の人物像があまり自分に落ちてなくて、彼に魅力を感じられないまま4巻までいっちゃったのも良くなかったかな。折に触れて読み返してみます。
吉田先生と相性悪いと思い込んでましたが、存外良かったので嬉しい。
タイトルの雰囲気よりもっと薄暗かった。後ろ暗さというか。
7割ぐらいまでならここまで良いと思わなかったと思う。楓くんが別れる未来を想像しているところがもう一押し好きだった。元カレと別れるシーン含め。恋人との別れ(死別ではなく)がある作品が好きなんです。
そして佐伯さんが「生活の変化は得意じゃない」と言いつつ、かなり積極的に生活を、人生を自分から変えていっていて、その矛盾がむしろとても愛しい。
何周か読んで理解を深めて考察したい作品だなって気持ちもあれ、読後感としてはそういうものは必要ないかな。吉田先生の作品て全体通して気怠さがあって、読んでて脳が活性化されず、ぼんやりしてくる。
萌〜萌2