ドクズすら浄化させる天使が悪魔になるときー
表紙の美しくて綺麗でキラキラした感じからは真逆の展開に、途中までは、この男、
『KING of ドクズ!!!!!!』
って叫んでしまった!!
人の痛みや感情の共感なんて皆無で顔の良さが取り柄で、一族も財をなす為にの結婚が当たり前、だから妻はだだの一族の財を受け継ぐ為のオプションぐらいの考えな、颯は一族の地方の事業整理の首切り執行人として出向させられる。
颯はそこまで、田舎では見かけないひとりの美しい青年奏に目を奪われるが、
まー、やり方がドクズ過ぎる!!!!
どうにか、奏を手に入れたいが、心が無いやり方で奏を堕とそうとするのだが、
奏には今まで見えていなかった、人の裏の顔や悪意が、颯に心を抉られた事により見え始める、、、、。
奏のある事がきっかけで颯が変わり始めるが、
因果応報が今来るのか!!!!!!
な展開。
読み手を選ぶ作品ではあるが、腹の奥底が抉られて、毟り取られて、痛々しくボロボロの先に、見えるものがあるのかもしれない。
Cモアさん、修正、ライトセーバー。
私はこのタイプの物語も終わり方も嫌いじゃないです。でも、光属性のラブラブハッピーしか受け付けられない方は回れ右なお話です。
凄ーーーーーーーく、痛かったり、メリバまではいかないけど、もう二度と逢うことの出来ないふたり。
住む世界も生きる世界もあまりにも違い過ぎるふたりがたまたま、出逢い交わってしまった。
期間限定の幸せな楽園での生活ーーーーー。
雪降る夜に怪我をした綺麗な龍の刺青をした男を助けた美大生の榛名。まるで野良猫の様な警戒心の四季を介抱する。
ふたりだけの幸せな箱庭がずっと続くと思っていたが、、、、。
四季のバックグランドがあまり出てこないのが逆に物語の余白になっているのかと、
でも、背負った『龍』の話は見てみたい。
何故背負ったのか?
龍三と四季の関係など。
気にはなるけど、心臓を締め付けられる余韻にはこれくらいの余白が物語には必要なのかもしれない。
Cモアさん、修正はライトセーバー。