なみおちゃんさんのマイページ

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女性なみおちゃんさん

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鬼上司ではないが、

獄寺さんが泣き過ぎて、鬼上司ではないな。という感想。そこが一番ネックでした。

『あれ、獄寺さんってこんなに泣き虫だったっけ?1巻では僅かばかりでも鬼上司感を感じていたような気もするんだが』

などと思ったりもしたのですが、初見の獄寺さんが曖昧で──それもそのはず、1巻は2020年冬の発売。

職場では鬼上司だけど、職場を離れた歳上の彼は可愛い。

みたいなものを描きたかったのかなと察しはするんですが、シチュエーションや登場キャラをてんこ盛りにした都合で、端折られちゃったんだろうな…と感じました。
シュチュや新キャラの投入自体は良かったと思いますが、それでも鬼上司という所はタイトルにも入っているので丁寧に描いて欲しかったような気もしたり。

鬼上司という最後の砦のような、尊厳のような❝属性❞も守りつつ、トロトロになってくれていたら……ギャップ萌えが生じて尚良かったかな、と思います。
(鬼上司属性とは???)

鬼上司が雰囲気になっていた所から、想像より甘トロな獄寺さんにびっくりしてしまいましたが、お話自体は楽しく読ませて頂きました。
予想とは少し違うテイストの2巻だったのですが、キャラも増えて賑やかになったので、今後の展開も期待しています。

追記
百田小山田亜武も良いですが、個人的には関西勢のグッズ化をしてくれたらより嬉しかったかもしれない……

スパダリではないがカプに萌える

ノンケ営業マン×田舎ッ子大学生のお話です。

他の皆さんが言うように攻めが《私たち(フジョシ)の求める“スパダリ”ではない》ので【トーキョースーパーダーリン】というタイトルとの齟齬をどう噛み砕けるかで好みが分かれそうな作品だと思いました。

世間一般腐女子の考えるスパダリは、たとえ週一の風俗通いを嗜んでいたとしても対人トラブルを引き起こすヘマなどはしないし、世間一般腐女子の考えるスパダリは、受けと出会ってからは受けしか見えない“一夫一穴主義”を貫くものだという認識があるかと思います。
かくいう私も、受けという存在がありながら女の子に優しくしたり、お持ち帰り(※諸説有)して尻に手を回しちゃったりするような攻めに『スパダリというより尻フェチチャラエリートイケメンではなかろうか…』という感想を抱いたりしました。

東京からやってきたスパダリな彼

※受けから見た攻めの評価

という解釈の出来る内容になっていたら言うことなしだったかな。
大学仲間のモブ同期などに『スパダリ…?(こいつ盲目かよ)』などのツッコミの一コマを入れて貰えたら受けのピュアさも際立ったし大学生設定も映えて良かったかもしれないです。

個人的には『スパダリとは』より『田舎とは』を考える本でした。
宴会席での入婿発言に対してのご年配方ナチュラル受け入れ態勢───これは間違いなくBLの生んだファンタジー田舎。
一夜で噂が広がり後ろ指を指されるまでは等身大田舎、そこからカムアウト入婿宣言した後は鬼寛容ファンタジー田舎を持ち出すんだもの……

田舎の棲み分け(???)はして欲しかった。
ま、ファンタジーだからいいですけどね!

ファンタジーと割り切ってフラットに読めば、展開は楽しいしカップリングには萌える作品だと思います!
シリーズ化しても永遠に読める内容。

+++

表紙カバーの装丁+緑帯について

個人的には本の内容よりもデザインの方が気になりました。
表紙カバー絵が彩度の高くない水彩チックなのは、田舎の長閑さが出ていてとてもいいと思いますし、そこにスタイリッシュな原色フォントでタイトルを入れたのは、田舎と東京の対比を魅せたかったのかなと思いました。
しかしながら、表紙カバー絵の彩度が優しい故に、原色タイトルフォント+塗りつぶし帯に負けてしまっている所は残念に思いました。
特に、帯に水田の水色を潰された事で、表紙から受ける印象がだいぶもっさりした印象になっている点に関しては、カラー絵が悪い訳では無いのに勿体ない気がしました。


短編が最高でした

お酒をきっかけに始まるえっちな甘きゅんラブ、いいと思います。

『アンハッピーアワーナイト』
寡黙な年下イケメン体育教師×ツンデレ年上現国教師の教師同士のBLがメイン。
凄く読みやすい。それはもう大変呑みやすく大変美味しいお酒でした(???)
童顔低身長年上と寡黙長身年下の体格差萌えもおいしかった……
欲を言えば挿入シーンでは体格差(クソデカ攻めちん)を生かしたハードせっせシーンであるとなお良かった……な、


『終末のハニー&オニオン』
インテリ893(弟)×池顔援交大学生←自称ひきこもりモブオタメガネタラコ唇のマモルさん(兄)
のなんちゃって素人ゲイビーLです。
アンハッピーアワーナイト本編と描き下ろしの間に挟まれた短編なのですが、この短編がめちゃくちゃ良かった。
無理矢理えっちで気持ちよくなっちゃう陽キャDK君のトロ顔&ブッ飛び顔が最高でした!

■あ■ら■す■じ■
毎週末自称ひきこもりの守さんと軽いスキンシップ有りの健全な遊び()をする事で決して少なくない額のお小遣いを貰っていたイケメン陽キャ風DKのちーたん。
ある日、守さんとの逢い引き場所のホテルに自称ひきこもり守さんの弟であるインテリ893さんが乗り込んできた!?
えっ!組の資金を俺との援交に使い込んだ守さんが殺されちゃう???
やめて!このまま死なれたら目覚め悪すぎ!!

『俺に初めてくれたら50万──100万返済にしてあげるよ。』
何言って…勃!こいつ!!自分が性欲処理したいだけだろッ!!ぞわわ〜!!!!!

次回、『生でプラス30万!!!』デュ⚫ルスタンバイ!

……そういう話です。
130万はえっちで返します。ネタバレです。
残りの金額は370万。
ちーたんはどう返済したでしょうか?

続きは買って読んでくれよな!!!!!
(性癖過ぎて勢いだけでレビュー書きました)
(これは一冊の本の厚さ分を読みたい短編)

もっともっと、幸せな結末──

『ずっとダメ男に色々強要されてきたから……』などと、年下の恋人にズバリと言われてしまうのってどうなんだろう、などと思いましたが、ザ・不憫受けという感じがして個人的には好きです。
『ビッチと思われたらどうしよう……』などと、うだうだ悩んだりしている年上の恋人もいいですね。健気可愛くて好きです。

個人的な見解ですが、YES・NOまくらは❝恋愛作品における文化❞だと思っています。これから先も末永く存続していって欲しいです。

せつな愛しい×年の差×ロマンス


言葉を飲みこむ遠い親戚の大学生×幸せを諦めた幸薄バーテンダー のお話。

『ろくでもない男ばかりに引っかかるバーテンダーのすみれは、幸せを諦めている。
親とも疎遠で、寂しさにも慣れているはずだった。』
……この説明文だけで手に取る価値を見いだせてしまうくらい、エモい。安定の麻生ミツ晃ワールド。

引き込まれるような文章や展開をつくるのが上手い先生だと思います。
人の心に届くセリフを紡いでいくのが本当に上手い。絵も構成も上手い。もう上手いが過ぎてどうしようもないですね。推すしかないと思います。

この本は『夜の落下』と二冊同時発売だったのですが、表紙カバー絵のカラー対比も個人的には好きでした。
対比でアイボリー調の明るい色調を纏っている本作ですが、先生曰く『 ❝歪んだポジティブ❞ が裏テーマだった』との事。

……もう本当に推すしかないです。性癖が過ぎます。

結果オーライで

新しいインターン先も決まったんだ、じゃあ本当に結果オーライだね\(^o^)/
……という気持ちで読みました。捨てないでってはみはみしている氷室きゅん イッツ ソー キュート。九鬼さんの眉根が寄るのも九鬼さんの頬が染まるのもよくよく分かる。
『この二人のおかげでもっとプレイを描けるようになりたいと思うようになりました』というミツ晃先生のコメントを見ても、大変素敵なキャラクターみを感じます。
この手にお迎えできて、こちらこそ感謝感激です…!

みのりの森 コミック

まりぱか 

亡き親友を巡る二人の恋

(※タイトルは帯タイの煽り文です)
発売後即重版!!……と、帯タイにデカデカと載せている通り、都内アニ⚫イトさんではしばらく店頭在庫がなかったりしたコミックスです。
表紙イラストのクオリティが本の最初から最後まで続きます。作画の質だけでも大変高いのですが、内容の質も高いです。
ほのぼのとしたBLが好きな人は苦手かもしれませんが、シリアル寄りのBLが好きな人は満足する展開と内容だと思います。
個人的には全てに救いがあるご都合主義的な展開よりもこういうお話の方が好きです。(闇の腐女子)
フィクションだから気持ちのいいハピエンがいいという方も当然いるかと思うのですが、こういう❝タラレバ❞が残る物語は現実との延長線を感じられてとても素敵だと思います。

ノット三角関係です。トライアングルBLが苦手な人も読めます。
(帯や裏表紙のあらすじに死ネタの表記があるので死ネタが苦手な人は自衛しているかと思いますが)死ネタが苦手な人は、終盤が最も苦しい展開かと思います。

この先微ネタバレ要素(?)










死んだ親友・慎太郎について
とても魅力的なキャラで、作中では生前・実と出会った経緯などが描かれています。
とても魅力的なキャラだったからこそ、個人的にはもう少しバックボーンが欲しかったですけど(骨だけにとかいう話じゃないですよ!)、物語の中とは言え、人の死を書き切るとなると1冊じゃ纏まらなさそうな文量になるだろうと考えるとあれくらいがちょうどおさまりがよかったのかな、などと思いました。
実を導く優しいお兄さん的な立ち位置で描かかれており、昌典×実のメインカプの邪魔にもなっていない点は流石だと思います。