帯に書いてある「あったか♡子育てBL」は本当でした。
晴臣くん見てるだけでこころポワポワです。
初っ端の「パパーこれ買って!」から行動がもう全てにおいて癒しでした。子どもらしいわんぱくな子どもです。
この子と大人たちの3人でのやりとりがそれはもう尊かったので、これは身体の関係が無くてもよかったのでは?と思わなくもない感想を持ちました。
直接のエロ描写はなかったですが、そういう雰囲気は作中出てきたので、そのまま"この家族で居られるだけで幸せ"エンドでもよかったなーと私は思いました。
というのもそれだけ3人でいる場面が尊すぎたんです。
まぁ攻めのナルシスト気味な性格が私には合わなくてうまく萌えられず、受けのほだされについていきにくかったっていうのも若干あるんですけど(笑)
でもそれがなくとも、はるおみハウスが出てくる所のけんかエピソード!あれを見たら、同じように思う方がきっと少なからずいらっしゃる…はず…
家族愛…ほんと尊いんですもん……
あったかい平和な内容だったので、平和で尊い温もりがほしくなったらまた読もうと思います。
あと最後にひとつこれだけはどうしても言わせてください。
1話、あの高さでよく助かったね…?!
期待しすぎてた分、ちょっといまいちだったかな。
というのも、前半での受けの気持ちの揺らぎやすさにどうしてもイライラが募ってしまいまして。受けのめんどくささにさらに磨きがかかってたような気がします(笑)
もうちょっとだけ攻めのこと信じてあげようよ?
もう攻めに話して2人で解決しなよ?家族でしょ?
って思ってしまう場面が私には長すぎて、話が前半だけで終わってたら中立評価にしようと思ってました。
けれど、攻めの実家に行く話から神がかったように面白くなり、一気にこの巻の好感度が上がりました。
特にこの攻めの実家の話は素敵な話で、子育ての深い話でした。この巻のMVPは間違いなく攻めの母でしょう。
ここからは最後まで、今までの話は何だったんだろう?ってくらい話が面白くて楽しめました。
ただ、今回の当て馬である怜於の、受けへの感情が結局よくわかんないまま終わったのが残念でした。
バイな上に「俺とならもっと楽になれるよ」とか言って散々受けに気があるように見せておいて、特に受けに関して攻めと決着つけないまま、いきなり攻めと受けの応援をし出したのが腑に落ちませんでした。
いくらルカくんの事件を助けてもらった恩を2人に感じたとしても、受けを気に入ってる事実は変わらないわけで、その気持ちが有耶無耶なまま終わったのがモヤモヤ極まりない。この2人の絆には敵わないと思ったのかな。うーん。
とはいえ、相変わらずつむくんファミリー3人は仲が良くて、見ていてとても癒されます。ここは1巻目と変わらずで良かったです。
全体的にプラマイあったので、気持ちは萌2〜萌です。