タイトルが上手い。
読んだあとだとすごくしっくり来ます。
さて。
星の数ほどアカウントが存在するSNS"しゃべったー"の中で、たまたま会社の先輩のアカウントに遭遇するの、ちょっと漫画すぎないか?と思って読み進めてたら、なるほど!と後々納得がいく内容だったので、もしそこで読むのやめようと思った人がいたらもったいないと思いました。
全体的には、じわりじわりと距離を縮めていく系だったので、後半からがキュンキュンでした。いやむしろ、せつなさ多混じりのギューンが多めだった印象です。
入り込みやすい導入だったので、今日は重すぎるのはちょっとなーって時に頭空っぽにして読み始められて、それでいて内容が思ってたより面白かったので、またそんな日に読み返そうと思います。
かゆい話が読みたい人にはぜひおすすめです。
攻めがちょっとばかし強引で融通利かない性格なのが玉に瑕でした。
有無を言わさず「今日から恋人で」展開なのには若干戸惑いました。
とはいえ攻めもそれだけ必死なんだろうなと読み進めていくと、ちゃんと最後までにはスッキリできる感じになってたので良しです(笑)
その唯一性格を抜きにすると、この一冊には私の好きなシチュばかりが詰まってて最高でした…
受けが無意識にお前の好きな物くらい知ってるぜアピールしたり、相手の親と仲がいいからこその後ろめたさだったり、学校ならではのいざこざだったりと、親友で幼馴染だからこそのかゆーいキュンキュンばかりでした。
ずっとハッピーな調子で読めるので、気分良く読めました。
読み終わって最初の感想は、
「思ってたよりブロマンス寄りだったな」でした。
想像してたよりイチャイチャエチエチなシーンは少なめだったので、糖度の高さはそこまで期待せずに読んだ方がいいかもです。
幼馴染設定ならではの、クソデカ感情を秘めた攻めがよかったです。
ただまあそのクソデカ故に臆病さが働きすぎてすれ違っていく…というありがちな流れで、ある程度展開が予測できたのが少し残念ですが。
それでも、正直な自分の心に向き合って真摯に攻めのことを考えていく受けの健気さと、過程のゆっくりさは好印象でした。
ちゃんとイチャイチャハッピーエンドで終わるし、間違いなくBL枠なんですが、もっとブロマンス寄りの、その延長線上の恋人感を感じました。
相性最高すぎるあの2人の続編。
先に言います。
この巻では完結していません。
不穏な気配のまま続きが気になるいいところで終わります。
相変わらず奥村のちょろさは顕在。
お仕置きされる天性の才能とクズさ加減も絶好調でした。
唐沢の理性が飛んだ時の豹変っぷりもたっぷり見られます。
そんな2人も成長したがる2巻目。
まぁそもそも1巻目からエッチ回数の多い作品なので、もしかしたら途中から飽きが来るかな?と危惧していましたがそれは杞憂でした。
もちろんシチュや道具が違うからとかもあるんですが。
エッチ後の会話バリエーションが豊富だからかなと私は思いました。毎回2人のやりとり、特に奥村の発言がいちいち萌えられるし面白いです。(笑)
不穏な場面で終わってしまったので、続きの3巻の展開が気になります。