うーむ…
個人的にはアージェントのご尊顔のみで読み続けた7巻でした。なかなか疫病後の建設計画も進まないし、セージはとにかく優柔不断。精神と王としての未熟さももっと自覚しないと、現場に赴く良い王になるかもだけどまだ幼いし危険だし国民(と読者)不安になるよ…
長年の連載で殆ど造形が変わらない美しい絵は素晴らしいのですが、今回少し線が硬くて背景のゴージャス感が薄く感じました。
あの無愛想で意地悪キャラだったはずの青の王がこんなに攻めて少し愛を語るようになったのに、またセージは変な方向に走ってるし、不憫過ぎる。もう少し甘いシーンが欲しかった…表紙が素敵。
1冊を通してのカタルシスは薄めでした。
今回ははまれず…
「ライオン〜」に出てくる動物たちと接する人間の様子が物凄く可愛くて、博士さんのポメガ某なんてどれだけ可愛いんだろうと発売前は期待MAXでした。でもデフォルメ強いポメだったのが個人的には残念。
今回お話もキャラも唐突さが目立ち、髪の毛や瞳、顔つきにしても一貫性がないというか、絵も所々雑に感じ、浮ついて落ち着かなかったです。コメディだしそういうタッチといえばそれまでですが。
松田くん硬派なんだけど何考えてるのか分かりづらくて魅力が分かりづらい…
身体やエロの描き方は流石で、他の作家さんでは見た事のない構図や可愛さやコマ割りはやっぱり凄い。柔らかさやお尻の描き方が良い。
ライオンでも生贄でも漫画家でも、博士さんの漫画の独特の間や不思議ちゃんな受けの雰囲気も凄く好きでしたが、今回ははまりませんでした。それはかなり少数派みたいですが。
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