楢島先生の小説家シリーズ2作は好きでした。
このシリーズは数冊積んでいましてやっと読み始めます。
1巻のみの感想です。
まず、冒頭の無理矢理エロに引きました。
スピンオフでもそれがあり、レイプシーンやエロありきの作品が流行った時期でもあるんですかね。
本当は好きだったと後から理由づけするパターンも正直見飽きていますしそれで許されると思うなよ、となります。フィクションなのでそこを楽しめる人にはいいんじゃないでしょうか。
お仕事BLでもあるのでそこはいいのですが)リアリティはおいておいて)エロからの恋愛への流れのためのとってつけた感があまりに軽い。
佐橋が執着攻めでキザ(くさくて恥ずかしい)×棗がチョロ流され受け←あるあるカップリングで
ライトでわかりやすさ重視なんですかね。
続編も購入しているので読みます。
ますます大河的にゆっくり進みますね。
王だからとは言え、忠実な侍従だから余計に手を出されたグリニッジを気の毒に思います。
グリニッジにしてみればこういうことが起こっても当然かもしれないけど。
でもセージがその成り行きを覚えていない?てそれだけ錯乱していたということでしょうか。
そしてアジュールに「他の誰にも触らないで」「なんでもあなたの望むことはしますから」「ふれるのは俺だけにして」「俺の前で他の人に笑いかけたりしないで」と言うセージに呆れてしまいました。
夢の中だから本音を言っていいと思ったんでしょうか。でもきっと夢ではないですよね。
仮にも王に対して他の人に触れないでなんて、しかも自分とは最後までできないので、禁欲しろと言っている。笑うなとも。
好きだからこそでアジュールはこう言われてうれしい、だから尊い…ということなんでしょうけれどもあまりに身勝手に感じてしまいました。ずっとですけど。これも幼く世間知らずな設定ゆえですかね。キャラがブレない。
予知夢を見るヒソクとタイムリープするセージ。
お互いを守りたい2人にどれだけの人が巻き込まれるかの物語に見えてきました。
5人の王というタイトルにしては他の王のキャラが薄く登場シーンが少ないのはしょうがないのかな。
5人の王がいる世界のお話ということでしょうか。
周りが魅力的なキャラが多いので、その人たちのお話がもっと見られたら何倍もおもしろいだろうなと個人的な好みでもったいなく感じてしまいます。
疫病ターンも長いですね。
タイトルから5人の王のお話だと思ったんですか、4巻までは主人公セージが成長し、セージのために周囲が盛り上がる展開。
今後、5人の王の物語になっていくのでしょうか。
セージは幼く世間知らずで常識知らずとの設定ですが、妹のことを大切に思っていたのですから、人の気持ちをわかるはずですよね。なのに自分の身勝手な行動で他者に迷惑をかけたり傷つけたりしても少し反省するくらいで結構平気そうなのが相変わらず気になります。
世間知らずで無鉄砲で地頭はよくて王としての素質がある、肝もすわっている…というのは定番ですね。
アジュールが最初からセージにベタ惚れだったのは過去に会っていたからなんですね。これもよくある。
セージはタイムリープする能力もあった。
王同士は愛し合うと片方が死ぬ言い伝えがあるけど(これは迷信で2人は結ばれるんですよね)キスはできて力を分け合うこともできると。なんでもありなのかな。
そしてセージからグリニッジに手を出す。気持ちはわかるけど次はグリニッジが犠牲者ですか…と気の毒になります。
すみません生意気なことばかり言いまして。せっかくおもしろい世界観と人物たちなのでもったいない思いが募ってしまい。個人的な好みの問題です。
2巻まででセージが妹のためなら他人が傷つくことを気にかけないことが疑問で好感が持てなかったのですが、本人にその自覚があったんですね。
妹のためとは言え自分の身勝手な行動により人が死んだり傷ついたり人生を変えられることにようやく少し申し訳なさそうにする。でもそれだけ。というかそれが成長と王としての自覚につながっていく過程で。ブーメラン的なことは起こらない。さすがザ・主人公。
あれだけ守ろうとしていた妹が死んでセージはどうなるのかと思ったらあっさり切り替えていたこともモヤっとします。
王として意欲的なのはいいけれどまた思い込み激しく勝手な行動をして周囲に迷惑をかける。
幼いから?主人公的無鉄砲だから?それが結果的によくなることだから?
周囲のキャラがセージのために動くだけの記号的役割に見えてしまい。各人物の背景や信念や都合があるはずなのに主人公に都合が良すぎる展開ばかり。
相手役であるはずのアジャールでさえ主人公を思っての行動なのに嫌われたりザ・ヒーロー的な登場の仕方をしたり(ラスト)
セージが成長するためのお話でしかないのだなともったいなく思ってしまいます。
せっかくの世界観と人物たちなので、サーガや群像劇的にもっとおもしろくなるはずと思いましたので。生意気なことをすみません。
セージはヒソクが大切で妹のためなら何でもするのはわかります。
が、そのせいで他の人がどうなっても気にもかけないのが1巻からずっと気になっていまして。
まだ若いから?世間知らずだから?自分のことはどうでもいいくらい妹のことが大事だから?
でもそれほど妹のことが大切なら他人や他人を大切に思う人の気持ちもわかるはずでは?と思うのですが、そこを気にかける様子が一切ないのがセージに好感を持てない理由です。
少年漫画のヒーロー的な性格と能力を持ちながら、悲劇のヒロインのように自分と妹を憐れみ周囲を巻き込む。そしてその自覚がない。
世界観的にはおもしろいのですが、あまりに主人公に都合がよすぎる展開だなという印象ばかりです。
初読み作家さまです。
冒頭からしばらく時々細かい部分でどういうこと?となることがあり私の理解力不足を感じつつ読みました。
両思いで順調な同棲生活のはずなのに不安に思っているのもどういうこと?としばらくわからず。
一目惚れを運命の番だと思いたかった、そういう確たるものがない同性同士のカップルに不安があったということですよね。
つまりは倦怠期?みたいな。
運命の番に憧れて、そうではない自分たちは確実なものがないし子どももつくれない、欲張りかなと言っていたけど、ないものねだり、うがった言い方をすればゲイカップルの否定(BLではよくあることですが)と感じてしまいました。
Ωの同僚の苦しみを描いていたのはよかったです。
その彼を見て響がもっと自分たちを振り返る何かがあってもいいかなとは思いました。