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しゅみじゃない作品

エキスパートレビューアー2023

女性碧雲さん

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泥の下の闇の出来事

評判が高いので読んでみたけれど「しゅみじゃない」作品だった。
二度読まないように、記録としてメモ。

空想妄想の創作話。
違法カジノの従業員二人と支配人、3人の極悪なw受け。
こうなってはいけない、という反面教師的な物語と解釈したら、許容できるけど。
心理描写も、起きる出来事も、残酷で気持ち悪くて酷い物語。

楽して生きる資金を作るために、賭博詐欺を計画する面々。
逃げ遅れて捕縛され、制裁を受ける二人。
逃げ遅れ二人の共通項は、「情に流され易い」点と悪人になり切れない点。

暴力が正義の闇社会は、運も力も無ければ餌食になって消えるしかない。
逃げ遅れた二人が足掻いても、ちっとも希望を持てない1巻を読んで思い出したのは、尾崎豊さん。
それと、身近にいる、海外のカジノ絡みで消えた人。
あの人たちはどうしてあんな死に方をしなきゃいけなかったのか、という不条理に対してのやるせなさをこの1巻を読んで思い出してしまった。
似た件を実際に知って居るので、蓋を閉じます。この作品は避けたい。

読み順考えたらいいのかな?

残念だけど、読み順を誤ってしまった。
コミックが「正版」で、小説が「Another」とあるので、コミック→小説 で読んだので、小説本のバッドエンドと、人でなしの幹君の家族に不愉快が残るばかりで、読後は脳を汚されてしまった感が強くて嫌。

このシリーズは、小説→コミック の順番で読めば、汚染から脳を守れるかも。
コミックから読んで、何かを期待して小説を読んだ自分が悲しくなります。

作者は、幹君をどうしたかったんだ?? 

不憫受けに設定したにしても、読んで心に残したいと思う所が無い小説、あり得ない虐待物語だと思う。酷い話だった。
「不憫受け」設定は、最後にハッピーエンドのドン伝返しがあるから、読んで楽しいの。
幹君への残念無念が残るばかりの残酷な展開だった。
誰かをどん底まで落として傷つけて泣かせたい気分の人が読むなら、鬱憤晴らしで楽しめるのかもしれない。

・・・

私の考えすぎかもしれませんが、気になる要素を持つ怖い作品でした。なのでこのシリーズはこの本限り、「趣味じゃない」にして、もう関わりたくない。
左開きの製本で、絵も劇画調。コマ割りも左から読む洋版仕様の漫画・・翻訳作品なのだそう。
BLというより、テーマがエクソシストの「サイコホラー」。BL要素は、ギルが一方的にランスに接する場面以外、流血シーンばっかり。

冒頭から血ドロドロの猟奇殺人事件の現場シーンに直ぐ入ります。ロンドンが舞台
「エクソシスト」のランスに久しぶりに依頼が入る。悪魔に魂を魅了された人間【堕落者】の連続殺人事件。
ランスは身辺の補佐をする警察官・ギルバートとバディになる。

コロナ禍で色々起きている最中に、この漫画に込めた作者の意図と、売り上げが伸びている意味を考えてしまう。
英国を舞台にした「SANCTIFY」=浄化する物語。
悪魔崇拝者の闇を祓う物語を描く意味は、ナンダロウ?
中国系作家が、英国を舞台にして、全てアンチ・キリスト 悪魔信仰に結び付けて謎解きしていく展開。架空の話だと前置きして、ぼかして曖昧に描いてはいるけど、一つ目のアレではない別のお金儲けが大好きな特殊な人達に向けて意味を込めている・・まるで挑戦状のような展開。不吉なメッセージを含む作品でなければいいな、と思いました。
もし善い意味で書いているなら、著者たちが意図する事の成就を祈りたいです。
事故に気を付けて完結してほしい。

怖かった。
続きはもう読みません。お手上げ。トイレに行けなくなりそう。

---
★Godssation:合成語 「神化する」・・大胆な名ですね。
Gods=神々
sation=-ization(~化する)の別表記

★sanctify:動詞.
宗教的な儀式によって神聖にする. 罪や過ちからきれいになる、または解放される.の意味

薔薇の棘の時代?

バラ色の時代、というタイトルの意味が、私は理解できなかった。
謎です。
不幸な運命に翻弄されながら、幸せと言っている主人公が理解できない。

やくざの組長の息子に気に入られて医者を目指していた主人公は、
図書館で「俺の犠牲になってくれ」と強姦されて、
気づいたらやくざ専門の裏医者になっていた。
オマケに他所の組長へのお土産にされて、
入れ墨を入れられて、
自宅に引っ越してこいと言われて
強姦した同級生の組長は、女性と結婚して子を二人作って
子供が成人するまでまってくれ。と言われて、待つ。
・・・こんな無茶苦茶に従い続けるって、完全に依存関係が成立している。
自分が無いにもほどがあるけれど、巻末で本人が「幸せだ」と言っているので、まあ、いいっか、と思ってしまった。
---

一つだけ感心したのは、バラの手入れをする場面で、嫉妬する組長の嫁に、組員が、「男同士の愛」を「女から組長を取ろうと思ってない」と語る所。

今あるヤクザの組織の元は中国から持ってきたもので、戦後の治安が悪い時に、神戸の街の治安を警察に代わって取り仕切って治安を護る自警組織だったと聞いています。
港町で悪事を働く不法入国者の暴動を警察で守り切れない時期に、港湾労働者を仕切る中国から移民してきた人達で組織を作り、護っていた時代があったそうです。
参考 「ヤクザと共生する街、神戸」
   「ヤクザ組織と港湾労働 」
そして、日本のやくざの契りは、中国の「幇会(パンフェ)」の制度がルーツだと聞いています。
その結束の考え方が、この作品の中にさり気なく台詞に入っていたので、よく調べて書いているのだな、と感心しました。

蒼い瞳

二重螺旋の長男の場合は、隔世遺伝でしたが、
このシリーズの杉本君は、突然変異の碧眼。
瞳だけで髪の毛は黒いという設定らしいのです、アルビノとは違うようなので、突然変異ではなく、やっぱり隔世遺伝じゃないのかなー。
納得できないキャラ設定です。

そして、体育館でみんなが見ている前で、コンタクトが片方外れて、碧眼がカミングアウトしたことについての噂の校内伝播状況を延々と説明するだけで一冊の半分くらいを割りさいている・・この膨らませ方がプロの技というのかな。

他の巻を讀まず、いきなり切りが良さそうな6巻だけ一冊買って読んだのですが・・牛の反芻のような繰り返しが多い、身のない一冊を引いてしまったと、というのが読後感想です。。

残念。

「不憫BL」

≪「不憫BL」で人気を博した義兄弟のシリーズ≫と謳っていた作品なので、興味を持ちました

起きて最初にすることは・・・愛する義弟の寝顔の視姦
連れ子どうしの再婚、義兄弟の中一と中三。垂れ眼と釣り目。
兄は、容姿がよく、成績もよい。隠れゲイ。

兄に勝手に憧れる弟。兄と同じ高校へ進学する。
ある日、自室で男子にフェラしている兄を弟は見てしまう。
弟は、兄はゲイだと言いふらして、兄と相手を割く、そして兄を不登校に追い詰める。大学受験前に退学する兄。
四年後、兄は引きこもり。毎浅、弟の寝顔を覗きに行く。兄は、弟と致したい。弟が、好き。
弟は、長続きしない交際を女の子と続ける。
不登校の兄は、大検受けて弟と同じ大学に合格。弟と同居が条件で、賃貸に入る。

何処までやるんだ、作者。
読んでいくと、もういいようないほど、兄はキモチワルイ。
弟に苛められるのに、あんなに兄が弟に執着する理由が理解できない。こういうのを変態というのかもしれない。
不憫な変態BLでした!

・・・

★セカイ系BL
作品の展開は無常で好きじゃありませんが、
幼児虐待の悲惨さ、犯罪の巧妙さ、犯人の弱者を偽装する狡さを世に訴える点で捉えるなら防犯のフィクション作品として意義は高いと思います。

以前、私の風水の師匠;密教大阿闍梨に「自殺」について問うたことがあります。
師が述べるには「自死は人に与えられた自由の一つ。自死を決意したなら、知人として最後まで死を見届ける愛が必要。邪魔は不要。」と、受け入れ兼ねる返答を受けて悩んだことがあります。悩んで、邪魔をして止めました。

この主人公は、幼馴染との約束を果たす為に自死を選びます。幼馴染の残留思念=霊は、必死に幼馴染へ警告を表して、生きて欲しいと守ろうとします。
でも主人公は、死を選ぶ。死で満足を得る、交わした約束の成就だけを思うのですが、あの世で幼馴染と会える確証は無い。遺す人への想いも無い。
思い詰めて外部遮断を遂げた時に、人は自殺を実行できるんですよね。

こういう不条理を「小人」の私は好きじゃない。哀しすぎる。
しゅみじゃない、です。

・・・

読了記録。
幼児虐待のPTSDを扱う、単に恋愛を描いた作品と言えない、難しい課題を抱えた作品。
著者が理解した範囲で、対PTSDの対処法を述べているんだな、と(萩尾望都さんの「残酷な神が支配する」と比較しながら)読みました。

メンベラーズの策に嵌って、素人の手探りを、ケイト君が物語の中でスタンに対して一生懸命に行います。誰にも相談できない状態で、ケイト君に一生懸命考えさせて、ケイト君なりの思惑で動いた記録、といった印象です。
心に心的傷 PTSDを持つ二人の共依存のような関わり方は、三歩進んで二歩下がる、それでも一歩前進しているからいいのかなーと思ったり。「共依存恋愛」という視点で読むと構成に不足を感じます。
離れた方が良いのに、戻ってしまう。無理に引きはがすと心の傷からどくどくと血が流れるみたいな二人。

★こうなる切っ掛けを作った策士メンベラーズ。物語の中で、誰も専門家に相談をしていないけれどメンベラーズだけが相談していそう。

こういう生殺しは、「しゅみじゃない」
どれもこれも中途半端で終わっているのは、まだ続きを書く気持ちがあるからかも。完結していません。

乱暴な方法です

深い森=心の檻から引きずり出された主人公
ふかい森とは、主人公が引きこもる部屋。
心を守る城壁でもあるけど、外部遮断をする心を閉じ込める檻でもある。

陰湿ないじめを学校で受けていた主人公、
苛めに誰も気づいてくれない、助けてくれない。
家に帰っても両親は不和、
母親はある日突然恋人と出ていって、
浮気と仕事で忙しい父親は、金は出すけど子供に時間と手間を割くことが無い

誰も、主人公の気持ちを聞き取ろうとしない。
アルバイターは父親から聞いた話だけで、今までどうしたのか、と聞き取らず、土足で主人公の心に踏み込んでくる。

母親似の綺麗な女顔で華奢な主人公は、性的な虐待を同級生からずっと長い間、受けて居た。
誰にも相談できず、対人恐怖症となり、不登校となり、大学へ入って休学。人と関わることを諦めた。
でも在宅でできる仕事をきちんとコッソリしている。
それを知らない父親は、通いの引きこもり対策のアルバイトを雇用する
そのアルバイターから強姦されて、深い森でアルバイターの性奴隷と化していく
・・という流れで、主人公がこもる部屋=「深い森」から引きずりだそうとする父が雇用したアルバイターからレイプされてしまう主人公。

こんな方法でひきこもりが改善することは、あり得ない、自殺においこんで最悪な事態になるのじゃないの?

それでもこの物語では、主人公が、凌辱するアルバイターと友情を構築する展開に。
不仲だった父親の保釈後に会いに行った。帰宅後、友人となった晃二と抱擁。

実際にあり得ない異常な展開の結末は、著者が都合よく仕立てたファンタジーだから。
(表紙絵に惹かれて、よく内容を確認せず私は電子書籍を購入していたみたいです。)

( ゚Д゚)エエエ??!!

そういう内容だったの?、と吃驚。
高評価なので、シリーズ6冊セット買いして、1巻を読んで驚きました。
2巻目、ガンバッテ読んで‥ついに力が尽きました。もうダメ。
礼君のキャラ設定が哀しすぎる。

・・・( ;∀;) これは合わない、
1と2巻のテーマは、「愛さないことが 愛する事」
一貫して、礼君の思慮不足で騒動が発生、一見冷酷なエドやギルが後から対応して、礼君はそれにかなり後に気づく・・の繰り返し。
※スピンオフの方が、生きる力が強い主人公。(ガンバッテ読了)


1巻を読んでから、シリーズ買いしないといけませんね。
反省。