再読するかもしれないので 今の読後感の覚書。
イラストの魅力に本編が勝てなかった感否めない。表紙敗け。
過去作に著者作品で高評価だった人狼もの。
一応、姐さんがたの感想をチェックをして評価のバラツキが気になったけど
初読み作家宮本れんさんの著作を二冊、電子版を購入、
著者の定番は甘々らしい。
定番王道に飽きる読者もいるかもしれないけれど、
無理な展開や穴の有る構想より、書きなれた構想の作品のほうが無難じゃないかと思った。
著者の新境地開拓を勧めた編集側のフォローが弱かったのだと思う。
構想が不自然というか、攻受のやりとりが単調。
電子版でも、試読は必要だと思った。
著者にしても、しゅみじゃない私のような読者から低評価を出されるのは辛いと思う。
この著者の作品の試読は、AmazonUnllimiで読めばよかったと後悔。
冒頭部分じゃ判断できなかったのは、後半にダレとワンパターン展開があったから。
合わなかった。
2017年発刊。同人誌で連載していたらしい作品。
以下、何故不快を感じたのか、理由を整理するためのメモ。
広夢が好きすぎる恒星
恒星は、小学生の1年間だけ同級の広夢への思慕が執着になり、妄執から画策を実行する。
想う相手、広夢から愛を得られず、失敗すると自殺未遂。
狂気に満ちた頭脳優秀な恒星は、幼少期に母から虐待を受け、現実感喪失症候群・・(解離性人格障害?)を持っていて、自分を外から眺めている感覚を生じてしまう。
続編の「ガーベラの花束を君に」でこの先が描かれていて、紹介文を読むと、広夢の努力が全部泡になる。https://puboo.jp/book/124549
>2:本編から6年後、ニコニコ法律事務所の所長として忙しく働く広夢だったが恒星の身体に異変が現れ>
>1:本編から10年後、広夢はニコニコ法律事務所の所長となる。広夢が好きすぎる恒星と同居を始めてから10年がたち…
---著者は、恒星を病にさせる展開で、執着愛から広夢を解放する構図なのかな?
愛を知らずに育った不幸な恒星が、愛した広夢まで辛い人生に巻き込む共依存。
「叛」=敵対・謀叛。
高い評判の海外作品だから期待したけれど、歴史系BLで日本のBLと大差ない凌辱系の痛いBL。著者は訪日歴ある日本のBLファン。
M/Mではないので、マイノリティへの取り扱いに深みが無い。
★アキエロスの王子デイメンは、
父王を殺害した異母兄が、「デイメンは死んだ」と偽りヴェーレ国の性奴として移送する。隣国ヴェーレで敗戦国の王族とバレたら、死刑。奴隷になった訳は、3巻に仔細あり。
★ヴェーレの王子ローレントは、
冷酷で嗜虐性高い美貌の異常者。形だけの王。父の弟・執政の傀儡。
★執政(摂政)は、前王の弟
ローレントの伯父。政治の実権者。称号のみで名は不明。異常な男色家。
ローレントは、モノにならなければ、消してしまうつもり。
酒池肉林のヴェーレ国の宮廷で、人格破綻したローレントを、デイメンが護る対象にする心情変化を、ネチネチと綴る、魅力ない1巻目、この最初の1巻目で離れた読者は多そう。
挿絵があることと、完結後だから、我慢して読めた。
著者は、嗜虐嗜好性が高い粘着気質。申し訳ないけど翻訳文が日本語になっていない部分もある。
凌辱場面が数多く含まれ辟易。故意に拗らす展開で構成され、非力なデイメンに知性を感じられない。
セールで3巻+番外編を購入したけど、当分次を読む意欲が湧きません。
原題「Captive Prince」 https://captiveprince.fandom.com/wiki/Captive_Prince_(Novel)
「甘い罠で喘がせて」
「甘い罠で蕩かせて」
二作とも、変態・向坂が登場。
こんな作品もかけるんだなー、と、意外性に感心。
3Pから4Pに発展していく。
知哉は、真面目で根暗で目立たない少年で、虐めの対象。
虐められ、「電車で痴漢に遭ってこい」と課題を受けて困っていた知哉を
助けてくれたのは、黒木。
化学教師の黒木に淫蕩な快楽を覚えさせられた知哉。と、紹介文にあるけれど、
差し向けたのは向坂。
知哉の気持ちを知っているのに、声をかけて誘導する向坂。
知哉を助けたことがある黒木にも声をかけ、そして、知哉の友人の兄も巻き込んでいく。
一番の変態で知能犯は、向坂。
向坂の変態っぷりが気持ち悪い。向坂から逃げられない、快楽に弱い3人。
しゅみじゃありません。すみません。