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エキスパートレビューアー2023

女性碧雲さん

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紙版あとがき 孤独と寂しさの違い

何故か投稿蘭に書き込み可能なので、ここにメモ。

電子版を購入した後、挿絵を観たくて紙版購入。
ハードカバーの表紙の46サイズ。
二段組 290頁
紙版は絶版の中古本。
表紙の装丁画と中に一枚同じカラーの絵があるだけで、挿絵は紙版には無い。少し残念。
でも、電子版の鋭い目の烈より、こちらの俯いた烈のほうが、イメージと合っているように思います。
全てを果たした後、後追いを果たした、思いつめるタイプの烈。

列だけじゃなく、この作品に登場する全員が、埋められない穴を心に持っていて、
無意識に虚しさを他の事に没頭することで埋めようとしている。
電子版にはあとがきがない。
紙版のあとがきには、この作品に流れるテーマが書いてありました。
(存命中の著者なら、再発刊でも大体あとがきが付くだろうと思う。あとがきが無い理由を色々考えてしまう)

以下抜粋。
-----
寂しいことと孤独は異なる。
本当は違うのに、しかし人は時によってその区別がつかなくなる。
つかなくなって、結婚に縋ったり、宗教に頼ったりする。
本来は別の為にあるものに慰めを求めて、寂しさを癒そうとする。
寂しくない人間なんて、居やしないのに 人はその「幻想」を掴もうとする。
家族もその幻想の一つだ。
・・暴力を嫌うので、暴力について書いている。やくざを美化するつもりは毛頭ない
・・多分、寂しいから私は「寂しさ」を書くのだろう。
・・「やくざという生き方Ⅰ-Ⅱ」を参考文献とさせていただいた。
-----

電子版販売が遅い

3/18に紙版が発刊されて、ずっと電子版を待っているんだけど、未だ。

仕方ないのでラルーナ文庫の試読版を読んで待つことにした。
試読版だから、当然だけど、挿画無し。
1話から6話 / 18,705文字 まで読める。
展開が面白い。

https://fujossy.jp/books/24250

私は、桜部さんのホドホドのエロスと、誤字少な目、
読みやすい日本語文章がすき。
レビューは電子版購読後、修正入れる予定。

4/20追記 
やっと電子版が公開されたので、早速読了。
大まかな粗筋は、
アルファだと期待された美貌の王太子は、オメガだった。国から厄介者として放逐され、そして嫁いだ先で幸せを掴む、
といった王道ものだけど、いつものように心情描写が丁寧で、文体が優しいタッチ。
とても面白かったし、挿絵が綺麗。
残念なほど、結末があっさり。二世誕生までたどり着いていなかった。
BL御伽噺として愛蔵版にしたい、紙版も買うつもり。

王室護衛官シリーズ

架空の永世中立国「スペンサー王国」の王室護衛隊、通称「スカーレット」
王室護衛官シリーズは、今のところ3冊。

王室護衛官を拝命しました  2018/04/27
スカーレット・ナイン    2019/04/30
王室護衛官に欠かせない接待 2021/09/28

話題の2009年作の「スキャンダル」と比較したら、大人しい、
でもストーリー重視は、変わらない。

面白かった。

関連作のつながりが分かると面白い

分冊版で最初は読んでました。 
書き下ろしのオマケ付・・コミック版のほうが価格も内容もお得でした。

巻末のオマケ、美人過ぎてモテない愛斗君は良い友人。
ワコちゃんたちは、他作の慎吾たちの先輩だったんですね。
完結部分のバスケットのシーンで、わかった。
学校の名前で調べたら、もうちょっと関連作があるのかもしれない。

キューピッドに落雷 2017年10月13日
永田慎吾 高校1年生
藤々木蒼生 高校2年生

キューピッドに落雷 追撃 2019年11月29日
永田慎吾 高校1年生
藤々木蒼生 高校2年生

かんしゃく玉のラブソング  2022年2月25日
須藤猛生,高校3年生
上代和晃,高校3年生

和晃が自分に自信が無さ過ぎて、引け越しでいるのが焦れったい
だけどずっと病弱だった幼馴染の傍にいた猛生には、そこが萌を刺激されてしまう。
オレイケるかも・・と誘導までして待っている。

焦れ焦れ好きにお薦め。

伏線回収の後半 

長い作品の後半。
嫌われ者だったのは、薬物による洗脳で、首謀者も分かっても、
周囲の謀反や動乱は未だ続く。
美貌すぎる為に、やたらと狙われる主人公。
でも、「運命の愛」の力は強かった。
ハピエンの決着の後、可愛い子供も生まれる。

少し残念だったのは、「金髪美貌の天使」のイメージ。
誰もが目を惹く美貌の天使というと、
私は、ラファエロ Raffaello Sanzio が描いた天使を想像したんですけど https://bit.ly/3Npkcsd 挿絵は、ちょっと違う。痩せている。
それだけが、少し残念だった。

「永遠の昨日」のままのみっちゃん

月末だというのに、我慢できず電子版購入してしまった。 

三度も再刊された人気作。
姐さんがたのレビューを要約すると、「痛哀しい究極のワンコ攻め」。(実は、ワンコ攻めの意味を私は知らない)

①永遠の昨日        山田ユギ  クロスノベルス 2002年2月15日
⓶永遠の昨日(新装版)  紺野キタ  花丸ノベルズ  2010年11月18日
 花丸文庫お試し読みマガジン ワンコセレクション   2015/04/01~
③永遠の昨日       丹地陽子  角川文庫    2022年3月23日~ 

「@edayuuri 過去作を大改稿したものなのですが、まるっと書き下ろしたパートが二箇所ほどあります。」https://bit.ly/3uzqoFe
・・前作を読んでいないので、どこが加筆部分か分からない。 あとがきも無いし。 

・・加筆部分は、完結部の37才、医師になった満についてだと思う。 
悲しみは経年により角が取れて丸くなったけれど、37才になっても、未だ浩一の消え際の言葉が残っている。

「みっちゃん、俺と同じくらい、好きになれる人と出会って」 

こんな言葉を置いていかれたら ・・逆に忘れられなくなるじゃない?
浩一は雪の降る日に事故に遭って、暫く満の傍にいた。他のみんなにも浩一は見えていた。
死体の浩一が消えたあの日は、満にとっては「永遠の昨日」のまま。
浩一が自分の死体をどうしたのか分からないけど、ちゃんと事件にならず処理できたみたい。(さすがファンタジー)

もし「魂魄だけでもいいから傍に居て、と思う誰か」が居る人が読んだら、
満の今が、どうにもこうにも切なくてたまらなくなると思う。

★榎田ユウリ/榎田尤利先生にマシュマロを投げよう、が、開いてます。https://bit.ly/38dZDil

ホラー? SF?

体を乗っ取った宇宙人ではなく、妖?。ホラーBL・・だと思う。 
絵が上手い。

よしきと光は幼馴染。学校の登下校はいつも一緒。
光は、祖父のシイタケ山を継ぐつもり。よしきは、大学に進学。

ある日、光が一人で山に行き、一週間失踪。
その後の微妙な異変をよしきは察知。

秋の彼岸前の蝉時雨、アイスを食べながら よしきが問いかける。
「光じゃないナニカ」をよしきが見破ると、
「言わんといて お前を殺したない」とドロドロと崩れていく光が、凄くホラー。

光が一人で山で失踪した時、光は死んでいたらしい。
 すり替わった「謎の何か」は、光の記憶も読み込んでいる。
謎の何かがドロドロと溶けながら、泣いて「おまえを殺したない 頼む 言わんといて」と抱きついてくる。

「どうせ光は もうおらんのや。偽物でもそばに居て欲しい」と、よしきも泣く。
・・複雑。 よしきは、光の死を受け入れたくない。
大好きな幼馴染が死んで居なくなるより、妖の偽装でも傍に居て欲しいもんかな?

・・彼岸を迎えて、よしきが「光の死」を受け入れた時、結末を打つのじゃないかと推測。
「忌堂光」というネームが意味深。

・・光のナカによしきが手を突っ込む場面は、イトミミズの群れに手を突っ込んだ感触を想像してゾワゾワ。

夏の名残の蝉時雨、ムンムンする草の息を感じる田舎の風景。
太陽が低くなって、日差しが弱く寂しくなった秋の彼岸が来る前に、
死んで欲しくない人の幻を一緒に見ているような感じの作品。

セルーンの側近アルトゥの物語

好きなシリーズの続編。
面白くないわけがない。今作も面白かった。
粗筋は、他の姐さんが仔細を投稿済みなので割愛。

夢乃先生は、大草原を背景にしたファンタジーが上手い。
読むと、大草原に行ってみたくなる描写。
・・日本なら、阿蘇か、初夏の北海道かな?
以下、私選「草原シリーズ」。ちょっとだけ、セルーンが登場したりする。

▶「草原の王は花嫁を征服する」2020年2月18日
 ソリル:幼少時セルーンの部族に居た、他部族の大将、
 セルーン・サルヒ:18歳,草原の民の族長の息子

▶「恋人たちは草原を駆ける夢をみる」:2021年3月18日
 オーリ:ハワルの亡き兄の親友
 ハワル:18歳,草原の民

▶「永遠の二人は運命を番う」2021年10月19日
 ドラーン:25歳,ユル―と馬を育てている青年
 ユル―: 18歳,草原の民

▶「金の比翼は世界の彼方に」2022年3月17日 ← 最新刊
 ムラト: 王直属の密偵 
 アルトゥ:セルーンの最側近、25 冷たい美貌、

他にシリーズではないけど、砂漠の王国が背景のファンタジーが面白かった。
面倒なのでレビューを投稿していないものもある。

▶「転生の神王妃 ~夜に抱かれる少年~」
▶「王の至宝は東を目指す」
▶「花は獅子に護られる」
▶「籠の小鳥は空に抱かれる」

Dear, My GOD コミック

朝田ねむい 

洗脳から救う神父

苫米地先生の、カルト洗脳浄化シリーズを読んでいるので、
この作品で取り上げるテーマに興味を持ち、だいぶ以前に読んだけど、
後味悪い作品なので、レビューを書く気になれなかった。

リブ(あばら骨)と ロース(背肉、「ローストに適した肉」)
非道なカルト教祖の名は、タン(舌) 
カルト信者 と 神父

ネーミングは、訳肉シリーズのおふざけで、特にカルト用語ではないみたい。
カルトの洗脳は、潜在意識まで食い込むものなので、離教は強い恐怖を伴うので、カルト洗脳を受けた人は強く拒む。
・・信じてきた事の否定は、自我の崩壊を起こす。

薬物で洗脳を施し、信者に窃盗や犯罪を行わせて金を稼ぐ教祖。
教祖は、かなりの悪党。

ロース神父は、カルト教祖の悪行から、リブを救い出そうとするけど失敗。
不潔な室内で、タン導師の命令を受けて、
リブが麻薬を飲み、ロースにも飲ませて「番にする、天国に行ける」と話す場面は、とても気持ち悪い。
結末は、あっけないような耽美風なハッピーエンド

『はなばなし』
二作とも、幻覚幻聴が含まれている。

「江森三国志」

絶版本の復刊、電子版。
NHKで、三国志の人形劇を放映していた当時に執筆されたもの。
投稿作として雑誌「小説JUNE」で連載。
その後全9巻は絶版になっていたのを「復刊ドットコム」で400件以上の署名を集めて
「新装版」として、初版を底に、著者の加筆、修正が入った完全版。
 復刊ドットコム https://bit.ly/37THaqS

私は、HONTOで電子版を購入。安かった。助かった。
独特な韻を踏んだ文章は、文法にも間違いがないので読みやすい。
作中の「孔明のひげ」・・・著者はヒゲ萌なのかな。

この作品は、三国志好きの男性たちの支持も多い。
「快楽読書倶楽部」で知って、読みたいと思った。「快楽読書倶楽部」から一部抜粋。

【濃密に描かれた心理描写とともに、政治、経済、戦略戦術、陰謀についても丁寧に、要所要所で正史の記述が矛盾なく組み込まれており、男色シーンでつまずかなければ、三国志ファンがハマる要素大】

・・・と「男色シーン」が大きな壁になっているらしい。
でも歴史書に沿った、丁寧でしっかりした構成の力作であることは、読めば分かります。

★小林智美さんの公式サイト https://bit.ly/3JDhay5
挿絵の作者は、小林智美さんの挿画。
・・復刊電子版は、表紙のみで、中の挿絵は無し。
挿絵入りを読みたい場合は、絶版本の古書を求めるか、小林智美さんの画集で観るしかないです。

★江森備先生のサイトは無いみたい。

★「江森備の三国志」のレビューの一部 (高評価のみ) 
 2ちゃんねる「暴挙 江森三国志を語ろう」 https://bit.ly/3DbGVTI
 「ブログ うな風呂」 https://bit.ly/3uPgMqf
 「江森三国志」https://bit.ly/3NniDuK
 「快楽読書倶楽部」https://bit.ly/3NsSwTk