作画的にも情報量が多そうで、読むタイミングをはかりつつ買ってからだいぶ寝かせていたけどやっと読んだ。
どう評価するかって難しいところで、萌はあるんだけど単純な感情の萌じゃないというか。
オメガバースとは......と考える。
オメガバースの根本的な設定に萌を見出す人にはちょっと違うのかな。
でも私的にはいっそ清々しかった。
α、β、Ωという運命に縛られてるのは読んでる側も一緒やなーって。
まぁそこを期待して読んでる人が大多数とは思うんですけど。
私の萌ポイントとしては、そことそこも調理するんですね、最高!!ってテンション上がった。
そこもうちょっと詳しく読みたかったな(^O^)笑
実はナイトガーデンを先に読んでいて、柊に出会う前の和章の終わった恋の話を
すぐに読む気にはなれなかったので買ったけど読まずに寝かせていた本でした。
雨降って地固まるなーんて簡単に言えるものではなく、まさにふったらどしゃぶり。
日常のままならなさ(他人から見たら尚更思われがち)を突き付けてくる鋭利さと、
そういうものだよねって第三者目線で読む物語だからこそふっと力を抜ける柔らかさを持った作品。
BLとして人を選ぶ作品だなって思う部分あるけど、それ込みでこの落とし込みの上手さが一穂さんの作品の魅力と思う。
是非メロウレインまで読んで欲しい。
皆様のレビュー見て旧版との違いが気になってそちらも読んでみたかったかも、と思ったり。