前半はエロかわの教室エッチ回。
正直、このままほのぼのな感じが続くようなら次巻を買うのどうしようかな…と迷いました。
が、後半が良過ぎました…!!
後半は、チュン太ブラック天使回です。
というのも、チュン太にライバル出現。
ある事件が起こり、嫉妬に怒ったチュン太の姿が読めます。
あと、回を重ねるごとに高人がエロ可愛くなってます。
攻めに段々と染められてるなー感が最高でした。
【ネトラレトライアングル】
一巻目に収録されていた短編の続編。
全体の1割程度のお話でした。
相変わらず3Pもので雰囲気とお話は好きなのですが、いかんせん攻めの一人は苦手な体格小の可愛い攻め。
どちらの攻めも受けより体格が大きければ…っと、自分の性癖の狭さが悔やまれます。
ただ、読めると思ってなかった二○挿しが読めたので思わぬ収穫でした。
もちろん次巻も買います。
同著者の作品三作を買っているので、もはや作家買いです。
代表作の「本日中にお召し上がりください」と、そのスピンオフ「酒は飲むべし 飲まるるべし!」の二作が収録されています。
割合はどちらも半分ずつでした。
【本日中にお召し上がりください】
このお話、とにかく受けが可愛い!
いわゆる小動物のような容姿での可愛らしさとは違うのですが、表情だったり行動だったり攻めからの愛され方が可愛い。
いじめられっ子オーラの受けは、ビクビクしていて先輩の上司である攻めに目を付けられます。
この攻めの体格が大きいのがまたいい!
受けは決して小柄ではないのですが、包容力があります。
最初は遊びで手を出されますが、攻めがだんだんと好きになっていくのが見どころ!!
程よくエロく、攻めからの愛もあって大満足!
じっくり読み込めてコスパ良し!
いいところで終わったので、もっと続きが読みたかった~!
【酒は飲むべし 飲まるるべし!】
「本日中に~」に出てきた、太陽に片思いをしていた先輩が受けに…。
友達以上恋人未満、体の関係ありの長髪×髭のカップル。
前編と後編に分かれていて、前編は「本日中に~」の続きで振られてたところからのお話。
後編では、いきなり10年後です。
前編「本日中に~」の二人も登場して良かったのです。
ただ、執着ものでもなく、私はあまり好みのお話ではなかったので、このお話だけだったら評価を下げて「萌え」でした。
というのも、代表作の「本日中に~」が好きすぎて…。
丸々一冊このお話だったら確実に「神」評価でした。
ですので総評としては、足して割って「萌え×2」です。
表題作とそのスピンオフの二作が収録。
割合的には半々でした。
【一途な犬は諦めない】
高校の先輩、後輩の二人が大学で再会するお話。
憧れていた先輩の島崎がゲイと知り、攻めの秋月が猛アタック。
ノンケな攻めを正気に戻そうと距離を置こうとするのも、お構いなしに寡黙で強引な攻めはワンコのように付きまといます。
デレデレしたワンコではなく、年下ですがしっかり者の攻めです。
そんな攻めは無事に先輩を落とすことができたのか――。
続きは本誌でお楽しみください。
【対岸の犬を呼んで】前編・後編
「一途な犬は諦めない」に登場した、侑史とセフレだった世田のスピンオフ。
今回のお話で、タチからネコに。
攻めの朝日湘吾が黒髪短髪で一瞬、前作の秋月かと思いました(笑)
ノンケの朝日に手を出して、だんだんと絆されていくお話。
朝日がぶっきらぼうで不器用で一生懸命に世田を落とそうとしていく感じが良かったです。
あとは、前作の二人が少し出てきたりしたのも嬉しかったです。
宮緒葵先生の作品はほぼ読んでいて、大半が美人受けなのですが今回は攻めの方が美人、受けの方がイケメン設定。
先生は他に女装受けの作品があり、私自身、少し苦手意識があるので今回もまさか…?と、恐るおそるといった感じでした。
というのも、最初から受けが攻めの容姿を「美しい」と、べた褒めだったのでリバになってしまわないか、始終ビクビクしながら読み進め…。
結果、とりあえず大丈夫だったので一安心…。
気になる内容ですが、学生時代にセフレ関係のようだった二人。
しかし、受けの方が裏切る形で疎遠になります。そして社会人になり再会。
その時に攻めが受けのピンチを救ったことから、二人の関係が戻っていきそうになり…と、あらすじはだいたいこんな感じなのですが、この過程にすごく攻めの執着さを感じました。
中でも私のベスト執着は「手作りの料理を作り続けて、それ以外の食べ物を受け付けなくさせる」という所です。
気づいたら受けは、コーヒーマシンのコーヒーですら気持ち悪くなってしまう体に…。
じわじわと攻めが受けを囲っていくのを楽しめます。
ただ、最初にも書きましたが、体格はそうでもなかったのですが受けが女性的、逆に受けは攻めのように見えてしまい、私的にはいつもの作風が好きなので性癖を惜しくも掠めた印象でした。
逆カプだったら「神」評価だったかもしれません。
先生×生徒で、攻めの先生がとにかくカッコイイ。
余裕があるけど強引でイケメン、少女漫画に出てきそう!
現実でこんなズルい大人がいたら、大変なことになっちゃう(笑)
少女漫画ではよくあるのですが、BLで読みたい…。
そんな願いを叶えてくれた先生、本当ありがとうございます…!!
受けの生徒も先生がからかいたくなるのも分かるくらい、純情で真っ直ぐスレてない男の子で可愛らしい!
そんなことされたら照れるよねー!!と、思わず共感してキュンキュンしてしまいました。
雰囲気が明るめで本も分厚く、読みごたえバツグン。
あとがきの後日談も甘々ですごく良かったです。
「神」に近い、「萌え×2」です!
3作品が収録されています。
狂気的な作品と、真逆の明るい作品が混じっていて面白い本だなぁと思いました。
狂気順はこちら。
<暗> <明るい>
【禁忌~タブー~】>>【イノセントラブ】>>>>【勝てる気がしません!】
中でも一番狂気を感じたのは【禁忌~タブー~】。
ひなこ先生、そんなのも書けるの!?と嬉しくなりました。
次いで代表作の【イノセントラブ】。
そして、その二作とはまったく真逆の明るくて可愛らしい作品【勝てる気がしません!】
3作品とも学生もので共通していました。(イノセントラブは受けが学生)
しかも、書き下ろしが3作品分あってお得感!
執着攻めが好きな私のドンピシャは代表作の【イノセントラブ】。
腹黒年上攻め×純粋な受け。
物静かで大人の余裕さえ感じる攻めの成美が、受けを洗脳して囲っていくストーリーです。
共依存的なものものあるので、私はハッピーエンドだと思っています。
【禁忌~タブー~】は3Pものを彷彿とさせる作品でした。
受けも美人で猫かぶりで性格が悪く、攻めの不良二人を手玉に取っていたと思ったのに…というストーリーです。
ただ、いいところで終わってしまうので、その後がとても気になります。
攻めの狂気が最高なので、もっと続いたら神評価でした。
そして今までの作品を浄化するように【勝てる気がしません!】が最後に収録されています。
2作の仄暗さを打ち消す太陽のように眩しかったです(笑)
それくらい闇のない、可愛らしい作品でした。
内容は、エッチしたてで次のエッチへ向けてお互いがソワソワしてる学生のお話。
狂気が1ミリも入ってないです。
本当に振り幅が大きくてびっくりしました。
そして、どちらも良い…。
久しぶりにお腹いっぱいの一冊に出会えました。
同じ世界観で3つのCPのお話が入っています。
それとは別の短編も2作あり、一冊で5話分もありました。
簡単に収録作品を紹介すると下記となります。
ドラッグレス・セックス 杉野と桧木
ドラッグレス・セックス 辰見と戌井
ドラッグレス・セックス 無良と薬師寺
駄目な男
ドラッグレス・セックス 杉野と桧木(2)
好きにしたいよ
好きにしたいよ(2)
私はその中の「無良と薬師寺」が、リバカプの地雷でした…。
それでも設定が面白いのと、他のカプが良かったです。
その中のカプ「辰見と戌井」が続編の一冊として出ていて、そちらの作品をよく見掛けます。
ドラッグレス・セックスはフェロモンが存在する世界のお話。
それ以外は、特殊設定もなく現世?のお話でした。
全体的に濃い作品ばかりだった印象です。
特に【好きにしたいよ】は、ヤンデレ×ストーカー共依存。
表記的には攻めの方がヤンデレですが、受けもなかなか癖があります。
良く言えば一冊で色んなBLを楽しめますが、私としては内容が物足りないので次巻の「辰見と戌井」の方が人気な理由がわかる気がします。
学生同士でお隣に住んでいて幼馴染の二人。
攻めは黒髪で無口の秀一。受けは可愛らしい直也。
お互い好き同士で、最初から付き合っていました。
とはいえ、回想で告白のシーンもあり違和感ゼロ。これは本当に有難かったです。
そんな二人の悩みは、ヤりたいのに先に進めないこと。
ともあれ、お互いがお互いをを大切にしながらゴールイン。
それからは遅刻するまでしたり、攻めがヤりたい盛り。
途中、新たなライバルで近所のお兄ちゃんが再来してしまい、急展開に驚きましたが、いい感じに収束されていてホッとしました。
一歩間違えれば地雷だったので最後はずっとヒヤヒヤでした…。
久しぶりにドロドロもなく、安心して楽しめる明るい学生BLを読みました。
スパダリ×美人受け、甘々すれ違い。
作家さんは初で、甘めで探していたら辿り着きました。
物語の舞台は市役所。
まずビックリしたのが、市役所の構造。
私は少し関わりがあるのですが、役職や構造などがとても詳しくて驚きました。
話の内容を簡潔に説明すると、受けの妹が元カレが恐喝。多額の金銭を要求され、困り果てたところで伊豆倉に助けられ、お礼にとある事情で同棲を始めます。
始終、伊豆倉が(いい意味で)どうしても年下には見えませんでした。
だってもう包容力がすごい…。
年下という単語が出るたび、あっそうだった年下か!とハッとします。
ただ、年齢は下ですが役職は上で、受けが常に攻めの事を「課長」呼びなのでややこしい…。
年下攻めとは感覚が違ったので、年上が同年でも良かったのでは…?と少し思いました。
あと、だいぶ変態です(笑)
受けの美しいち●こに朝と夜、話しかけてキスが日課。
いやもう吹っ切れてて最高でした。
でもそれ以外は本当にどこまでも紳士。変態でも紳士。
受けが超美人設定なのも納得。違和感ありませんでした。
それから意外だったのは、キーパーソン?が攻めが飼っているハリネズミ。
動物が深めに関わってくる作品はあまり見かけないので珍しかったです。
また、二人は最後まで互いに敬語で、名前も「さん付け」なのも新鮮で良かったです。
学生とは違ったすれ違いや、大人の恋が甘くてハッピーエンドで大満足でした。
大型ワンコ後輩×初心な先輩
なんと、これが初コミックスだそうで…。
それなのに短編もなく、一冊まるまるカバー裏まで楽しめます。
冒頭から付き合っている社会人の二人は、同じ会社に勤めています。
営業課の攻めと、総務課の受け。
受けは黒髪短髪でベリーショートの女の子みたいな可愛さ。
一見クールに見えますが、本当は人付き合いがあまり得意ではなく感情の起伏が乏しいだけ。
故にあまり人を寄せ付けない感じですが、そのおかげで攻めの社交性の良さが際立ちます。
初心で寛容ななのが可愛らしいし、攻めは尻尾振る大型ワンコ。
表記にはありませんが、嫉妬も執着もする。でも先輩の嫌なことはしない。
だけどちゃんと裏から手を回す、優秀なワンコです。
受けもそれほど小さいわけではないのですが、攻めは188cmもあり、ガッチリ体系。
体格差がある感じの作画ですごく良かったです。
一話につき一エロあり、それでいて内容も面白かったので大満足。
あとがきも良かったです。
ストーリーもしっかりしていて、キャラの良さも最大限に引き出されている。
それなのに初コミックスでこの実力!?と、驚きました。
神評価に近い、萌え×2でした。