お二方とも初読み作家様。コミカライズ作品ですね。オメガバが好きで、2巻が発売されて興味を持ったので読んでみました。原作は未読です。以下少々ネタバレあります。電子で170ページ。
美貌の人気俳優のα零士と、不憫な過去を持つ強気なΩレキが主人公。
零士がとても綺麗な美人攻め、且つ190cm以上の高身長でかっこいいです。
レキはかなり不憫な経験をしてきてますが、それに負けじと護身術を習い「負けたくない」となんとか強気に頑張る姿がいじらしいです。
2人ともすごく好みのキャラクターです。
零士は高身長、レキは小柄なのでかなり体格差あります。
冒頭2人の出会いの後、レキの過去が詳しく語られますが、これがかなりひどい内容です。かいつまんで書くと、過去に学校で大勢のαから陵辱され続けたので、αを憎んでいます。
普通に兄弟も家族もいる子なのに、家族を悲しませたくないと我慢していたのは、ちょっと「?」でした。それほどひどい内容なので…(汗)
(レキの過去の描写が駆け足に感じましたが、コミカライズだからかな。小説はもっと詳しく心情が書かれているのかもしれませんね。)
レキは、αとは寝ない、同じ男とは1度だけ、と決めてるけど、零士に一泡吹かせたいと何度も会うことに。掟ガバガバだなw
中盤に攻め視点になり、零士の過去エピソードが。こっちもレキほどではないけど、苦労してきたのね。レキにだけは零士のフェロモンが効かないのは、何か理由があるのかな、気になる。
ストーリーが進むにつれ、零士がレキを溺愛するスパダリ攻めになっていきます。不憫な過去により自己肯定感が低いレキが、最高のαに大切に溺愛されるのは、なかなか良きです。シンデレラストーリーという感じかな。
終盤にレキの兄の彼氏と旦那、2人が登場。調べたらレキの2人の兄(Ω)の小説が先に書かれてるんですね。
零士と義兄がバチバチしてるところで1巻はおしまい。
好きな属性の2人だったので、結構楽しく読めました。ただやはりΩがαより下に見られている世界観みたいですね。その点はあまり好みではなかったです。
原作は上中下巻の3冊なので、コミックスはまだまだ続くかな?
零士の溺愛がどんなふうにレキの心を溶かしていくのか、続きも読んでみたいと思います♪
電子 白抜き修正(枠なしで形のわかりにくい残念修正)
2022年と2023年の小冊子に収録された、短編2編の番外編集です。今年発売の5巻を読んで、こちらも再読したのでレビューしてみます。
【不機嫌な彼氏】
(2023年 バースデイフェア小冊子収録)
リドリーがベルナール皇子と体が入れ替わって、しばらく経った頃。皇宮の庭園で開かれた第七皇女の誕生日会での出来事を描いた短編。
美男子と誉れ高いリドリーの護衛騎士エドワードは誕生日会に招かれ、地味な外見の婚約者デボラと共に出席。性格に難ありの皇女アドリアーヌはデボラが気に食わず、絡んできて険悪な雰囲気に。しかしデボラは柔な性格ではなく…。
一方リドリーはシュルツと出席。リドリーがエドワードの美貌について何度も褒め称えるので、シュルツは不機嫌になり…というお話。
全体的にコミカルな作風の楽しい短編。
特に終盤、拗ねちゃったシュルツとリドリーの会話。シュルツがリドリーの手のひらの上で転がされてる、大型ワンコみが可愛かった♡
【入れ替わりの皇子】
(2022年 キャラ文庫創刊25周年記念展小冊子「百花」収録)
リドリーの執事長ニックス視点の、リドリーと皇子が入れ替わった直後からリドリーと再会するまでを、ややコミカルに描く短編。
入れ替わり後、ベルナール皇子とニックスはこんなことになっていたのか、という内容でこちらもすごく面白かったです。
リドリーもベルナールも、雷に打たれても火傷などの大怪我はしなかった。てことはやはり普通の雷ではなく、誰かがこの入れ替わりを仕組んだんだろうな。やっぱり行方不明の魔女の仕業だろうか?
ベルナール皇子はリドリーの奴隷の一人に襲われる。中身が主のリドリーではない証拠となる。奴隷たちから守るために地下へ監禁されたのか〜。
ニックスはリドリーから手紙を受け取り、帝国へ赴きリドリーと再会する。
ニックスは過去に帝国に住んでいたらしい。
「リドリーには自分の過去は教えていない。この先も語るつもりはない」
「まだ彼には明かせないが、彼を見守らなければならない」
「俺にとって、あなたの存在がどれほど大きいか知る由もないだろう。運命というのは不思議なものだ」
これらのニックスの独白がかなり気になる内容でした。ニックスの過去やリドリーとの関係には、どんな秘密があるのか…。
【入れ替わりの皇子】は意味深な内容もあり、とても興味深かったです。本編がお好きな方は確かに必読の番外編集と感じました!
現在本編は5巻まで読んで、まだまだ謎が多い状況です。早く続きが読みたい!
今後の展開も楽しみに待ちたいと思います♪
こちらドラマCDからハマった作品。6巻も小冊子付特装版を読んでみました♪以下ネタバレあります。電子で198ページ。
5巻はラブラブ交際中の2人でしたが、ラストに「あんなことになるなんて思わなかった」という匂わせなモノローグで終わった続きです。
仕事が多忙でなかなか会えない2人。ラブラブなメッセのやり取りにほっこり。合鍵渡してるのになかなか来ない虎谷に、犀川ちょっと寂しそう。
休日に鳥野や犬丸たちとフットサル。夜に「犀川さんに会いたいな」と思う虎谷。いや、会いたいなら会いに行けばいいじゃない?忙しい犀川に気を遣ってるんかな〜?電話でフットサルの話を聞いて、ため息の犀川。自分と会わずに鳥野に会ってるんだからそりゃな〜w
後日犀川宅へ来た虎谷。「おやつより俺を食べてください!」w いつでもできるように後ろほぐしてたとか、可愛すぎて頭抱える犀川、気持ちわかるぞ!ww
鳥野から虎谷に「大事な話がある」と夕飯のお誘いが!それを目にした犀川が心配するけど、何もないとキリッと言う虎谷に、「もういいよ」と立ち去る犀川。暗雲か〜?!
犀川の態度を心配しつつ鳥野と食事する。これまで頑張ってきた虎谷について話す、鳥野の優しい表情が印象的。頑張り屋の虎谷に恋したのね。先に見つけたのに、犀川にとられちゃったって思う気持ち、わからなくもないな…。
鳥野もめっちゃ男前でいい人だから、振られちゃって可哀想な気持ちになりました…。幸せになってほしい〜!
その後犀川の部屋へ。犀川ときちんと話そうとする虎谷。しかし言いたくない犀川。犀川の気持ちを知りたいと食い下がる虎谷に、犀川の気持ちが爆発!いつもクールなのに、こんな犀川初めてだ〜!
自分が「相当嫉妬深い面倒くさい人間」と言う犀川。いやー、そりゃ好きな子に気がありそうなヤツに嫉妬するって、当たり前のことじゃない?そんな言い渋ることでもないやん。犀川真面目だな〜。でもずっとクールで大人だった犀川の、重めの独占欲と嫉妬は良きでした♡
お互いの気持ちを腹を割って話した2人、ますます絆が深まった様子にほっこり。犀川の幸せそうな笑顔、可愛すぎるな〜!男前で可愛いってずるくない?ww しばらく犀川宅にいてほしいとおねだりも可愛い♡
終盤の犀川と鳥野の絡みも好きです。後書きにあったように、鳥野さんにはこれからも犀川をからかいに来てほしい、ぜひ!!
本編ラストはあまあま〜な恋人の時間がたっぷりと。やっとあまあまだ〜。「全部 俺のだ」最後も犀川の独占欲が♡
ラストは2人でお出かけデートのプラン立ててるから、次巻はデートかな?
特装版の小冊子は20P。えちえちあまあま〜な深夜を過ごす2人でした。えっちで可愛い2人が堪能できました♪
5巻ラストの「あんなことになるなんて」は、今回の犀川の嫉妬のことだったのかな?
だとしたら、BL界に数多いる執着攻めの猛者たちに比べて、犀川の独占欲は可愛らしいものでしたねww
犀川の誠実さを感じる6巻でした。
後書きによると「犀川の嫉妬もまだまだ、ふたりの恋心も成長途中」ということで、まだまだ続くようです。次巻も楽しみにしています。
電子 白抜き修正(いつもと同様、白抜きでも濡れ濡れなのでえっちです)
元作は2021年に発売されたシリアスでダークな作品。4年ぶりに番外編が配信され、しかもコミカルな作品ということで、気になっていたので読んでみました。全21ページ。
元作はだいぶ前に読みましたが、かなりシリアスでしたよね。
こちらは試し読みしたら、冒頭から赤嶺がぬいになってて吹きましたw
あ、これ本編とは全く別物として楽しんでいいんだなと思い、本編は読み返さず読みました。
内容はほぼあらすじに記載の通りですね。
赤嶺が突然ぬいになってしまい、約束してたデートを推し活風で強行するお話w
赤嶺はぬいなので話せなくて、内海が一方的に話しかけ、赤嶺が無表情(ぬいなので)に心の声でツッコミする、みたいなシュールなお話です。
内海が推し活風デートに手慣れすぎてんですが、元々ヲタの素養があったんでしょうか。推し活を満喫しすぎて目がハートになってるしww
初めはそんな内海に、スンとなってたぬい嶺も、幸せそうな内海の様子に「悪い気しねえな」と楽しくなってきて、ドヤ顔みたいになるの可愛かったww
短いながらもずっと楽しくて、最後はしっかりオチもある番外編、面白かったです!読んでよかった♪
先生の作品は全て読みましたが、シリアスな作品が多いけど、『出張ホスト NYU BOY』はシュールさもある作品でしたよね。
シリアスもギャグも描ける作家様、またコミカルな作品も読んでみたいな〜、なんて思いました☆
こちら好きな作品。アニメイトセットの小冊子が電子化されたので読んでみました。いつもながら小冊子の電子化はありがたい♪
【変わらぬ愛】
まだ申鳳が幼い頃のお話。心を寄せる宵星に、花をプレゼントする申鳳。
頬を染めて、宵星の目の色に似た花を贈る、幼い申鳳がカワユイ。
宵星のある言葉にちよっとしゅんとしちゃったけど、そのあと嬉しい言葉ももらえて、思わずギュッと抱きついちゃった!その申鳳の表情がとっても可愛らしくてキュンでした♡
申鳳が小さい頃から宵星を大好きだったのが伝わってくる、ほっこりな小編でした。
【懐かしい味】
こちらは2人が再会した後の話。
一緒に檸檬の収穫をする2人。
宵星が檸檬の効能を語りながら、立派な檸檬をたくさん収穫する描写に、こちらにも檸檬の清々しい香りが香ってきそうです。
大きく成長した申鳳が、宵星の手の届かない高さの檸檬を取って、よろけた宵星をしっかり支える。そんな大人になった申鳳に、ちょっとドキッとする宵星の複雑な表情。おやおや〜、宵星の心にも、何か芽生えるものがあるのかな、と少し期待させられます。
最後、檸檬と蜂蜜のお湯割りを飲んで、遠い平和だった昔を懐かしむ2人の表情にほっこりしました。
2人の過去と現在を描いたとても優しい2編でした。
レビューを書くにあたり、1巻も再読してみました。まだまだ2人の関係はこれからというところで、現在は申鳳の片想い。でも宵星も申鳳を弟のように可愛く、またいとしく想っている様子。
7月に2巻も発売されるので、今後の2人の進展を楽しみにしたいと思います。
修正必要なシーンなし
リブレスポーツが舞台のシリーズ3作目ですね。『マウンティングが止まらない同期のセフレ事情』『発情キスが止まらない野獣の愛人契約』は既読。どちらも執着攻めで結構好きだったので、本作も読んでみました。以下少々ネタバレあります。電子で231ページ。
前2作未読でも読めると思います。でも本作にもそれぞれのCPが登場するので、読んでいた方がより楽しめるかも?
今回は営業企画部若手の水谷と九条が主人公。元大学バレー部の先輩後輩、シゴデキ&イケメンの人気者。仕事上でもいいコンビの2人。水谷が彼女に振られて弱っていたら、九条がいきなりキスしてきて…というお話。
九条が後輩で、年下溺愛執着寡黙攻め、水谷はノンケの絆され受けですかね。2人とも元スポーツマンなので脱ぐと筋肉がすごい。特に九条は190cmでガタイがいいので体格差あります。
大学時代からの彼女に振られて、私生活はボロボロの水谷。仕事は頑張ってたけど、うっかり九条の前で倒れてしまう。水谷宅で甲斐甲斐しくお世話をする九条、健気だな〜。
彼女に振られたと聞いた途端、九条が水谷にキス!展開早w 水谷も真っ赤になって満更でもない様子。チョロインだな〜w
本シリーズはお仕事描写も多め。本作も2人が協力してプロジェクトに取り組む様子が紙面を割いて描かれます。お仕事BLが好きな方にもおすすめかも。
仕事のトラブル対応で終電がなくなり、2人で九条の部屋へ。シャワーの後、見つめ合ってキスしてベッドへ!このキスから濡れ場へのシーン、かなりエロティックでゾクゾクしました。欲情する九条がエッロい!キスしながらの兜合わせ、えっちだ〜♡
中盤に攻め視点が。
大学時代からの回想で、九条の長くて重い恋情が語られる。スカウト蹴って同じ会社に来るド執着!良きですね〜。
「この笑顔は誰にも渡さない」
「俺から二度と離れられなくなればいい」
九条の寡黙の奥にたぎる、重た〜い執着に萌えます♡
最後は水谷が気持ちを自覚して、九条の部屋に行きたいと。九条、長年の片想いがやっと実ってよかったな〜。
その後の濡れ場は、両想いになった九条がめちゃくちゃ言葉に出して水谷への想いをたくさん伝えて、あまあま〜な溺愛攻めになるのがまた良きでした♡ 九条がこれまで抑え込んできた熱情を吐き出すように、「好き」をくり返すシーンにはグッときました。
描き下ろしは二作。
『大好きだった人へ』は、水谷の元カノががっつり出てきます。爽やかにお別れするお話。『九条の嫉妬』はそれに嫉妬した、ちょっとSになる九条でしたw
九条の長年の重た〜い執着はかなり好みでした。このシリーズ全員執着攻めですねw
ただノンケのはずの水谷が、序盤から九条にドキドキしてて、ちょっとチョロすぎる感じを受けました。
電子 ライトセーバー修正(かなり真っ白に発光で残念!)
とうとう完結編!電子で189ページ。
以下ネタバレあります。
3巻で紅介が先輩の吉辺との決闘に勝った続きです。
冒頭から吉辺が「ヘーイ」とか気さくに話しかけてきた。吉辺フランクすぎるww 卯月も動画出演依頼してるし、さすが天然w
おばあちゃんに付き合ってるとバレる。なんとなくわかったって、さすがおばあちゃん!男同士だからって、全く動じないおばあちゃん、かっこいい!
おばあちゃんは紅介の両親と知り合いだった。亡くなった母のハガキを手にした、紅介の優しい表情にほっこり。
3巻で体が結ばれた二人。4巻は濡れ場数回で順調にイチャイチャしています。小鉄子先生作品としては多めかな。
夏休みに紅介の高知の実家へ一緒に行くことに。紅介のおばあちゃんがとっても優しくてほっこり。
「あんなに楽しそうに笑う紅介は初めて」
畑での卯月とおばあちゃんの泣き笑いシーンに、こちらもちょっとうるっとしちゃう。紅介、卯月と出会えてよかったなぁ。
高知の心霊スポットへ行ったあと車でエチを。
最中に紅介に吸血衝動が。そのまま吸血したら卯月に変化が!しながら吸血されると気持ちよくなるって、エッチな設定だな〜♡
終盤二人で、紅介の父とおばあちゃんに交際の挨拶を。卯月が天然っぷりを発揮して、ほのぼのしてよかった♪
ラストは3年後の二人が。とっても幸せそうだけど、おばあちゃんと同居してて夜の営みは大丈夫なのかしら?などと雑念が浮かんだ自分のバカ!w
ラストまでほっこりほのぼのあまあまな完結編でした♪
そういえば、卯月に吸血鬼の「魅了(チャーム)」が効かない、はっきりした答は出てこなかった気がするけど、結局血筋ってことだったのかな?
電子 白抜き修正(4巻は濡れ場多めで数回。海王社のスペシャル修正が終了したので白抜きで残念!ただ修正箇所は比較的少なめ)
1巻が好きだったので、1巻を読み返して読んでみました。以下少々ネタバレあります。
1巻は熊沢と晃一、ほぼ二人だけのお話でしたが、2巻は熊沢の弟・中哉や、晃一の元同級生・藤(♀)などサブキャラが結構が出てきます。特に藤が結構当て馬っぽく出てくるので、苦手な方いるかも?(かく言う自分は苦手でした…)
付き合って半年、二人は同棲して順調にお付き合い中。冒頭、熊沢の誕生日にサプライズのお祝いにほっこり。
晃一の配信を手伝っている中哉が、実は熊沢の弟だと判明!二人のことがバレるけど、熊沢は家族にカミングアウトしてなかったので、中哉のことは熊沢には隠すことに。
晃一は隠し事が苦手でオープンな性格なので、パートナーが男性だと配信で言いたいけど、慎重な熊沢に反対され、二人の仲もギクシャク、気持ちがすれ違う感じ。お互い大切に想い合ってるのにちょっと切ない…。
一方、晃一の高校時代の同級生・藤(♀)が晃一に接近!晃一に気があるけど、晃一は鈍ちんなので言われるまで気づかずw
この藤が初めは猫かぶってるけど、実はヤバヤバだった〜!!ちょっと怖すぎてムリ!
しかし、この藤の暴走のおかげ(?)で、熊沢は中哉と再び打ち解けられたし、熊沢が配信でカミングアウトすることを受け入れられたので、藤はグッジョブだったかも(?)w
途中ですれ違ってた二人だっだけど、最終的にきちんと気持ちを伝え合って、二人の関係がより深まって、ほっこりなラストで良かったです。
熊沢の妹・小瑠璃(こるり)ちゃんが少し出てきたけど、美人なのにサバサバした食いしん坊キャラで好きですw また出てくるといいな〜。
2巻は晃一メインのお話でした。
私は1巻の、熊沢の限界まで抑え込まれたド執着が大好きだったので、今回は熊沢の執着は控えめで、ちょっと残念でした。でもいいお話でした。
ラストはキリよく終わりましたが、続編ありそうな終わり方でした。続きも楽しみにしております☺︎
電子 ライトセーバー修正(かなりがっつり白くて残念)
先生の『pop one's cherry』がとても好きな作品。こちら初めは、セ、セックスバトルって…、と思いましたが、主に美形な攻めに惹かれて読んでみました。上下巻読みましたが、こちらは上巻をレビューします。
1話を試し読みして購入しましたが、実は竜冴(りゅうが)のような美人ではない筋肉受けは苦手でして…。でも鬼塚みたいな綺麗な顔で且つ雄みもある攻めは大好物だし、アズル先生の新刊はぜひ読んでみたくて購入しました。
正直セックスバトルシーンはあんまり好きになれなくて、上巻は何度かバトルシーンあるので、ちょっとスンとなってしまうことも。
でも竜冴が、鬼塚に駒ではなく一社員として扱われて通常業務をしていくうちに、普通の人っぽさを取り戻していくのはほっこりしました。
また鬼塚が口は悪いけど根っこはいい人で、仕事で色々失敗しちゃう竜冴に結構優しくて、竜冴が徐々に鬼塚に惹かれていく。そして時々照れ顔するのがツンデレで可愛いです。
後半のお風呂えっちは、竜冴がトロトロに可愛くなって、鬼塚も竜冴を憎からず思ってそうで、特にキスシーンがすごく良きでした♡
終盤、鬼塚に「お前は穢くねぇ」と言われて、顔を赤らめる竜冴も可愛い!こんなこと言ってもらえたら、そりゃ好きになっちゃうよ〜。
そして寝てる鬼塚におそるおそるキス!!んも〜、竜冴可愛い!ギャップ萌えですな!
鬼塚は起きていた(お約束)!けどそのまま甘いムードにはならなかった。鬼塚は何か重い目的があってバトルに参加しているらしい…。
上巻ラストは不穏な雰囲気で終了。あの人が出てきてちょっとびっくりした。下巻はどうなる?!
上巻のみ一読した時は、ちょっと自分には萌えが足りなくて、「う〜ん、萌かな?」と思ったのですが、下巻を読んで再読したら、上巻は萌2になりました!ぜひ上下巻あわせてお読みいただきたい作品。
下巻もレビューします。
紙本 ぐしゃぐしゃ塗り修正
(Renta以外の電子は白抜きなので紙本を購入。先生の描く濡れ場は迫力があるので紙でよかった!)
先生の作品は数作拝読しています。
濡れ場が激しい印象の作家様。
本作は美しい攻めに惹かれて読んでみました。
以下少々ネタバレあります。
人気俳優・那由多(なゆた)(攻)の大ファンのアルバイターの武蔵(受)。バーでバイト中になんと那由多が来店!内心浮かれていたら「手を触ると心が読める」と言われ口説かれて…というお話。那由多がサイコメトラーというファンタジー。
先生はエロエロな作品が多めで、割と早い段階で濡れ場に突入するイメージ。
しかし本作、1話で那由多が武蔵の心を読み口説くんですが、武蔵は流されず「自分のこと大事にして!」とお説教しちゃいます。おや、いつもと違う感じ?でも押し切られてえっちな流れになっちゃったw
武蔵はピアスもタトゥーも多めで、一見やんちゃに見えるんですが、心は硬派というギャップが良いキャラです。
那由多はすごい美形なんだけど、その能力のためちょっと心が荒んでいて、これまでは適当に遊んでたけど、気持ちのまっすぐな武蔵と出会い惹かれていく。多分これが那由多の初恋なんだろうな。ワンコな溺愛攻めになっていくのがとても可愛いです。
武蔵は那由多を信じていいのか悩みながらも、武蔵を求める気持ちをぶつけられて絆されていく。大好きな押しにこんなに想われてグイグイ迫られたら、それは絆されるねw
時々エッチなことはしちゃうけど、二人がすぐにはくっつかず、お互い悩みながら、デートしたり、気持ちを伝え合ったりして関係を深めていくのがいいなと思いました。
中盤、麻山という那由多に恨みを持つ人物が登場。いったいどんな恨みで、どんなことしてくるのかと身構えてたら、その恨みの内容も那由多への嫌がらせも、大した内容じゃなくてちょっと肩透かしでした。
まあ、あんまり酷いことされても作品が重くなっちゃうので、仕方ないかな〜。
終盤、ちょっと気持ちの行き違いが生じつつも、しっかり両想いのハピエンでほっこり。
濡れ場は挿入無2回、挿入有2回、本作もエロエロな描写です。最中に手を繋ぐと、武蔵の快感がビリビリ那由多に流れ込んでくるのが面白い現象でした。
評価は萌と萌2で悩みましたが、イケメンで溺愛ワンコな那由多と、一途で真っ直ぐで優しい武蔵のキャラが魅力的だったのと、二人の体格差も好みで、キャラ萌えしましたので萌2とさせていただきます。
電子 白抜き修正(白抜きですが、だいたい形がわかるのと、迫力ある濡れ場描写で、白抜きによる煩わしさはあまり感じませんでした)