β×Ωもちょこちょこ読んできましたが、なるほどな……。
ちょっと、αが可哀想すぎて、メインの2人が霞んじゃいました。
蓮さん自身はもうまほろさんを忘れて、心を預けられる女性と子供に恵まれて幸せなんだろうから、まほろさんと東馬がくっつくことで話として万々歳なのはわかります。
だけど、一番感情が持ってかれて考え込んでしまったのが蓮さんで、その後の2人の成就を素直に祝福できなかったのは、BLを楽しみにしていた者としては少し微妙に感じられてしまいました。なので萌2で……。
ただ、オメガバース世界が持つ本質としてのグロテスクさや悲しさが描き出されていたのは、とても素晴らしかったと思います。
お話としてはとても、悲しくて、切なくて、面白かったです。
Renta!で購入。修正は白短冊でした。
中編2本が一冊になっています。
表題作は、ゲイのサラリーマンとアイドルの話。
アイドルは素性を隠して接して、サラリーマンは相手がアイドルなのを知らない状態で関係を深めていきます。
ビッチ受けアイドルちゃんが可愛かったです!
結構ガッツリアヘるので、苦手な方もいるかも……私は大好物ですが。
また、アイドルと一般人の恋愛ということで、葛藤も描かれていますが、サラッと、本当にサラッと解決します。
もう少し尺があったらガッツリ描けて面白くなったんじゃ無いかなと……もったいない。
ていうか受けちゃん、何歳なんだ???気になって仕方ないです笑
もう一作は、アイドルと、そのファンで腐男子の話。
こちらも、最初の出会いは相手がアイドルだって知らないところから始まります。
大好きなキラキラアイドルが、実はすごい自由人(悪く言えば横暴)で振り回される〜っていう展開です。
1本目と違ってエロはサッパリしてました
こちらもですが、全部がサラッと進んでしまって、読者が置いてけぼりになってる感が否めない……もったいない……。
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まぁこんな感じで微妙な評価ですが、ビッチ受けが楽しめたので萌2で!
最近心を傷つけにくるような作品を読んでないな〜と思って、浮気がテーマの作品を2作品読みました。うち一つがこれ。
とにかくキャラが濃かった。
男の娘?女装子?である弟に欲情しているお兄ちゃんと、弟と遊び半分で付き合ってる彼氏。
「すんげぇ……不幸な匂いしかしない……」そんな感じの3人です。
物語の転換点はお兄ちゃんの秘密を彼氏が知って、2人の関係が深くなっていくところから。
ここからもともとドロドロな人間関係が地獄絵図と化していきます。
世の中には罪悪感もなく浮気する人と、浮気をしている事実に心を病みながらも辞められない自己矛盾を抱えている人がいますが、お兄ちゃんは完全に後者。
彼氏は前者……かな?もともと弟との関係は遊び半分だったのでそりゃそうだよな〜とは思いつつ、なかなかにクズだ……とも思います。
しかし、なかなかに重い展開なのにこの話が読みやすく感じられるのは、弟がとにかく器が大きくて、悲壮感を軽くしてくれているところに起因するかな。私はどちらかと言うと後書きに書かれていた展開の方がしっくりきます。
大好きだったんだよね……?いいの……?えらいね……。と言う気持ちに。
評価は、後書きの方が読みたかった……!と言う気持ちが大きすぎるので、萌2で。ぜひ……後書きの方のエンドを読ませて欲しい……!
世の中には浮気をする人なんていっぱいいるのに、何でBLには浮気モノが少ないんだろう(ウケないからだろうけど)。
この作品を読んだら、やっぱり人間の生々しいところを抉り出すような物語が好きだな〜と再確認しました。
初読みの作家さん。
エロゲメーカーが舞台ということで、結構エッチな感じなのかな〜と思いながら読んだのですが、確かにエロはしっかり楽しめますが、ストーリーも楽しめて良かったです。
簡単なあらすじを言いますと、エロゲメーカーのシナリオライターである受けが、初めてア〇ルセッ〇スのシーンを書くことになり、経験がないからと徹夜でバカになった勢いで攻めを強引に巻き込んで…という感じです。
受けが襲い受けでどタイプ!貞操観念はお母さんのお腹の中に置いてきちゃったタイプですが、ビッチというわけではなく、絶妙な塩梅だな〜と。
攻めは健気!勢いでやっちゃって「責任取ります!」なんて言っちゃう攻めが悪い子なわけがありません(笑)。
ストーリーは最後まで暗い気持ちになることなくハッピーに読めます!また、修羅場を潜り抜けるお仕事BLっぽさもライトに楽しめつつ、「創作すること」が如何に人と人とを繋ぐ素敵なものなのかということを再確認できるお話でした。
さらっとしてはいますが、エロくてキュンもあり!いいバランスの作品だと思いますので、気軽にBLを読みたい〜という気分の時におすすめです。
デビューコミックスとのことですが、素晴らしい画力に圧倒されました…!!すごい!!
ストーリーの魅力はなんといっても世界観。独創的で、なんとも切なさのある設定ですね。
道具に名前をつけると、動物の形になる世界。
名持ちの道具って生殖できるのかな…と気になりました。セックスは出来てたから出来るのか、な?
道具と人間のハーフが生まれる可能性……なんてことを考えてしまうほどには魅力的な設定でした。
どこまでいっても所詮道具と人間、使う側と使われる側という設定を活かしたらダークなお話も魅力的に描けそう。(個人の趣味)
基本的には切なさを感じさせるストーリー展開ながら、時折シュールなギャグを挟まれるので不意に爆笑してしまうことも。
下着のくだりは笑ってしまいました。あそこまで本気で「きっしょ!」って言うとは…笑
ただ、これは本当に私の個人的なわがままでしかないんですが、Gaの本当の名前が…ちょっと面白すぎて逆に雰囲気を壊してしまっているような…。
超絶感動的なシーンだったのに、名前のせいで「これって泣くところ?笑うところ?」と迷ってしまいました。ちょっと勿体無いかも。
コメディに仕立て上げたかったなら正解かもしれませんが。
そして画力ですが、動物の形⇄道具の形の変身シーンがとにかく圧巻の美!
演奏シーンも圧倒的に美しい画面で、引き込まれました。
次回作も楽しみな作家さんです!
ずっと読みたくて、機会を逃し続けていた作品でした。もっと早く読めばよかった!
これがデビューコミックスの先生でしょうか?
絵もストーリー構成も素晴らしかったです!
オメガバースは正直もういいかなぁ……と思っているのですが、こういう少しひねりを加えた作品に出会うと、まだまだ捨てたもんじゃないなぁと思います。
受けの過去はあまりにも重く悲しくて、ちょっぴり読むのが辛かったです。
が、あの描写があったからこそ、攻めの真っ直ぐで直向きな姿勢や愛情に救われてくれて良かったなとより深く思えたので、読む辛さを乗り越えて良かった!
そしてとにかく絵が上手!
特に顔がお上手だな〜と感じました。
何度キャラの視線の虜になったことか!
ストーリーも含め、じっくりと読ませてくれる先生だと思うので、ぜひ次回作は上下巻などの長編にもチャレンジしていただきたい!
追うのが楽しみな先生が増えて嬉しいです!