前から気になっていた、初めて読む作家さんです。
記事やサンプルなどを見て、疲れたおじさん好きとしては攻めのビジュアルがとにかくドストライクすぎて
子ども化してしまうという設定も面白そうで、ポチっと。
ちょっとした事件でしばらく子ども化してしまう、色んな神様の知り合いがいる、古本屋のオーナーの陽蔵さん。
その本屋の2階に下宿中で、意外に不思議な状況への対応力がある、大学生の小宮くん。
小宮くんがすごく良い子で頼もしくて応援したくなります。
陽蔵さんが子供状態の時は小宮くんが保護者みたいで、二人の可愛い関係性に癒されました。
そして、2人の距離が徐々に縮まっていく様子もとても最高でした!
独特の和風ファンタジーの世界がこの一冊で本当に高い完成度で素敵に作り上げられていると思います。
これがtacocasi先生ワールドなんですね。
もうちょっとこれを説明して欲しい!など特に疑問もなく、悲劇的でもなくて、スッキリとまとまってくれます。
でも、何もかもスッキリまとまってしまったのが逆にえ?!全部都合良すぎるのでは?とちょっと思いました。
2人で色んな独特な神様を訪れ、それぞれの事情なども聞いたりするので、そういう系のストーリーが好きな人には特に合う作品だと思います。
後、方言!!最高です!とても違和感なく、上手に書かれています。
関西の古本屋や神社巡りとかしたくなりました!
ちるちるの記事やツイッターなどで見かけて可愛すぎたので、とにかく電子配信までが待ち遠しかったです!!
ファンタジー設定ですけど、結構ショタっぽいのでご注意を!
表情がコロコロ変わって、ちょいといじっぱりで自分がエリート淫魔だと思い込んでいるメチャクチャ可愛い受けのいく。
そして、彼が女性だと思い込んで襲ってみたのが、、可愛いものが大好きな、実は男性という大学生の攻めのハル。
ストーリー的には結構王道の淫魔系の設定が色々と出てきます。
淫魔・天使・インキュバス系を結構読んできたので「あ、その設定ここできたか」と思いながら読みました。
この作品の推しポイントはやっぱりいくの可愛さ&エロシーンですね。
全体的に甘い!!
二人のハッピー同棲生活までへの展開が結構早いのがまた良い!
いくにメイド服を着させるなどハルのご趣味も良い!
素直にハルを求めるいくは、もう、かわいすぎます!!
この作品で一番ん〜と引っかかったのが当て馬のユキでした。
彼も結構ショタっぽいのに大学生という設定で、男性でも女性にも人気があるとのことなのですが、、、そうかなぁとちょっと疑いました。
キャラとしていまいち掴めず、何か少し勿体無い気がしました。
でも、いくに比べて本当に立派なのがついてたので笑っちゃいました。
とても可愛い淫魔くんのお話で、とても癒された一冊でした。
先生の次回作を楽しみにしています!!