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ファグ時代の由葵とアシュレイがかわいい

シリーズ2作目を飛ばして1作目に続きこちらを了読。
読み始めて、攻め様は卒業生で学生じゃなかったことが判明(あらすじを適当に読んでました)しましたが、特に問題なく、基本はパブリックスクール内のイベントなど盛りだくさん。
そして1作目の主人公達である由葵とアシュレイが所々で登場。これはかわいい。なんと初々しいことか。
今回の受け様である奏は、由葵に比べるとずっと真面目で素直な感じ。私はどちらかというと奏ちゃんの方がタイプです。
さて、そして相変わらずの攻め様の狂いっぷり。
いや、GPSwwって笑ってしまいました。
権力と金に糸目をつけない感じ、好きだな〜〜〜〜
あと、初めて手を出す時の言いくるめ方。変態おやじですね!!笑
こちらも甘々でとっても可愛い作品でした。

攻めの頭がおかしい(褒めてます)

ゆりの先生は初読みです。
勝手に笠井先生のイラスト月刊のため、笠井先生挿絵の作品を探していましたが、もともとパブリックスクール物が大好きで早速購入しました。
本編はわりあい軽めのテンションでシリアス風味ですが、可愛らしく進んでいきます。
最初、受けのモノローグにびっくりしましたが、こういう書き方するんだな、とわかれば特に問題なかったです。
モノローグ部分の本音が意外と子供っぽいというか笑
受けちゃんも攻め様も可愛らしかった。
そして、攻め様の頭がおかしい。(褒めてます)
読み進むにつれてそれはもう溺愛加減が伝わってくるんですが、パブリックスクールの切なさや郷愁と言うよりかは、甘々な雰囲気を味わいたい時に向いている本だと思います。

乗り切れなかったあ〜

タイトルは一個人の感想なので、多目に見て欲しいのですが。
この作品は、一穂先生の、バッチリハマった!の方ではなく、ああ言いたいことは伝わってくるけど完全にはハマれない悲しい…みたいな方の作品で、私の中ではちょっと長い、読むの苦しい、みたいな気持ちで読み終えました。
とは言え、内容的には実に繊細で一穂先生らしいリアルさがありましたし、色んな人が読んでるので、こんな感想もありかなと思って読んでもらえたらと思います。

さて、乗り切れなかった理由の1つに、セックスについての話題が生々しすぎて辛かった、というのがあります。
うーん、皆が皆、言いたいことはすごく伝わってくるんですけど、内容がリアルすぎて乗り切れなかったんです。
一穂先生は、リアルな感情を文学的な文章でとても繊細に伝えられる天才だと思うんですが、今回はリアルさが勝ってしまった感じでした。

作中出てくるかおりとその先輩女性にしても、かおりのセックスレスに対する言い分はわかるけれど、先輩に対しての配慮は滅茶苦茶欠けてるし、人としてとうなんだ…と思わずにはいられない。
なんとなくですが…駄目なもの、苦手なものは理解しようとするんじゃなく、突っぱねて見ないふりして生きてきた、みたいなのが伝わってきました。(悪口みたいになっちゃうな…)いや、それもかおりという人間性なんですよね。そういう人だって居るよね…

けれど先輩とのやり取りは軽い冗談めいた口調だったせいもあり、実際目の当たりにしたら、人って単純にこんな風にボタンをかけ違えて憎まれたり狂ったり壊れたりするんだろうな、とも思えて、人の醜さとかが表に立ってしまって恐ろしくなってしまいました。(先生の文章を書く力量的にはそこが素晴らしいところなんでしょうね…難しい)

また、整と一顕が、わりあい最後の最後まで、どこでどういう風に感情が変化していったのかちょっと感じ取れなくて、途中途中で、文章の中で、「今、気持ちが揺らぎましたよ」みたいな説明に読めてしまう部分があったので、そこはヤキモキしてしまった部分でもありました。

とは言え、一顕の、実直さとか誠実さ、弱さはとっても好印象。普通の人らしい(言い方が難しいですけれど)健全さは好感が持てました。

「車に轢かれて」と軽々しく言った俺に腹を立てた。
という作中での部分。
そこに気づける一顕は多分、他人に優しくしなくちゃ、と思わなくても自然とできる優しい人だと思うし、そういう日向の人らしい部分に整は掬いあげられたんだと思います。

作中の、「半井さんとセックスしたい」のシーンも、お互い好きという恋愛感情ではなくて、その言葉って、俗物的ですけれど、心底救いを求めてるSOSのように感じられて、一顕は自分がそれを整に求めているのにも本能的に気づいているし、整も一顕を救いたいって思ってるのが伝わってきて、一瞬、「うん?いましちゃう?」とも取れるシーンかと思うんですが、私の中では違和感なくすんなり入ってきました。

頭では理解してないけど、感情や心は元いた居場所の相手ではなく、お互いをもう新しく求めてるって気づいてる。そんな絆が見える一言だったと思います。

そして、和章。
苦手だと言われる方が多いんですねぇ。なんとなくわかる。わかるんですけど、私は好き…
この人意味わかんない。だからこそ一穂先生に丸裸にされた部分を読みたい。理解したい。みたいな気持ちになってしまいました。
という事でナイトガーデン読みます。

萌えはあんまりないけど、一穂先生のお話はいつでもどれを読んでも心が持ってかれてしまって、疲れるのに虜になってしまう。そんな吸引力が凄まじいですね。出会えて良かった。

後編が良かった

皆さんレビューしているように、攻めが記憶喪失の間に彼女に変わって恋人の座を奪っちゃう受けちゃんの話です。
こう書くと受けちゃんの性格とか話の展開に付いていけない気がしなくもないんですけれど、そこはベタベタ王道BLということで目を瞑る&元々居る彼女と攻めさんとの関係性が色々複雑だったこともありそんなに抵抗はなかったです。

彼女は良いとこのお嬢様で将来の婚約者もいるし、攻め様との付き合いをひた隠しにしているんですね。
そういうこと平気でする彼女なのと、あんまり本編に登場してこないので存在感は薄いです。

けれどしかし、やっぱり感覚的には、受けちゃん、そりゃないよ、ちゃんと言おうよ、と思ってしまうところも多々あり。
言っちゃったら話が始まらないんですけど笑

なので、前編はさらっと読み終えましたが、はからずも後編のお話にキュンキュンしたので評価があがりました。

本編(前編?のくくりでいいのかな)がスノーファンタジア170Pで、後編が83P。
攻めのことを狙うモブの女の子に、攻めを紹介してくれと言われてしまう受けちゃんがもだもだ悩んでぐるぐるするお話でした。
可愛かったなぁ〜笑

守川さんの余裕のない攻め方にきゅんとした

読み始めは、様子見といいますか。
この1冊の中で、2人が両思いになるのは確実そうだし、いったいどこに山場がくるのかな〜みたいな気持ちでなんとなしに読み進めていました。
笙が人を愛せない、という感覚の持ち主だというのは物語冒頭から説明されてましたので、その理由も気になり、けれどそこが適当な感じで、ただそういう性格だから、というふうに流される場合もあるわけなので、これ面白くなるかなぁ、とちょっと不安でした。

けれどさすが椎崎先生ですね。
無駄にダラダラ続く訳ではなく、登場人物の気持ちや過去を上手いこと盛り込みながら、違和感なく、きちんと最後まで読ませてくださいました。

笙の性格は別に嫌いでも好きでもないので(笑)
キャラの萌え的な意味では別に、という感じだったんですけれども、いかんせん守川さんが素敵でしたね。
ずっと紳士を貫きながらも、やっと気持ちが確かめられた時に見せたあの焦りのような余裕のない性急な攻め方。
えっろいですねえ〜〜〜笑

ちょっと、守川さんの友人が都合良すぎたというか…笙のことを責めたあの勢いが後半別人のように無くなっていたのは都合良い感じに見えてしまいましたが、葛西先生の挿絵は相変わらず美麗で、それを補っても有り余る素敵な作品だったと思います。

安心して読める溺愛物語

溺愛物語、大好きなんです。
生活の癒しに小説を読んでいる身としては、欠かせないものです。

なのでこうして安心して読める作品に出会うととっても幸せな気持ちになります。

物語の内容は皆さんが書かれているので省きますが、葛西先生のイラストが本当に美麗で、獣人姿が多い王様の人間姿に、もうきゅんきゅんしっぱなしでした。
なんて格好いいんでしょう。

そして体格差。
体格差、溺愛、大好物です。
早く続編を読まなくちゃ〜

安定の小田島

遠くに〜に続きてこちらを読んだ感想としては、

なんて小田島は器の小さい人間なのかしら!でした。

けれども、小田島のような価値観の人間にとっては、佐倉の卑屈な言動に苛立ち傷つき、悲しむのも当たり前なんですよね。

これはもう、どちらの価値観に近いかでどちらの登場人物に共感するか、の違いであって、小田島が一方的に器が小さいのではなくて、佐倉も卑屈なだけではなく、小田島の愛に見合うように成長しなければいけなかったんですよね。

私的には色々と遠慮してしまって本意ではないのに攻めのもとから身を引こうとする受けっていうのがどストライクでしたもので笑

小田島の立場や今後を考えて(考えすぎてしまって)言った佐倉の一言に小田島が怒った時には、「何でそこで怒るねん!」となってしまった訳なんですけれども、けれど小田島は小田島で悲しかったんだなぁ、とちゃんと理解もできてしまって、確かにこれは作家さんの力量の賜物だなぁと思いました。

好み的には少し外れてしまったので萌評価ですが、2人のその後が読めてとても満足でした。

何度、小田島このやろう、と叫んだことか

攻めが酷いんです。
いえ、一概に酷いとは言えないのですが、間違いなく人でなしの部類の人間です。
けれど、その人間らしさや傲慢さが、この作品のスパイスであって、話を展開していく中ですごく物語をもり立てていたと思います。

小田島の傲慢さや、不意の優しさは、自分に自信がある人特有といいますか。
だからこそ、優しさもスマートで、佐倉にとっても読み手にとってもいちいち言動にきゅんとさせられてしまうんですよね。

だからこそ、私は受けを溺愛するような作品ばかり読んでいるのに(笑)、文句を言いながらも読み進められずには居られませんでした。

価値観の違いや、性格の違いがきっと今後も沢山問題を起こして2人の間に立ち塞がることでしょう。

けれど逆にだからこそ続きをもっと読みたいなぁと思える作品1つになりました。