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女性秋草むべさん

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くっつき方

α×Ωで従×主ってだけでおいしいですよね。しかも幼なじみで両片想いもの!うまうま。

タイトルが「ひざまずかせてーー」とあるので、これはもう傅く系攻めか~。
好きな設定てんこ盛り過ぎ!とうはうはしてたんですが、2人っきりになると素のままの幼馴染の関係でいようという事でくだけた感じになってしまって、ここであれれ~と肩透かしくらったんですが、まあこういうのも楽しもうという考えにシフトして読み進めました。

ただ一旦盛り下がったものの話自体は面白くて、2人の恋愛模様の動きもいいんですが仕事に対する姿勢というか、α、Ω、βの性差のない個人の能力で評価しよう、というあり方にグッときました。

絢世(受け)の両親は優しくてお互い愛し合ってるいいお父さん、お母さんなんですが、家格のある家の為、母親がΩだという事で周りから非難されているんですね。
その為絢世は自分がΩだという事を隠すんです。それに一役買ってるのは凌(攻め)で、自分の検査結果の名前のとこ破って、これを渡せばいいって言ってくれるんですよ。ここでひゃふー、共犯関係じゃんと萌えました。

いい話だな~とまたここでジーンと盛り上がってたんですが、くっつき方にうーんとなってしまって。
両片思いってどこでどんな風に想いを告げるのか、が私にとっての醍醐味なんですが、それが今回何て言うか・・・。結構ネタバレになるので後述します。


凌が飲んでいる抑制剤が結構強いもので、αの能力を抑えてしまっているんですね。
そのせいでα特有の香りがしなくて。そのせいで絢世は自分の事を好きじゃないんだと思っているんです。ここが切なくて良かった。

冒頭の絢世の靴紐を直すために凌がひざまずくとこが、おお!タイトル回収しとると一番滾りました。


カバー下に漫画とあとがきあります。
漫画の内容は本編終了後の話なので読後に見てくださいね。



以降ネタバレ大いにあります。




くっつき方なんですけど、絢世がHの最中、気持ち良すぎて意識とんじゃってる時に好き好き言ってる、って事を凌が暴露してって感じです。ここが何かいまいちぱっとしないなーと思って。

だって長年両片思い拗らせてて、主従関係で、Ωであることを隠している共犯関係でって。ここまで設定盛り沢山なんだから劇的展開期待しちゃうじゃーん。


ひっかきまわす邪魔者ポジションの人は凌のお父さん位かな。この人が凌に圧かけたりとか仕事の邪魔したりとか、悪役っぷりを発揮してくれました。
絢世がΩであるのを隠していることに罪悪感を持っていていつか公表しようと思っていたのにバラしたりとか。
でもその後ちょっとしたざまあもあって胸がすかっとしました。


帯の通り

帯の「過激派溺愛スパダリ攻め」と「両片思い」に惹かれて購入しました。帯の通り本当に溺愛みが凄くて読んでてにまにまします。


仕事(学生だけど魔払い業やってます)で不機嫌な時も受けから携帯にメッセージあるだけで機嫌良くなったり、体調気にかけてくれたり、いつも優しいんですよ。

表紙の左側の赤髪の子が椿で受けで、右がシロ(白臣、はくおみって読みます)で攻めです。

淫魔受けって事でエロエロ展開多いです。他の魔族に襲われて触手攻めとかあります。

以下めっちゃネタバレなので知りたくない方はこの辺りで。




「両片思い」って事で、お互い好きなんだからもう素直に好きって言っちゃえよって思うんですけど、椿は自分が淫魔だから魔払い業として名家の出のシロとは釣り合わないと思ってるし、シロは椿の母親の死の責任を感じてるしで一歩踏み出せない二人の関係が切ないです。

実際は椿のお母さんが亡くなったのはシロの親戚がやった事ですし、椿はその事実を知ってます。その摺合せが終わって晴れてハピエン、という流れになります。

途中、シロの従兄弟が出てくるんですが、見た目がキリっとしてて二人の仲を邪魔してくるので当て馬キャラ出て来たーと思ったのですが、何かヘタレだし絆されるしで、当て馬じゃなく天然でいい子でした。

椿がシロをかばって刺されたり、交際を認めてほしいとシロが父親に土下座したり見せ場になるシーンも結構あります。

二人のイチャイチャラブっぷりを楽しめるエロいい作品です。

BLあるある

弱み握られてバラされたくなかったら言う通りにしろってエロい事されて、これで終わりかと思ったら、してる所撮られて、それをネタに体の関係がさらに続いてく。

っていう王道展開。私はこれにどうしても攻めザマァを期待してしまうんです。毎回裏切られるんですが。今回も・・・無かった。

脅してえちな事してくる攻めってクズ攻めに分類されるって私的には考えるんですが、クズ攻めにはザマァ展開があってトントンだと思うんですね。じゃないと納得できないというか。まあ、そもそも攻めザマァが好きなんですが。

相手を脅して言いなりにして、嫌々ながら気持ちよくなってる受けににやっとしてたまに優しくして悦に入ってる攻めにイラっとするし、そんな攻めに反発しながらも段々絆されて受け入れてあっさり許して好きになって結局付き合っちゃう受けにもイラァっとする。

だって付き合ったとしてえっちしてる最中、また撮られてないかなとかどこかにカメラ仕掛けられてないかなとか心配にならないのかな。人として信用できないと思うんだけど。

だから攻めザマァ展開あれば「こんなに反省してるんだからもうあんな酷いことしないはず」ってちょっとは安心できるんですが。

あらすじにもある通り受けは性欲が強いんですが、それがコンプレックスで今までの相手から詰られてトラウマ抱えてるんですよ。こんな自分に引きますよねって布団ぎゅっと被ってる受けに「引かないよ」って攻めが言うシーンと攻めの前では快楽に溺れていいんだって受けが思うシーンがあるんですが、これに違和感あるんですよ。だって始まりが会社で受けがオナってるとこを脅しの材料にしてるんですよね。要するに攻めだって受けの事を淫乱だって馬鹿にしてるのと同義じゃないですか。

挿入シーン見られないですが、これは攻的に、受けが本気で攻めを好きになってから、みたいな事なのかな。うーん…。

②では攻め視点とか関係逆転とかあるかもだし、①の最後に当て馬キャラっぽい人出てきたってことは嫉妬展開あるのかも、とかってまた期待してしまう。まあ結局はまた裏切られるんですが。

でも、表紙から分かる通り絵が綺麗で可愛いし、めっちゃエロいし、意地悪だけど優しいとこもある攻めや可愛くてえっちい受けが好きな人には大満足な作品だと思います。