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女性マチ520さん

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ほんわか絵柄ののほほん系かと思いきや……!!!

タイトル通り、表紙見てるとのほほん日常系(ピュア)かなーとか思っちゃいますよね、ワタクシは思いました。激しく。
「ほんわか絵柄で前情報によると"入れ替わり・タイムリープ"ぽい……あんまり性愛のエモとか萌はないかもなぁ」と読み始めたんですが度肝を抜かれましたね。


まずは皆様おっしゃるとおり、ひとコマひとコマの完成度が高い!!
でもって文字のテンポ感がすごくいいんです!セリフもモノローグもスルスル頭に入ってきてめちゃくちゃ物語に入り込みやすい!!

ストーリーとしては、10年来の恋人同士の日常から始まり、入れ替わりとかいう不思議現象に絡まって長年一緒に居続けたことによるわだかまりや不安が解けていく、みたいなお話です。
その過程で、受・桔平が攻・圭太の"不安"に触れ、(最後は忘れちゃうし悲しい決意なんだけど)圭太も初心を思い返して互いが成長した上で、最後入れ替わりが解決した暁には桔平が圭太の不安も解決するんですね。ほんとによかった、圭太救われてよかった、嬉しすぎてワタクシも泣きそう!!!

圭太は幼少期は両親に愛されたけど途中で二人とも離れていってしまった経験から、自身は愛されない、いつか離れていくという先入観が強いみたいなんですね。だから、同棲もしている桔平のことが大好きだけど、いつか終わる、離れていくと思いながら過ごしていたようで。強いですねこの人は……いや、弱いから気を張ってるのかな、愛されてるときから見放された時への転落を知ってる分、覚悟を持って桔平と暮らしてたんだろうなと思うともう胸が痛い(物理)……!

桔平は、不器用恥ずかしがり屋だけどホントは圭太のことすごく大事に思ってて(てかこの人は純粋に何でも"大切"にできるタイプなんだろうな)、自分ではそれに気づいていなかったのかな。入れ替わり事件を通して客観的に圭太のことも自分のことも捉えてて、その大きな器で圭太のこと愛したってくれよと一読者の私は声を大にして言いたい……。

作中では二人の馴れ初めや高校時代の話なんかは多く語られないのですが、回想と現在・過去の受け攻め計四人の会話から、考えれば容易に浮かんでくるんですよね。圭太が告白するときはすごく悩んだんじゃないかなとか、桔平は恥ずかしかったけどすごく嬉しかったんじゃないかなとか。そういうときにチラリと“圭太の悲しい思考”みたいなのが浮かび上がってくるともう辛くて辛くて……(だがそれがいい)
あと高校時代からの容姿・生活の変化とか圭太の態度の違いが、桔平と過ごすためにし続けた努力を垣間見せてて本当にグッと来るんですよ!!!(語彙力が限界です本当にすみません抽象的で!!!) それでいて桔平が"離れていく選択"をしたら身を引く覚悟ってアナタ、アナタ、、、あなたあああああああ!!!
 

と読んでいるだけでこのような葛藤を起こしてくる本作、終始絵柄も良いので葛藤にブーストもかかって1冊読み終わる頃にはズタボロ&ハピエンで至福でした。はぁ記憶を消してもう一度読みたい。記憶を消さなくてももう一度読みたい。(すでに4回目くらい読んでるんですけどね)

あとはなんと言ってもエロ!可愛い絵柄でガッツリ心理描写もありからの性的な絡みが!ガッツリと!!入ってくる!!!
ワタクシ、気持ちの入れ込みが想像できる"行為"というのが好物でございまして……
全部エッチがエモエロくて イイ のですが、不意打ちでグッと来たのが、18歳桔平をイかせた後、その桔平の手を使ってシてますね28歳圭太サン!!ちょいちょい自身の欲も押す圭太が良かったです(泣)……

長々と書いてしまいましたが、とにかく読後感が良くて(読んでるときも幸せだが)、あと絵が良くて目の保養、これからも定期的に読むんだろうなと、読了ページを見るたびに幸せのため息を漏らす作品でございました。
はぁ……またちょっと経ったら読もう……

確実にキャラが深堀されていく上巻

しっけ先生の既読作は「セックスドロップ」だけだったので、先生の作品はライトポップなストーリーが多いのかなと勝手に思っていたのですが、裏切られました。何だこの作品……!芯と説得力のあるストーリーで読後感も非常に良い!

重すぎない程度にセクシャリティの話が入っててかつくっつくまでのモダモダあり……なんと言っても灰賀くんと金江さんの心理の変遷が上手に書かれている!
わたくし説明的すぎるのは嫌いなくせに、読者の察し能力が要るやつは展開追うので精一杯、物語を堪能するには初見じゃまず無理という(暗喩的に告白してて登場人物たちはちゃんと告白もその返事も遠回しな表現でちゃんとやってんのに私は一発じゃそれを読み取れない)性質なのですが、これは説明的すぎず
暗喩すぎず、物語がちゃんと追えて楽しかったです。

また、登場人物がどなたも魅力的なのもイイ!
灰賀くんも金江さんもギャップすごいな!!!!(褒めてる)
上巻は特に灰賀くん、ただのおっとりわんこかと思いきや、根が良くて誠実なしっかり者の感じにわたくし心酔しておりましたわ……
色素薄いキャラがしっかり者とか攻めとか、わたしのストラクソーンなんですよね……完成してないスパダリとか
灰賀くんの"若さ"も相まっていいゾーンにいますよ、、、

金江さんが風俗バイトなのはなかなかびっくりですが、私のものさしじゃ測れないけど価値を感じてバイトに従事してて良い!芯のある男性だなと思いました。惹かれるのもわかるぜ灰賀くん……

駆け引きしつつ感情に振り回される灰賀くん、頑張ってくれ!

包んで包まれて

サヨナラゲームを読んだとき、匡人のやってることに嫌悪感を感じてしまって、『匡人の話は読んでも感情移入できないかもなぁ……』と敬遠していたラブネストシリーズ。
しかし、チェンジワールドを2回目読んでいてふとひらめきまして、『南月先生が書いてるなら絶対に面白いのでは?』と。
これが作者買いなのでしょうか。
結果としては大満足、とりあえず電子書籍の割引フェアでポチリ無印上下をポチり、2ndは定価で購入させていただきました。

(↑ここまで下書きに保存してあったやつ、ここからは半年経過し下書きを書いた頃よりもっとずっぶずぶにBL沼にハマったマチ520がお送りします。)

ラブネスト無印では徹底的に穂積さんが懐柔されていきます。(言い方よ…)

チェンジワールドまでは穂積さんのこと全然好きじゃなかったのに……今ではもうほんとに大好きになってしまいました。
無印で注目したいのは、八島さんの懐深さと、心を開いた穂積さんの誠実さです。
八島さんに惚れちゃって、中盤は藁にも縋る勢いで八島さんを絆そうと頑張る穂積さん。そこものめりこんで読んでしまうんですがやはり、八島さんの弟が出てきたあたりから二人の真価を発揮してますよね。
二人とも互いを大事にしたい!!!その気持ちが強すぎて遠回りしちゃってるのがもう……人間らしいというか愛しいというか(当人たちにとってはそれどころじゃない)

ほんとに感動したのを覚えてるのが、最後の方の穂積さんの、ナルさんにたきつけられて思いがあふれてしまう展開のとこですね。
なんですかこの全受容of全受容は。
恋愛関係の2人の告白とか気持ちを述べるシーンにおいて、こんなに衝撃を受けたのは初めてでした。
びっくりする八島さんと一緒に私もしびれてましたよ……
過去の恋で傷ついた穂積さんを包んでいる八島さんっていう構図かと思いきや、八島さんのことそんな風に大事にしていく覚悟だったのね穂積さん。
初めて見たときは余韻が抜けなかったのを覚えています。

自分が傷つく前に他人を攻撃したり、臆病になってしまっている穂積さんのキャラが、誰とは明確に言えないにせよ「ほんとに居る人間の人間らしい特徴」って感じで、いたるところで「うんうん、そうなっちゃうよね」と私の頭にもすとんと入り込んでくるストーリーでした。
とか言いつつ、感情をこんなにさらけ出すひとばっかなのも、最終的にハッピーエンドになるのもフィクションだからこそなのですが。

まとまりもよく、今でも読み返す大好きな作品です。

互いにセラピーしてますよね

彼のいる生活があまりに良すぎたため、作者買いしました。
かわいいだけの年下攻めはあまり好みではないのでちょっと心配してましたが、そんなものは杞憂でした!!ひzzっじょうに良かった!

ビジュアルに関しては、桜庭さん普通のサラリーマン感すごいし、尚くんかわいい系イケメンだけどミステリアス感あっていい……
桜庭さんがぶっ飛びイケメンじゃないところが良いです

仕事で疲れた&友達の結婚でダメージ受けてる桜庭さんをそれはそれは癒して差し上げる尚くん。
最初の方は尚くんの行動謎いし、ただのタラシなのかなーと思ったら、尚くん自分の心に従えずに生きる圧迫された過去が……。
広げるだけ広げておいて、一気にスパー―ンと終わらせられた過去の関係に、頭がフリーズしてるんだろうなって思うといたたまれないですね、ほんと。
桜庭さんに尽くすのは自分にとっても心地よいことだからかもしれないですね。

そんなこんなを見てしまうと、桜庭さんに迷惑をかけるまいといざとなったら身を引こうとするその姿勢、泣ける……!

桜庭さんとコミュニケーションをとるうちに尚くんも自分のことを認められるようになり、件の彼と再会するもちゃんと”自分の気持ちを大事にする”振る舞いができて、紙面の向こうの私もとても幸せになりました……

全体を通して、尚くんと桜庭さんにこちらも癒され、最終的には二人で幸せになるところまで見れてこちら満たされました。
会社員と大学生の恋愛、前途多難かと思いますが幸せになってくれ…!!

謎が解けていく快感と心温まる家族関係!!!

購入後、なんだかんだ一番高頻度なレベルで読み返してます。

一番初め、あらすじだけ読んで手に取ったときは、このビジュで援交?お母さんがすごくいそうな見た目だから生々しくてつらいなあ……と思っていたらどんでん返しのハッピーエンドでキャー良かった泣泣 みたいな。
ちょっと暗い冒頭から解決まで、きれいな展開で何度も読んじゃうんですよね、
基本、単巻モノは物足りなくなるからがっつり読みたいときはあまり選ばないんですけど、このお話は非常に満足度が高くてですね……

攻め、一樹くんが葛藤にさいなまれているのですがお母さんや圭吾とちゃんと向き合おうとしている姿勢。まず人としてかっこいいわ、うん。
静かに静かに圭吾くんに惹かれていく一樹くん、、、そんな彼をずっと見てたい私たち……

受け、圭吾くんは物語が進むにしたがってどんどんつらい境遇が明らかになってきて。最初は「こいつがタラシか……(ギロ」みたいな気分だったんですが、全くだます気ないし、仲直りの仲立ちして自分が欲しかった家族像を見たかっただけで……。
最後、種明かしして身を引こうとするところはこちらもぐーーーーっと胸が締まる思いでした。(こういう感覚を味わえるのもBLの醍醐味ですね……!)

最後はお母さんにも認められて、二人の幸せな将来が想像できる読後感の良い作品でした!
書いてたらまた読みたくなってきた……

いつの間にか互いが互いの行動力源に

一巻でくっつきましたお二人の続きです。
お付き合い始めてもそこかしこに問題があって波乱万丈……本編のあともたくさんあるだろうに……乗り越えてくれ、ふたりで!!

本巻では、一巻でだいぶ『引っ張り上げてもらう立場』に見えた受様・奏君が、すごく成長してるように見えましたね。
最初エッ…の雰囲気になりかけたときに怖がってしまうけどちゃんとあとから自分でしたいって言ったし(かわいすぎ)。
真城君のお母さんとの一件のときも、なかなか強く自分の足で立ってたし、すごく真城君の救いになってるなぁと思いました。

はたまた、攻め様・真城君はすんごい奏君が大好きだから、守りたくていろんなものをセーブして、大切に大切にしたいのがよくわ伝わってきて泣きそうでしたよこちらは。
奏君は壁作られてるように感じちゃうもんね、でも真城君は傷つけたくないだけで……みたいな。
最終的にはちゃんと奏君に自身の気持ちを預けることができて、お母さんとの問題にも立ち向かえて、よく頑張った!!

全編を通して、超リアルな雰囲気がすごくて、些細な事で言い合いになるとか、一つのことをウジウジ考えてしまうとか(フィクションって登場人物たちの心情さっぱりしすぎてて眩しいときありますが、実際ってこんなもんですよね)
そういったところが読んでて共感できたり、こちらまで胸が痛くなったり……没入感ハンパなかったです。
また、受け様・攻め様が知らぬ間に互いを助け合ってるの非常に良い!!どちらかが一方的に守られるでもなく、頑張るでもなく。

これからも幸せに生きてください!!
同人版初夜編を……読まなければ……!!

再び会ってしまった片思い相手

受様・奏君のお顔と攻様・真城君のお顔がとてつもなく好みで(あと現代スーツモノ好きだし)というわけで購入しました本作、-そのさき-まで読了済です。
まず、全編を通してリアルで細かな心情がわかりやすく描写されているのが魅力かと思います。
あと雰囲気の作り方うまい!!私的な一巻ハイライトは喫茶店で奏君がゲイ告白してるとこなんですけど、脳内で音声再現されましたもんね……誰の声かはわからないけど

等身大の人間って感じ満載の奏君と真城君は幸せになってほしいですね。

まず受様・奏君、人によっては真城君がうじうじしてて(漫画のキャラにしては、ってだけで現実世界に目を向けたらこんなもんだと思うけど)苛つくとか言う人もいるかなと思ったくらいリアルでした。
高校生の時諦めるしかなかった真城君のこと、今でも好きなのがありありと伝わってきてこちらも胸が痛かったぜ……
真城君との絡みでだんだん自分の気持ちに目を向けていって、ちゃんと受け入れようと応えようと考え始めるその姿勢、健気でほんとに真城君には大事にしていただきたい所存。
真城君にキスされて腰抜かしてるのもかわいい。
ヘタれ受けっぽい感じだったら

攻様・真城君。ワタシ的にゲイ受けの再会系って、攻め様を絆したいひ弱系の受け様の成長譚がメインストーリーとして据えられているイメージなのですが、本作は攻め様・真城君もなかなか見どころ満載キャラなのではないかと思ってます。
真城君、アナタ最初からそこそこってか結構ってかだいぶ、奏君のこと大好きですよね……?いいですよー非常にいいですよー。
行動の端々で奏君のこと離したく無いってめちゃくちゃ言ってますね。そのあたりにも今後につながる危うさがチラリちらりと見えていて目が離せません。

とりあえず1巻でくっついて、幸せな恋の予感???と言う雰囲気を醸し出しつつ二巻に続きます。
終始「顔良……」って思いながら読んでましたね。
奏君、真城君、頑張って!

たしかに"東京ならね"ってなるよね

遠恋の二人に、さらに重大な「カミングアウト」にまつわるお悩みが付きまとう展開でした。
BLでは挙げられがちな展開ではありますが、リアリティある作品だと避けては通れぬ問題……私が読んだ作品の中では一番大きく"障壁"となっていて、でもそこが現実味を出していて……。

仁科さん、意志強いから自分を貫いていきたいけどそれは怖い矢井場さん。
どっちの言い分も納得できる分読者の私も感情が振り回されましたね。
しかも「田舎でそんなこと通用しない」みたいな雰囲気、ほんとにそうだろうなと思いました。
田舎、地域ネットワークすごいし「変わり者」は弾かれる雰囲気ヤバイですよね。矢井場さん最初、隠し通すのもすごい覚悟だよなぁ、あとからちゃんと公表するのもすんごい覚悟だよ。尊敬しちゃうよ……

セノオさんの出現は私もドギマギしましたね。
でも終始男でした仁科さん!
一時自分ばっかになりつつも、よく待ったね矢井場さんのこと!

このストーリー、大きな展開になるたびに自分もなんかグッと来ちゃって、仁科さんが徳島に行ったとき、矢井場さんが東京に来たとき、逆の感情ですが泣きそうになっちゃった……
ハピエンだろうなって分かってよんでんのにこっちまでつらい、、、みたいな。引き込まれ具合すごかった……

あと、エッチがエッチでほんとにエッチなので目が離せない!!
上巻はまだまだ「幸せエッチ♡」みたいなとこありましたが、本巻では嫉妬に駆られたエッチも、もう一段上の愛しあう姿も見れてこちらも幸せでした、、、ハイ……。

良き時間をありがとうございました。
これはリピートですね、何度も読みます!

遠恋でも頑張る二人……尊いよぉ(泣)

チャラ男ぽい受け様もそんな受け様を嫌ってる攻め様。しかし、実はそれは作ったキャラで、そうやって自分の性指向を隠していて、攻め様のことが好きだった受け様。この辺まではまぁ事の起こりですしそこまでこの作品にハマるとは思ってなかったです。はい。

その後、攻め様もだんだん惹かれて行って……な感じなんですが、最初チャラ男の受け様に私もそんな惹かれてなかったのにベールが剥がされるとともに大好きになっちゃった……実は攻め様のこと大好きだったとか何!?つらいからもう会わないなんてめっちゃ大好きじゃないか!!(←そういうのに弱いんです)
攻め様、すんごく自分をしっかりと持ってて受け様を追いかけるんですね(それが元になって意見が食い違ったりするけども)。
「(受け様と初エッチ)もっと大事にすればよかった」っていう展開があって、私は落とされましたね(そこまでで3回くらい落とされてますが)。そんなことちゃんと伝えちゃう男前ほれてまうやろー!
最初は受→→→←攻みたいな雰囲気あるんですが攻め様の方もどっぷり浸かっていきますね。尊きカップルの成立です。
話が進むにつれて攻め様がどんどん盲目な受け様一直線に……正直攻め様がこんな魅力的になるとは思ってなかった。いい男だな仁科サン!!!!

くっついたはいいものの初っ端から遠恋、遠恋、遠恋だけでも大変だろうに、カミングアウトや将来に向けて食い違いが……
キャラがしっかりしてて物語に入り込みやすい分、読んでるこっちもちょっと辛くなりますね……。(だがこの辛さを味わってからのハピエン、ホントに頭の中で"何か"が分泌されるかのごとく幸せな気分になれるのでやめられないのである)
問題を孕みつつ下巻に続きます。

性描写もガッツリあるんですが、なんだろう、攻め様も受け様も互いを大事に思って気持ちよくなってるのがありありと伝わってきて「尊いーーーー!!!」ってなりながら読んでました。尊い。ほんと尊い。

読後錯乱状態ですのでまとまりのない文ですがとにかく尊きカップルです。モダモダしてても尊い!オススメ!!

読後もじんわりムネアツが残る……

電子書籍サイトでなんでかタイトルと表紙に惹かれて、でも買う踏ん切りはつかずちるちるで検索して……を数回繰り返した後、とうとう購入しました。

結果としてはめちゃくちゃよかった………
なんだろ、ちょうどこーゆー「二人が互いに気持ちを向けてて、口数は多くないけど行動が甘々」みたいなの読みたくて。
いい感じにツボにはまりました……

キャラの方はといいますと、受け様が私の大好きな黒髪。あと、メガネしてるんですけどさすがアーティスト、おしゃれメガネに癖っ毛でほんとに官能的ってかエロいっていうかオトナの余裕っていうか……
これがエッチのときには攻めに委ねてすっかり可愛がられちゃってほんとに「あぁっ……!!」って感じです。
しかもこの、抱かれてても強気な男言葉使ってんのホント好き……!!!!
ふらっとやってきては愛される、猫みたいでかわいい
でも攻めに「捨てられるかも」って思った瞬間、絵がかけなくなるなんて実は繊細でもうホントに幸せに生きてくれ……

攻め様はアレですね、こだわりないかと思いきや執着し始めるとヤバい方ですねわかります大好きですニヤリ
色素薄くて背が高くて、かつ猫目っていいですよね……
黒い感情を押しとどめながら受け様最優先で生きるその姿勢、非常に尊きお姿でした。ベランダで腕の中に留めてトントンしながら愛でるの、ホント好き(語彙力の限界)

物語はしずしずと進むのに、水面には二人とも強い感情が見え隠れして、気持ちの行き来があるたびにこっちが胸を掴まれるような1冊でした
良き読後感……きっとこのあとも二人、微笑みを浮かべながら楽しく生きていくんだろうなと想像できるお話でした