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女性ぺししさん

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1-ONE- 同人 コミック

麻生ミツ晃 

少し先の十嘉と五十鈴

リバースの同人誌版を読んだ方なら『えっ?』と思う人も少なくないはず‥。エロ要素はほぼなしです。本編から大きく外れる事はないのですが、まだ作品が完結していないためその先の、未来のお話。十嘉は音楽家として日々苦悩しながらも歩き出し、そんな十嘉を側で見守る五十鈴。まだ支えられてる感が強い十嘉ですが、意外に誰よりも純粋に真面目に音楽と向き合うタイプだからずっとこんな感じかも‥。
最後まで五十鈴の耳が聴こえるようになるような展開ではないようなので、十嘉のヴァイオリンや彼の声を聴く事は叶わないのですが耳が聴こえない分、それ以外の感覚が研ぎ澄まされているので音響設備の整った大きなホールで演奏するようになれば音圧や反響音を身体で感じる事はできるかも。演奏する十嘉を観ている五十鈴側の視点も語られる事があるといいな‥と。
麻生先生のあとがきにもありましたがちゃんとした恋人同士になった後には十嘉と五十鈴のいちゃらぶを描けたら‥との事だったので期待して待ってます。

どんなテオでも受け入れ態勢万全なカミロが素敵すぎる

ノンケのテオがカミロへの本当の気持ちに気づく過程が、ちょっとコミカルで可愛くてたまにカミロに翻弄されているところが最高です。負けず嫌いで、ついつい頑張っちゃうけど酔い潰れて朝にはカミロのパンツを履かされてる‥。テオもちょっとずつカミロを意識するけど『自分はノンケだ』という思いがあるので、カミロとのお試しに付き合う心地良さと周りからゲイだと見られる恥ずかしさ、かといってお試しをやめたくないと思い始めるテオの揺れ動く気持ちから本心に辿り着いてカミロに告白するシーンにグッときました。

孤独な鬼道の少年らしさが垣間見える1巻

鬼道は孤独を抱えていて、イキガミだともてはやされても守りたいものもなく、求められるままに戦っていたけどドナーの吉野に出会って、最初は複雑な思いもありつつどんどん惹かれていく一方で、ドナーとして全てをイキガミに提供しなければならない事に、最初は怪我くらいだと何も感じなかったけれど命に関わる怪我を負う恐怖と吉野を傷つけたくないという思いがどんどん大きくなっていくところで、やっと人間らしい感情が生まれてきて、人知れず悩む鬼道がなかなか可愛い。滝とは正反対だけど鬼道の優しさがちょっとずつ見え隠れするところが愛おしいです。

BLファンタジーの王道です

ファンタジーの王道ですね。絵が綺麗なのでもっとディープな睦み合いのシーンをつい期待してしまいますが、海外でも人気のある作家様なので修正の関係もあるかもしれませんね‥。
何となく先の展開を想像できる作品もありますが、全く先の展開が読めません。アルトに黒い痣のようなものが身体に出始めたのは、覡を癒し身体が黒くなるのを鎮めてきた反動?それともアルトの中の黒海が何か動き出している?マニエリも覡を辞めて危機を脱したら元気なので、黒海と対峙しなければ覡も命の危険はないのか‥など謎がいっぱいです。身体を乗っ取られて黒海に支配されて病む人もいれば、人間らしく自我を保てる人もいる。黒海の本当の目的や知っていて見て見ぬふりをする一部の権力者の繋がりなど‥先の展開とエルヴァとアルトの行く末も気になります。

花城のつかみどころのない謎の続きは小説で‥

外国のBLにはあまり興味がなかったのでレビューでラノベの方の評価がとても高いのは知っていたのですが、気づいた時には5巻まで出ていてお値段もそこそこするのでどんなストーリーなんだろう?とタテヨミの方をまずは無料で読めるところまで。コミックは多少割愛というか描ききれない部分もあると思うので、ところどころ『?』となる箇所はありますが、絵が魅力的だったので何だかんだ全部読みました‥が、きっとラノベを読んだ方ががより細かな設定などが理解できて面白いんだろうな‥。
コミックの方は現状休載のようですが、最後の方はBL要素はほぼなしでBLだった事すら忘れてましたが謝憐が武神だった事も最後の方で気づきました。

コミックなのに小説のような読み応え‥

改めて言うまでもなく絵は完成度が高くて、中性的で美麗というよりもリアリティ寄り。身体のラインもあり得ない感じではなくこのくらいだったら居なくもないよね‥というこちらもリアリティギリギリを攻めているところがストーリーとも合っていて最高です。
咎井先生が主にノベルのイラストを手掛けていることもあって、全てをつぶさに描き過ぎない、伏線もあちこちに隠されていそう。5巻を読み進める前に浅野が連れ去られてからムネーモシュネーを施すまでの一連のストーリーの時系列と多すぎる情報がまだ自分の中で消化できておらず、しっかり読み返して頭を整理してから5巻を読もうかと。
元となるノベルがあるなら併せて読みたいところですが、コミカライズではないので想像力もなかなかに必要かも。
浅野が命からがら戻ってからも収束しない猟奇殺人の犯人を捕まえるために浅野の記憶を戻し、犯人に連れ去られ受けた全てを再現する事で、見たはずの犯人の顔を思い出させる事に同意した浅野。篠原と出会う前まで記憶を巻き戻す処置を受ける僅かなひと時、朧げな意識の浅野と交わす約束と篠原の願い‥2人は意外とドライな関係かと思っていたので、篠原が待つと言った言葉を拠り所にしてムネーモシュネーを受ける浅野の手が抱き合う篠原の身体から意識が途切れると同時に滑り落ちるシーンにグッときますが、恋愛っぽい展開がようやく来たぞ‥と思ったら目覚めたら他人なんて⋯ストーリー上少ないからこそこういうシーンが扇情的でグッときます。

ハッピーエンドと切なさが半分ずつ

読み終えた後はハピエンの嬉しさと切なさが半分ずつで複雑な気持ちに。滝の一生懸命さに春人や柴田も救われてるな、と。春人を失って生きる事に希望を失い、頑なになっていた柴田が自分が殺されて突然いなくなったら同じ思いを滝にもさせてしまう‥と思いとどまらせたり、迎え火でまさか春人が現れるとは思わなかったものの再会にイチャつく2人を見て内心 心穏やかではないだろうけど現彼氏をアピールしつつも普通に接したり‥滝の底なしの愛がなければこのハピエンはなかったな‥。
送り火の後、柴田に春人と過ごした数日の記憶がすっかり抜け落ちていたのは、そういうものなのか、春人が滝に大切な人を任せてもいいと送り火と一緒に柴田から数日間の記憶とともに消え去ったのかは謎ですが、それでも『来年もおいでよ』と呟く滝の優しさよ。春人と柴田を2人きりにはせず、終始3人で過ごす強靭なメンタルと静かな独占欲はさすがでした。
自分の姿だけが窓に映らない現実を寂しげな顔で見つめる春人にグッときましたが、優しい言葉をかける事もできないまま、春人亡き後ゴミに埋もれて過ごしていた柴田が春人と再会した時は会いたかったと自分の気持ちを素直に言葉で伝える事ができるまでになって、柴田も滝に支えられて前を向く事ができて良かった。
年に一度だけ柴田が自分以外の人を想う時間を側で見届ける滝の覚悟と大きな愛に感謝とエールを‥。

美少年は1人でシてても絵になる

これはCPになるまで結構かかるぞ‥と思ったら意外とあっさりな展開でした。が、むしろくっついてからが大変そうなカイとノア。互いに家のしがらみや親との関係に問題を抱えつつ関係を育むも、何だか引き離されそうな展開のにおいがプンプンしなくもない‥。サッカーの目標を家族に閉ざされたカイは今度こそは諦めたくないとノアへの執着を積極的にアピールするも、恋愛自体に免疫がないノアの戸惑いっぷりが初々しくて焦れったくて‥好きを自覚して触れ合いたいけどカイにグイグイ来られると待ったをかける。だけどカイとのあれこれを思い出して2人とも悶々として1人で致しちゃう。シたいお年頃だものな‥。そんな正直な行動も含め、家や親が決めた未来に抗って2人がどうするのか、どうなっていくのかが楽しみです。

自分には廃れ無くなったキラキラ感✨を2人におすそ分けいただきました

遠洋漁業に出る一颯を送り出す寂しさも凪沙が大学生活が始まれば慌ただしい日常生活で紛れるか‥と思いきや、この2人なら毎回の送り出しも再会も初めての事のように寂しさで涙、元気な姿で逢えて嬉しくて涙で過ごすんだろうな‥。一颯が海で過ごす間、凪沙にも寂しさを紛らわす何かが見つかるといいですね。
バリキャリのシングルマザーの家庭で育った凪沙だから人一倍愛情を求めて一颯と過ごせる時間を独り占めしたいよね、と思ったら口実作ってちゃんと一颯が家族と過ごす時間を作ってあげたり、泣くと漁船を目の前に一颯に辛い思いをさせてしまうと港へは見送りに行かず笑って送り出したり‥凪沙の健気で優しいところは直接じゃなくても一颯にはしっかり伝わってるよ。
真っ直ぐで無骨な性格の一颯とは対照的で今は凪沙が色んな事に配慮し我慢してちょっとだけ大人びて見えますが、一颯も可愛い部分はそのままに師匠から漁業以外の知識もちゃっかり海の上で吸収して時折、凪沙を戸惑わせてドキドキさせる男前な大型ワンコ攻めに海から帰る度に成長するのを期待してます。

シャツガーターは美人受けの必須アイテム?

アングルも多彩で1巻だけでもなかなかにエッチ。ダンテはグイグイ行くけど執拗な感じではないので展開や受けとの関係性などはそこまで気にならず。舞台がイタリアのマフィアということで、個人的な好みの問題で続けて次巻を続けて読むかは悩むところですが絵の感じや描写がとても綺麗なのであっという間の完読でした。ストーリー的にはシリアスな感じの中にもボスからのお達しがクマのぬいぐるみ越し‥などコミカルな部分も盛り込まれていてバランス良く楽しめる作品でした。