ねこぷーさんのマイページ

萌×2作品

女性ねこぷーさん

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爽快感ある面白さ!!

とにかく笑いました~(*´▽`*)

攻めが喘ぐと、こんなにお話の様子が変わるものなんだ!と、
ビックリ&大爆笑でした。

主人公のヤクル(受け)は娼館で働く下男ですが、
ひょんなきっかけから、男娼として客を取るようになります。
そしてお話は、徐々にヤクル総受の様相へ…。
男たちは次々にヤクルの虜になり、
なぜか全員、行為中に激しく喘いでしまうのが本当に笑えます。

いやこれ、攻めさんたちは喘ぎたくて喘いでいるわけではないんです。
なぜ?と本人たちも首を傾げていると思うのですが、
ヤクルの名器の前にはなすすべもなく、
身分ある国王も、屈強な騎士も、
誰も彼もアンアン喘いでしまうのですよ。
その喘ぎっぷりが派手で、笑いがこみあげてたまりません。

特に笑ってしまったのが、
ヤクルが、ある攻めの身請けを断った場面。
ヤクルからの辞退の便りを受け取った攻めは、娼館に駆け付け、
断られたことへの怒りや焦燥の感情に任せてヤクルを抱くのですが、
「あん、あんっ、あああんっ」と喘いでいるのは当の攻めなのです。
こんなことってあるの?と爆笑しました。

他にも、ヤクルに嫉妬した他店の男娼や、
息子がヤクルに夢中なことを心配した父親(国王)など、
なぜアナタが!?という意外な人物が
次から次へと攻めになっていく様には笑いが止まりませんでした。
攻め同士で牽制し合って、おバカなやりとりしちゃうのも可笑しいんです。

ヤクルが、心優しく明るい性格なのと、
攻めひとりひとりが、真剣にヤクルを愛しているので、
終始爽やかな印象で、読後感も良かったです。
娼館の店主や従業員もみな暖かく、情に厚く、
己の身を売るという特殊な世界のお話でも
安心して読むことが出来ました。

攻めたちもそれぞれに個性があり魅力的で、
チッチーさんの絵柄もぴったりマッチ!
マッチョなタイプが多く、眼福でした~。
そして、巻頭のキャラ絵と説明がとっても便利です。
何度も戻って確認出来ますよ。

ラストで、ヤクルのちょっと悪い顔が見え隠れするのも痛快でした。
読み終わって本を閉じ、サブタイトルを見てまた笑い、
最後まで、本当に楽しい1冊でした。