ツッコミ所はあれど、楽しく読ませて頂きました(≧▽≦)
受け様は、6年前に攻め様をすきなって以来、攻め様の嫁となるべく日々を過ごしてきた円佳。
攻め様は高校生の尋斗。
親族から18才を待って政略結婚を余儀なくされ、それでも前向きに受け入れ、打ち合わせに赴けば現れた嫁は男だった。
尋斗に何がなんでも会社を継がせたくないけど、世間体も大事、という尋斗の親戚の思惑が、男との結婚、という結果に至るのが、は!?と驚き!Σ( ̄□ ̄;)
6年も前から相手を準備する用意周到さ。
あり得なくない!?と思いつつも、まぁ物語なのだからね。
尋斗は、こんな親戚が周りにいる中で、よくもまぁこんなに真っ直ぐに育ったものだね、という高校生。
その正直さや正義感が、円佳を傷つけることになるけど、それこそ高校生なんだもん。
中途半端な優しさとは思いましたけど、それでもいい子じゃないかと思いました。
また、自分だって泣きたいのに、仕方ないでしょうと諦めて、受け入れるしかない、と精一杯の虚勢で笑う円佳が健気で(つд;*)
レイプ犯達の逮捕のため、周囲がバタバタしてる最中に、プロポーズして2人の世界を作っているのに、ホッと胸を撫で下ろしましたよ。
成田離婚(古い言葉かしら)ではなく、名実ともに新婚さんで帰って来てよかったです。
尋斗と円佳には、周囲が羨むラブラブバカップルぶりで、親戚一同に、その幸せぶりを見せ付けてやれやーー、とエールを送りますよ。
イラストは鈴倉温先生。
健気な円佳と展途上の将来有望株な尋斗が、とてもイメージ通りで素敵でした。
子供時代の尋斗とか、めっちゃ生意気そうでかわいい(*^^*)
う~ん‥。
萌えとないわ〜が混じりあってしまいした。
受け様は、皇太子のテュール。
攻め様の1人は、テュールの近衛兵隊隊長のフェリンス。
もう1人の攻め様は、テュールの腹違いの弟のジーフリト。
テュールは、美丈夫で精悍なジーフリトに秘めた想いを抱いているのだけど。
フェリンスが美女からのキスを受けているのを見て、もやもやっとしちゃう。
んで、ジーフリトからは流されるようにキスをされて。
テュールが、なんとも感情移入できなかったなぁ(-_-;)
皇太子としても、甘過ぎじゃろ、と応援しきれない。
初めはジーフリトの身代わりとしてフェリンスを受け入れて、やっと好きだと気付いて告白しても信じてもらえない。
これから信じてもらえるよう頑張ろう、と思った矢先にフェリンスを拒みきれず受け入れちゃう。
え〜〜〜( ̄~ ̄;)
また、攻め様2人のえちが、本命と思ってるライバルへの対抗心からか、イマイチ甘くない。
う~ん、ないわ〜(-_-;)
2人ででも、3Pででも、私の好みではなかった( ´△`)
しかし、きゅんもあったんです。
そもそも3Pなるもの、嫌いではないのですが、そこに到達するまでの気持ちが大事な訳で。
先生が後書きでも書かれてましたが、3人で仲良くね、というのより、攻め様2人の嫉妬心や独占欲を垣間見れるのが好きなのですよ。
こちらの攻め様2人は、お互いにテュールを共有なんて我慢ならんってギラギラだったのが、非常によかったです( ☆∀☆)
本編終了後。
攻め様である高哉には怖いものがある。
まずは虫、爬虫類。
そういえば、本編でもヤモリに悲鳴あげてましたね。
周史の家での新生活において、高哉が「チカちゃーん」と助けを呼んでしまう。
脱衣場に現れた黒くて細長いの‥ヤスデとか見た記憶がないわ〜
それを周史は、ティッシュでつまんでポイッと外へ。
見えなくなったヤモリがまた現れたら震える!という高哉のために、その時は僕が捕まえてあげるから、と微笑んで一緒にお風呂へ入ってくれる周史にきゅん。
次にリモートワーク中の不具合。
回線不具合で予定は狂ったけど、ようやく終わったところで、恋人が用意しておいてくれた食事を一緒に食べる幸せ。
最後に周史との生活が幸せで怖い、という(^o^;)
仕事の相棒に新生活においての怖いものの話をしていても、結局はのろけになってしまう(*´ω`*)
そんなデレデレ幸せそうなペーパーでした(*^^*)
とってもかわいいきゅんなお話でした。
受け様は地方誌のライター、周史。
攻め様は旅行に来ていた高哉。
周史は有名人の子供であることで、ゲイばれして両親に迷惑をかけることを過剰に心配して、誰も知り合いのいない地方で独り暮らしをしている。
人と深く関わることに対して慎重に暮らしてきたのに、ケガをした高哉を泊めることに。
翌朝、すでに出ていったと思って1人エッチをしているところに高哉が帰ってきちゃう(/--)/
いや〜さすがに動揺しちゃいますよね。
恥ずかしがって拗ねてるイラストがめっちゃかわいい(≧▽≦)
んで、やってみたことない事をやってみたら世界が広がるよ、言われるがまま、えいっと思いきって高哉との初えっちと相成るわけなのです(///∇///)
そのまま、高哉は周史のペットとしてしばらく同居することに。
カラダの関係から始まる2人が、心を通わせていって、身も心もつながる恋人となる、のんびりとしたキュートなお話。
高哉が東京に戻るとなった時の、周史の「ヤリチン旅烏」呼びには吹きました(笑)
恋人となったその後の書き下ろしでは、遠距離恋愛となった2人のお話。
遠距離となってめったに会えなくなって寂しいと思いながらも、スレ違いになることもなく微笑ましい様子の2人でした。
かわいいのに、なかなかにえっちぃ感じも。
だって、えっちの時の周史がとっても気持ちよさげでえっちぃんですもの。
イラストは陵クミコ先生。
先生の描く周史がかわいかったです。
そして、ポメラニアンがかわいかった(*^^*)
本編終了後、シダを王太子妃として紹介する当日のレオニード視点のお話。
各国からお祝いの使節団が来賓していて、その対応を1人でこなしていたレオニード。
そんな中、1人の大使から廊下に飾られている、新たに加わった肖像画が王太子妃なのかと問われる。
肯定すると、趣味が悪い、なんて言われる始末。
えっ!?大使ってば、そんなことを時期国王になる人に言っちゃっていいの?
笑っちゃっていいの?
‥‥レオニード、しっかり笑ったヤツを覚えていて仕返しの算段をつけてました。
あんなに美しいシダなのに‥周囲の笑いの意味がわからず、肖像画を確かめに行ってみると。
サヴァがイタズラをしでかしていて、笑いの意味に納得。
説明を試みようとする中、1人の侍女が献上品を謝って割ってしまう。
激昂して剣を上げた大使の前に颯爽と現れ、剣を止めるシダ。
凛として大使を諌めるシダを抱き寄せて、レオニードは王太子妃だと紹介する。
無礼だ!戦争だ!とぷりぷりで帰っていく大使を見て、シダは心配するけれど、聖なる森に守られているので、負けることはない。
恐縮するシダはとても愛らしいし、先程の剣を止めたシダはかっこよくて惚れ惚れする。
結局、どんなシダも愛しいって事ですね(*^^*)
心配させたおわびとして夜に喜ばせてほしいだなんて、本編では聖人君子みたいであまりオス感を感じさせなかったレオニードだけど、なんだ、ちゃんとやにさがってたんだ( ☆∀☆)
その後広間へ行って、使節団へシダを紹介してはその美しさに息を飲む様子を楽しむレオニードでした。
うんうん、幸せだね(≧▽≦)
アルベルトと親衛隊長のカールが、剣の鍛練をしているのをミカとお付きのピニが木々の隙間から覗いていて。
王妃なのに、そんな真似を‥と不服そうなピニを尻目に、ミカはうっとり。
自分の夫はカッコいい、と心の中で連呼。
アルベルトは、ミカに対してかわいいを繰り返していたし、バカップルって事なのでしょうね(*´∀`)
ミカが、剣を互角に打ち合えるカールはいいな、ともらすと、アルベルトの愛情を独り占めしてるのに、剣の相手までしたいだなんて、欲張りですよ、とピニからたしなめられちゃう。
ピニとミカがいいあいをしていると、それに気が付いたアルベルトから声をかけられる。
まさか覗き見をしていたとも言えず、落とし物を探していた、とごまかしてその場を去るミカ。
おそらく状況を正確に把握したカールには爆笑されムカついたけれど、ミカを信じて一緒に探そうと言ってくれたアルベルトにはきゅん。
かわいい2人のペーパーでした(*^-^*)
大好きな名倉先生のお話、楽しみにしていました。
受け様は、髪の末裔一族のミカ。
男性ながら、妊娠可能であり、花嫁候補として育てられきた。
攻め様は、アルミラ王国国王のアルベルト。
叔父の謀反により逃亡生活をおくってきたけれど、仲間と共に王座を奪還し、その後は国のために身を粉にして奮闘して4年。
そろそろ結婚して跡取りを、と神の末裔一族の花嫁とのお見合いの為に島へと。
そこで出会ったミカにひとめぼれ。
そしてまた、ミカもアルベルトにひとめで好意を抱く。
こうして、無事成婚となったのですが。
少しでも気に入られようと、アルベルトが精一杯に着飾って出迎えてみたら、ミカからしたらダメ出しの嵐。
純朴で善良なアルベルトとツンデレツン多めのミカ。
お互いに相手が大好きなのに、気持ちが通じ会わない2人。
これはあれだね、会話が足りないからだね。
初夜の翌日、ミカの隣にいたら再現なく抱いてしまう、と早々に仕事へ行ってしまうアルベルト。
そのまま1度も顔を見せずに、夜にはまた性交をしたいとやってくる‥。
いや、これ怒ってもいいと思う。
普通ならスレ違いまっしぐらコースやからね。
アルベルトも会話をしよう、という気持ちはあるのに、ミカを前にすると冷静ではいられない。
抱きたいという欲望に理性が勝てない日々。
だって、そこにミカがいるから!
と、空回ってるスレ違いの状況がわかっているのに、どうしようもできないっていう( ̄~ ̄;)
ミカも、素直になれずツンツンした言い方をしちゃうのだけど、アルベルトはそんなミカすらかわいい。
テレてるミカがかわいい!!とデレデレっすよ(*´ω`*)
そんな中、ミカが横恋慕してきたやつに拐われる、という事件が!
どんだけ自分に都合のいいようにフィルターかけて見聞きしてるんだっていう、まさにストーカーっていうのはこういう思考回路なんだなって奴でして。
なんだか都合よく助けられたなぁ(^-^;ではあるんですけど、まぁ神様がいる世界のお話なんだからね。
ともかく、受け様を好きすぎて残念になる攻め様の姿、にやにやしながら楽しみました。
本編ラスト、ラインにプロポーズするガスタの姿が当たり前になっていた頃のお話。
今日もピンクの花束を抱えてラインと所へ行こうとしていたガスタ。
ゼクシリアからあきれたような目で見られても、ラインがここにいるのは結婚式までだから悠長なことはしてられない。
結婚式までに了承してもらえなかったら追っかけていくまで、と即答。
将軍職は真面目で頑固な父親に譲るから、と言われると、そのような事態はなんとしても避けたい新婚のゼクシリアとしては、全力でサポートする、と申し出ちゃう。
かわいい甥であるロイからもフォローさせるし、軍にも働きかけて自由時間を増やせるようかけあおう、とか言われて、2人拳をつき合わせてニヤリ。
デルバイア王国が総力をあげてラインからのOKをもらおうとガスタをアシスト。
みんな必死やね〜( ̄∇ ̄*)ゞ
ラインと言えば、ガスタの顔を見ただけで「断る」って未だ一刀両断ぶり状態。
でも、ラインの顔を見ていたら昔の自分の気持ちもよみがえってきて。
あれ、オレは昔、いらないって言われたけど、ラインへ贈る指輪を、注文したぞ‥。
ラインとの幸せを信じていたあの頃の、自分の純粋な想いがつまった指輪。
あの指輪を今度こそ贈ろう。
屋敷中ひっくり返してでも見つけてやる。
ラインに花束を渡すと、待っててくれ、と言いおいて飛び出すガスタでした。
そんな気持ちがこもっていた指輪だったんですね〜。
本編ラストにちょっと描写があった指輪にそんな想いや愛がつまっていたとは。
ラインの為に必死なガスタの姿が見られて微笑ましいペーパーでした。
本編終了後、オレクと沙智の結婚式当日。
沙智の両親に代わって、ずっと沙智を見守ってきたマミンカ。
長寿で人間の言葉が話せる不思議な子猫。
本編でも沙智の親代わりとして沙智をずっと応援してました。
そのマミンカ視点のお話です。
沙智が好きな人と結婚して幸せになるのは喜ばしいことだけど、寂しく感じているマミンカ。
我が子の巣立ちは、嬉しい反面寂しくもあるよね。
控え室での相変わらずラブラブな2人の話を聞いていたら。
バージンロードのエスコートをマミンカに頼みたいとオレクが提案。
沙智同様マミンカが驚いていると、親代わりのマミンカに承認されないと、神様の前で愛を誓えない、と。
猫だけどいいの、と沙智が心配すると、ただの猫ではなく家族だろう、と微笑むオレク。
抱き合ってる2人の間に飛び込んで、我が子が旅立つのではなく、1人増えるのだ、と幸せをかみしめるマミンカなのでした。
本編終了後、英二の母が住む田舎の家に親子で帰ってきてる3人。
綾部と正式に結婚した英二は、弦と3人で綾部のマンションで暮らしていたのだけど。
綾部が北米に転任することになり、家族で引っ越すことになったので、挨拶がてら里帰り中です。
ちょうど中秋の名月。
弦が寝た後、月見酒を楽しんでる大人の2人。
好きな人と一緒に過ごせる幸せをしみじみ感じながら、優しい時間を過ごしている2人の様子に、暖かいものを感じます。
本編が妊活生活多めだっただけに、こんなにゆったりとした幸せな時間を過ごす2人が微笑ましくて、いいなぁ、です(*´ω`*)
もっと触れ合いたい、幸せの温度を感じ合いたい。
部屋へと戻る2人の姿に、今からの色気の妄想と、幸せなこれからの未来を想像できて、満足なSSでした。