まぎぃさんのマイページ

萌作品

エキスパートレビューアー2023

女性まぎぃさん

レビュー数254

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今年度32位

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因縁の兄弟

日野さん好きなのですが、ちょっと設定が強すぎたのかなあという気がします。

タイトル通り、兄弟もの。
本当にそっち方面にだらしなく依存症な兄。誰とでもしてしまう。
そんな兄の居場所が必ずわかる弟。それで、タイトルのマグネット兄弟です。
引き合うんでしょうね。
俺でよければと兄のうずきを弟が癒やすように。

しかし、ただ好き同士だけではありませんでした。
この兄弟には生い立ちに深いトラウマがありました。
それはぜひ読んでください、ということでネタバレなしにしておきたいと思います。

ただ、何かもう一ひねり、カタルシスがあったらよかったなあと思いました。

オムニバスお医者さんもの

期待を裏切らない安定の短編集。今回はお医者さんものです。

泣く子も黙る雷帝といわれる医者がやってきた。。
看護師の受けさんがこわごわながらも近づくが、厳しく当たられると感じていたら、実は雷帝も人の子で、自分を気に入っていた。。
というわけでなんかラブラブに。最後は益岡医師(雷帝)が大病院を辞して開業し、受けさんもついていくという落ちがほんわかしててよいです。

細かいところは気にせず、くそまじめな顔で繰り出されるギャグとアナログな絵を楽しむ作品です。

他に、包○を直しに来た美人の会社員とイケイケ医師や、人違いで抱かれた研修医と抱いたヤクザが本気になる話、保育士さんと遊びすぎな父兄などのお話がありました。

レディコミの葉月さんだけあってHシーンのアングルが迫力ありますね。

つかみどころない年下攻め

疲れたリーマンが、チャラいイケメン年下男に癒やされる話です。

疲れすぎて風俗のキャッチに誘われたリーマン、伊濱。寝てしまい、起きたところをキャッチの大慈に色々されてしまう。
財布を落としたことで、大慈は伊濱の家におしかけ、なんだかんだ住みつくことに。

という設定。
家にいさせてもらう代わりに、とあれこれ開発されてしまいます。

懐っこい大慈ですが、何を考えているか分からないところも。でも最初の展開があったのは、結構はじめから伊濱のことを気に入っていたからかも?

ワンコなイケメン年下攻めに、普通のオジサンリーマンが愛される話でした。
Hが濃いめかな?

完結の3巻

大学をやめると言い出した福富ですが、笑に一喝される。全くおぼっちゃまというか、考えなしにも程があるのですが、全体に甘いテイストでややコミカルなので、さらさらっと読めてしまいます。

むしろ、無口だが色々目配りがきく権蔵さんや、酒蔵を継ぐという姉、取り立てやなのに結構おいしいところをもっていく芸能人キャラのお兄さんなどがいい味を出しています。

笑は福富酒造に正式に雇われ、海外支店を任されるまでに。
キャンキャン言っててもまじめないい子です。
福富も自分探しをするのかな?と思いきや、海外を放浪したあげく侍として、笑の手伝いをするという訳の分からない人生になってました。。そこだけがなんかスッキリしなかった。

ファンタジー

なんか面白くてつい飼ってしまう瀬戸さんの作品。
こちらは、狛犬が自分にとりついてしまうお話。まるっと同じカプのお話です。

不良っぽくつっぱっていて友達もいない由太郎。幼なじみで隣人の蒼汰は、ヘタレだけど優しい性格。
蒼汰は、最近由太郎が話してくれないのでしょげている。

そんなある日、由太郎に狛犬がとりついてしまう。狛犬は蒼汰と結ばれたいと、思ってもいないような行動ばかりして。。

という設定。
そうこうしているうちに、由太郎はつっぱりをやめてどんどん素直になり、かわいくなってしまいます。
どうやら、家庭環境のせいでぐれていたようです。

かわいいお話でした。

ストーリーがしっかり

ちょっと古さは感じるものの、物語がしっかりしているので一冊読んで満足、という感じです。

若いときに会った武松と金連。お互い想いはあるのに、金連は有力者の囲われものとして生きる身となってしまう。
どんなに体を開かれても、一途に武松を想う金連。

一方、武松は役人になったにも関わらず、色々な事件があり役人をやめて、有志で悪を成敗する梁山泊の一員となる。
ついに再開した二人は幸せになる、というお話ですが、紆余曲折あり、二人が幸せになることを願わずにはいられない展開。

ハッピーエンドでよかったです。

ギャグだけど受けヤクザがgood

ギャグテイストなのですが、ヤクザが流されちゃって受けるというのがなかなかよいです。

組が解散となり、失業?した須藤。前から得意だった漫画家に。SNSに投稿していたところ、編集の広瀬に声をかけられます。

いつもクールで厳しく表情を崩さない広瀬。
でも漫画(仕事)には真剣で、須藤の漫画にも厳しいだめだしをしつつ、育ててくれる。

ここでBLあるある設定ですが、BLのHが描けないなら体験するしかない!と作家の須藤を抱く広瀬でした。
抱こうと思う時点で好きなのかもしれませんが、そんなそぶりを見せない広瀬。一方須藤は流されすぎですが、Sな広瀬さんに絆されちゃったのかな?

明るくギャグを楽しめる、そしてヤクザ受けというおいしい設定の漫画でした。
他にも書かれていたら野田さんの作品を読んでみたいと思いました。

変な攻め登場

まさお三月さんばりの変人が登場です。
さがのさんは好きな作家さんで、コミカルななかにちょっと切ない恋愛がみえるのがよいのですが、この作品はむねのりくんの変態っぷりが終始描かれておりました。

タイトル通りなのですが、受けの久基に対して、攻めのむねのりが下僕にしてくださいと迫ってくるというお話。何不自由なく育って、自己主張というものがなく、何かに流されたい、従属したいという願望があるという設定です。

久基は特段リーダーシップがあるわけでもなく、小柄で元気だけどちょっと考えが足りない感じ。落ち着いたむねのりとはいいカップルかもしれません。

頭をからっぽにして楽しめるお話です。
でも、何かもうひとひねりあるとさらに面白かったかなあとも思います。

完結

2巻で完結です。
ようやく恋愛っぽくなってきます。
少し昔の作品なのか、絵が堅い印象のところもありますが、1巻よりも皆イケメンになっているような気がする。。

牧師だからといって禁欲的であるべきかは、流派によるかもしれませんが、特に職業関係なく、矢内の押しが強くなってきて、湯名も受ける形に。
1巻ではお銚子ものの印象が強かった矢内ですが、2巻では色々察して、陰から湯名を助けたりとできる男に。
湯名の初めて教わったという牧師が登場(当て馬)しますが、まあ最後は丸く収まり、よかったねという感じです。

ちょっとギャグっぽいところもありますが、恋愛ものとして楽しめる作品でした。

羊たちの番人 コミック

石原理 

牧師同士

タイトルとカバー通り、牧師もの。なんと牧師同士。
まあ、職業は味付けぐらいで、結局オラオラ系攻めとツンな美人受けという構図です。

1巻ではまだくっつくまでいきません。そもそも恋愛なのか?という感じ。
奔放な問題牧師の元に派遣された、まじめな牧師。
ちなみに、知らなかったんですが、牧師とはプロテスタントでの呼び方のようです。服装は作者さん曰く雰囲気だそうですが、イベントとかスタイルとかはプロテスタント流になっているのでしょうか。詳しくないのでわかりません。。

教会の経営のため、イケメンとイケボイスを活かしてご婦人の寄付を仰ぐ牧師、矢内。家業を継いだ、ようですが、なんと少年の頃に前科があるようです。
一方の湯名はまじめな冷徹美人。びしびしまともな経営にしていきます。

矢内の方は適当に遊んでいるようですが、美人の湯名にもしょっちゅうちょっかいをかけている、そんな1巻です。