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萌作品

エキスパートレビューアー2022 ソムリエ合格

女性atyanmamaさん

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Grr コミック

みちのくアタミ 

何故だ…

みちのくアタミ先生の描く肉体が好きなので毎回買わせていただいています
今回は自分の恋人を奪った相手が攻め専門のホストをしていると知り
その体を蹂躙し受身に変わらせてしまうけど
実はそれは攻めの誤解でそれに気づいた時から二人の関係が本当の意味で始まるけどというお話

オヤジ受けで攻めにクズのにおいがするーと今回もワクワクしながら拝読したのですが
思ったより萌えませんでした
何故だ…

大ぶりなコマが多いせいでしょうか展開に思った以上に心がついていけず入り込めなかったのかみしれません
髭の受けが自分が思っているよりダメなのかもしれません
受けが優しすぎるのかレイプした相手をサラリと許すのはちょっと納得できないけど、こんな感じ方もあるのかなと思いましたが
優しさというか微妙に無気力というか…ただ単に疲れているのか私にはよくわからず
受身すぎて攻めへの気持ちをイマイチ感じられなかったからかなと思います

でも二人のお顔とお尻が麗しいのでこちらの評価にさせていただきました
先生の描く肌の質感がしっとりとしていそうなキャラはやっぱり美しいです
それは間違いないと思います

個人的には公式同人誌の方が好きでした

よさを掴むために必要な事項がある本

全781p中約300p位英国ブラックジョークの応酬です
私はイギリス人でもないし
イギリスに住んでいたこともないのでうっすらとした知識しかありませんが
彼の国は言葉の応酬がとにかくすごい国というイメージなのですが
このお話はまさにその嵐と言ったブラックジョークと言葉の応酬がすごいです
その無数の会話の中に彼らの真意
言えないから逆を打つ言葉が乱れ飛ぶんですがその激しい荒波の試練に耐えられるか否かのしれんがとにかく大きい
ただその言葉の分厚い鎧の中の二人の姿が見えてきます
誰だって傷付きたくないし
自分を愛してくれる温かい手を必要としている
でもそれを表に出すのは例えその相手にだろうと容易ではないのです
翻訳物の壁がとにかく分厚い
他社の某作家様の翻訳をしていただいている先生がいかに素晴らしいかしみじみします

その翻訳や言葉の壁こそが2人の心のバリケードだと思いグッとグッと(二度言う)我慢できたら我慢してください
素直になれず愚かで
愛を求めたいのに愛などいらないと嘯きながら
自分に愛が相応しくないと思っていた2人の契約の恋が本物になるまでを愛しく思える事でしょう

ただ続編と言われて

この応酬もう一回読むかと言われたらちょっと悩むんですけど
と思ったので評価はこちらです

意欲作かな

本編スピンオフ
メインカップルの2人のお邪魔虫南条(2巻で登場)のお話でしたが本編未読でも全く問題ないです
実は本編挫折…というか卒業組ですがこちらは独立したお話として読ませていただきました
(読み終わって本編を再確認はしましたが)


以下ネタバレ




家族との縁が薄く孤独を怖がるが故に初めから一人でいる方がいいと思っている伊織が転校先で出会った南条
人懐っこく自分の心の中にぐいぐいと入ってくる南条をいつのまにか受け入れそばにいて欲しいと思うようになるが
実は南条も家族との縁が薄かったが
伊織がたった一人の肉親を失った時側に居てくれた南条も実は恋人に手酷く捨てられ
伊織以外の人と人との縁を信じていなくなって恋人同士をみると粉をかけて寝取ってしまう
伊織にはそれは南条の自称行為見えそばに居ることで彼を止めようとする
高校を卒業する時南条はずっとそばにいてくれた伊織に告白するが
伊織は刹那的な南条と結ばれたあと別れるのが怖く逃げてしまう

大人になり偶然職場で再会した二人
伊織はまだ南条を思ってはいるけれどもと
より深い関係になった後相手を失うのが怖いまま
まだ悪癖が治らないと笑う南条にセフレまでなってでもとそばにいることを選ぶ
そのまま数年、踏み込めないでいる二人が
手を伸ばして相手を捕まえるまでの話



題材はとてもいいと思います
絵がとても可愛いし色っぽいし読みやすい
特に南条の悪癖を自傷行為的な行動を読み解いた伊織の思考部分はなるほどなぁと納得もできた
んですが
ぐっと胸を絞るような切なさや虚しさ悲しさが画面から伝わってこない
なるほど
二人の抱える傷と苦しみは分かった

乗り越えて結ばれてよかったね
と思う
けどそこで止まってしまう
良くも悪くも心に波がたちませんでした
これは好みの問題かなと思うのですが少なくとも私にはそうでしたので
そんなわけで評価はこちらにさせていただきました

おしゃれな本編よりやや本当にやや泥臭いかな
と思います
本編の雰囲気が好きな方なら少しテイストが違った感じで楽しめるかな

ただ本当にドロドロでぐちゃぐちゃが好きな方にはちょっと物足りないかな
と思います

皇帝と怪物 コミック

akabeko 

早回し過ぎる

他の方も仰っていますが早回しすぎるのがとても残念でした
表紙
キャラ設定
エピソードの一つ一つはいいですが
そのエピソードだけを切り取った構成がよく言えば斬新すぎるといっそ想い切れればいいかもしれません

以下ネタバレします




暴君だった先王の息子の若い皇帝が父を嫌悪し賢帝であろうと友人の支えを得て努力しているとこを私利私欲に塗れた奸臣に権力と友人を奪われるとか

又その国の奥深くには災いを呼ぶ化け物が隠されていて
起こすと起こしたものしか滅せられないらしい
追い詰められた若い帝はその廟を開け化け物を起こしてしまうとか

その化け物は実はこの国の始祖で起こした年若い帝とよく似た公妃がいたとか

国を憂いた隻腕の将軍が国を撃つために地下で組織を作っており
たまたま年若い帝に出会った事で
目的を変え帝を守り奸臣を打つことにするとか

それがうまく行くが化け物をそばに置くと帝の評判が落ちると化け物は身を隠すとか

その化け物に再会するために帝は憲政を続け弟に譲位し探しに行き
姿が変わってしまい正気を失った化け物を見つけるが口ずけで正気に戻し
二人は幸せに暮らしました

ってエピソードを一冊にまとめるとか無理でしょう?
キン◯ダムまで行かなくてもせめて10冊必要な感じがします

個人的には
不死の生き物を愛することは最終的に相手を殺すことに結びつくというのは切なくてとても好きです

化け物君と帝と将軍の三角関係とかになっても良い気がするなあ
でやっぱり破れちゃった将軍を弟君が抱いちゃったりとかもいいなー
とか
隙間は妄想してくださいねということなんでしょうか?
それならお得な一冊のような気がします

一巻評価は中立でしたけど一つあげます

2巻まで進んでこの本のポイントがやっとつかめてきたような気がします
というか徳永に慣れたのかもしれませんが徳永と言うキャラクターを一本引いて見つめることができるように「ほんの少し」なりました

慣れたせいかネットを閉じるのも5ページぐらい進んでからになれました(でもネットは閉じる)

この読者の呼吸と国枝の呼吸がシンクロしていくのか国枝も徳永のことを都会でまぶしくて直視できない人から徳永の個人的な魅力に少しずつ気がついていってる感じがします
まぁ徳永のせいで全力のコメディーなので付き合うのにも(読むのにも)体力を使いますが
大財閥の御曹司で本当に何でもできる徳永(ハンサムで100メートルを10秒で走りアフタヌーンティーは自分で作ってしまい勉強ももちろんできて身長も高い)
彼の人生で感情が大爆発したのは屋敷に紛れ込んできた迷子の犬に出会った時と国枝に出会ったとき
自分の感情をここまで爆発させるのは運命の人だと一直線に突入していく徳永
と言う構図に改めて気がついたとき
徳永にとって国枝がどれだけ大事な存在かと言うこともわかる
ただ国枝への行動があまりにとっぴでオーバーリアクションでついていくのに(読むのに)必死なのでそこに気がつくのに時間がかかってしまいました

2巻では国枝が徳永のその突飛な行動に覆われてなかなか気がつけなかった国枝の本質の優しさに少しずつ気がついていきます

これ表記的には迫ってる身長も大きい徳永が攻めなんでしょうけども
案外徳永が受けのほうがうまくいくんではないかと思ったりもしました

何気なく購入して読んでみましたがやはりくさやみたいな話です
ちょっと癖になったかもしれません
3巻が出たらきっと買います
3巻はには萌え萌えになれたらいいな

障壁らしい障壁がない芸能モノ

芸能モノの醍醐味人間として役者としての成長しつつ恋人となる三重構造をさらりと書き上げている
地軸は受なワンコ攻め
飼い主(受)に捨てられたと思って
でもいつか帰ってきてくれると信じて待ってるけど余りに帰ってきてくれないから元気がなくなり
の所を受が目撃して帰ってきてくれる
待てが出来る血統書付きの捨て犬時代を乗り越えて受が帰ってきてくれて息を吹き返し…
役者を始めたのも続けてきたのも受のための攻は
受が攻の良さをわかってもらえる様にマネジメントを頑張りまくる姿に応えようと
何より受がそばにいることで息ができる様になったかの様に仕事に頑張ります

タイトルでわかる様に芸能界モノで幼なじみモノなんですが
物語を彩る障壁が乗り越えられそうな障壁なのです
他の方も仰ってるが攻めが前半の干されてる理由もすぐに見当が付くし
後半の演技の壁も元々才能があると言う設定な上なので読んでて危機感が湧かない
二人の関係について周囲が暗黙の了解の様でそこも問題にならなそう
二人が両片想いなのもバレバレで案外すんなり行ったので
物語を読みにあたってほぼノーストレスでいけます(全く障壁がないわけでは無いのです)

個人的には先や心情が読めない展開や芸能界で無駄にいじめられたりする展開が大好きなのでそこを満たされることはありませんでしたが
すんなり読めるのは間違いありません
逆にあまりに辛い展開は苦手!という方にはとってもいいと思います
全編を覆う優しさが栗城先生らしさかなと思います
二人の関係や造形も可愛いしとても素直な子達で癒されます(暮田先生の挿絵がいい仕事してくださってます!)
何よりこの子がテレビで出てたらつい手を止めて「あこの子笑える位マネさんが好きな子よね」と応援しちゃうな
というわけでこの評価にさせていただきました

個人的には不思議ちゃんの監督が気になります

詠み人を選ぶ作品

静寂の月にコンビによる新作
お二人の持ち味がいかんなく発揮されておりやはり人を選ぶ作品だと思います

親友と親友にできた年上の恋人
親友を祝福しなければいけないとわかっていながらもその恋人に惹かれてしまう

それぞれがそれぞれの大きな秘密を抱えており
たやすく口にできないその秘密が3人のそしてそれに加わるもう1人の関係を大きく歪ませていく
最初から波乱を含ませている展開なのである程度覚悟して読み進めているとしても
甘さがほとんどないし
4人が選んだ最終的な結末は受け入れがたい方も多いと思う
そのことも含めて
前作の静寂の月でも思ったが良くも悪くも非常にメロドラマ的な話の持って行き方なのが特徴の作家さんだと思う
だからこそ盛り上がり方がしっかりしているし
秘密を持つ後ろめたさ
秘密を持つからこその変貌など凄みを持って描かれていると思うしその表現力は前作を大いに上回っているのは間違いない

もともと非常に痛い話でもあるし
このメロドラマ的な部分がだめな方はもしかしてだめかもしれない

何度も読み返しはしないが
数年に一度ふと思い出して読み返してしまう
今作もそのような作品になると思う

店の再建と心の再建に寄り添い墾く心

老舗のレストランが料理長に逃げられ危機に陥る
銀行から送られてきたコンサルは大鉈を振りまくるが次期経営者であろう息子はどこか人事で…

自分の幼い頃の経験から店の再建をすることに
全力を挙げるコンサルが
ただふらふらとしていた息子の気持ちを解きほぐし
息子が諦めていた料理人への道を再び開く

大人になると愚痴は言うかもしれないが
自分が本当に傷ついたことや諦めたことを
口に出したり
誰かに察られるのはなかなか恥ずかしいことだったり難しいことだったりする気がする
だけどもその分その扉を開いた人には
心をすごく寄せてしまってある意味無防備になっているんではなかろうか
そして厄介なことに大人になってそういう経験をする事は滅多にないので
その特別感は恋と変わりがないものなのかもしれない

今回コンサルがゲイだったので2人の関係は一気にそちら側に偏ったんだろうなぁと言う印象を若干抱くけれど
だからこそ
この年齢の2人がと思うから
この物語が色っぽいのかなと思う

もう着物が反則!
色っぽすぎる
いつも着物の男て言うだけで萌えるのにふとしたことで普段着になるとかそちらも加えて反則である

最後までどっちが攻めになるのかなとワクワクしていたので
帰着点になるほどなぁと唸らせていただきました

キャラの表情がとにかく上手い

爽やかな可愛いお話でした

体が大きいことから(?)いつの間にかヤクザの下っ端になっていたが時代の流れで組が解体し無職になった30代の男廉太郎と
田舎の村で犬伏様の子と呼ばれ遠巻きにされながらも元気玉のようなちょっと変わった18歳の銀

出会い頭いきなり飛び蹴りをしてきた銀を反射で殴り倒した廉太郎に銀は懐き「お前の雌になる」と言い出して…

とにかく廉太郎が流され体質
ヤクザになった経路もだが
銀に懐かれた末部屋がタダだからと
「お前の雌になる」
と言い切った銀と住み始めて…
自分の過去を眺めるのもどこか他人事で
これからどうしようかと思いつつ流され流され
体は大きく拳は強くても主体性がない廉太郎

そんな中育児放棄の末犬達に育てらたというかなり重い過去を持つ銀が真っ直ぐに自分を見つめる目を直視できなくなり逃げをうとうとする廉太郎
でも銀が自分の過去もきちんと受け止めた上にまっすぐ未来を見つめている姿に
自分の傲慢さや怠惰さを自覚し変わろうとする

と言う感じにまとめてはみたけど
重い部分を含めながらも全体的にサラッと描いているので読み易いとは思うし
この物語にはこの軽妙さがあっていると思うんだが
少し物足りなさを感じてしまった
廉太郎の流され体質を銀が引っ掛かりを作るんだが
銀もある意味軽やかな存在だから錨のように強固では無いので
キャラのコントラストが弱いからかもしれない

ただキャラの造形と表情がとてもよいです
銀の表情を追うだけでも可愛さに満たされます
初エチの時ぬいぐるみを廊下に出す場面とか
親代わりの犬に見られたくなかったんだろうな
と思うと激かわいいです

都会に戻って育ての親の銀強火担の社長さんがいい味を出してた
銀の里帰りに同行するのがこっちだったら、こんなにすんなり行かなかっただろうな

イギリスの曇った空と柔らかな光を感じる作品

天使に課せられたある約束事を破ったが故に翼をもぎ取られ地上に落とされた元天使と
彼を拾った靴屋の青年の話
皆さんおっしゃっているがお話に大きな波があるわけではありません
どちらかと言うと淡々と物語が進み
何も知らなかった天使が
少しずつものを理解して体と心両方で相手を愛すると言うことを理解していくお話
物語に差し込む光の感覚や2人を取り囲む空気の温度などが不思議に感じられる話でした

2人の恋愛のお話と言うよりは
2人の魂がどこに落ち着くかと言う話のように感じられたのでこの評価に
でも読んで良かったなと思いました

天使時代の服の形がいいです