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萌×2作品

女性みみみ。さん

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どんな風にアニメ化されるか楽しみです。

BL誌で始まった非BLがまさか10巻も続く長編になるとは思いもしませんでしたが、美しく【祝・完結!】です。
愛と救済、というより、愛“で”救済の大団円でした。
最初に冷川さんが三角くんを誘った時に使ったあのセリフが最終巻でまさかこんなふうに回収されるなんてね( ´艸`)
「愛〜〜〜〜〜♡」って叫びましたよ思わず心の中で。
愛は呪い、なんて言ったりもするけどさ、そうじゃないんだよな本来はやっぱり。
愛は愛だし、呪いは呪い。
歪んだ時点でそれは愛じゃなくて呪いなんだよ。
呪いはどんどん祓って行くべき。
なんかそんなことに改めて気付かされたお話だったなと思います。

「さんかく窓の外側は夜」
「さんかく」は六芒星(籠目)かな?つまりは魔除けかなー?とそんなことを2巻時点でレビューしていたんですけれど、「夜」が何を表しているのか読み続けてもずっと分からなくて。
私自身は昼よりも夜、光よりも闇を愛する万年ダークサイド中二病人間なものですから、夜=怖いイメージが全く頭になかったのがアレでしたね、、、
何も見えなくて、自分の形さえ認識できない真っ暗闇。
「怖い」概念の象徴かな。
「夜」に込められていた意味はそんなものでしょうか。

ここからは本作じゃない作者の作品も絡めて、ずっと思ってきたことを書いてしまうんですけれども。
2014年に本作が始まって、後から女性誌のFEEL YOUNGで「違国日記」という作品を描き始められて、両方読まれている方はご存知だと思うんですが、どちらも“呪い”がテーマなんですよね。
「さんかく窓の外側は夜」が始まった頃はまだそんなに“呪い”ってキーワードがピンとこない世の中だった気がするんですが、それからの数年でわりと世界が前向きに変わりつつあって、呪いを解く作業が運動的に行われるようになって(SNSの影響はすごく大きいと思った)、、、というそんな中で、女性誌で女性キャラを主人公に女性読者向けに描かれる「違国日記」はすごく解りやすいなと思いながら読んでいます。
その一方で、BL誌で非BLという特殊な形を選ばれたこちらは、愛が概念で、呪いも概念で、概念と概念の丁度いい落とし込み先としてホラーを選ばれたんだろうなと思うのですが、そもそも霊の正体が実体(と言うのもおかしいけど)じゃなくて概念ですし、そこにBLも匂わせ(つまり概念)なもんですから、「違国日記」のようにはスルッと読めなくて難しかったなぁと。
BL誌なら前半のバディもので通す方がシンプルに萌え訴求で良かったんでしょうけど、きっとヤマシタ先生が描きたいのはそこじゃあないでしょうね。(・・・ってのは「違国日記」を読んで思いました。)

これからアニメ化される予定ですが、どんな風にされるのかな。
実写化は演者さんのネームバリューで乗り切った感があるので、アニメはまた違ったものが見られることを期待しています!

蝶よ花よ、君よ 電子 コミック

熊猫 

熊猫さんの年の差モノにハズレなし♡

昨日「Ficus Party 2nd」という、シーモアFicusレーベルのBLコミック12作品を声優の小野友樹さん、高橋直純さん、寺島惇太さん、平川大輔さん、山中真尋さんの5人が色んなカップリングで入れ替わり立ち替わり朗読(というよりほぼドラマCDレベルのお芝居)で聴かせてくださる随分と太っ腹な無料イベントが開催されまして、そちらで本作を拝聴して「かーわーいーいー!!」と即買いしました。

29歳リーマン(ゲイ)が朝の満員電車で匂い酔いしていた男子高校生(美少年)を助けたことから始まるお話。
イベントではリーマン〔神崎〕を山中真尋さん、高校生〔馨〕を寺島惇太さん、神崎の同僚を平川大輔さん、イメクラ店員を小野友樹さんが演じられていたのですが、えらいキャラ立ちしてたイメクラ店員が原作だとたった1コマ小さく登場してるだけの超モブだったことにまず笑いました。声優さんのお仕事っぷりすげー笑笑笑

攻め視点好きなもんで、神崎視点なのが良かったですこれ。
高校生に手を出しちゃいけないと思いながらも馨くんのピュアな可愛さに抗えないリーマンの心の中の葛藤と「かわいい…」の連発、ふふ♡よき萌えです。
なのに。
なのになのに。
まさかの後半の展開w
38ページの短編ながら、熊猫さんのテンポの良さでしっかりとオチ付きの起承転結ストーリー。ページ数以上に楽しませていただきました♡
馨くんが思いのほかエッチだったのには神崎さんと一緒に昇天しかけたよね。

熊猫さんの年の差モノはハズレなしですね。
買ってよかったです!

読むきっかけをくれたフィカパありがとう!
欲を言うなら昨日の朗読もシーモアで販売してくんないかな。
買いたいです。

祝完結★果たして覆面の下の素顔は見れるのか?

本作との衝撃の出会いから早2年。
関西人(太一)と殺人鬼(ディータ)と食人鬼(レフ)と殺人鬼に殺されたい系頭イカレっ娘キャラ(杏奈)が騒々しく繰り広げるカオスBL、ついに完結です!
電子発の作品だったのでどこまで紙版が出るか心配だったけど、無事全巻手にすることができて嬉しいです。
最終巻は先の2巻に比べてだいぶん分厚め。
1巻→2巻→3巻と太一の表情がだんだん変わっていくのが良いね。よーく見ると覆面から少しだけ見えるディータの目元も( ´艸`)

攻めが殺人鬼ということでどう着地させるのかなーと思いながら追ってきた作品でしたが、読み終わった感想は「Mりあさん、めちゃくちゃちゃんとした人だった…!(失礼な感想)」でした。
2人をずっと森という名の箱庭に閉じ込めて倫理観も禁忌も無視しておしまい、でも別にありだと思ってたけど(BLはそんなお話も多いしさ)、箱庭から出て試練を与えられています。
太一同様に、ディータの哀しき殺人鬼感に私もすでにやられちゃってるからさぁ、、、現実と向き合って弱ってくディータを見てるのが可哀想で、思わずもう森の中に戻りなよ、、そんで現実を見ずに幸せに2人で生きていったらいいじゃない、、、なんて思ってしまいました。
彼等に普通のハッピーエンドを迎えさせちゃダメだよねっていう倫理観のブレーキと、でもなるべく2人で幸せになってほしいなぁと思う気持ちをちゃんと半々ずつ満たしてもらえる感じの着地だったなと思います。

て、私的にはここからが声を大にして叫びたいレビューです。
レフくんですよ。
私はレフくん推しなもんですから、どちらかというとこの最終巻はレフくんパートを楽しみにしていました。
どんどん明かされていくレフくんのこと。
主役2人が真面目な展開になった分、レフくん(とレフパピ&レフマミ)という異質な存在の浮きっぷりが半端ないwww
この人達いったいどういう存在なんだ、、、、、、
唐突にアダムスファミリー感出してきたのに、全然何も分からない、、、
でもレフくんのスーツ姿カッコいい!!!
いやマジで君ら何してる人達なのよ、、、
レフくんと杏奈ちゃんとの進展(・・・・なのかな?これは汗)も見逃せません!!!
杏奈ちゃんによると、レフくんはつっこみながら吸血するらしいんで、そこもっと絵とか音声とかで詳しく!!ってなりました。
愛を知らないレフくんが愛を知る日はやってくるのか。ガンバレ杏奈ちゃん!!(コミコミのリーフレット、ちょっとだけ良かったね杏奈ちゃん♡)
ってことでスピンオフ待ってます!!!

あ、カバー下は先にめくってしまわず、ぜひ読み終わった後にめくってくださいね。

※紙版:カバー下あり、修正は電子と同じ白抜き

面白くて一気に読み耽りました。

「黒い愛情」をきっかけに読むようになった作家様ですが、やはりこの方の人の精神に切り込んでいくお話はグイグイと引き込まれる魅力があります。

本作は、正しい世界に住む人間を変えてやりたいという妄念に取り憑かれている人間(石田)が己の理想のような「正しい人間」の主人公(英司)に出逢い、監禁して調教しようと画策するお話なのですが、読み進めると徐々に分かってくるのは、石田が心の奥深くに抱えている正しさへの強い憧憬と、それを持っている英司へのある種の信仰心のような畏敬の念。
なのにそれを壊したいと強く望む石田のこのちぐはぐな行動の意味は何なのだろうと頭を捻り、あぁこいつは絶対的なものが絶対的であることを証明するために自分にとっての偶像を破壊しようとしているのか、という読解に辿り着けた時、何かストンと腹落ちするものがありました。
壊れてほしくない自分の理想を全力で壊しにかかる石田はサイコパスだなぁとは思うけれど、自分の手なんかでじゃ到底壊すことなんて出来ないと証明できた時に救いに繋がるというのは解らないでもない気がします。
そのうえ英司は石田の想像を更に遥かに超えていたのですから。
9/23のKの日記に出てくる「きみは私の正気」という言葉が読み解く道しるべになったかなと思います。

それはそれとして。
英司の方を理解するのが私には難しいなぁ。
ただ、ストックホルム症候群ではないだろうなぁ。だってそれだと「壊れている」じゃない。
英司は英司で何かから解き放たれてちゃんと自分の意志で戻ったんだ、と読んでいいお話だと思います。
なんとなくだけど、デザイナーという英司の職業を考えると、アーティストとかクリエイターには時には必要な「狂気」を手に入れたんじゃないかな。
昔の正気100%の英司では生み出せなかったものが、石田の狂気に触発されて生み出せるようになった。
つまり石田の逆で、英司にとっての石田は「きみは私の狂気」というところじゃないかな。
そんなふうに読み終えていますが、、、でも私は凡人だから、なんだか命を削りそうな生き方だなぁ、ちゃんと2人で長生きしてよー!なんて願わずにはいられません。

「黒い愛情」同様にこちらも評価がかなりバラけていますが、恋愛を越えたような関係性がお好きな方は面白く読めるんじゃないかなと思います!

キャスト陣の声と演技がしっかりと役柄にハマっている切ない王道遊廓モノ

2020年現在に眺めると主役のみならず脇役に至るまでのキャスティングが豪華で、どの盤を聴いてもおおむね満足感の高い花降楼シリーズ。
CDを聴き始めてまだ1年も経っていない新鮮な状態の耳だからこそ思いますが、CD作品のシリーズものではわりとトップクラスで質の良い当たりシリーズなんじゃないかしら。
役者陣はもとより、シナリオライターさんのお力も素晴らしいんだと思います。
まだ聴いたことない方の目に止まれ〜と思いながらレビューします。

本編だけで11作出ていますが、1作ごとに主役が変わっていくオムニバス形式なのでどこから手を出しても大丈夫だと思います。
本作は3作目。
私は森川さん目当てに本作から入って、脇役で登場する綺蝶(CV平川大輔)と蜻蛉(CV緑川光)の関係性が気になる&なんだかすごく萌えるぞと次に聴いた彼らのお話(2作目&9作目)で盛大にこのシリーズにハマりました。
個人的には上杉(CV三木眞一郎)と玉芙蓉(CV遊佐浩二)の7作目もおすすめ。

本作は遊廓モノとしては一番王道の、地味で幸薄い受けが素敵なお金持ちの攻めに救い出されるシンデレラストーリーです。
優しくて包容力のある名家の御曹司〔蘇武〕を森川智之さん
健気でいい子だけど地味顔で客のつかない薄幸の色子〔忍〕を岸尾だいすけさん
お二人の声と演技がしっかりと役柄にハマっていて、ハッピーエンドに辿り着くまでの切なさを安心して聴けます。
時系列的には、忍が蜻蛉の部屋付きになって4年経った頃のお話。

私がすごく好みだったのは、普段は穏やかで余裕があり紳士的な蘇武が嫉妬で余裕をなくして他の客にどんなふうに抱かれたのかと無粋なことを聞きながら忍を抱くシーンでした。
絶対的紳士っぽいタイプが見せる余裕を失って紳士度がちょっと下がるさま、すごーく萌えます( ´艸`)
忍は、岸尾さんの演技がとにかく素晴らしい。
これがマンガだと地味って言ってもぶっちゃけまぁ可愛いからな…となってしまうところを、音声だけだとそれがなく演者さんの声の表情が全てで、で、巧いんですすごく。
控えめであざとさもなくめげずに健気に頑張ってるけど色々報われないことだらけの薄幸なキャラがちゃんと頭に思い浮かぶ声でした。
この子のお腹が膨れるだけ私がお魚を買ってあげたいよ。。。

最後の「愛で痴れる蜜の劣情」は、綺蝶×蜻蛉の番外編。
時間軸は蘇武×忍の本編と同じで、忍が倒れて病院に運ばれた時に綺蝶が忍の為にやいたお節介からのエピソード。
蘇武の友人である都丸は客の選り好みが激しい蜻蛉がめずらしく気に入ったそぶりを見せる客で綺蝶は嫉妬心から嫌ってるんだけど、それを「同族嫌悪?」と蜻蛉が言ったことで綺蝶がそれってつまり…都丸を気に入ってるのは俺と似てるから?と心の中で少し嬉しそうなのがきゅんでした。
綺蝶×蜻蛉は彼らが主役の盤以外でも随所に散りばめられている小さなエピソードのひとつひとつにいちいち萌えてしまう〜
ほんと好き。
こういう小さなエピソードのたびに、一緒に華園を出れて幸せになれた2人を改めて祝福したくてたまらない気持ちになります。

ところで私は原作未読組なんですが、何の前情報もなしに本作を初めて聴いた時の「取り壊されたビルの跡地に〜」って始まるナレーションに「え?ビル…?えっ?」って頭が一瞬止まるこの舞台&時代設定な。
蘇武の携帯が鳴り出した時は頭の中に浮かべていた映像がなんだかおかしなことになりましたよ…!
ちなみに2作目では綺蝶が「セクハラ」とか「ソープ嬢」とか言ってるし、7作目には「コンビニ弁当」が出てくるw

蘇武×忍の身請け後のお話はシリーズ5作目の「華園を遠く離れて~弄花~」で聴けます。

緑川さんの「BLの現場で死にそう」発言はこのCDだったのね。

フリートークから勝手に抜粋されたものを先にどこかで聞いたことがあって、緑川さんの受けキャラどれも酸欠で死にそうといえば死にそうだからどれなんだろうって思っておりました。
これでしたか。
でも聴いて納得。通常時キレキャラ+エッチ時全力喘ぎは冗談抜きで危なそう。

さて、2巻目。
上記のようなことをご本人がおっしゃられているだけあって、1巻よりも巽のキャラがパワーアップしていました。
めっちゃキレてるね、、、全力でキレてる、、、
前作は想像より低音で怒ってたけど、本作は全体的に声がちょっと高くなっててギャーギャーうるさくて、原作に近しい腹立たしさを巽に感じながら聴きました。
あと、まぁ15年近く昔の作品だから仕方ないんでしょうけど、巽がアウティングしてるの2020年現在に聴くには「ナシ」過ぎですね。
やっぱこいつ糞キャラだな。
原作の方は今も続いてるけど、巽のキャラはどうなってるのかな・・・ちゃんと成長できたのかな・・・

……と、巽に対してのネガティブな感想が1巻よりは出てしまうものの、音声ドラマとしてのクオリティは1巻に引き続きとても良いです!
脚本、演出が良くて、本当に聴いてて楽しいドラマCD。
(余談ですが、最近CDを漁り始めたばっかりで短期間にたくさん聴いたせいもあって余計に思うのですが、この辺2〜3年のBLCDのクオリティすごく高くないです?!もっと早くBLCDに出会いたかった…!)
森永のキャラも巽に負けじとパワーアップしているので、このヘタレワンコまじ強えぇぇぇぇぇぇwwwってなりました。
前半の先輩とのエッチの頻度を上げる巧みな交渉に見事勝利した時の喜びっぷりには声出して笑ってしまいました。
鳥海さんの森永、ほんといいキャラだなー!

鳥海さんの森永がとてもよい。どっからどう聞いてもドヘタレ攻め声だ。

先にごめんなさいなのですが、原作はハマれてはいないのです。
ホモフォビア+傍若無人な巽のキャラがダメで、嫌いな受けキャラのわりと上位にいます・・・。(好きな方ほんとごめんなさい)
なのですがね、
CDの方は思いっきりCV鳥海浩輔×CV緑川光のカップリングにホイホイされまして。
で、聴いてみたらとても良かったです。
原作にもう一回チャレンジしてみようかなって思うくらい、聴いてて楽しいドラマCDでした。

原作を読んで私が頭の中で流してた巽の声は男性としては少し高めの中音だったのですが、緑川さんかなり低音で演じてらっしゃいますね。
そのせいかヒステリックにギャースカうるさいキャライメージだった巽が「あれ?原作ほどイライラしないぞ?」と。聴きやすかったです。
しかもこのツンギレキャラがえっちな場面で反則レベルで色っぽい声出してくるの、さすが緑川さんだけど反則すぎる・・・

一方、鳥海さん演じる森永。
個人的にはこのキャラにノックアウトされました!
どっからどう聴いてもこれ以上ないくらいにいいヘタレっぷり!
なんていうか、ヘタレゆえの最強感を感じさせるいいヘタレ声で、緑川さんの巽と妙にいい感じにマッチしてます。
がんばれ森永!めげるな森永!ってめっちゃ応援したくなるナイスヘタレ攻めでした。
「せんぱい」の言い方のバリエーションの多さも聴いてて楽しかったです。
こいつヘタレのくせにやるときはわりと勢いよくやるよなw怖いもの知らずが過ぎるww

そして脇役の関西弁キャラ(ヒロト)を平川さんが演じられているのですが、関西弁の違和感はさておき、平川さんのエッチさ過剰盛りの関西弁に悶えました。
関西弁ってこんなエロさ醸し出せる方言だったかな?!?!
あと、モブキャラ(学生課の職員さん)の声を平川さんがヒロトとは全く違う声でやられてるね?!
平川さんの声好き過ぎるので、1枚で2キャラ分聴けてちょっと得した気分でした♪

原作の中立評価が覆る萌え度!読む萌えと聴く萌えってほんと別物だなぁ

先にレビューした3巻の方にも書いたのですが、サトシさんの声が想像以上に脳内イメージ通りの声で。
あの儚げエロい昼下がりの人妻系男子ボイスが存在し得る男性声優業界すげーな、、、とヘンな視点で感動しました。
先のレビュアー様のレビューで知ったのですが、そもそも桜日梯子さんがサトシさん=平川さんをイメージして描かれているんですね。原作を読んだ頃はまだ平川さんを存じ上げなかったので、私の脳内サトシボイスは当然平川さんの声ではないハズなんだけど・・・合致度がほんと奇跡レベルだ。
泉くんの声はイメージと結構違ってたんですが、2枚聴いてすっかり前野さんの声で定着しています。
このカプは原作では自分の萌えツボに全然ヒットしなかったんですが、このCDのおかげですっかり萌えられるカプになりました。
2人の掛け合いよきよき♡
サトシさんの魅力がやっと私にも解ったよ泉くん!ありがとう平川さん!

本作、原作コミックスだと3カプの詰め合わせになっていますが、CDはメインカプと他カプで巻を分けてくれているのが聴きやすくていいです。
こちらにはメインカプのお話のみが収録されています。(他の2カプは「年下彼氏の恋愛管理癖2」です。「年下彼氏の恋愛管理癖3」は再びメインカプのみ。)

「CASE 02」のサトシさんの実家の旅館に泊まりに行くお話が一番可愛くて好きです♡
あの2人の会話に声が付くとこんなに可愛くなるかぁ〜〜〜って感じでめちゃ萌え。
お風呂で泉くんの背中の傷をサトシさんが触ってるシーンとか、エッチシーンに入る前のもじもじ告白し合いっこシーンとか、泉くんもサトシさんも可愛すぎるったらない。
・・・かと思ったらエッチシーンは安定のエッチさで。
もうさー、なんだろ、真顔で聞くんだけどさ、、、平川さんの受け演技なんでこんなに上手なの?
照れずに聴ける・・・というか声優さんが演じてる声ってのを忘れて聴けます。
おかげで泉くんへのシンクロが捗って、完全に泉くん視点でサトシさんの一言一言にキュンキュンしまくってます。
サトシさんに「飼い主様♡」って言われるのたまんねー
泉くんの気持ちすごく解ったよ!!!
あとサトシさんの「俺も…ね …勃っちゃった」の言い方が想像の何倍もエッチだった・・・/////

「CASE 03」の安生先生がサトシさんにエッチなことを強要する話は、原作読んでないと安生先生がサトシさんに何をさせてるのかイマイチよく分かんない・・・かも?
でもそのおかげで原作より安生先生が「腹立つけどなんかキャラ的に憎めないオッさん」くらいの腹立たしさで終わるので良かったです笑

なにこの楽しいお話!原作読まなきゃ!

木原音瀬さんってこんなコミカルな感じのお話を(お話も?)書かれるのですね。
小説を全然読まないので、ネームバリューのある作家様ほどチラ見した氷山の一角だけで勝手なイメージを持ってしまっているなーと反省しながら、とても楽しく拝聴させていただきました。

本作の魅力はですね、カップリング(吸血鬼×エンバーマー)から想像していたトーンと全然違ったものが聴けることでしょうか。
原作者様自身が「ゴシックな雰囲気は皆無です」とブックレットで仰られている通り、吸血鬼モノと言えば……な重厚感やダークさは一切ナシで、登場人物達の愉快なやりとりをついついニマニマしてしまう顔を頑張って引き締めながら聴くしかない楽しい1枚でした。
・・・というのも吸血鬼の〔アル〕が、中途半端に吸血鬼にされてしまった不完全な吸血鬼なのです。
牙がないから吸血が出来なくて血をぴちゃぴちゃ舐めて飲んでたり(かわいい)、変身をコントロール出来ないから昼間=蝙蝠、夜=人間で、昼間が完全にペット状態だったり(かわいい)、英語しか喋れないから日本語勉強中で、モノローグは流暢なのにセリフはカタコトだったり(かわいい)と、とにかくアルが可愛いです。
これはねぇ、好きな声優さんの特に好きな種類の声で聞けているので多分輪をかけて可愛らしく聞こえてしまっているとは思うんですけどねぇ、いやもうマジで「キャスティングありがとう!!!!!」ってなる可愛さでした。
ただ、アルが途中で辛い目に遭ってしまった時の声は心が痛かった……。

そして〔暁〕。
これが本作を聴いてみようと思った一番の理由なんですが、暁の職業がエンバーマーなんですよ。現実は疎か、創作の世界でも滅多に出会えないエンバーマーという職業。
それが不死の存在の吸血鬼とカップリングされているところに興味を惹かれて手に取りました。
予想通りに暁はちょっと小難しげなキャラで、どことなく何か抱えてそうだなぁって感じが言葉の端々に出ていますが、この1巻だけではその辺は全く分からず。
原作読むと分かったりするのかな。
うん、やっぱりこれは原作をちゃんと読んでみよう。
Holly NOVELSって去年電子から撤退しちゃったんだよね。出会うの一足遅かったなぁ、、紙本あるかな、、

あと、これは完全に個人的な視点での絶賛ポイントですが、
メインキャストが、平川大輔さん(アル)、緑川光さん(暁)、森川智之さん(忽滑谷)という自分の好きな声優さんトップ3なので、なんだこの至福の声の洪水は…‼︎ってなりました。
森川さんの出番がわりと多くて、3人で話してるシーンが多かったのが嬉しかったです。
BLCDとして良いのか悪いのかはさておき、本作にはBLシーンが全くないのでなんだろうな、、攻め声とか受け声とか意識せずに聞けるのが良かった。BLをCDで聴くのを今まで避けてきた理由って結構そこだったりするので。
本作は会話でとにかく萌えさせてもらいました。
アルと暁の関係は萌えるし、アルをいじめる暁を止める忽滑谷さんの役回りも良き。
萌えです萌え。
こういう感じのほのぼのしたやつ最近のCDでもあったりしないのかな。(・・・と思ってエロなしor少なめで検索してみたけど数えられる程度しかないね、、エロくないと売れないのかな〜)

ブックレットにSSが収録されているのですが、これもCDで聴きたかった!
パンツネタどんだけ引っ張るんだ笑笑

サトシさんが想像以上にサトシさんでなんという完ぺきな音声化!

林太郎(CV松岡禎丞)×サトシさん(CV平川大輔)を聴きたい煩悩のままにいきなり3巻から手を出しましたが、いやー驚いた。
原作を読んだ時は「こんな儚げエロい昼下がりの人妻系男子、現実にいねーだろww」って思ったのに、、、いるね。いたね。
サトシさんが脳内イメージ通りの声過ぎてビックリだわ。
「んふふっ♪」をこんなに自然に言ってくれる男性声優さん、平川さん以外でなかなか出会えないと思う。

そして本作、林太郎×サトシ目当ての身としては内容がむしろコミックスよりも満足度が高かった!
本CD初出しのエピソード「ある日のDVD事情について」、これ、林太郎がサトシを家に連れ込んだ「CASE 04」をさらにくわしく補完するお話じゃないですか。
サトシさんが縛られて鴨居に吊るされるまでの2人のやりとりがたっぷり聴けてしまうー( ´艸`)♡
泉くんには悪いけど、邪魔しないでほしかったよ、、(コラ)
松岡さんの林太郎良いわー。ちゃんと若い声なので若気の至りらしい変態っぷりがよく出てます笑

「CASE 05」はサトシさんの襲い受けエッチの回ですが、これがまーエロい。
な、なんて声出すの…!
え、まって、だいじょうぶなのこれ??
ないものが立つどころか、出る勢いだよ。
コミックスでは正直そんなに萌えなかったんだけどな、、、
語尾にハートマーク付く感じが好きじゃなかったんですよ。
でも、これは完全に付いてるねハートマーク。
そして全然イヤじゃない。(むしろ悶絶)

いやーーーー良かった!
このメインカプは原作では正直あんまりハマらなかったんですが、平川さんのサトシさん恐るべしでした。

あと、林太郎くんと安生先生のフラグが原作よりもはっきりと立ってるので、ドラマCD内だけでもくっついちゃえばいいのにーってなりました。