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萌×2作品

女性M+Mさん

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消去法で選んだ恋愛

表紙もあとがきも軽いタッチなのでコミカルかなと予想して読み始めたところ、石田恵美先生のイラストの敵?キャラがカッコイイけどヒェー怖いし、主人公も怯えてて大丈夫なの?と不安になったのですが、甘いエンドで安堵でした。

リコ(受け)は自分が書いたBLゲームのシナリオを思い出し、他ルートのキャラでは生還できないから、と消去法で選んだジェラルド(攻め)とのHですが、体の相性は良いしジェラルドの甘い優しさにときめいて…とドキドキ(ハート)の合間に、他ルートキャラのちょっかいにドキドキ(冷や汗)するというストーリーでした。ハッピーエンドと思いきや、破局が待っている?!という展開も面白かったです。

カラー口絵が、攻め以外とのキスシーンという意外性にもビックリしました。石田恵美先生のイラストがイケメンすぎて、クレイジーな変態でなかったら船長によろめいちゃうところでした。

周囲が優しい

オメガバースは割と読んだので食傷気味でもう王道α×Ωでは萌えないかもと思っていたのですが、まだまだそうでもない!と感じさせてくれた作品です。

オメガへの偏見や身分差別が激しい地域で育ったため自分に自信がない漣(受)が、央我(攻)と出会い愛を知るという話でした。

当然二人の恋愛がメインなのですが、屋敷の人達が漣に優しくて、しかし央我には遠慮なく厳しいという落差が面白くて私には印象に残りました。
漣を紹介したときにみんなが央我を見ていたという場面、事情を知った後で読み返すとみんなの物問いたげな視線が容易に想像できて笑いましたし、漣を助けた後「早けりゃ満点」と央我に投げたセリフもお気に入りです。あたたかくて読んでて嬉しくなりました。

イラストは、表紙と挿絵でイメージが大分違いました。挿し絵は影が強めの雰囲気があるものでしたが、表情や部屋の様子がはっきり見えず、表紙イラストの可愛らしさをもっと見たかったなぁと思いました。

にゃんこの活躍はほどほど

表紙にも出てきてて子猫が可愛いのですが、二人がラブラブするときには部屋の外に出されるというちょっと不憫な役回りです。気を利かせて二人の仲を進展させるパイプ役になるというわけでなく普通の可愛い子猫です。

可愛いけれどどう触れて良いか分からない、ずっと一緒にいられないのなら名前すら付けない、という寂しい思考だった多賀谷が、實森がずっとそばにいるから一緒に育てようと思えるようになるというのが二人の恋愛と並行して素敵だなと思いました。多賀谷に表紙のようなやんちゃぶりを発揮する子猫が可愛かったです。

本編のその後

本編のその後の話です。婚姻届けを出した日から半年ばかり経っているので、店舗配布ペーパーより後の出来事になります。

寛森(攻)が多賀谷(受)と一から担当した作品の校了のお祝いだと夕食に特別メニューを出し、お風呂でオイルマッサージをします。多賀谷の喜ぶ姿を見ることが寛森の喜びという展開でした。

偏食家の多賀谷に美味しさを覚える喜び、食べる多賀谷をついアルファっぽいヤバ目つきで見る寛森、少し太って筋肉が消えかかっていると零す多賀谷と、偏食がたたって脂肪がついてなかっただけではと思う寛森…。

そう過ごす中で、多賀谷が寛森に話した、はじめての夜に触れられたときに、心臓が、爆ぜるかと思った、お前は違ったのか?と勇気を出して言った言葉にきゅんとなりました。互いに成長している様が分かる、寛森目線の終始甘い雰囲気が漂う愛しい日々の一コマでした。

似た境遇の王子と皇子

王子と皇子と名称は違えど、どちらも国を司る最高責任者の息子です。兄弟がおり、後継者になる気が無いのに跡継ぎ問題に巻き込まれてるという、似た境遇の二人が出会って恋に落ちます。

主人公のリシュカは箱入り息子で、とにかく素直。でも剣術の腕もわりと強いという意外性もあります。ヴィルフリートは武道に優れ、人望もありますが、手も早い。初心なリシュカをあっという間に手籠めにしてしまいます。きっと過去もあれこれしてたんだろうなぁと思いつつも作中ではそういう臭わせ一切ありません!負傷したリシュカを拾った場面を、森で妖精に会った話だと子供達に話しているのが微笑ましいところです。

ストーリーはシンプルで意外性ないですが読みやすく、後味が悪くなくてほっと安心できる甘い話です。疲れた日の夜、眠る前に読むのに最適です。

表紙は婚礼の姿です。挿し絵でも頬を染めるリシュカは可愛らしく、それを撫でるヴィルフリードは格好良いという素敵なイラストでした。この話にぴったりの輝きぶりに評価プラスしてしまいました。

続きが楽しみすぎる!

擦れ違いがあったり意地を張ったりなんだかんだあっても、やっぱり好き同士!というカップルが多い中、ここは一体どうなってるんだとずっと注目していた春日×木菜の回。

9巻読むまでは木菜が春日につれないのを、いいぞもっとやれやれと愉しんでたのですが、過去編から10年経っての現代に初デートの誘い?!と喜んでる春日を見ると、自業自得とはいえちょっと不憫になってしまったんで、次巻の現代編が非常に楽しみです!針生に「悲惨すぎる」って言われる春日って…笑

それにしても…針生と眞御のI倉から2回目が10年後というのもひぇ~でしたが、まさかこの二人I倉してないとは思わなかったです。うまくいってないにもレベルが違いすぎる。

牛通堂は怪我して眼鏡になったんだなとか、愛染の落ち着きはあのあたりが来ているんだろうなとか今迄の巻のもちらりと出てきますし、118期BCが仲良い姿にもほんわかしました。

惜しかったのは表紙

元の「天馬の貴公子の永遠の花嫁」は未読ですが、今作の主人公達との関わりを説明してくれているので支障はありませんでした。碧青流も登場しますが、少しだけです。

楊思雨は片想いが終わったことに半年後もまだ苦しむ中、黄優飛と婚儀を交わすことになります。嫁ぎ先の黄家は、思雨が思っていたところとはだいぶ違っていて…という感じでした。

楊思雨が主人公なのですが、序盤は黄優飛の目線で楊思雨との初対面が描かれています。そこに優飛の心情が書かれているので、なぜ思雨は優飛に優しくされるのかというのが理解できて読みやすかったです。

楊思雨の家を仕事で探る黄優飛、楊思雨の馬の姿を封印された理由、朱江然との楊家との関係…と怒涛の展開で一気にラストまで突っ走りました。

ただ惜しかったのは表紙!繊細で綺麗なイラストは素敵だったのですが、そのぶん、黄優飛が紳士な男に思えたて、随所にある「ニヤニヤする」という表情がいまひとつ浮かばず違和感がありました。このさい挿絵もあった方が有難かったかも。

ドラマ未視聴でも楽しめる

タイBLって話題だったようですがドラマ未視聴です。タイ社会に詳しくないので、身分違いというのが本当にあるんだなぁと新鮮でした。日本でもあるところにはあるんでしょうが、あんまり実感なかったので。離れて、普通に日常を送っている筈だけど、いつまでも薄れることのない想いというのを感じて素敵だと思いました。

ただ身も蓋もない言い方をすれば、二段ノベルズや厚めの文庫でも良かったんじゃないの?という気がする量ではありました。1ページ42文字×17行なので読み慣れた44文字×18行よりやや大きい文字で読みやすかったですが懐には…で、もっと番外編とか欲しかった!読みたかった!という感想に落ち着きました。

初心な恋人の秘密

2005年の作品ですが、電話番号さえ知らない、大体の日付でホテルに待ち合わせするという閉鎖された関係なので意外と時代を感じさせません。

帯の宣伝文句が「高慢な男との甘く淫らな関係」とあったので、早乙女(受)が主人公かと思ったのですが、あらすじにあるように千石(攻)視点でした。

不動産王の千石は、結婚式に来た早乙女と出会い、泣いているのを慰めて抱きます。早乙女に惹かれた千石は、毎月ホテルで待ち合わせして月に4日間過ごすことになります。お互い素性は詮索しないと約束しますが、早乙女は謎だらけで…というストーリーです。

タイトルは、逢瀬の月4日が大体7分の1だというところからです。

ストーリーの肝は、早乙女の職業。
週に一日でなく、月に4日連続しか休みが取れない、しかも何日にと約束できない。体は初心だけど、知識はあるという謎だらけの職業でしたが、スッキリ解決しています。

思案する千石の表情のイラストが格好良くて素敵でした。

面白くなってきました~!あと攻めの容姿に注意?

高校教師の佐田は殺人犯に襲われて殺された…はずだったのですが、間宮という科学者にゾンビとして蘇ります。人間を食べなきゃ生きていけない体になってしまい、結構大変なはずなのですが、そこはさすが朝田先生。重くなりすぎないよう描かれています。

とはいえこれからずっと人間殺して過ごすわけにはいかないし、どうなるの?と、それだけでも十分ストーリーとしては魅力的なのですが、終盤で佐田と冬邪、それと犠牲者の男も過去に知り合いだったというのが明かされます。なにそれ、面白くなってきた!というところで上巻終了なので、続きが楽しみです。

雰囲気的には冬邪が襲っているけど逆転されてるし佐田が攻めなの?と首傾げていたら、帯がマッドサイエンティスト×高校教師になっていたので、冬邪×佐田のようです。冬邪が頭毛が薄い眼鏡ちょびヒゲの風貌なので、容姿が地雷とか気になる方は試し読みでチェックされた方が良いかもです。表紙は佐田のみなので。