好きな作家さんの新作ということで楽しみにしてました。今回は作家さん×家政婦さんです。受けは相変わらずの美少女系の世話焼き、性格は男前って感じ。作家さんは締め切り前は家中ごみ屋敷になって、無精髭が生えてきて風貌がやばくなりますが、そこを過ぎるととてもカッコいい先生。過去に離婚歴があり。もと妻に子供がいて、その子がとても可愛い。恐らく小学校低学年くらいなのだろうが玄関でお出迎えする姿なんて「不思議の国のチーフ」のチーちゃんみたいです。
ストーリーそのものは王道だし、エッチもほぼありませんがこれはこれでリビングで堂々と読めるBLといった感じです。一巻で完結じゃないなら、家事代行サービス仲間であり高校からの友達でもある寛治くんがもう少しじたばたして欲しかったかな。
ライオン×ウサギ(クマノミ)のオメガバース。
1巻ではウサギの兎和がライオンの一世に惹かれる理由がぼんやりでしたが兎和の親族に一世との事がバレてからどんどん一世の優しさや頼もしさが見えてきて、物語展開は悪くなる一方なのに気持ち的には一世を信じられるという、私的には甘甘な進行で、最後まできゅんきゅんし通しでした。
馬族の冬馬と兎和のお兄ちゃんになにやら良い予感がするので続編はその二人かな?
お話そのものは好きだったのですが評価が真ん中なのは、かっこよくオスのフェロモンむんむんで取り組んで欲しいエッチシーンで一世に可愛らしい丸っこいライオンの耳と尻尾が出ていたのが残念だったのと、クマノミを取り入れる必要があんまりないような気がしたからです。
オメガバース、ライオン×ウサギと思ったら、単なるウサギじゃなくてクマノミとの草食キメラです。
今のところ、クマノミの要素は出てきませんが発情すると尻尾が出てくるっていうウサギちゃん要素がエロ可愛いです。
小さい頃に出会っていた二人ですが一人は気になる存在になってその後も相手を探し続け、もう片方はその出会いがトラウマとなってその後、恋をするのが怖くなるという真逆の感情が育っていたのです。ところがあれこれあって体を合わせることから実はトラウマじゃなくて恋してた?!と気づくウサギちゃん。ちょっとその辺が些か雑な持って行き方のような気もしますし、ライオンである一世の言葉がちょいちょい気に障ります。
でも、まだ完結巻じゃないのでモヤモヤしつつ2巻に期待します。
今回からウィルのお話です。と言ってもダートたちのイチャイチャは時折入ってます。
ウィルが元々下僕だったこと、手にやけどの後が残っていること、自分がベータだからアルファやオメガとの結婚は全く考えていないと言っていることなど、次に繋がりそうな伏線はたくさん散りばめられているのですが魂の番が出てきたら、どうしようもないと言う言葉にぐっと詰まるものがありました。オメガバース作品ではアルファとオメガの運命的な出会いを取り上げられ勝ちですが確かにそのどちらかに恋してしまったベータは?と考えると運命という根本的な設定を覆すしかなくなってしまうのですよね。
今回は伏線を張ることとたまに出てくるダートたちのイチャこらくらいでストーリーに展開はそれほどありません。早く続きが読みたいです。
「がっこうのせんせい」からのこの作品のファンです。あちらはそれぞれのキャラがこの山の中の学校に来るまでのお話がメインで時折切なくなるようなエピソードもありましたがこちらはもうみんなが一緒に暮らしてからのお話なので毎日が楽しくて、時には甘い要素もあって可愛さ100%の構成です。
日誌なので日々の何気ない出来事や七夕、ハロウィーン、クリスマスなどのイベント盛りだくさんですが特に好きなシーンは節分で空と風が撒いた豆を片っ端からポリポリ食べてっちゃうところ。あと、先生に冬毛が生えてこないから、先生は寒いと言ったら友が先生をぎゅっとして暖めてあげるシーン。やっぱり小さい子たちの愛くるしい仕草に癒されます。
銀にはまだまだあしらわれる暢ちゃんですがそれもまた焦らされてるようで良いですね。
前作の「そして彼はネコになる」からかなり立ってますが、そうそうコレコレ!たかし、結構悪い子なのよね。
相変わらず、忍のこと好きなんだもん、ここまで来ると孝太郎が少し不憫に思えてくるわ。
忍似のAVをコレクションしてるとこまではギリギリ仕方ないとしても、それを孝太郎に没収されてもまた性懲りもなくポチってしまうたかし。ほんと、見た目とのギャップありすぎだわ。
表紙の孝太郎はちょっと人相が悪いけど、本編ではかなりのイケメンだし、エッチはかなり強引でポチに一度だけとは言え恋人のたかしのあられもない姿見せちゃうけど、忍にまだ憧れてるたかしを一途に愛してる孝太郎に今回ばかりはかなりやられました。
エッチ6割、コメディ3割、ピュアラブ1割って感じです。