りーるー先生の作品に出会いだしたころに購入。
ほのぼのとしたエッチなお話を描く作家さんだと思っていて、この表紙に衝撃を受けました。色味といい構図といい、とにかくかっこいい!
お話は記憶喪失になったやくざの2代目とそれを取り巻く人たちの人間模様。
いろんな「情」が登場して、しかもそれがすべて丁寧に描かれていてすごいです。
やさしさ、切なさ、狡さ、執着…
愛、もいろいろな愛が出てきます。
同時にエロいシーンはとことんエロい。
体格のいい2人の絡まりあいは、プロレスの肉弾戦を見ているかのようですごい迫力でした。
同時に流れる気持ちが美しくて…。
素敵な作品でした。
作家買いです。
年齢相応にくたびれたおじさんを艶っぽく描くことに関して、私の中でNo.1の作家さん。
エリートで金も余裕もあっていろいろ努力してかっこいい、精力的なおじさんはよくありますが、この作品に出てくる2人はそうじゃないのです。
普通の40代のおじさんで心も体も疲れもあるし、くたびれています。
だからこそ、だと思うのですが、お互い素性を明かさず、うまくお付き合いしている設定です。
お互いの素性を知らなくても、その距離感でお互い想いあってる会話が素敵です。
おじさん同士の絡み合いが最高に艶っぽくてエロくてたまりません。
2話で終わりなんて短すぎない?と購入時には思ったけれど、濃厚なお話で大満足でした。
ショタものもかわいくて色っぽいし、若者のがんがん精力的、肉弾戦みたいなエッチものもかっこいいし、作家買いして外れたことがないです。
Ebookさんで紹介されていて試しに1作購入し、衝撃を受けて残り全部もまとめて購入しました。
まず絵柄が綺麗。出てくる人がそれぞれ人間味が深くていい。
書き文字が生きている、というか文字であり絵であり感情表現のひとつなのもいいです。作家さんがそこまで意図されているかどうかはわかりませんが、文字の形や動きからも伝わるものが多くて楽しいです。
エロもエッチもあるのですが、物語がとにかくよかったです。
どっちもこんなに味わえるBL作品には今まで出会ったことがありません。
物語しっかりエロ少し、またはエロたっぷり中身薄、が多いように感じていたので。
主人公のお姉さんもかなり物語りに関わってきます。
親友に恋をしていて、身内になってしまう、という展開は珍しくないと思いますが、その結婚相手の女性がこれほど魅力的なBLは珍しいかと。
主人公とお姉さんが抱き合って気持ちを伝え合うシーン、読んでて涙が出ました。
メインカップルの2人の関係は突拍子もない出会いから始まり、エロエロあり、感傷的になったり、計算や躊躇あり、と進んで行くのも魅力です。
読み終えてタイトルを見返して、思わずひざを叩いてしまう爽快さも味わえました。
なぜ今までこの作家さんに出会っていなかったのか!!
自分にばかもの!と言いたい気持ちと、だからこそ今たくさん読める喜びとと、読み終えてしまったらしばらく次が出るまで身悶えしながら待つ羽目になるのかという切なさと、いろんな感情が一挙に到来して複雑な心境です。
それくらい衝撃的な出会いでした。
社長で大人だけど、見た目、話し方、くたびれたおじさんにしか見えない梶さん。
がっちりしてて若いけど、特にハンサムというわけではない智くん。
見た目的にどちらも決して好みではないのですが、表情が、言葉が、とにかく素敵。
息子とのやりとりは突拍子もなくて、ときに笑わされ、ときに切なくなりました。
ちらっと出てきた奥さんも人柄もまたよくて・・・。
出てくる人みんな素敵で魅力的で、愛情深いのがすばらしいです。
タイトルで興味を持って購入したのですが、買ってよかった!
絵柄もがっちりむっちりした男性の体がきれいだし、人物ごとの表情も豊かでとても楽しめました。
この作家さんのファン決定。他の作品もまとめてそろえることにします。