私の中で安西さんは「文章が上手くてとても読みやすい」作家さんだった。
でもこの本は何か所か引っかかる所があって驚いた。
なんで?どうしたんですか、何かあったんですか、体調でも悪いんですか、環境が変わったとかですか、大丈夫ですか!!と言いたい。
その中で一番引っかかったのは「カーテンを引く」の使い方。
私自身は<閉める>の意味で受け取るし、もっと言うなら、新居に入って新しくカーテンを引く、ぐらい幅の狭い言葉として認識していた。出来ればカーテンを開けるとかカーテンを閉めるとか使って欲しい。その方が分かりやすいから。
しかし調べてみたら<開ける>で使う人、<閉める>で使う人、両方いるようだ。
そういうもんなのか…とは思うが、それでも<開ける>で使う人は<開ける>だけに、<閉める>で使う人は<閉める>だけに「引く」を使うのではないかと思うのだけれどどうなんだろうか。そうであって欲しい。だって分からなくなるじゃないか。
しかし、この本では「カーテンも引いていない」と(朝起きて何もしないで出かけてしまったという描写から)<開ける>の意味で使ったすぐ後(2ページ後ぐらい)に「カーテンを引いた部屋」と<閉める>の意味で使ってらっしゃるんですよ(昼間なのに”ほどよい明るさ”という描写から閉めていると判断して良いと思う)。
いや混乱しますって!!!
なんでーなんでーどうしてしまったの~(泣)
それとも私が間違っているのか!!?別に文章のプロじゃないしな!!
説明できる人はコメントかメールで教えて頂けると嬉しいです。はあ…
(でもやっぱり混乱する書き方は避けて欲しいという感想は変わらないけど)
序盤から、「んん…?」と引っかかる部分が多くてですね。
関係性の展開でも、仕事上の展開でも。それとHシーンでも。
しかし仕事に関しては自分は全く明るくない世界なので、見当違いの事でモヤモヤしている可能性もありますけども。
それで、それらが解消されないまま、終わってしまいました。まだ当て馬その後カプの方が読める部分があった…のが余計残念に思ってしまった。
あと、手とか足とか、絵でも好みって出てくると思うのですが、(現実でも手フェチの気アリ)この方の描き方があんまり好みではなかったのも大きいかも。
物を持った時とか拳握った時とか、なーんか違うんだよな~。
でも何か惜しいような気もするんですよねえ。
そういう風にも引っかかったりするので、萌評価にします。