あらすじなどは他のレビュアー様が丁寧に説明してくださってるので省きます。
樋口先生の攻様はいつも傲慢で自分勝手で自己中なキャラが多いですが、今回スタンはまぁすごい。途中読みながら心の中で何度ぶん殴った事でしょうか。
ケイトも健気に全てを受け入れる……かと思いきや、途中でわりと開き直って読者の代わりにスタンを叩いてくれたりしてるので、よしいいぞ!ケイト!もっとやれ!みたいな気分になりました。
そしてケイト。
めっちゃ強くなってる。
ブルーネル寮で辣腕ぶりを披露し、ぐちゃぐちゃだった人間関係を僅かな日数で立て直してしまう。
その立て直し方が!ゴリラの如く(褒めてます)キレ散らかし(褒めてます)正論ぶちかまして全員を黙らせねじ伏せる!
読みながら、いいぞ!もっとやれ!!ケイト!って心躍りました。
不憫受なはずなのに、ケイトはめちゃくちゃ強い。
そしてもれなく、回りの人間を赤ちゃんに変えママになる……。
聖母ケイト。
苦しい内容のお話でしたが、ケイトが終始強くあり、安心して読むことが出来ました。
途中で別れるシーンは泣けましたが、スタンがケイトから離れられる訳がないと信じていたので苦ではありませんでした。
分厚くて読み応えがあり、やっぱりパブリックスクールシリーズ好きだなぁと思いました。
サプライズ的に、エドと礼もチラリと出てきて嬉しかった!
まだまだ続いて欲しいシリーズです。