パケ買い。神社もの。
要所要所惹かれる知識みたいものがあって、すーーっと読み進められましたが、最後のお約束のHシーンからラストで冷めてしまいました。
攻も受も潔癖な印象を持ってしまったので、Hしちゃうのが残念というか、私はこの作品でスケベを求めなかったという個人的な感想ですが、Hシーンないといないんですよね…。
一番最後は幸せになって脳ミソお花畑な展開だったので、私の趣味ではなかったというだけで、よいお話だったと思います。
神の花嫁になると不老不死になるのですが、結弦はもう不老不死なのかな?(契ったし)
神社を継ぎたい結弦だったので、読んでいる間はおじさんになってから嫁に行くのかなあ?とか変なことを考えてしまいました。
あと庭の住人は人間のことが嫌いで、結弦のことも当初は嫌っていたので、蓮の側近の大雅が嘘をついているのでは!?と思ったところがあるのですが(昼御飯を一緒に食べるのも嫌がってるくらい蓮様スキーだったので、結弦が邪魔だから帰そうとしてる!?と思った)そんなことなかったです。
悪意のある嘘をついてる人はいなかったです。
義足のパラスノーボーダーと、見た目には健常者の元ピアニストの話。
トビアスのが遊んでそうな見た目をしていますが、ススムのが自由人で、芸術家気質で好きでした。
いろいろあってススムがトビアスに理不尽にキレて仲違いをしてしまい、トビアスはススムを避ける(あたりまえ)のですが、やっぱり好きだということに気づいてススムはトビアスを追いかけます。
自分勝手だな!?と思ったけど、ススムは
21歳で芸術家育ちなので、普通と感覚が違うことを加味すればわからんでもない展開。
仲直りして付き合うようになったら、ススムが仕事もせずに(昔の賞金があるので、トビアスのひもではないと思う)
フラフラしていることに気がついて、仕事をさせようとトビアスも働きかけたのですがうまくいかず、
ススムはトビアスのサポートをするようになります。多分この人は普通の職場では働けない…。
ススムは突然トビアスを両親にあわせて、たぶんそのうち結婚しますと言ったり、突拍子もないことをするのですけど、そういうところも好きでした。
(トビアスはススムの両親に会うとき、トレードマークの(?)ピアスを外していて好感が持てました。トビアスのが常識人)
日野先生の描くカップルは普通じゃないというか、丸いところに丸く収まらない感じが好きで、今回の話もそういう二人を見ることができて良かったです。
あと毎度ですがエッチシーンが好き。
今作はパラスノーボーダーという職業であることにも興味を持ちました。
スポーツ自体を私はあまり嗜みませんが、パラスノーボードに興味をもちました。
自分になかった世界に興味を持たせてくれたし、よい作品でした。