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揺れる二葉に共感

10年前に女装した自分に声をかけてくれた子を忘れられない教師の二葉。その声をかけてくれたのが実は生徒の一条だったと気づきながら、女装の趣味で過去に嫌な目に合った時を支えてくれた同僚の高杉との関係を切れずに、感情はグラグラ揺れます。
暴力的で束縛心の強い高杉は、かつて愛した"かおり"と二葉を重ねて、愛していました。それに気づいていたのに、それでも自分を求め続ける高杉を拒めなかった二葉の気持ち…愛しているのは自分じゃ無いのに、暴力や独占欲が強くて恐怖心を抱えているのに、それでも拒みきれない気持ちが、なんとなく分かるような気がしました。一条にアプローチをされ、自分も嬉しくて大好きなのに、"生徒と教師の立場"や"女装が趣味"や"本命(一条)がいながら他の男(高杉)と体を重ねる汚れた自分(二葉)"などの後ろめたさ、純粋で汚れなき一途な一条に"若さや欲をぶつけて愛して欲しい"という汚い欲を知られて拒まれたときの恐怖、全て失ってしまった時の縋りどころを無くさないための保身、そういう気持ちがあったから高杉との関係を終わらせる事が出来ないのかなと感じました。

自分自身の事ばかり考えて一条と向き合えてないことに気がついた二葉の勇敢な姿、高杉の前で素直な本音を話したシーンで、"私はあなたが好きでした"と二葉が高杉に伝えたのが凄くよかったです^^高杉は恐れられる弱みを握られた二葉にとってのマイナス的イメージの存在で、一条と対のような立場にありましたが、でも、高杉との思い出も、辛い事ばかりじゃなくて幸せな時間があった事を忘れていないんだって思わせてくれたからです。全てが辛いとか悲しいじゃ、二葉は一条とすら向き合えていなかったと思うし、高杉には高杉の愛し方があったんだろうから、(いくら当て馬的立場でも笑)高杉と言う存在そのものを否定しないでくれたことが、リアリティがあって良いなと思いました。全てが善と悪の両極ではなくて、グレーな部分は必ず存在し、それが高杉が二葉に伝えた"共犯者"とも結びついた気がしました。

高杉へ思いを語り別れた二葉と一条は幸せになりますが、少しだけスッキリしないのが、
一条の弟 勇に二葉・一条・高杉の会話や関係が最後知られてしまうのですが、めちゃくちゃ勇がいいこと言うのに、それから先の高杉や勇のシーンが無くて…もっとそこ読みたいなと思いました。スピンオフとかあったら嬉しいな^^

生徒と教師の立場から、卒業まで待って最後までシないようにするんかなと思っていましたが笑、一条と二葉はシます。私の好みの問題ですが、それを残念に感じてしまったのですが、一方でそれが二葉らしいのかもなって思いました。

嘘から始まってもいい

好きだった先輩の結婚に落ち込む涼の前に現れた、先輩と似た声の隼人。隼人に先輩を重ねて、2人は深い関係になりますが、実は隼人は先輩の弟で、兄へのコンプレックスから"兄を想う涼を奪う"ことで兄に勝てると思い、涼に近づいていたのでした。嘘や裏切りから一度は隼人を突き放した涼。でも深い関係は体だけでなく、心も先輩ではなく隼人に動いていた事に気がつき、隼人と向き合う涼。隼人は、兄との勝ち負けでなく、純粋に涼を好きになり、先輩ではなく自分(隼人)を見て欲しくなっていた事を伝え、互いの想いを知り、2人は結ばれます。

先輩の弟だと分かるのは、物語の後半ですが、1話から、ふとしたときの隼人の暗い表情、苦しい表情は感じられるシーンがありました。兄と比較されることを嫌がっていたのに、わざと先輩と比べたり引き合いに出すような事を言ったりしたこともありました。苦しいはずなのに、だからこそ、まるで、涼の前にいるのは先輩ではないことを自覚させようとしてるようにも思えました。
涼も、先輩の代わりだと最初は思っていたかもしれませんが、次第に先輩ではなく"隼人"を思っているようにも感じられました。先輩に対しては"憧れ"で、隼人には"恋"をしてるように見えました。隼人に、先輩の弟だったことを隠されていたことを知った時も、最初は"知ってたくせに遊ばれた"と嘘つきや馬鹿にされたような気持ちだったかもしれないけど、冷静に"自分も先輩の代わりに隼人を利用していた"と気がつき、話し合おうとしたのも涼からでした。怒りしかなければ、話を聞きたいなんて思わないはずです。

兄へのあてつけで、兄のお気に入りの後輩だった涼を奪うことで勝てると思い兄の様な振る舞いをして涼に近づいたのに、比べられるのが辛くなった隼人の気持ちが伝わり、苦しい気持ちに共感しました。

描き下ろしは本編のその後。兄へ、先輩へ、お付き合いをしている事を伝えます。微笑ましく穏やかでした^^

兄へのコンプレックス、兄と比較されることを嫌がっていた隼人ですが、それは兄を認めてる証拠の様に感じました。本当は素直になれば、好きだからこそ、自身が兄を疎ましく思う気持ちに対して、後ろめたさを感じているのかなとも思いました。

嘘がきっかけの恋。確かに嘘をつくのは良くないかもしれませんが、どんな出会い方をしたとしても、どう2人が向き合ってその恋を実らせるかが大事かなと思いました。2人が幸せになってくれて、嬉しい( ◠‿◠ )

読み手次第の納得の仕方で…!

楽しみにしていた続編!誠さんのお兄さん圭介さんや、誠さんの初恋の人 達也さん登場です!
変態しかおらんのかってくらいヤバイやつ揃い笑!!新くんがまともに見える…というか新くんは一途で真面目なんです(*^▽^*)

恋人がいながら、まさかの初恋の人と最後までエッチ…誠さん(๑*Д*๑)!! 驚きましたし、正直NTRは苦手要素なので、胸が痛みました。新くんが大好きなので辛かったです。
でも、中途半端ではなくて、ガッツリ楽しみながらエッチしていたことが振り切っていて清々しいクズだなと感じたり笑、人間そんなにすぐは変われないっていうリアリティも感じたし、誠さんの性癖を形成した過去の出来事からしたらやりかねないなとは感じていたし、何より自分(誠さん)の1番大切な人をこんなにも傷つけないと大切な事に気がつかないのがある意味ゆるふわな誠さんらしいなと思ったので、読み手によって色々思うところはあるかと思いますが、私はこの作品を読んで良かったです( ◠‿◠ )
NTR作品が苦手な方は要注意!!でも、続編で、過去との決別や、人間的な欲、成長など、一作目では描かれていなかった側面を知ることが出来たので、辛さもあったけど、面白かったです。
誠さんの兄夫婦が大好きです!特に元女王様の彩未さん(^○^)

もう一作品載っていて、
誠さんの同僚 戌丸くん×新くんを慕う元後輩で現役の俳優 勇斗くん!!こちらは安心して楽しく読めます(((o(*゚▽゚*)o)))

ハラハラドキドキ

表紙に一目惚れをして購入しました。
人を殺害(未遂)し逃亡した乱平(受)がたまたま逃走に利用したタクシーの運転手が平さん(攻)でした。
乱平が何をして逃亡してるのかはずっと伏せられていて、訳もわからず平さんは逃走の手助けをし、その中で体の関係先行で愛を深めていきます。平さん目線でのハラハラ感と、大切に思ってもらえる温かさにドキドキな乱平くん目線の両方が楽しめました。
逃走は長くはなく、数日だと思いますが、時間の長さより過ごした時間の濃厚さで、2人は惹かれ合い、乱平くんが逮捕されてから2人が再会するまで6年の月日が流れます。6年、という時間の長さではなくて、共に逃亡したから情が湧いて惹かれあったことは分かりますが、"この人と共に生きたい"と思って乱平くんを待ち続けて迎えにいくには、平さんの感情の変化や起伏がかなり早い感じがして、強烈な出来事だったのは分かりますが、恋愛に発展するには少し急だなと感じました。