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つむぐ婚 コミック

黒岩チハヤ 

可愛すぎる表紙と予想以上にいいお話でした

かわいい表紙に惹かれて購入
正直にいうと、まさか獣姿のままで致す!?とどこかで期待していた自分もいましたが、
受けのキツネつむぎはヒト化します。
かわいい・癒しのみ期待していたが、物語もしっかりで面白かったです
すれ違いシーンや事件も起こるけど、キツネたちがかわいくて、キャラに感情移入することなくかわいいかわいいと言いながら拝読しました

以下はネタバレ込み感想です
主従関係で、三がまだ幼い頃からずっと世話係をしているつむぎ。
「離れ」に住みたい三だが、独身のままだと住めないということでいきなりつむぎと夫婦になることに。
一緒に暮らし、彼への欲が出たきっかけでふたりはセッすることになったが、
すれ違いもあったがちゃんとお互いへの気持ちを言葉にしてめでたしめでたし

かわいい絵柄、キツネのもふもふ感、ものすごく癒されました
エロに関しては、元々エロが多いレーベルではない印象なのでちょうどいいって感じで、描写も濃厚ではないので、
エロが苦手・不慣れの方にも読める一冊です。
物語面に関しては、レーベルにかなり信頼しているのでやはり読みやすくて、物足りなさなどもなくバランスがよかったと思いました

耽美な絵柄、壮大な話

初作家さん。美しい表紙に惹かれて購入しました
人間と獣人(作中ヒゲナシと呼ばれる)の切ない愛情。絵がとても美しいがなんとなく好き嫌いが分かれそうな感じがしました。
個人的にすごく好きです。
獣人が差別される国が舞台だ。男娼として生きている獣人(受け)とたまたまこの国にきた旅人が一時的に男娼の世話係となった人間(攻め)の美しく切ない話ーーよくある設定ですが、描写がとても美しく、異国の童話を読んでいるような気持ちになりました。
辛い場面、悲しいシーンも多々ありましたが最後はみんな幸せを掴めよかったです。読後もしばらく余韻に浸ってました

頭を空にして気軽に、ジャンクフードのように楽しむ作品ではないが、
物語重視や美麗な絵を見たい方、じっくりゆっくり作品を楽しみたい方にはおすすめです。

好き嫌いが分かれる一冊です

はじめての作家さん。
好きな絵柄で、子育てBLも定期的に読みたくなるので発売前からかなり楽しみにしていました。
同性婚が認められ、養子縁組で赤ちゃんを迎えたふたり(奈央と愛)。赤ちゃんから小学生まで成長したひろとの日々のお話。
エロ描写がなく、子育て大変さも描かれていますがほのぼので癒されると同時に、リアルの描写もあります。
BLはファンタジー、現実のことを思い出させたくないというタイプの腐女子さん腐男子さんには向かないかもしれません。
多様性、「普通」でないことに悩み、男らしさ女らしさ、何気ないひと言で無意識に誰かを差別する……
拝見していていろいろ考えさせられました。
この作品の中、固定観念に捉えられ、無自覚差別するキャラもいます。完全に理想な世界ではありませんが、そうなるように一人ひとり気をつけて努力する必要があるんだなぁと。
BLというとどうしても敬遠されがちですが、腐女子腐男子に限らず、もっといろんな人に読んでほしい一作だと思っております。

丁寧に描かれる感情描写

みつこ先生の新刊を何も迷わず即購入。
今作は大学生同士の不器用な恋愛を描かれる一冊。
モテモテだけど誰かを好きになったことがない攻めと目付きが悪くて周囲に恐れられることが多い恥ずかしがり屋の受け。
受け視点から始まり、2話では攻め視点にかわる。
序盤から両片思いと知った上で物語が進む。
全体的に流れる静かな空気感、攻めと受けの繊細な気持ちを丁寧に描かれるところがすごくよかったです。さすがみつこ先生!
そして今作は思ったより情事シーンが多かったです。笑
大学生の飲み会とか校内の様子とかもまた丁寧に描かれて、読んでて久々に大学生活ののことを思い出した。
それほど先生の描かれるキャラクター、生み出した世界が身近に感じます。誰もが一度は悩んだこと、感じたこと……先生のそういう描写が、改めて好きだなと思いました。

思ったより読みやすくておもしろくて受けかわいかったです

表紙デザインも帯デザインもBLコミックらしくないポップでかわいいんだがイマイチピンとこない、レジに持っていくまでかなり悩んでました。
表紙デザインかわいいが少し圧が強くて表紙に邪魔されたかなと思いました。
青年漫画っぽい絵柄は好みが分かれそうですが、物語は読みやすくてとにかく受けちゃんがちょろくてかわいくて好きな設定でした。

以下はネタバレあり感想
恋人と別れったきっかけで引越した寡黙な攻めの隣人は声が大きい配信者受け。
騒音問題で我慢できず注意しにいった攻めだが受けと全く話が噛み合わない。
モテないだろうと決め付けられた攻めはカッとなって受けちゃにキス。そのキスのきっかけで二人の距離が一気に縮み、身体に触れ合うような関係に。

なかなか最後の一線を越えられないことで関係がこじれたが割とあっさり解決して無事に結ばれる。
結ばれるまで手で処理するシーンなどもあるが割と軽めの描写。
はじめての情事シーンも、描写はしっかり描かれるががっつりエロではないし官能的な雰囲気でもなく、まあ受け入れやすいエロ描写かなと思います。
受けの感じる顔や反応などが好きで、二人がそういった関係になり始めてあと、おばかで騒がしい受けが時々見せる色っぽい表情がとてもよい。
エロ描写は全体的に少なめですが個人的に満足度が高い。
この二人のこれからももっと読みたいなぁと思いました

期待以上のハッピー青春

セフレから始まる関係がとにかく好きでかなり楽しみにしてきた一冊です。
あらすじを見ると、エロ重視のお話だと予想していたが、
思ったよりおもしろくて、物語やキャラクターの関係性や気持ちもしっかり描写され、楽しく拝見しました。

以下はネタバレあり感想です
たまたまトイレで隣クラスの攻めくんの局部を見てしまった受けは、別れた彼女にお尻を開発されたため攻めの局部に興味津々、互いに次の彼女ができるまでセフレになろうと提案する。
二人で過ごす時間が楽しく、早い段階で攻めが受けに気持ちを寄せてるのがわかります。
おバカさんの受けも次第に自分の気持ちに気づき、一人で悩んだり落ち込んだりすれ違いそうになりそうになったがやっぱりすれ違わなかった。
高校生特有の謎ブームや意味のない言葉でもツボってしまうやノリとか、すべて楽しくて面白くて。
情事描写もしっかりあるラブコメ、なにも考えず、誰でも楽しめる一冊だと思います。

執着攻めだけ闇を感じない甘々

物語は普通だが絵がとても綺麗で読みやすく、執着攻めの受けへの重い愛だが闇を感じることもなく甘くて、
誰でも楽しめる一冊だと思います。


以下はネタバレ込み感想です
中学同級生だった攻め受けが大学で再会し、受けは攻めにルームシェアしないかと提案して、そこから物語が始まる。
誰ともすぐ仲良くなれる人懐っこい受けと爽やかイケメン攻めの距離がとにかく近くて、序盤ではまだ攻めはただの好青年にしか見えないが、
攻めの真顔(受けが他の人と楽しそうに話す時)や受けに対する執着心、わかりやすく表現してくれるので唐突感などなくとても自然な流れて攻めの本性が徐々に見えてくる。
両方の視点もあって、攻めの受けへの執着も受けへの攻め気持ちも伝わってくるので、
本当に読みやすい一冊だと思いました。
執着愛や闇属性BLに慣れている腐女子さん、伏線がもう少し隠されているのが好きな人には物足りないかもしれませんが。
順調に結ばれる二人。初めてのセックス。
先生の描く男性の体がとにかく良い!
いろんなアングルから見る二人、受けの感じている顔、他の方も言ってるように性器の色とか描き方とか…思ったよりエロくて思わず釘付けになりました(笑)
紙の修正は思ったより多くて少しだけ残念です

幸せの形が見えました

とても可愛らしい、幸せが詰まった表紙に惹かれて購入。
こちらの作品はいい意味で思ってたのと違ってました。
主人公の二人の現在から回想編に突入、起承転結がしっかりある物語かと思えば、そうではなかったです。
タイトルや帯通り、子育てしながらお仕事も頑張っている、世間一般的に持っているαとΩのイメージと少し違う遥(α)とこーすけ(Ω)の話。
現在生きている彼らの話で、ちょっとした会話や思い出で過去のことが一瞬出てくるが、深掘りすることもなく、あくまで「現在」を中心に進んでいく物語。
日本のどこかでこの四人家族が生きているように感じてしまうほど、ありふれた日常が中に描かれています。(オメガバ設定を除いて)

ほのぼのだが深く考えさせられる場面もあり、ふんわりえっちではなく情事シーンも結構しっかり描写されてます。
読み終わって第一声が「これが幸せの形だ」と。心が満たされていて、しばらく余韻に浸り、この作品に出会えてよかったとすごく思いました。
αやΩだけでなく、男性や女性のイメージや趣味など、一般的なイメージに囚われて素直に好きなものを好きだと言えなかったふたりは、子どもに好きなように自由に生きてほしいと願い、そしてかわいいものが好きなら何歳だって胸を張って言って良いのだーーここ、結構胸に響いてきました。
そして子どもたちが本当にかわいいです。すごく癒されました。もっと彼らを読みたいと思いました