フランクさんのマイページ

中立作品

PREMIUM レビューアー

女性フランクさん

レビュー数1

ポイント数33

今年度69位

通算--位

  • 神1
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

なんかしっくり来ない……

ふわふわホワホワ系かと思ってはいたけれど、それにしても序盤で二人がさっさとお付き合い開始して目が点。

そもそも攻めが受けの猫耳と尻尾をすんなり受け入れちゃうし、なんか変だなぁとは思ってたんですよね。
攻めはすごく誠実で良い青年なんだけど、なんか妙な仄暗さをチラチラとさせてるし……。

いまいち攻めのことが疑わしいけどこのままホワホワ系で行くのか?と思いきや、攻めから別れを告げられてしまう。

突然の別れで傷つく受けの姿に、どこが愛されレッスンじゃー!?みたいな。

おまけに暗黒っぽい闇もチラチラするし……。

通して読めば、すんなりお付き合い始めちゃう冒頭の違和感にも納得はいくのだけど、それにしても色んな設定が微妙に中途半端で消化しきれませんでした。


攻めの喋りが不自由すぎる……

溺愛ものと知って読んでみましたが、合体せずに終わってしまった……。
なんでさ……っっ!!
かと言って、正直この二人が合体するまで見届けたい!!という気持ちにもなれない。

読み終わって「エロ度」見たら、確かに「なし」となってたわ……。
はぁぁぁ……。がっくし。

そして初読み作家さんなんだけど、文体があまりあわなかったです。
どうしてそこで文を止めるのかなぁみたいなところが結構あるというか。

あと初読み読者に少々不親切というか。
冒頭数行で、強い女性がいっぱいの母系国家であること、攻めのヒュルケン将軍は肉食系女性から虎視眈々と狙われている存在であることをざっくり説明されるんですね。
かなり独特の世界観なんだなぁと思いながら読んでると、
「しかし、忘れてはいけない。将軍は異国出身でクリアラータの男ではない。」
とこれまた唐突な説明が……

忘れるも何も、そんな設定知らんし……みたいな。
一人で悦に入ってるような語り部口調がなんか腹ただしいし。

で、誰が誰だかよくわからんうちに、二人の男とやらの密談が始まるんだけど、これが本当によくわからない……。
国王でもある母親を「うちのババア」呼ばわりしてる王子の粗雑なキャラっぷりとか、「うちのババア」の思惑だの、なにがなんだか‥…。
これは続き物なのか?と思ってしまったほど。

だから元は同人誌と知って、深く納得。
わざわざ同人誌を買い求めてくれる熱心な読者さん相手ならこれでもいいでしょうけど、商業でこれやられるとツライです。
置いてけぼり感くらいます。

あと攻めのヒュルケン将軍のカタコトっぷり!!
「硬派寡黙」とありますが、寡黙というより片言すぎて、なんでそんなに喋りが不自由なの?と最後まで違和感が大きくて萌えられず。

けっして受けの前だと緊張して言葉が不自由になるタイプでははないんです。
そして仕事の時には、どうやら普通に話しているらしい。
態度からは受け大好きダダ漏れなんだけど、あまりの言葉の省略っぷりが、「メシ・フロ・ネル」みたいな言葉を話す労力を極力省略したい方向に感じてしまって、好感を抱けませんした。
同じ片言でも、気持ちを伝えたいために必死に片言で話すみたいな人のほうが好きなので。

ワンコ大好きなので、受けのことしか言うこと聞かない大型犬タイプとか大好物なはずなのに、萌えを阻害するものが大きくてこの評価です。

攻めが、まるで大きな子供

詳細検索で「年下」「ワンコ」でヒットしたのがこちら。
確かにワンコでした。
が、なんだかなぁ……好みじゃなかったです。

敗因ははっきりしています。

攻めが「大きな子供」そのものなんですね。
言動が小学生低学年男子そのものなんです。
で、そういう攻めを微笑ましいとは思えず、駄々をこねる子供に手を焼く母親の気分そのものになってしまう……。

例えば、受けがまだ仕事中なのに、「やぁ〜だぁ〜。弁当もほら、持ってきた。せっかく作ったのにぃ〜」と駄々をこねて仕事を終わらせろ!と催促する。
空港でのお別れシーンも、おかーさんと離されて絶叫する三歳児か?!としか思えず。

実は、攻めは宇宙工学を勉強しててNASAからもお誘いがきてる天才肌なんですね。
バカと天才は紙一重系で、裏表もないまっすぐなまま育った人という設定なんだけど、24歳にもなって勘弁してよ……としか思えませんでした。

はぁぁぁ……。

無邪気なアホわんことか大好きだけど、いい歳して子供のまんまなのは嫌だわ……。




受けの職業意識って……

攻めが一途な年下ワンコで凄く良かった!
幼い頃から受けが特別な存在で、何度振られても一途に受けの側に居続ける姿に萌えた。

お話も、自分のせいで両親を焼死させてしまったと自責の念に囚われ続けている受けの苦しみと、その事件に関する謎が良い緊張感を生み出してなかなか面白かったです。

だけど、中立なのは受けに超〜モヤモヤさせられたから……
大きな炎を見るとフラッシュバックして動けなくなる人が消防士なんかやっていいんか??と。

小さな火なら大丈夫!と主張するんだけど、向かう現場の炎の大きさとか火事の規模が選べるはずもない。

おまけにフラッシュバッグしたせいで、あわや…という状況になるんですね。
本当はそれを隊長に報告しないといけないのに、なんだかんだと理由つけて報告しない。
おまけに痺れを切らした攻めが代わりに隊長に報告した事で現場を外されるんだけど、勝手に報告された!と逆ギレする始末……
そんなトラウマ抱えてる割には、カウンセリングもなあなあにしてるし。
とどめは、命令に背いて嘘ついて現場に乗り込んだ挙句の「来ちゃった」と舌を出す姿。
こいつ…テヘペロじゃないだろっっ!と怒りが炎のように立ち昇ってしまいました。

もし119番した時に、「実は火事にトラウマがあって、大きな火だとフラッシュバックして動けなくなるんですけど、罪滅ぼしのために消防士になったんです!だからどうしても頑張りたいし、小さな火なら大丈夫なんでそちらに向かいます!」みたいな消防士さんが来たら…と考えると絶望感しかないです。

自分の感情や事情を優先して現場にこだわり続ける受けの姿が、贖罪というよりも自己満足にしか見えなくて、この受けにとって、職業意識って何なのかしら…と思ってしまい、途中から完全に撃沈です。

冗長に感じてしまった……

年下攻め大好きだし、ましてやワンコ。
大好物!と期待して買ったんだけど、受けの後ろ向き加減にイライラしてしまってダメでした。

ちなみに読み始めて数ページで両片思いだとわかるし、攻めの愛情はひたすらまっすぐ。

だけど受けは家族の事はあるにせよ、27歳にして全てを悟ったような諦念の境地に至ってる青年。
そこが悲劇のヒロインの変化系みたいに感じてしまったんですよね。
悲観してる自分にちょっと酔ってる?みたいな。

年上受けといっても、まだ27歳。
たかが27歳。

付き合ってても超ネガティブ思考で、それが300P超え(電子で)‥‥
まだこのメンドくさいグルグルが続くのか……と。

受けの気持ちに寄り添うことができれば、すごく楽しめると思います。

「硬派で腕の立つ松下」とあるけど、硬派どこ?

あらすじで「調理場では見せたこともない可愛くて色っぽい松下(受け)」の姿というので、ギャップ萌えを期待してたんだけど肩透かし……。

というのも普段の働いてる姿=キリッとした顔の描写が5%程度なんですね。めちゃくちゃ少ない。
残りは赤面してるか、もじもじしてるか、泣いてるか、攻めにいいようにされてるか……。

いくらなんでも、もうちょっとシェフとして仕事してる姿を描いてもいいんじゃないですかね。。。
「パーフェクトなシェフの本性はエロすぎるオトメン!?」とあるけど、そのパーフェクトなシェフぶりがちっっとも伝わってこなくて、オトメンぶりばかりが強調されてしまってるのでゲフっ……って感じ。

都みめこさんの「GOING奪ってハート王子様!」みたいにガチムチなオトメン受けを全面に出した作品は好きなんだけど、この受けのオトメン感はあまり好みではありませんでした。
受けのガタイの良さという点では期待どおりだけど、キャラが……。

【終わりかけのバースデー】
29歳最後の日に、コンビニ前で落ち込む男に声を掛けて……。
ノンケどうしなんだけど、つまらない日常を変えるにはこのくらいのインパクトが必要なのかしら。
よくわからん……。

ツッコミどころ満載……

まず受けのメンタル弱すぎ。
父と愛犬を亡くして確かにお気の毒なんだけど、衰弱して気がふれたようになって犬と人間を間違えてる様子が悲劇のヒロイン感満載で辟易。

そして弟たちの学費を、赤の他人である攻めが肩代わりすると言い始めるんですね。
お前が家を出て俺のうちに来るならという条件で。

攻めは、かつてそれなりに交流があったただの先輩でしかなく、しかも数年ぶりの再会なんですよ。
そんな人の元へ翌日転がり込むという無謀さ。

ありえない!!
ありえなさすぎでしょ……!!と冒頭でつまづいたけど、そこから先もツッコミどころ満載でした……。

だいたい三つ子でただ先に産まれただけってだけなのに、お兄ちゃんも弟も関係なくない?
長男と、年の離れた双子の弟達ならお兄ちゃんが頑張る意味もあるけど、なんで長男だからと受け一人頑張る必要があるんだろ?

その他、はるぽんさんが書いていらっしゃることと重なるので省きますが、攻めも何したいんだかよくわからないし、受けもクロクロ言っててなんだかなぁ……と。



おまけして中立です。

攻めがダメだった……

途中までは、攻めと受けのああ言えばこう言う的なやり取りが面白く感じてたんですね。
だけど後半から攻めの図々しさが鼻についてダメでした……。
押しが強くて甘えてばかりで、エロと乳首のことで頭いっぱいにしか感じられなくて。

そして、攻めが受けに求めてる内容が「嫁」「奥さん」的なところにもモヤァっ‥…と。
毎日のご飯はもちろん、お弁当を強要するところがイラっ。
どっちも警察官で共働きなのに、自分は作らない、作れないとか何なの?
お前も作れ!と。
プロポーズ時に用意した衣装も、花柄の女性浴衣に裸エプロンで、なぜ女物なのよ……と。

貧乳女の代わりなんかではなく、受けが好きなんです!!と言ってたけど、なんか嘘くさく感じてしまいました。
貧乳好きだから胸がない受けの胸は好都合だし、ご飯も作ってくれて好都合だし、みたいな条件にあうから受けが好きみたいな感じがどうしても払拭できず……。

あまりにも乳首、乳首言ってるので、受け本人よりも、受けの乳首ばかり興味があるように感じてしまったし、かわいい年下男のおねだり感が皆無で、なんなの図々しい……としか思えず。

受けが計算高いゆるふわ女子にしか見えない……

幼い頃から兄弟のように育った二人の再会もの。
受けが隣の部屋に引っ越してきて、何かと面倒を見てやることになる攻め。
ほぼ半同棲のようになり、一つ屋根の下で両片思いの二人がもじもじしてる姿は確かにかわいい。

だけど、受けのはるが、ふわふわしてて天然で愛らしいんだけど、計算なんですよ
本当は料理ができるのに、わざと下手に作って不器用ドジっ子のようにしてたり。

そこがゆるふわ女子を装って男に近づくしたたかな女のように見えて、苦手でした。
あざとさが鼻について仕方ない……。

仕事の修羅場くらいしか印象に残るシーンがない……

萌えにするか、中立にするか迷いました。
可もなく不可もない作品でも、何か一つでも楽しめるところとか、この作品ならではの魅力が感じられる場合には萌にするのですが、そういったものも特にないので中立です。

攻めも受けも社会人なんだけど、どっちもどことなく幼い感じがしてノリきれず。
特に受けは挿絵でも、とても30歳には見えないんですね。

そして30にもなって、仕方なくプロジェクトリーダーになってしまったとはいえ、メンバーの初顔合わせでなるべく相手と目を合わせないようにしてる姿に、なんかため息が……。
受けは小さい頃から人見知りが激しくて、コミュ力が不足してるのは自覚してるんだけど改善する気はない。
仕事なのに人見知り全開にしてる30男ってなんなの??と思ってしまった私は、厳しすぎるんでしょうか…….

受けは、受け兄とその親友から幼い頃から何かと可愛がられて、放っておけない可愛いタイプ扱いされてるんだけど、そのまま大きくなってしまったって感じなんですね。
だけどさ、そういうのが許されるのは20代前半までだと思うの……。

そして当初は攻めと分かり合える気がしないとまで思っていたのに、予定調和的に好きになってしまうし……。

恋愛面で印象に残るシーンがないんですね。
お仕事面ではブラック全開の修羅場シーンはあったけど。