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女性フランクさん

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どうにも受けのキャラが好きになれず……

プリン専門店を営む受けと、常連客である攻めのお話。

「毎日のように違う女性を連れてきてはニヤけた表情でプリンを奢る男」とあらすじにあるけど、超常連客なんですよね。
で、そのお得意さんに対して勝手に「クソチャラいゲス男」認定をして、仏頂面で対応する受けにムカムカしちゃいまして。

客商売でしょうーがっ!!と頭をパコーンとはたきたい衝動にかられてしまいました。
で、読み進めるのが苦痛になり一度挫折。

気をとりなおして、冒頭部分はすっ飛ばして再読してみると、なんでこんな頑固でクソ面倒な拗れた男になってしまったのか……というのもわかる仕様になってて、仕方ないとは思うような気もするけど……。
攻めはクソチャラいゲス男どころか、誠実かつ懐の深い人でそこが良かった。

表紙は、なんでカラスが頭の上に乗ってるんだ?と思ったけど、九官鳥です。
カラスは嘴が黄色くないですよね……。
プリンを食べたい衝動よりも、九官鳥とお話してみたい衝動にかられました。

若女将見習い奮闘記

思っていたよりも楽しく読めました。
というのも、あらすじ読んで敬遠してまして……。

「女装する女将(受け)」「温泉で裸の付き合いをしつつ」というあたりで、「夜は温泉でエロを仕込まれてしまう若女将」みたいな、安直なイメージを抱いてしまってたんだけど。

読んでみたら、全然違いました!

着物を着たのも初日だけ。
着物を着ると、粗野な振る舞いを制限できるということに気づいて、客前に出ない時に訓練法の一環として着てるだけ。

「温泉で裸の付き合いをしつつ」というのも、ただお風呂に入っているだけ。
お互い意識しあってる二人の股間はどうなってるんだろう?と不思議に思うほど、エロに発展しない。
キスすら最後のほうでやっとで、エロも終わりに一回。

恋愛よりも落ち目の旅館の再生話が中心で、男だけど若女将見習いとして奮闘する受けが、なかなか良かったです。

板前で職人気質なので、最初は、コイツが女将?!と厳しい態度で接していた攻めが、受けの本気を認めてからは優しくなっていくんですね。
そして攻めの本来の性格である面倒見の良さが見え隠れするところが良かったな。

前職が占い師なので、手相が読める受け。
それを知ってる攻めが、なかなか手のひらを見せたがらない様子にニヤニヤ。
見せると、気持ちがバレちゃうもんね♡

そして三匹の看板猫は、確かにかわいいんだけど、猫というよりもまるで言葉のわかってる犬みたいだった……。
犬どころか中身は人間か?というくらい、完璧に意思疎通が取れている。
そこが、猫っぽくなくてイマイチ。(猫派です)
猫はもっと自由気ままでいてほしい。


一途な攻め

事故のせいで恋心を無くしてしまった受けという設定なんだけど、読んでて「恋心」ってなんぞや?と、恋問答みたいなものに陥りました。

という受けの映は「麦人がいれば他に何もいらない。おれは世界で一番麦人が好き」と言う。
一緒にいるとほんわかした気持ちになれて、言葉にしなくても通じ合えてる安堵感がある。

もうこれ両片思いで無自覚なだけじゃないの?みたいな。

突然現れた妖精のかぼちゃに発破かけられながら、10年目にしてついに親友枠から抜け出そうとする攻めの麦人。

この攻め、ほんといい子。
自分の恋は成就しないけど、映がスムーズに歩けるようになるならそれでいいとか、究極の愛でしょみたいな。

恋心を取り戻すお役目として麦人に白羽の矢を立てた理由が
「遠距離恋愛という逆境をものともせず己を貫くほどのエネルギーが感じられなかった。今は純粋で真摯で真剣でも、きっとそのうち諦めてしまうだろう」とかぼちゃは見越したからなんですね。
ここがちょっと違和感を覚えました。
まるで麦人の想いが虚弱みたいな言い方!

かぼちゃは「麦人は好きになればなるほど相手を慮ってしまう」とも言うんだけど、エネルギーがないから諦めるんじゃなくて、純粋で真摯で真剣だからこそ相手の幸せを祈って自分の恋を諦めるんじゃないかなぁと。

で、無事恋心を取り戻すんだけど、そもそもなんで事故で恋心を失う羽目になったんだっけ?みたいな。
読みながら時々、??? になることがあったけど、一途な攻めが好きなので概ね楽しく読めました。

ピュアで健気




「嫌われ魔物〜」が好きなのでこっちも読んでみましたが、微妙〜にあわなかったです。
作家さんの優しい心根がそのまま現れているようなすっごーーくいいお話だと思うんだけど、私のテンポとお話のテンポがどうにもあわないというんでしょうか。
猫だった風太の大切な「彼」は、割と最初から登場してる聡史であることは読んでて明白なんだけど、そこまでなかなか辿り着けない感じとかがどうにもこうにも焦れったくて……。

こればっかりは相性なんだと思います。

想い合う気持ちが起こした奇跡。
そこはとても良かったし、ピュアでやさしいやさしいお話だと思います。
素直に泣けなかった自分に自己嫌悪しちゃうほどです。

父親がゲスい

記憶喪失ものとしては、そこまで切なさはありません。

そもそも受けの記憶喪失が、二人の恋の障壁ではないんです。
恋人同士であったことを知っても戸惑うばかりの昌紀だったけど、抱きしめられるとその腕の中の温もりに懐かしさを覚えて……みたいな感じなので、この二人に関しては心配いらないんですよね。

二人の障壁は、「傲慢な父親によって軟禁されていた」とあらすじにもあるように、受けの父親。
こいつの非道っぷりがなかなかなもんなので、ついつい二人の恋がかすみがちというか……。
ロシアの石油王へ嫁がせようと画策するとか、とことんゲスいというか、ギャグに近いとすら……。
(これが昔だったら絶対アラブの石油王だったんだろうなぁ)

どんな気持ちで攻めがじっと待っていたかと考えると萌えますが、全体としてあっさりした感じ。

途中が……

上田にくさんなのに、まさかの闇オークション?!って感じなんだけど、蓋を開けてみればどこかすっとぼけてるいつもの上田さん。


競り落とされた主人公の光と、雇われた先のツンツン坊っちゃまとの距離の縮め方が、なんかかわいい。

だけど、途中の展開がちょいと陳腐すぎる……。
悪役の描き方が、小学生向きギャグ漫画っぽいというか……

好きな作家さんの作品という脳内補正があるからなんとか読めたけど、初読み作家さんだったら正直投げ出したと思います。


おまけして萌で。

穂高〜!永遠にin loveでいておくれ〜!!

電子化をめ〜ちゃくちゃ楽しみにしてました!
というのも、【恋してる、生きていく】の穂高がめちゃくちゃ好きなんですね。
穂高についてならいくらでも語れる!みたいなキモオタぶりを発揮しそうになるくらい好きなんです。(好きな攻めとして五本の指に入る)

というわけで本編そっちのけで【in love】から。

梓狙いを公言するバイト男子が登場するけれど、二人の間に1mmもヒビを入れることができない盤石な絆。
(穂高はもやもやってるけど)

最高。
尊い。
永遠に仲良くやってくれ〜。

【あなたを好きになりたくない】
マイナスイオン放ちまくりの清冽な空気を吸ってるかのような気持ちになれる山の描写がさすがです。
ステイホーム中だけど、心は北アルプスの山々へ〜!

肝心の恋愛模様については、あんまりしっくりこなかった。

「あなたを好きになりたくない」と宣言しないと無理なくらい、一目見た時から心奪われまくりって感じなんですよね。
恋の崖っぷちに指先一本で踏みとどまって「あなたを好きになりたくない!」と叫んでる状況というのでしょうか。

要救助者を救出中とか、救出途中のヘリコプター内とか命と隣り合わせな状況なのに、ちょいちょい思考が加賀に持ってかれてしまっているんですよね。
その隙がちょっと怖いというか。
そのくらい加賀がかっこいい!ってことなんだろうけど。
そんな浮つき気味な自分を充分に自戒して猛省することができる真面目な子なので、嫌悪感を抱かずに読めましたが……。

ただ、なんだろうなぁ……。
真里谷が好きじゃなかった……。
加賀のピアスじゃらじゃら&茶髪のチャラい私服姿を見て、そのギャップに落胆するんだけどダメなの??むしろ良くない?私なら意外性があってときめいちゃうけどな……。

そして照れ隠しであえて露悪的に言った「ついでにレスキューやってる」という言葉を真に受けてしまう姿を見て、正直めんどくさい子だなぁって思ってしまった……。
額面通りにしか受け取れなさそうというか、決めつけが激しそうというか……。

あと、わざわざ仕事相手に「加賀さんと一緒にいると色々困ったことになるから、加賀さんのせいじゃないけど、すみませんけど(距離置きたい)」みたいなことを言えるところが完全に相容れないというか。
こんなこと言えちゃうこいつ、地味に強いというかめんどくさいというか……。

こんな感想で申し訳ないです!
本編は中立、穂高は神で、相殺して「萌」です。

トチ狂ってる攻め

全力でお前を落とす!!と宣言した攻めと、長年の親友だと思っていた男の変貌ぶりに唖然としつつもかわそうとする受けとの攻防戦です。

一言でいえば攻めは「トチ狂ってる」
まぁ、タイトルからイっちゃってる感はありますよね。

仕事時(弁護士)は即死級の毒舌を吐きまくってる男が、受けを前にすると人格が変わります。
全力で口説きまくるうえに、最強のポジティブ脳になってしまう。
受けに冷ややかな応酬をされても「(声も素敵すぎるせいで)嫌味まで天上の調べに聞こえて、賞賛されてる錯覚に陥る」とか……。
おめでたすぎる。

こういうコントみたいな会話劇、大好きです。
ああ言えばこう言うみたいな二人。

なんだけど。
ときどき、例えや説明が回りくどくて長いんです。

異次元レベルのテンションマックスになってしまった様子を描く場面。
これが漫画だったら一目見てインパクトが伝わるので面白いんだけど、それをだらだらと文章で説明されても面白くなくてですね……。
面白いと思って書いてる作家さんと、読んでる自分との距離が広がっていくというか、置いてけぼりになっていくような感覚。
読みづらくてテンポがくずれるというか。
そういう箇所が何箇所がありました。

でもそれ以上に笑えました。

そして上っ面の口説き文句だけではなく、きちんと受けのことを見ていて、そこに受けが救われているところも良かったです。



ちなみにカラー口絵のシーン。
アホすぎて笑いました。
なにが「対ピー座ピー」よ。アホすぎるでしょ。

最強なんだろうけど……

二人のスペックを並べてみれば「最強」なのは間違いない。
事実、最強なんだと思う。
だけど、あんまり受けの強さを実感できないところが残念でした。

というのも受けのダリオは下戸で、そこが彼にとってのアキレス腱なんですね。
そしてダリオを強引にものにしようとする他国の王子に付け狙われるんだけど、2回も酒でふらふらにさせられて貞操の危機に陥ってしまう。
2回ともヨロヨロになってピンチに陥ってる姿を読んでて、正直、ダメじゃん……みたいな残念な気分になってしまいました……。
体質だから仕方ないんだけど、ごめんなさい。
まぁ、だからこそアルバートがいれば大丈夫!ってことなんでしょうけど。

他団長エリックを交えてのアルバートとダリオのやり取りには吹きました。

「社長」と呼ばれている神様の攻め

「社長」と呼ばれている神様ってところが、まずなんかユニーク。
確かに「社」の「長」なんですけどね。

おまけに大真名神ときたら神様のくせに片付けが下手で汚部屋住まいという……。
そんな妙に人間味あふれる神様の元へとお仕えすることになった受けの朝比。

朝比の精が大真名神にとっての糧となるというわけで、せっせとフェラで吸い取られることになるんですね。
そこが安易なエロ展開に思えて、微妙に萎えたのも事実。
だけど、やがて大真名神を好きになって彼に抱かれたいと思うようになるんだけど、大真名神は抱いてくれないんです。

安易なエロ展開……と思っていたのに、その先には進まない!という意外性。
そしてそこがお話の鍵を握っているというところが良かった。

めーっちゃ萌える!とかそういう強烈なものはないんだけど、ちびっこ成分あり、モフ成分もありでさらりと楽しめる作品だと思います。