待望の10巻!
とにかくネタバレしたくないので、ほとんど何も言えませんがすごいです!犬飼のの先生お得意のどんでん返し!きました!!
とにかく薔くんが頑張るのです。強くもあり可愛くもあり健気でもあり美しくもある。時には弱気になりそうでも常盤のことをいつでも一途に想っている。それが薔くんの頑張れる理由。でもそれだけじゃなかった。そう。そこが今回のミソです!
読んでると心の揺れに違和感や不安がありますが、それはエピローグで回収されます。すごい。
とにかくエピローグで2回驚きました。最後まで読んだら絶対にすぐ読み返したくなります。あのシーンも!あのシーンも!って興奮しっぱなしでした。
常盤も常盤ですごかったです!ポストスパダリというより有能彼氏様って感じです。薔くん推しですが、どんどん常盤のこと好きになってます。
電子SSは完全にネタバレですが、本編と違ってかなり笑います。いつもの常盤でしたね。
誰だって愛情を期待したりすることはあるのに、積もり積もった塊はそう簡単には取り除けない。だから宗一は嫉妬を口に出せず、拒絶することで自分を守ったんだね。だけど楽がいないとダメなところまでもう来ちゃってたんだよね(泣)
一方で楽は楽で大切な人と一緒にいるために普通であろうと頑張るのに上手くいかない。その姿が健気で…横に宗ちゃんはいないのに…たまらない気持ちになる心潰されそうになる。救いはやっぱり家族だったり友人だったり周りの人なんだよな。おじいちゃんおばあちゃん、そしておかあさん。ありがと(泣)
最後、2人とも自分の心に素直になって壁を乗り越えて一緒になるところは大粒の涙で溢れたよ。宗ちゃんも楽も笑ってくれて良かった。
この作品。なにか自分の奥底の気持ちを、日常上手くいかない気持ちを、抉りながらも昇華してくれた。そんな読後です。