えすむらさんのマイページ

中立作品

エキスパートレビューアー2023

女性えすむらさん

レビュー数5

ポイント数64

今年度41位

通算--位

  • 神3
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

パンクな次郎長

やっぱり、”萌え”ってその感覚を認知している人が表現しないと萌えないんじゃないかな、と改めて思いました。正直、町田康ファン以外の方が読んでも…という印象。おそらくスタンダードな町田節です。音楽を聴くようにするする読めるんですけど、萌えませんw

後に日本一の侠客、清水の次郎長として名をはせる長五郎の幼年期から青年期に至るまでの痛快コメディです。続きがあるのかもしれないけど、もういいかなw
BL要素としては幼馴染の福太郎への初恋ですかね。その後、博徒仲間と徒党を組んでは濃すぎる友情を育み交わり…。次郎長さんは受かな、と思いました。具体的なえちえちはありません。博徒仲間の金八の報われぬ想いとか、ちょこちょこそういう描写はあるんですけど、そもそもこの文体だと萌えない…というところが私の敗因ですね。相性はあると思うので、ハマる方が萌える可能性はゼロではないと思います。BL的な期待でなくて、芥川賞作家の遊び心を楽しむ気分で読むのがいいのかもしれません。

ラブコメ期待したら…

初読みの作家様でした。表紙が素敵だったのと、タイトルが面白くて気になったのです。
同級生で親友の慧と真心。優しくてきれいな真心に(そういう意味で)惹かれる気持ちを抑えきれずに告白した慧は、真心の秘密を打ち明けられるのですが、、、それが、彼が ”かみさま なんだ” ということ。。試し読みでここまで読んで、”あ、聖おにいさん的なコメディか!”と期待してポチったら…、期待した方向性ではなかったため、この評価になってしまいました、、すみません。

重かったです…。かみさま→人の悩みを聞いて癒すことを生業としているという、母親がマネジメントする”軽い”カルトの教祖が真心ということでした。最終的に”かみさま”であることの呪縛からリリースされるのですが、そこに慧の存在が大きくかかわる、とても尊いのですが…、ラブストーリーってゆーエモーショナルなものより、ヒューマンドラマ的な要素のほうが強い印象を受けて、少女漫画ちっくな表紙とのギャップを感じてしまいました。

ストレリチア コミック

ゆいつ 

攻のビジュアルがいい

”大人たちの恋”という帯に期待してしまっていたので、
「これってそんなに大人な恋?」と思ってしまいました。
受の新人ホスト・太鳳が大人から程遠い…。さらに、元No.1ホストで教育係・チカに、尻で抱くタイプの受なのかと勝手に期待してました(年下攻)。この二つの期待ゆえに評価が低くなってしまってスミマセン。。ゆえに、このような期待がなくて、ビジュアル最優先な方には、とてもハマるんだろうなと思います。

もう一声と思ったところとして、太鳳がジンに憧れを抱いたエピとかが欲しかったです。あと、太鳳が無邪気で可愛いのはとーってもわかるんですけど、チカ(ジン)の性癖がいまいち見えてこなくて(バイ?)、ナチュラルにスケベしようと迫るところがナチュラルに受け止めきれませんでした。途中、憧れの人からの誘惑にやたらとウブい反応する太鳳に、実はアセクなのかな?疑惑を抱いてしまいました。攻受キャラクターのアンバランスな感じが魅力になるか、違和感になるかというところで後者だったのが私の敗因です。2巻くらいで読みたかったかも…。

SFではない異星人との恋

朝丘先生は”星を泳ぐサカナ”、”窓辺のヒナタ”が好きです。イラストが苑生先生ということもあり購入しました。全体的に糖度は高めで、宇宙人独特の愛の表現とか事件も起こらないので設定以外は日常系と言える気がします。真面目に毎晩愛を語り合うCPを優しく見守りたい人向けかもしれません。宇宙規模の設定だけど、2人の世界はめっちゃ狭いです。(←嫌いじゃないんですが…)
”ソラの人”というタイトルも含めて、朝丘先生独特の詩情あふれる表現は素敵だなと思いました。

わりとボリューミーな作品です。物語の背景や設定、出来事について、全部2人の会話のなかで語られてしまってる印象で、そこがちょっと私には読みづらかったです。(途中から2人の会話が禅問答のように思えてきた…。)個々の言葉はキレイなんですが、お互いがお互いをどんなに好きかということや、”地球人とは”、”俺の星って”を繰り返されるのは、意外としんどかったです。逆に言えば、描写の丁寧さを好む方にはマッチすると思います。

2人のイベント(出会い、同棲、別離、再会)の背景にあまり説得力が感じられなかったのと(汗)、後輩や先輩らの恋愛事情を蛇足に感じてしまったのが、いまひとつ萌えきれなかった私の敗因かもしれません。

ちょっと時間おいてから再読してみよう、と思ってます。
あと、スピンオフの予感(孤月とか異星からの調査員とか…)があったのですが、こんなに敗因抱えていても、そっちはイケる気がします…。

ラブストーリーっていうか…

つきづきよしさんの表紙がエモくてつい購入してしまいました。
BLっていうか、ノンフィクションのコミックエッセイなんですね。
リアルだからこその痛みと苦悩があるので、”知る”という意味で有意義な作品ではあります。(だから”萌”はありません…)といっても、きっとこれ以上に大変な方々もいるでしょうから、本作は広く多くの人に伝わるように比較的マイルドな表現になっているんじゃないかなとも思いました。
昨今では主人公の青年が抱えてきた問題が、もはやセクシャルマイノリティだけに限らないことになってきていますし、色々な角度から様々な人に共感できる部分があるような気がしました。いや~、学校の先生や最初の母親の対応って、まだまだ容易に想像できてしまうっていうのが、厳しい現実ですよね。

最終的に現実を知った上で(知っているからこそ?)、やはりフィクションのBLのがいいな…(^^;