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萌作品

エキスパートレビューアー2023

女性えすむらさん

レビュー数5

ポイント数66

今年度42位

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ほのぼの魔界ファンタジー

作家買いですよ。
そもそもこの設定は私の守備範囲ではないんですがw
沙野先生なので、そこは度外視で買っちゃうんですよ!
んで、やっぱり性癖外だったんですよw
とはいえ安心安定の筆力、読みやすかったです。エンタメ、異界、ファンタジー系がお好きで、
エロエロウェルカムな方なら、どなたでも楽しめる作品だと思います。

いつもとちょっと違う感じ…の作風ながらも、
”食虫植物”に食われかける淫魔とか”触手”とかは、とっても沙野イズム♪
司祭が悪魔を拷問するのとかも倒錯的で素敵でしたね♪
悪魔の3対の翼が司祭に折られちゃう趣向とか最高にゾクゾクします。
いや~、少年悪魔公爵さまが、触手や美貌の司祭にめっためたに凌辱されるのかと…うっかり期待しちゃう自分との戦いでした。

あとあと、美少年のアルト様より白皙の美青年のアルト様と褐色むちむちなアルゴっていうビジュアルのほうが好みでした。つか、このビジュアルは好みすぎました。だから、このビジュアルのままのおせっせはご褒美でした(奈良先生の素晴らしすぎる画力!)。んでもって、訳あり感満載のマクシマ&イムヌス、両片思いCPが好みでした。好みすぎました。”チェンジリング”的にこのCPでの続編あったら、と~ても嬉しいのにな、、、と思った次第です。(もちろん奈良先生の神絵続投で…)

骨太ヒューマンドラマ

ラブっていうより、サスペンス、ヒューマンドラマ的な印象強めでした。
数年前の事件の復讐のため、その対象人物に接触し、観察していくうちに、果たしてこの人が、本当に自分が思っているような人なんだろうか…?と主人公が葛藤する様子が丁寧に描かれていて…適度な緊張感と読み応えがありました。あるべき善意や優しさってなんなんだろ?と考えさせられました。

ただ、主人公(攻め)がそこまで近所の”ジジィ”の復讐にこだわった動機がいまひとつ見えにくかったんですよね。でも、BL的な読み方をすると、なんとなく、これは”ジジィ”の復讐というより、公判の際に忘れられない表情をしていた志田という人物への執着だったのかなと思ったり。そうなると、なんとなく個人的にはしっくりくるんですよね。

脅迫のように送られるメールの謎があるんですけど、これはネタバレなしで後々”なるほど”って思ってほしいかもです。さらに、ちょっと”税理士のおしごと”ものとしても面白かったです。最後に、やはり砂原先生のキレのあるエロ描写は素晴らしいです。

二度目は正直 コミック

喃喃 

ゴリゴリ&キューティ

攻×攻!に期待値高めに取り組みました。
喃喃先生、初読みだったのですが絵がきれいでよみやす~。

が、攻攻感が期待値とは違っていたな~ってゆ~印象でした。
仁は全方位圧倒的攻め!!って感じなんですけど、王子キャラ大和のバリタチ感をそれほど感じられず、むしろ頑張って演じてたスマートビジネスマンキャラ同様、この人本当はネコ属性だったんでは!?とか疑ってしまいましたwしかも、性格がめちゃ可愛らすぃ…。

んでね、急展開の初おせっせのときになんで大和は泣いてたのかしら…?生理的涙?真性攻め様のテクニックが気持ち良すぎて負けた気分で悔しくて?実は過去にネコやったつらい思い出が、みたいな遡りエピでもあるのかな~?とか思ったんですけど読み取れなくて軽くひっかかってしまったのでした…。負けず嫌いなだけの隠れネコちゃんに見えてしまったんですよね。つかね、高嶺さんのほうがよっぽど攻めっぽくないですか??とはいえ、元攻めの受けは大好物です。ケツで抱ける受けは男の中の男ですから。

というわけで、なんつっても、一番の見所は4Pじゃないですか、4P!!直接つながってないふたりが一番心をつなげちゃうっていうミラクルスケベなんですよね。この場面のエロさ、ふたりの関係の転機として素晴らしい演出だな~と思いました。苦手じゃなければ、この神懸った4Pのために読む価値のある作品ではないでしょか。

クール系年上攻め

こちらの作家様、D+で連載しているミステリー風味のBLが好きなんですけど、本作は全く正反対の雰囲気でどんなもんなんだろ?と気になって購入しました。

あっさり爽やか音楽家同士ラブです。
音楽<<<ラブのシンプルなラブストーリーでした。ピアニストというお仕事とか周辺人物の描写もっと欲しかったな…って気分は残るんですけど、まぁシンプルなラブストーリーですね。ずっと憧れてたあの人のそばにずっといたいと望んだら実は…っつー両片思いの王道。

攻めのビジュアルが好みなんですよね。年上攻め!受けは健気で可愛いです。受けが無自覚に他の男に絡まれるところに、攻めが無表情ながらも嫉妬をにじませるところとか好きでした。基本的に周囲のひと・ものに執着がない攻めが受けにだけ発動する執着を美味しく感じる読者です。

ただ、思わせぶりなチェリストの当て馬とかさ…もっと活用してほしかったかなwこのチェリストが攻めについて”特定の恋人を持つとは思えない”とか語るところがあるんですけど、攻めの人物像についてもうちょっと説明ほしかったかな~とか思ったり思わなかったり…。んでもそんなドラマを盛り込んでたら1巻で終わんないよね(独り言)。

大いなる遺産

最近めっきり希少な現代モノで尾上先生と草間先生のタッグ…と聞いて
これはもう買うしかないでしょ!
というわけで、端正な美しい文章で綴られていたのは再生をテーマにした”寓話”という印象で、”萌”で括れない作品だなと思いました。(でも、喪服とか敬語とか男秘書とかに地味に萌え…)

正直なところ、やはりBたちがLする生々しい関係性やモダモダが好きなので、”あぁ~なんて清らかなんだ~!”とちょっと物足りなさを感じてしまいました。攻め受けのLっていうより麒一郎氏の大いなるLに全体が包まれている物語でした。

遺言によって共同生活を始め、互いに足りないものを補いあうという、出会いの化学反応をめっちゃ活用していくふたり。桂路は画家としてのアイデンティティを見失ってて、慧は麒一郎氏の死という大きな喪失を抱えてて、それを互いに癒やしあいながら満たし、さらにプラスに広げていくんですよね。”愛せよ。人生においてよきものはそれだけである”でした。

あと、”好きなことをみつける”とか”普通の生活”ってわりと誰にとっても難しいお題な気がしたのでした。喜びや楽しみを知りなさい、っていうことなんだろうなって解釈したのですが。慧はちょっと設定不足なアンドロイドっぽいけど、葬儀で悲しみに暮れる様子はたぶん誰よりも人間みあったし、、なんといってもエロかったw攻めが一目惚れするのわかります。攻めには受けほど魅力を感じなかったんですけど、彼の画家というお仕事についてのあれこれが興味深く読めました。ただ、透明感のある世界観でふたりともギラついてないし、なんとなく清いままのほうが収まりがよかったのでは?って思えなくもなく…。(エロ大好きなんですけど)

最後に、ひっそりと緒川さんから”トロイメライ”の黒田氏を連想してしまったのは私だけでしょうか?このおじさまに、とても尾上イズムを感じてしまったのでした。

スウィートダーリン連雀さん

作家様買いの読者です。
このシリーズ、本当に作家様の画力がすばらしくて、モノクロの印刷からも色彩が感じられるような繊細で美しい描写に感心して見入ってしまいます。

あんこChan。さまのご質問の件、私も”なんで?”って思ってました。
確かに連雀さん、”散らされたい(下)”で葉那のうなじ噛んでますよね~。
ただ、オメガバって基本設定はあっても”公式”はないので、作家様のアレンジでどうとでもなるみたいなんで、新アレンジもあるのかなとか…。いつかオチとして回収されるとこだと思ってて、、、以下は単なる私の考えでしかないんですけど…
実は、番契約が成功してないんじゃね…?
”公式”がないので真偽のほどはアレなんですけど、番の成約率って7割くらいらしいという情報があって(噛んだら100%じゃないと)、ゆえに、もしかして実は成立してなかったじゃないのかなとか?上巻で、連雀妹が葉那から連雀さんに噛んでほしいっておねだりしてるって話を聞いたときの意味深な微笑がw、ひっかかってるんですよね。なんつっても、葉那って発情期も遅かったし抑制剤もそんなに利用してないみたいだったので、バース性の知識があまりなさそうだな~、葉那が可愛いアホだからそこに落とし穴が?!とか思ったりしたのでした。(でも正直わからんです!)

あと、このふたりは番だけど結婚してないっすよね。葉那母はちょっとおかしいし、当て馬ジョエルは連雀さんとはれるスパダリ感あるし、まぁ不安要素多くて、そもそも自己肯定感低い葉那に一気にいろんなライフイベント(結婚、就職)が押しよせてw不安定に…まぁこのじれったさがまた楽しいんですけど♪

というわけで、今回なんといっても、ちょっとめんどくさくなってるwパートナーに対して連雀さんがスーパー優しいスウィートダーリンっぷりを発揮してて、惚れ直してしまいました!(連雀事務所で働きたいよ…。)
書き下ろし、ヒートじゃないときのおせっせにほのぼのしちゃいました。

揺さぶられました

ぷはっ…ビビッて長らく積んでたのに読み始めたら面白くて一気読み。モヤるを通り越してしんどくなったんですけど、作家様の気迫が伝わってきたっていうか、すごい内容だな~これ!っていう印象です。

※三角関係、ってタイトルにしようかと思ったけど、”ネタバレ”なのか?と小一時間…。

この受けさんがビッチというより、この物語は”二股”ラブストーリーだよね?っていうところが、なんか斬新に見えてしまったのでしたw。心は彼氏にしか捧げないけど、身体が疼いたら彼氏以外の誰かとも寝ちゃうかもっていうのでなく、ふたりに対して同時に種類の違う特別な感情を抱いてる受けさんなんですよね。執着をたちきれない、腐れ縁の画廊オーナーが大人ぶってるけど、ぜんぜん大人な態度じゃなくて、なにかにつけて嫌らしかったです。。つか、マグロってセーフなのか?!な衝撃とともに、全員に対してツッコミいれたくなってしまった。明らかに、あの男がつけた痕だよね~(合意で)っていう受さんの身体を抱けちゃう、この年下攻めって実はとてもMなのかな?とか違う方向からも検討してしまいました。本当に、見事に不釣り合いな二人なんですよ、でも別れられないってゆー沼。。。途中何度も”別れちまえ!”って叫びそうになりました。

というわけで、3人の生々しい愛憎が鮮度高く伝わってくる圧巻の筆力ではありました。キレッキレのエロ描写と運動神経いい奴はおせっせも上手いっていうトリビアに萌があったので”萌”にしてるんですが、これは”萌”なんていうほんわかしたものではなく、”神”or”しゅみじゃない”二者択一系の名作なのでは?と思える見事な依存劇場です。

キャラ萌え

yoco先生のイラストにつられて、ついにシリーズ完結まで並走してしまいました。

一番乗りしてしまったので(汗)、一応あらすじなんですが…
せっかく最高の彼氏(クレーン卿)がいるのに審犯者の仕事が多忙でゆっくりイチャコラできないスティーブン。そこに、自分の部下であるジェニーの仕業と思しき窃盗事件がおこり、さらに多発する警官の変死事件に駆り出され多忙を極めます。そんなスティーブンが束の間、最高彼氏に身も心も支配されまくるおせっせを楽しんでいる最中に(”プリーズ”=ちょうだいプレイ、エロいな…)大事な指輪が盗まれてしまってピーンチ!
今回もたくさんの人が気の毒なくらいグロい死に方をします。

さて、シリーズずっと思ってたんですけど、やっぱり今回も(つか今回が一番?)訳文に不満が残りました…。ど素人がなにを~って思われるかもしんないんですが、いくつかどーしても、どーしても、”直訳すぎね?Google?”な箇所とか、”英→和だからといって、主語削りすぎてね?”な箇所が気になってしまったんですよ…。心狭くてすみません。(毎月出版じゃなくていいから丁寧に…って思ってしまうの、余計なお世話なんだけどw、読み易さ次第でもっと読者広げられる可能性はある気が…)

でもね~~~、素材はいいんです。素材は!!特にクレーン卿は逸材。シリーズ完結巻にきて、主従萌えの温度が下がってしまったんですが、それでも、やっぱりこのキャラクターは魅力的。だから、もったいないっていう気持ちで胸いっぱいwとんでもタトゥー野郎だけどハイスぺなクレーン卿のD氏に対しての超絶支配的なファッ〇は最高なんすよ…。あと情報登録には微妙で躊躇してしまいましたが、なんと!!これ途中で魔法のリバ!っていう飛び道具があるんですよ。えぇ…驚きましたよ。でもね、クレーン卿は実は挿れられたいんだ…と確信しました(それもポイント高い。クレーン卿受けの世界欲しい…)。カササギ王の最強パワー炸裂する敵との対決シーンは迫力満点でした。評価の”萌”はクレーン氏へ…。

そして、今回新キャラながらやたら刺さってきたのが、ウィンドウォーカーのパスターン君です。むしろこっちの彼の事情が気になりすぎるのですが!ちょっとやんちゃでビッチな印象なんだけど恋人のために実は健気?!っていうBL的逸材がここに…。続きは妄想するしかないんだろうか…。

ずっと切ない

初読みの作家様でした。
終戦直後ということもあり、攻め受けともに過去から抱えている心の傷があって、どこか哀愁をおびていてエモ…。とくに受けさんが、華奢とか女性的なところは一切ないのですが儚げで危うい魅力があって(眼差しに色気があるのかな)、まず第一印象で攻めさんの心にストンとささったっていうところに説得力があるな〜と思いました。
終戦直後の日本が舞台になっているっていうのも購入ポイントでした。当時の事情は知っている情報から推測する範囲でしかないんですけど、ふたりの出会いからその後までのドラマを、当時の社会背景にとてもよく落とし込まれている印象をうけました。最終的に、”はぁよかった〜♪”だけではない余韻が残り、単純に萌えた〜!って言いきれないのですが、だからこそ、とてもいい作品だと思います。

正直、上下巻くらいでそれぞれのバックボーン(戦中の話とか攻めさんの生い立ちとか)についてもっと詳細知りたかったかも〜っとか、この一巻でもよくまとまっているのですけど、もっと長尺で読んだらもっと深みがましてもっと感動したかもなっていうところはありました。とはいえ、昭和初期男子のファッションは眼福でした!!もっとこの時代のもの読みたいです。

ファンシー中年受け

作家様買いです。
アラフォーの雀氏、可愛かったですよ。やっぱりマミタ先生の年下攻め(クールな吊り目でさらっと自分の要求通しちゃう、やや強引なアプローチするワンコではなくて狐な攻め)、すんごい好きですよ。エロもいいですよ!!特にね!描き下ろしの元気のないときは…の件はマミタ先生って天才かしら!!って思いました!あとコミコミさまのリーフレット含め、攻め視点のが好きでした!!

というわけで、以下はご参考までに私のモヤっとポイントなんですが、
…なんかどーしても”OFC”を彷彿とさせるものがあるな~…と。(もはやあれは中年受けのテンプレなのか?)
んでもって、デリカシーという概念の欠落した無邪気すぎるチャラ男・田中Bがヤだったわ~。。。しかもあのキャラに一番リアリティ感じてしまう自分…。上司に対してないわ~とかうっかり気の毒な気持ちになりつつ、愛される中間管理職といじられる中間管理職は違うんじゃない?って雀氏につっこみ入れたくなりましたw

そんなわけで、中年っていうのは別に新しくないけど、”40歳”って具体的なところがなんかキャッチーでいいな、まだまだイケる範囲なんだな(BL界隈では)という新発見がありました。新●や●宿、池●でふたりのデートコース辿る(要は聖地巡礼)とか楽しそうですね!