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ようやく。

当時、発売予定を見ていてこの作品を知り、あんまりにも好みでものすごい衝撃だったのが今でも鮮明です。
「これだー!!」という衝撃は後にも先にもこれ以上のものはないかもしれないです。
読んでみても期待を全く裏切らず本当によかったので、ドラマCDも好きな私はいつか音声化しないかな、と思うと同時にキャストの合う合わないの好みがあるし、女性との絡みをどうするのかなど色々気になる点もありました。

原作発売から約2年でようやくこの時が来ましたが、ちるちるでこの作品のページが登録された時、

赤西雄司 → 佐藤拓也
柄本諒 → 白井悠介

となっていたんですよね。ちるちる運営の方による登録かな、と思うのですが公式からもちゃんとキャストが発表されているのに、発売までずっと修正されず、さらにはこのレビューを書いている現在も特典付盤の方が逆のままなのがずっと気になっています。

同時に、もしかして「イメージ先行」ということもあるのかな、とも思いました。
佐藤さんはどちらを演じてもしっくり来そうですが、白井さんのイメージからすると闇深き刃のような赤西のイメージとはちょっと違う気もしてます。キャスト発表時、赤西はイメージと違うとがっかりしたのが正直なところです。

結果としては、特に赤西像を壊すこともなく、むしろ赤西に抱いていたナイフ感が若干薄れる柔和な感じがまた違った赤西像を開いてくれたように感じています。
佐藤さんの諒は想像以上、ヤリチンからのお姫様感というか、本来の諒が暴かれていく感じが何度もある絡みのシーンで生かされていました。この作品に関しては、このくらいエッチの回数は必要だなと感じます。

ただ、女性を含めた3Pで赤西が指を入れるシーン、めちゃめちゃよかったのに、女性の喘ぎ声でかき消されtしまっているのが本当に残念。声優さんは悪くないです。制作時にそれぞれの声のボリューム調整をすべきだったと思います。

あと、BGMが何だかまぬけに感じるところもいくつかあって、特に描き下ろしのエピソードですが、恋人になった2人の甘いお話で悲しみ苦しみはないとは言え、変にコミカルなBGMで雰囲気を残っていました。
確かふゅーじょんが自ら設立した自社レーベルだったと思うので、丁寧な作りだと安心していましたが、満を持したはずのこちらのCD、音周りの点でちょっとお粗末なところが多くて全体的に微妙になってしまっていました。

民俗学を読んでいるような

相手の目を見ると、心の中や過去が見える不思議な力を持ち、人と深く関わろうとしないタツミと、彼に思いを寄せる幼馴染の蛍のお話です。

神太麻家では、時折タツミのように青い瞳を持つ者が生まれるそう。
江戸から続くいわゆるシャーマンのような家系で、家のため「青瞳持ち」と呼ばれる能力者は管理され生きていたようです。
恐らく同じく何らかの力を持っていたであろう祖父は、タツミに力を持つ者ゆえに降りかかるであろう苦難の人生に悲観せず、人を愛し、一人で生きようとするなと言います。

そうは言っても、隠しておきたい本音や過去も全て見えてしまうことで、人との正常なコミュニケーションを取ることが困難なタツミ。
そんなタツミにとって、蛍は唯一の友人で、さらには自分を好きだと言う相手です。青瞳持ちの世話をする家業でもあるそう。

蛍は有名な科学者であり、タツミのために色々研究もしています。目を見ても脳内の情報が見えない眼鏡を作ったり。
そして虐待から助けてくれたタツミは蛍にとってはヒーローでもあります。

その想いをなかなか受け入れることができないタツミと、一途な蛍の物語。
あらすじをさらっと読んだ段階では、能力に苦しむ受けと、救い出す攻めかと思っていたのですが、クールでニヒルな攻めとわんこな受けでした。
読んでみると逆だとはとても自然なカップルで、蛍×タツミだろうとは全く思わず、内にこもる方は受けで、こじ開ける方が攻めというのはただの私の好みの問題でした。

とは言え、タツミが蛍の想いを受け入れ、それまで目を背けてきた誰かと生きることを選択し、社会に出て立派に生きる姿には感涙でした。