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女性カラフルさん

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真相にリアリティが無さすぎてガッカリ…

不朽のBL小説100選に選ばれていたので、期待し過ぎました。
個人的にはストレスフルな小説でした。BL部分以外の内容(ミステリー)がお粗末で自分には合わなかったようです。一般小説でBL的な要素を楽しめる事に何より重きを置く人にはいいでしょうが、それ以上のものを求める人にはオススメしにくいです。

上下巻合わせて1300頁とかなりのボリュームで、「こんなに長いからには何か得られるものがあるはず。予想を裏切るすごい結末が待っている…」と忍耐強く最後まで読んで力尽きました。

以下辛口でネタバレレビューになります。


真相にリアリティが無さすぎです。一般○○三人が対抗勢力も倒せなかった暴力団幹部を殺したっていう設定に萎えました。いくら××を殺されて怨念に取り憑かれて復讐といっても無理がありすぎで、話が全く入ってこなかったです。ジョークだと思い、最終的にはどんでん返しが起こると思ったら、まさかの真相で驚きました。
最後に明かされた第三の○○も下巻の最初で「まさかね…」と思ったら、本当にそういうオチで…。簡単に展開が読めるベタすぎる展開でした。
 
 魔が刺した善人が裁かれ、悪人が蔓延る世の中を刑事が嘆くのも、ありきたりすぎてクるものがなかったです。自分に無い視点を知って考えさせられたり、予想もつかない展開を見たいが為に小説を読んでいるだけにガッカリしました。
刑事の日常を知る意味では面白かったし、キャラクターには味があったのですが、肝心の真相にリアリティが無かったので、ニアホモにもハマれませんでした。しっかりとした骨のある設定やストーリーがあってこそ…のBLやブロマンスだと実感しました。評価の高いBL小説はそこは満たしている作品が多く、そういう作品に普段慣れているので物足りなかったです。

 もう一つの大きなストレスの理由が、この小説ではBL的なものを期待させるシーンが描かれた後に同じくらいNLがみっちり描かれる事です。一般小説なのでバランスを取られているんでしょうか?
 BL小説やBL要素が皆無の一般小説は読みやすいですが、BLとNLが交互に入り混じる小説にこんなにストレスを感じるとは…。遠近両用のコンタクトレンズに慣れるまでの間もこんな感じでしょうか?ピントを合わせるのが大変でストレスでした。

 要は、前半でリタイアするほど面白くない訳で無く、後半の中途まで読み進めて始めて「意外と内容が深く無い?展開が冗長?」と気づいた頃は遅く…。ここまで長編でなければ、ストレスは無かったと思います。使った時間や労力を思うと…。長編小説を読むのも勇気がいると思いました。
 この作家さんのカラーにも馴染めなかった部分もあります。最初は「男性が描いているのか?」と思ったくらい硬質な部分と女性的な部分も具有されている特性が個人的には合わなかったようです。硬質なら硬質、女性的なら女性的で突っ走って欲しかったのが、個人的な感想です。中途半端で読んでいてモヤモヤしました。
作家さんが向かいたい場所が見えてこなかったです。