身分差や家系など、恋には障害があれば燃え上がりますが、この2人はまさしく、ロミオとジュリエットのよう。
前巻で単身ヴァラヴォルフの拠点に乗りこんだマレーネ。
ラブラブパートは少なかったですが、無事にリリーの誤解も解けて、お互いの気持ちも確かめることができました。
抗争について今回の巻はそれほど大きな動きはありませんでしたが、何やら不穏というか、何か2人の中を決定的に引き裂くようなことが起きそうな予感がしています。
リリーやマレーネが幸せに暮らせるにはどうしたらいいか考えますが、2人の出生や立場を考えると全く思いつきません。座裏屋先生、どうか2人に明るい未来が訪れるよう、よろしくお願いします(;_;)
1巻発売から3年近く経ち、待望の2巻!!
個人的には前巻より公耶さんが澪ちゃんにデレ始めた?と思うような仕草や行動があってキュンとしましたが、澪ちゃんはそれに気づいていないので、何かあったら自分を見放していいと、公耶のためなら命も惜しまない様子。
どうしてそこまで公耶に尽くすのか…ちょこっと出てきますがまだ謎も多いです。
そして、衝撃のラスト!!!!
え、こんなとこで終わるんですか( ; ; )と叫びたくなりました。先生曰く、こういう終わり方にしたのは、たくさんの作品があるこのご時世、印象に残るためだとか。
このモヤモヤの中でまた3年も待つのは辛い!!
2巻で1番好きなシーンは公耶さんの眉間押さえアンコールでした。2人ともかわいい(´∀`)
ジュリアが記憶喪失となり別々の道を歩んでいる2人。
みきおは未だにジュリアのことは忘れられていませんが、4巻よりはマシかな?というレベルです。仕事に影響は無くなりましたが、無茶な飲み方は辞められず・・・毎日スト○ングゼロをガバガバ飲んで辛さを忘れようとしてます。
そんならみきおを支え、好意を抱いてる仙台。
仙台が自分に向ける感情がジュリアが向けていたものと同じだと気づき、戸惑うみきお。
忘れたくてもテレビをつければジュリア、街中に出ればジュリア。嫌でも耳や目に入ります。
そんな不安定なみきおを支える仙台がかっこいい!!
仙台もみきおへの感情を全面に出すようになってからのキスシーンと、好きだと言いながらのあのシーンは泣きました( ; ; )
あれだけ感情をぶつけても、みきおはルシアンからの電話でジュリアのもとへ行ってしまう。
残された仙台を思うとまた涙が(;_;)
ジュリアも不安定で、みきおの夢を見るために睡眠薬を過剰摂取して運ばれてみきおが病室にかけつけ5巻終了。
約2年ぶりの再会です!!
これからどうなるのか想像がつきませんが、最後まで見届けます!!
お金持ちのスパダリ攻め×無知無垢な獣人のお話。
この世界には人間のほか、獣人が暮らしています。アヒルや蛇、コウモリなど色々な獣人がいる中、白ちゃんは犬の獣人です。
獣人には主に3タイプいて、人間のペットとして飼われる血統書つき、管理区で隔離され、迫害を受ける混合種、そして、希少価値が高く闇オークションで高値で取引されている稀少種がいます。
白ちゃんは混合種としてお父さんと管理区生活していましたが、実は稀少種です。お父さんの死後身寄りがなく、悪い混合種から逃げている時に管理区外に出てしまい、瑛一と出会います。
瑛一は白をペットとして躾けるのですが、関わっていくうちにペットとしてではなく、本当の愛情が芽生え・・・
てな感じのまさに王道ストーリーです。
みんな大好き、闇オークションもあります。瑛一は白を救うために一体いくら出すのか?乞うご期待です。
絵がとてもきれいで、特に白ちゃんが可愛く描かれています。サラッと読めるので、気になる方はぜひ!!
普段、小説は読まないのですが、私の好きな攻めザマァ展開だということで初めてBL小説を手に取りました。
初めてでしたがスラスラ読めて小説もなかなか面白いな!と思えました。
肝心な内容ですが、絵のことになると恋人そっちのけで没頭してしまう克己と、そんな恋人の世話を焼くチャキチャキ系の昭良。
克己がどれほどかというと、絵のインスピレーションが浮かぶとデートの約束も忘れ、連絡もなしに昭良そっちのけで画廊に閉じこもったり、ピクニックデート中にも卵焼きのコゲからアイディアが沸き、何も言わずに帰ったりやりたい放題。始めは仕方がないと許していた昭良ですが、自分も就職して忙しいのに、克己は自分では何もできないから週末には克己の家に行き家事をする生活に疲れ始めていた矢先。
克己が以前から絵のモデルにしたいと恋焦がれていたリオンと出会ってから2人の関係は崩れていきます。
リオンとは克己の恩師のパーティーで出会います。昭良がパーティー会場に来ていた男に言い寄られ、克己が助けてホテルの部屋に向かう途中でリオンとすれ違うのですが、克己は傷ついてる昭良そっちのけでリオンを追いかけます。それだけでも酷いのに、その後リオンは克己の家に居候するようになり、リオンは週末に訪ねてくる昭良に冷たくあたります。
その後も昭良が傷つくような出来事が続き、別れを決意します。
ここからはお待たせしました、攻めザマァ展開です。
なんか、克己がかわいそうというか、哀れな感じでした。
付き合っていた頃は昭良の誕生日も忘れていたのに、絵をプレゼントするところは涙がこぼれました。
最後はハッピーエンドなので、攻めザマァ好きな方は読んでみてください!
表題作の「猫田くんこっちにおいで」他、3作品が収録されています。ページ数はどれも同じぐらいでした。
・猫田くんこっちにおいで
漁師の和真とノラネコの猫田のお話。
表紙買いしたので、猫がある日人間の姿で現れた!系な話かと思っていましたが、このお話の世界では人間の姿をして話もできる猫田のような存在を猫と認識しているようでした。ノラネコの猫田が和真と家族になれてよかった!
書き下ろしの予防接種のお話が好きでした。
・孵化する体温
1番サラッとしていた印象です。
自分を殺して母親の言いなりで暮らしてきた千春と幸福を授けるオヒロイ様という神様のお話。
・鬼先生とヤンキーくん
鬼であり教師でもある鬼先生と、過去に鬼先生に助けられ一目惚れしたヤンキーくんのお話。
・それは遠い星からやってきた
銀河警察で触手の敵と戦うビビとそれを目撃した人間の天野のお話。
個人的に鬼先生とヤンキーくんが好きでした。
ファンタジーBLが好きな方ならきっとハマる作品があると思います。
ただ、短編集なので疑問が残る部分もあり、要注意です。
幼馴染の洵太と環は学年が1つ違い。
中学、高校と環を追いかけるように洵太は同じ学校に入ります。
洵太は子ども時代から環を恋愛対象として好きでしたが、環には中学時代に彼女がいて、そのまま高校進学してしまったのでそんな環を見たくない気持ちで素っ気なく接していました。
高校に進学した洵太は環が彼女と別れたことを知り、理由を問い詰めます。
環は自分を若くして産んだ母親と二人暮らしで母親は男を家によく連れ込んでいて、母親の女の部分をみた環は女性は好きだけど肉体関係にはなれず、克服しようとしていると告げます。
そんな環に洵太は想いを伝えますが玉砕。
諦めきれない洵太は環と体育祭で賭けをして勝ち、期間限定で付き合うことになり次巻へ続きます。
1巻では環が男性が好きなわけではなく、普通に女の子が好きで洵太を友人としかみていないので、今後洵太がどんな風に環を落としていくのか気になります。
環を落とすのはなかなか難しそうですが、ポジティブで前向きな洵太を応援したいです!!