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しゅみじゃない作品

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女性ぷれぱーるさん

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もっと男同士の恋して欲しい

絵が綺麗だし、受けの翠が可愛い!
ラブラブで幸せ〜な話なのに趣味じゃないのは、攻めの高瀬が翠のことを女の子を見るような目で見ているから。

可愛い、女の子みたい、女の子の服着て……って、それはBLじゃないでしょ?
男同士である意味を、あまり感じなかったです。


高瀬は、合コンで知り合った翠を女の子だと思って口説きます。
男の子と知ったあとも、可愛い翠をなんとか手に入れようと翠の弟・藍に気のある素振りで翠を脅して……

翠の手に入れ方も好きじゃない。
好きなら最初から言って欲しかった。
でも、〝卑怯な本命の落とし方〟と帯にあるので、ここは本作の見所なのかもしれません。

弟思いの翠はチョロすぎて心配……と思ったら、それってきっと高瀬への愛ゆえなんですよね。
そう思うと、可愛くて愛しいなと思います。


同時収録作は、翠の弟・藍が主役の『あい君の目覚め』
こちらは短編なので展開が唐突なのですが、藍を男の子のまま愛するモブ顔男子・岩田が登場し、藍が藍らしくいられるようになるラストが良かった。
私は、高瀬より岩田派かなあ。

人によっては、かなり地雷だと思う

しんどー
受けの子が愚かに見えてしまって辛かったです。

親の借金や残された妹のために、贖罪も兼ねて体を売る雅紀。
この子が、めっちやモブと絡みまくります。
汚らしいおっさんとかもいて、ホント無理;
好き勝手されてビデオ撮られたり、複数に持ち込まれたり……挙句、その客に家まで突き止められて。
そのことを、唯一慕っているスタッフの市川にも言えず、自分で解決しようとする所に無性にムカついた‼︎
妹を一人で留守番させているのに、ストーカーに住所知られたまま一人で抱え込むって……ありえん。怖いわ。

市川の過去もすごく重くて、読めば読むほど心が沈みました。
最後はハッピーエンドなのですが、恋人が嫌がってもデリの仕事を続けるっていうのも好きじゃなかった。

世間のアラフォーは、こんなんじゃない!

わぁー、ちょっとアラフォー上司がありえなかったです。
こういうストーリーだと、普通はゆとりが非常識で……という展開だと思うのですが、この作品においては上司がかなりおかしかった。


完璧上司・安達に何かと注意される、ゆとり世代の相羽。
しかし、ある日の飲み会帰り、気付けば安達に犯されていてーー…!

酔って意識がないところを散々抱き潰され、ドロドロのまま放置された相羽。
その後もいつも通りの安達に戸惑う相羽でしたが、怒った安達に会社でも強引にフェラされて……という、安達の暴走ばかり目につく展開にゲンナリ。

強引なハイスペック攻めって大好きなんですけど、安達は違う!
ほとんど無理矢理だし、優しさを感じない。
人の気持ちを汲めないし、自分本意に行動し過ぎ。
こんな人が仕事できるってこと自体が信じられない。
「相羽を気に入ってる」って、気に入ってたら何して
もいいのか?
振り回される相羽が不憫でなりませんでした。

周りの助けもあり、少しずつ安達から優しさを感じられるようにはなったものの、最後までちゃんとした告白がなかったのでモヤりました。
相羽は、完璧に絆されですね。


同時収録作もエロ重視で好きじゃなかったです。
落ちがあったので許せましたが、途中まで目が点でした。


彼と私 電子 コミック

夏下冬 

衝撃が大きい!

ちょっっ
やめてよーもう。
ずっと気になっていた作品です。
ネタバレなしで読んでみようと思って読んだら、とんでもない結末が待ってた( ;∀;)
これはダメだ……

ある日、彼を買ったゲイの私の話。
健気で献身的な彼との生活を楽しむ私ですが、ある時から彼への興味が薄れてーー…という展開。

夏下冬先生といえば、どこか癖のある話を描くのがお上手な作家さんだと思います。
ですが、その中にあってこちらの作品は別格。
私にとっては小さなバッドエンド。
彼にとっては取り返しのつかないバッドエンドです。

読めないラストに上手い!と思う方もいるかもしれないし、読まなきゃよかったと思う人もいると思う。
わたしは後者です。
たとえ擬人化であったとしても……


全然、嬉しくない

え?なにこれ?
ごめんなさい……これ、素直な感想。

元警察官で現探偵の響一と、ヤクザの若頭で幼なじみの甲斐が登場するところから始まるお話です。
てっきり、響一と甲斐のラブストーリーだと思い込んでしまったわけですが、タイトル通り、昔のセフレが登場。
で、実は甲斐が当て馬だったという、嘘でしょ〜という展開に納得できないまま読了しました。
もちろん、私の思い込みなのですが、いやでもこれ……
普通は甲斐とのラブを期待しない?っていう流れなんですよ!

甲斐との友人関係を警察関係者にリークされ、警察官を辞職した響一。
その響一に責任を感じ、心配して、探偵事務所を開業させたのは甲斐です。
インテリヤクザの甲斐がカッコいいんですよー
明らかに響一の事が好きだし、独占欲丸出し!
でも、自分の気持ちは晒さないという、硬派な感じもあります。

対して、響一がポンコツ。
ポンコツ過ぎるわ!
浮気調査の依頼を受け調査した結果、その相手が元セフレの響。
まんまと顔が割れ、家に上がり込まれて迫られる展開。
普通はここで思いとどまると思うんだけど、ポンコツ響一はそのまま抱いちゃう。
薬を盛られて寝ている間に、撮った写真を盗まれた挙句、盗聴からの鍵コピー。
おーーーい!
おいおい!
突っ込みどころあり過ぎだよ( ̄▽ ̄;)

薫が得体の知れない、気持ち悪い存在です。
薫の不倫相手が殺され、殺人事件として新たな局面を展開していくのですが、どう考えても薫が怪しい。
それなのに、依頼主にも甲斐にも警察にも薫のことを隠す響一。
正直、響一に対してイライラが募りました。

事件は意外な?結末を迎えるのですが、サスペンスとしてもイマイチと感じてしまいました。
で、正体が分かった後も薫にモヤモヤが残る。
でもこれ、響一と薫のハッピーエンドなんだもんなぁ……
甲斐はあんまり出てこないんだもんなぁ……
じゃあ、甲斐いらなくない?みたいな。

うーん、全体的に面白くなかった。
というか、イラついた。
ちなみに、響一と薫はヤってばっかりです。
そこもなんだかなぁ……

木原版『漂流教室』は、どこまでも残酷でエグい

凄かった……他に言葉が出ない。
横っ面叩かれて、深い穴の中に落とされた気分。
これは、BLですか?
ラブは?萌は?どこにも見当たらないのですが?
ただ、執愛という意味での愛なら確かにあったかもしれません。

これは、木原先生版『漂流教室』です。
これ、今だったら出版できなかったんじゃないかな?
暴力、殺人、レイプ、カリバニズムーー
まさに、この世の地獄です。


ある日、突然女が死に、男だけが残された世界。
砂になった建物、ひたすら続く白い砂漠。
これは、夢が現実かーー
生き残った高校生の亮介としのぶですが、亮介は足を怪我して動けません。
もともと主従関係だった二人ですが、こんな世界でも亮介の態度は変わらず、しのぶに我儘放題辛く当たります。

世界が崩壊しても尚、上に立とうとする亮介に腹が立ちます。
偉そうで意地悪で腹が立ちます。
それでも、しのぶが居なければ生きていけない亮介に、ザマァと思わなくもない。
しのぶは亮介の言いなり。それも腹が立つ。
しかし、しのぶは「亮ちゃんのため」と言って、殺人も厭わず、挙句、亮介を犯す。
これは愛ですか?
人が壊れていく様をまざまざと見せつけられます。

遠慮のない表現、救いのない展開、どこまでも残酷です。
たくさんの人を殺そうとした人間を殺すのは罪ですか?
それとも救いですか?
木原先生からの沢山の問いを感じました。

駅近の集団に救われた、しのぶと亮介。
若きリーダーの田村は、みんなに慕われる人格者です。
前半のWELLは亮介目線、後半のHOPEは田村目線で進みます。
このHOPEが表題作よりキツかった……
何度も打ちひしがれて本を閉じ、あまりの悲惨さに涙し、
そして希望を探しました。
でも、どこに希望が?
結局見つけられないまま読了し、本を閉じたあとは放心状態。

どこか裏があるのでは?と怪しんでいたのですが、田村は本作の良心でした。
田村が監禁され、陵辱の限りを尽くされる。
次こそ助けが来るはず……という期待はいとも簡単に裏切られます。
裏切られ続けます。
仲間の死体の隣で抱かれ、死人の切り取った性器を突っ込まれ、〝死んだらお前の性器も生で食べてやる〟と脅される。

人を殺して食べるような人間を殺しても、罪になりませんか?
生きるためなら仲間の肉も食べますか?
大切な人のためなら何人もの人を殺せますか?

次々突きつけられる問いに、答えはないと思います。
残ったのは、脱力感と虚無感。
結局、何が言いたかったのか分からない程の絶望感。
心にこれだけの存在感を残したこの作品は、ある意味名作なのでしょう。
ただ、私の趣味には合わなかったというだけのこと……

納得がいかなすぎるエピソード

初読み作家さんです。
絵は古いけど、全体的には悪くなかったです。
ただ、一つ一つのエピソードに納得がいかない……

中学の先生(男)と不倫していた招は、先生と同棲します。
そして、先生の子どもが家に訪ねてきた時には、子どもの目の前でセックスしていて……
あまり深く考えちゃいけないのかもしれないけど、やっぱり理解できなかった。
しかも父の死後、子どもが不倫相手の招になついてついてきちゃうって……どういう心理なんだろう?

母親が子どもを虐待してるんですよね。
最終的には母親も招を認めて、子どもを託すーー
本当に?
私なら絶対に預けない。
夫の不倫相手、しかも男を恋愛対象にする男に男児を託したくない。

とはいえ本作は、招の新しい恋が主軸のストーリーです。
招を好きになる瀧は、いい男だったと思います。
それにしても、先生もクソ過ぎたわ……

蛍の恋 電子 小説

柚槙ゆみ  斎賀時人 

受けがとにかく嫌いだ!

うん、受けが嫌です。
すごく自分勝手なんです。


片想いの親友善吉に玉砕覚悟で告白した蛍。
案の定振られてしまった蛍でしたが、善吉との関係は揺るぎません。
ある日、路地裏で揉めているところを大学生の宮原に助けられてーー…

蛍は善吉への告白の際、ほんの少しの期待を抱いています。
結局振られてしまうのですが、善吉は親友のままでいたいといいます。
うーん……これって、善吉もいい人ぶってるけど酷だし、
それを喜んで受け入れる蛍も女々しい。

善吉の経営するバーに行くためだけに男をナンパし、
もう善吉に気持ちがないことをアピールする蛍。
店を出た途端、豹変して男を突き放すーー
何?この人……
ほんと酷いよ(。-_-。)
もう、この辺りからドン引き。

出会った宮原にあっという間に惹かれ、ノンケの宮原も蛍を好きになって……
奇跡のようなご都合展開にガッカリ。

しかも、二人をくっつけるために動いたのが善吉で、
善吉もまたお節介だと思いました。
それに、宮原の気持ちをバラし過ぎーー
何を取っても好きじゃなかったです。
辛うじて、年下攻めの宮原がわんこで可愛かったかな。
でも、ノンケの大学生が男との初Hでアナル舐めるかね?