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女性ぷれぱーるさん

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運命に翻弄されすぎ

前作で一番気になる存在だった彼方が主人公のシリーズ第2作です。
今回もα×転生Ωの組み合わせでとてもドラマチックなのですが、個人的に攻めがあまり好きじゃなかったです。
攻めは、イタリア人のミケーレ。
外国人が運命の相手……って、そこまでワールドワイドに運命って展開するのね;
世界の人口何人よ?出会えたらめちゃめちゃ奇跡じゃない?
そして、前作に引き続き『運命』に翻弄される2人を描いています。

もうね、運命が怖いですよ。
たった数日で燃え上がって、一生忘れられない存在になっちゃうって怖くないですか?
ほとんど知らない相手ですよ。で、知らないまま別れちゃうの。それなのに、こんなに盲目的な執愛を見せられると怖くなっちゃう。

運命の相手が、姉の婚約者だった……と、いうお話。
とても悲劇的で切ない。そして、彼方は賢明だったと思う。
ただ、ミケーレが短絡的過ぎた。
運命=愛、だから姉とは別れるって……
彼方の気持ちは?姉の紗栄子の気持ちは?
子どものマッシモの方が思慮深いってどうなのよ;

そして、紗栄子には同情しかない。
この人悪くないよね?そりゃ、妊娠したと嘘をついたところは悪いかもしれないけど、あとは悪くないと思う。
彼方にキツイのも、それは彼女の矜持だと思うし。
最後は幸せを掴んでくれたみたいでホッとしましたが。

運命に従うことをロマンチックだと思えれば楽しめるけど、振り回されてると考えてしまうと楽しめない。
むしろ、番外編の一充×類CPの方が気になりましたよ。
この続き読みたさに次のシリーズを読もうと思えるほどには。

萌を上回るモヤり

異世界転生で楽しい子育てもの?モフモフ?
…と、安易に飛び付いてしまいましたが、想像以上にダークなお話でビックリ!
ちょーっと、甘さとラブが足りないんだよなあ。
かなり痛い場面も多く、萌よりも胸の中にモヤモヤとしたものが残りました。

ある日突然、『光の御子』である高校生4人に巻き込まれて異世界に召喚されたライト。
ですが、お前は呼んでねぇとばかりに、理不尽な目に合わされ投獄されてしまいます。
その上、逃げ出した後も暴行を受けまくって死にかけるという理不尽さ。

そんなライトを助けてくれたエルフのグウィンに連れられ、森で匿う子ども達と一緒に暮らすことになるのです。
グウィンとも惹かれ合い、森での生活はほっこり癒されました。

序盤はライトが酷い目に、そして後半は高校生達がめっちゃ残酷な目に……
高校生達の顛末が悲惨すぎて、全ての萌が消し飛びましたよ。
高校生達の態度も良くなかったけど、それを咎めるには子ども過ぎるでしょ。

ライトだけが幸せで良いのだろうか。
ハッピーエンドなのに気持ちが晴れませんでした。 
早々に両想いが分かっている割に一緒にいる時間が短く、イチャイチャが足りなかったのも残念。
あれだけ待たせたHも、ラストに少しだけ。

ただ、溺愛系イケメン攻めと元ヤン受け、ケモミミ子育てなど、萌える要素は沢山あると思います。
葦原先生のイラストも素敵でした。

表紙が一番の萌えどころでした…

うーん、これはあらすじを考えた方が素晴らしいと思います。
こんなふうに書かれたら、読んでみたくなるもんね。
ただ、私にはそこまでの面白さは感じられませんでした。


監察医のバンが主人公です。
ある女性の首吊り事件の真相に迫ります。
バンは、自殺に見せかけた死体の死因を他殺だと鑑定するのですが、その直後からバンを脅す男が現れます。
死因を自殺ということにして死亡診断書を書くように脅されたバンでしたが、脅しに屈しないバンの周りで親しい人達が行方不明に!?
親友だったプートを攫われたバンは、犯人を女性の恋人・テーンだと推測し接近するのですがーー…

女性を殺した犯人は?
親友・プートの行方・生死は?
テーンの正体は?
黒幕は?

……と、バンが謎多き事件に巻き込まれていくサスペンスBL。

ですが、犯人が思った通りの人すぎて残念。
一周回って意外とも取れるかもしれませんが、驚きはありませんでした。

大筋の事件自体の真相は早々に種明かしされ、話が殺人事件からマフィアの兄弟喧嘩へと移っていくのですが、この展開がちょっと安っぽかったかな;
個人的には、肝心のラブの方も全然萌えられなかったです。

ゲイであることを知られて虐められた学生時代を改めるように、女性と付き合うバン。
しかし心から愛せる人はおらず、長続きしないまま別れを繰り返すばかり。
そんなバンが惹かれたのは、容疑者・テーンで……

テーンもゲイなのですが、強く賢いバンに心惹かれていきます。
自分は一途だと自負するテーンですが、私は独占欲と執着心の塊に感じてしまい、あまり好きになれませんでした。
唯一気になったのは、プートがバンを愛していたという事実。
この大きな萌えに繋がりそうな案件をもっと掘り下げて欲しかった〜
ここに萌えが詰まっていたのでは……と、思わなくもない。

事件解決後の何だかんだも、正直どうでもいいような?
この犯人も思った通りだったし;

エロ描写はなし。
挿絵もなし。(電子だけ?)
これは残念過ぎた……

後半の補章は、青春BL風?
ソラウィットは惚れっぽいなあ;

値段もお高いのですが、翻訳ものは仕方ないですよね。
それにボリュームも凄いので、値段に見合わないとは思いませんでした。 

事件を通じて生涯のパートナーを得る素敵なお話ですし、キャラの心理描写も丁寧でした。
ただ、自分には合わなかったのだと思います。
それから、バンが自分を「僕」じゃなくて「バン」と呼ぶ事があり、誰のセリフか分からなくなる時があって読み辛かったです。

もう一手ほしい!

親友に失恋した受けと、レンタル彼氏である攻めが偶然出会い、進展していくラブストーリー。

失恋の傷を癒すように、遊び慣れたハルに初デートもファースキスも処女も捧げてしまう智之。
素直で可愛い智之を気に入りながらも、連絡先は交換せず別れたハル。
もう二度と会わないはずが、智之はハルがレンタル彼氏をしていると知ってしまいーー…

仕事だと分かっていても、傷付いている時に優しくされたら好きになってしまう智之の気持ちは何となく分かります。

バイであるハルはコンプレックスを抱いてる?
そうでなければ、「女の子が好きで子どもも欲しい」なんてわざわざ言わないと思う。

お互いに惹かれ合いながらもすれ違って……と、切ない展開で、一冊丸ごと表題作なのでボリュームもそれなりにあります。

……なのに、なんか薄い。すごく性急。

2人の気持ちの変化が唐突で共感できませんでした。
特にハルは、自分から突き放したのに簡単に戻ってきちゃって。
しかも、何この偶然!?
いろんな急展開について行けずに終わりました;
今までどんな男にも恋心を抱かなかったハルが、智之に陥落した理由付けも薄かったと思います。

失恋相手の普太郎に告白を促すハルが言った言葉も……うーん。
「どうせ相手は結婚してるし、こっちは失恋の痛手を負うからバチは当たらない」
この考えに対しても、どうにも納得できない。
スッキリするために……と、いう目的も自分勝手に感じてしまいました。
とはいえ、普太郎はいい奴だった!

作中通して、キャラの心理描写が足りないと思いました。
個人的には萌えも不足していたかなあ……

攻めが…攻めが無理

いやいやいや、なにこの攻め?!
ものすっごい腹が立って、途中で頭がボッと爆発してしまいました!

そして、受けがめっちゃ不憫。
ある旧家にΩとして生まれた祐樹。
そこはΩを蔑み、教育も自由も権利も与えず閉じ込めるような家でした。
親から引き離され、「Ωに生まれてきたことが害悪で、それを自覚せるために罰を与える」と、虐待を受ける日々。
祐樹があまりにも可哀想で、悲しみが込み上げてきました。

そして、なんとか家を逃げ出した祐樹が選んだ仕事は、弁護士をサポートする調査員です。
真面目に確実に仕事をこなす祐樹を評価してくれたのは、みんなが憧れる弁護士・倉嶋。

倉嶋は、仕事も出来て見た目も良くて……と、αの中のαという感じの男です。
祐樹は、そんな倉嶋にあっという間に惹かれていくのです。

倉嶋は調査員にも敬意を忘れない、いい男に見えました。
……が、祐樹が倉嶋の前で発情してから状況は一転します。

祐樹を簡単に手に入れ、抱き潰す倉嶋。
年に2度しかない祐樹の発情を〝モエーケ〟というレアな蟹に例えます。
この辺りから「は?」って感じなんですけど、祐樹の発情期が終わった途端背を向ける非常さに唖然……。
「二度寝するから帰るとき起こさないでくれる」って……は?

とにかく、発情期が終わった後の倉嶋の態度が酷すぎて泣けてきました。
途中から入ってきたΩの弁護士をあからさまに贔屓するところにも、無慈悲に休日出勤を強いるところにも、調査員の仕事を蔑み信用しないところにも。
とにかく、この手のひら返しはなんだと!
怒りにも似た憤りが止まりませんでした。

そんな倉嶋を健気に想い、支え続ける祐樹。
この男にそんな価値あるのか?と、何度も思いましたよ。
挙句、倉嶋を救うために自分を犠牲にしてしまうのですが、あまりにも代償が大き過ぎて苦しい。

仕事を辞めて家に戻らざる終えなくなった祐樹に対して倉嶋が言った言葉は、「無責任」……絶句。
祐樹も少し言い返しますが、足りないよ。
代弁してやりたい気持ちが止まりませんでした。
祐樹はまるで、『人魚姫』だと思う。

ラストに手を差し伸べたのも倉嶋なのですが、祐樹に対する散々な仕打ちの言い訳が「シカトされてるみたいで、おもしろくなかった」って……子供か?
あまりにもお粗末。

ハッピーエンドを喜ぶ気持ちよりも、憤りの方が大きすぎて読後は脱力しました。
たくさん辛い思いをしてきた祐樹をこれ以上悲しませないでほしい。頼むよ倉嶋よ。
タイトルにある〝運命の番〟感は、殆どありませんでした。

ラブストーリーとしては好き

死神×人狼の人外ファンタジーです。
攻め×攻めで、結局どっちが責めるの〜?と、ワクワクしながら読みました。
全体的には感動的で、ラブラブのいいお話です。

が、個人的に辻褄が合わない部分を多く感じてしまい、引っ掛かりすぎて入り込めませんでした;


家のしがらみで隔離生活を送る人狼の仁と、彼の魂を狙う死神・ランツェフィールド。
ランツェを気に入った仁は、魂を狙うチャンスとしてランツェを執事として家に住まわせる事にし……と、いうお話。

まず、死神を執事として住まわせるための取引の意味がよく分かりませんでした。
命を狙う相手を家に住まわせるかな?
そして、執事としての仕事を全うするランツェにも違和感;
ワーカホリックで片付けられるもの?

結局、人狼の魂を死神の剣で奪うことはできないらしいです。
『禁断の書』というものに寿命が近い人間のリストがあり、そのリスト順に死神は魂を狩に来ます。
今回は、その『禁断の書』の記載が何らかの原因で間違っていた──という表現があるのに、ランツェが仁の魂を狩ることを免除されることはなく、仁の魂を狩る手段があるわけでもなく、普通に同居生活が繰り広げられていきます。

その中で、孤独な二人がお互いの存在や言動に救われ、愛する事を知っていくという展開は素敵でした。
その理由も分かるし、ラブストーリーの部分はとても良かったと思います。
「人間は魂の器」でしかないと言い、限りある命など無意味だと思っていたランツェが、仁の命を守るために冥界の王に抗う姿も感動的です。

だがしかし、人の気配に敏感なはずの死神が不審者を見張るためにモニタールームを作ったり、王からの拷問が5日だけで終わったのは疑問でした。
ランツェ不在時の仁の護衛であるリューが、仁のピンチに全然現れないのとかも……なんで?

それから、仁のバックグラウンドも曖昧に感じました。
特に、仁に性的虐待を仕向けた次兄の伶。
ランツェが追っ払った後もコソコソ何かしそうだったのに、結局何もないまま終わっちゃったんですけど;
で、この家族ふつうに腹立つんだけど。
仁は、もっと早く自立した方が良かったと思う。

そんな感じで、気になるところが多かったです。
ランツェの元彼・ジョエルも、私なら許さん!

ただ、ラブは良かったし、この作品に行き着くまでのあらましが書かれたあとがきは面白くて笑ってしまいました。
小山田先生のイラストも眼福です♡

表紙が素敵!

よした先生の初コミックスです。
表紙の色使いが好きですね〜

イケメンアイドル×引きこもりの地味メン

裏アカでHな写真を投稿しているはじめが交流をもった相手は、実は人気アイドルの歩で……と、いうお話。

はじめは、地味な引きこもりです。
そんなはじめは、裏アカ投稿している際どい写真を褒められる事が唯一のアイデンティティ。
対する歩は、人気絶頂にして引退を表明したイケメンアイドル。
はじめの家に押しかけ、そのまま居つく様な強引さもあります。

はじめが引きこもりになった理由も、歩がアイドルを辞めたいと思うのも分からなくはない。
地味な引きこもり男子が、きらきらアイドルに言い寄られて絆されていく……と、いうのも分かる。
要所要所は悪くない。
だけどストーリーとして見ると、ツッコミどころが多すぎます。

はじめが一人でどうやって暮らしてきたのか、5年もの間一歩も外に出ないという生活が可能なのか。
歩が許可なくはじめの顔出し写真をネットに挙げたこと、なんの説明もなく突然家からいなくなったこと、テレビの花嫁探し企画に出演すること。

納得いかない事だらけで、最後までモヤモヤが残りました。
もう少し説明があっても良かったかなあ。

地味メン設定のはじめは美人だと思うし、歩も憎めないキャラです。
だからこそ、設定やストーリーをもっと詰めて欲しかった。
正直、Hもあまり好きじゃなかったかも……

イケメンエリートα×美人秘書Ω

うーん、うーん、攻めが嫌だ。
攻めが理不尽で子どもだと思う。

薬で発情を抑えているΩの悠ですが、仕事で出会ったエリートα・紘隆のフェロモンにだけは抗えず……と、いうお話。

遊び人の紘隆が思わせぶりです。誘ってくるかと思えばスルーしたり、気がないのかと思えば誘ってきたり。
悠は、それにいちいち反応して一喜一憂していてるのですが、恋愛慣れしてないなぁって感じで可愛いです。

そして、出張先で発情してしまった悠は、呆気なく紘隆に抱かれてしまいます。

私は、紘隆のセックスにはあまり優しさを感じなかったかな。
初めての悠に対して配慮を感じなかったし、朝まで裸で寝かされていたのも、何だかなぁ……という感じ。

強引な攻めに翻弄される健気受けは大好きですよ。
だけど、いちいち紘隆がイラつくんですよね。
悠が実兄とデキていると勘違いして怒りを悠にぶつけるし、言葉使いも品がなくて嫌でした。

兄の佑に嫉妬し、悠を自分のものにしようとしてふと考える──アイツはうぶな振りしたただの淫売か……と。
そもそもフェロモンでαを誑かすのがΩだろう……と。

この人、内心Ωに対してそんなふうに思ってたんだ。
へー。
心の声って本心だよねー

発情期に無理やり家に押しかけてやりたい放題ヤッたくせに、急に我に返って冷たくなるってどうなの?
性別以前に、こんな男嫌なんですけど。

紘隆の傲慢さと自分勝手さには呆れまくりました。
それでも、仕事に対しては真摯に向き合う男だと思っていたのに、終盤はそれさえも覆す最低っぷりを発揮。
悠の仕事をバカにして蔑む態度に、悔しくて泣けてきた。
紘隆に言い返す悠がかっこ良かったし、最後まで仕事から逃げない姿勢も素晴らしかった。
紘隆の言い訳に対しては、「は?」って感じでした。

この二人、「魂の番」じゃなければ結ばれなかったと思う。
本能で惹かれ合うって怖いわ。

ハッピーエンドではあるのですが、これで終わり?って感じで物足りなさを感じました。
兄達の存在感が凄かったので、もしかしてスピンオフがあるのかな?

タイトル通り

うーん。
可愛い獣人ものだとは思うのですが、全てが唐突。
流れがぶつ切りで、構成や設定には疑問が残ります。


ヒナか幼い頃に公園で世話していたポチ(獣人)が、15年経って今度はヒナを迎えにきて……と、いうお話。

人間と獣人が共存する世界が舞台です。
そもそも、ヒナがいつまでポチを公園で世話していたのか、ポチがどうやって社長にまでなったのか……など、なんの説明もないまま話が進んでいくので疑問符だらけ;

突然迎えに来て一緒に住んで、公園で獣人の子犬を拾って育てて……って、詰め込み過ぎでは?
家族に恵まれなかったヒナが幸せになっていく過程は素敵だと思うのですが、いきなり父親と再会したりという場面も必要だったでしょうか?
過去を乗り越えるという意味にしても、あっさりし過ぎていたと思います。

ただ、「大人になったら僕の家族になって」という言葉通り、ヒナを迎えにきたポチは一途でかっこいいと思いました。
見た目も体もイケメンですし、社長で家事も育児も完璧なポチがハイスペックであることに異論はないです。
対して、ヒナはウジウジし過ぎ!
後ろ向きに悩んで家を出て行こうとしたり、なかりイライラさせられました。

拾った子にしても、親が見つかったと思ったら人違いでって……あまりにも行き当たりばったりな展開が残念でなりません。
それでも、3人が家族になれたラストは幸せいっぱいで、読後感としては悪くないです。

流れと気持ちが伝わりにくかったかも……

兼守先生の表紙に惹かれて読みました。
ヴァリエと呼ばれる人外ハーフが主人公のファンタジーです。

水の精霊の血を引くエリアスは、見た目は子ども中身は40代のヴァリエです。
そんなエリアスが戦争による国の危機を救うために向かったのは、ドラゴンが眠る洞窟。
ドラゴンのヴァリエであるルーイを目覚めさせ、国を救ってもらう代わりに差し出したのは自分自身でーー…!

戦争に手を貸してもらう代わりに自分自身を生贄に……と、いう約束を交わした麗しき少年エリアス。
死を覚悟したエリアスでしたが、ルーイに奪われたのは貞操でした。
ルーイは、数百年も生きてきた俺様ドラゴン。
手練れの美丈夫が純情なエリアスを翻弄していくのかと思いきや、実は夢中になっているのはルーイというね。
この展開は、好きなやつです。

ただ、2人の気持ちが定まっていない感じがして、少しイライラしました。
とても一途で美しい想いのはずが、全然伝わってこなかった。
言ってる事とやってる事が、二転三転している印象を受けてしまいました。

偏見の目で見られていたヴァリエが人間に受け入れられていったり、力に目覚めたエリアスが国を救ったりと、見所もあります。
そして何より、ヴァリエが愛の結晶であり、母たちが命をかけてこの世に残した尊い存在であるというところが素敵だと思いました。

しかし、いかんせん二人の気持ちに共感できない部分が多くて乗りきれませんでした。
ラストも途中までの流れと違っていて、あれ?みたいな。

Hは少なめですが、エリアスのお子ちゃまtnkをルーイがあっという間に剥いちゃった所に萌えました♡
フェラされたエリアスが「僕、食べられてしまった」と、思うところも可愛かった。