表紙が素敵ですよね。
動物がたくさん出てきてすごく可愛いです。
ただ、表題作+1作という構成なので、ひとつのお話が短く感じてしまい物足りなさが残りました。
そして、獣人と人間が共存する世界の説明が無さすぎる。
表題作においては、なぜフクロウが突然獣人化したのか分からないまま終わってしまいます。
まずは説明を。
「ある一定の知識量を超えた動物は獣人になることができる。」
これが大前提。(同時収録作の方に説明あり)
人と話がしたいなどという強い思いがあった場合、努力によって獣人化できるみたい。(たぶん)
……と、いうわけで説明不足な点は否めませんでしたが、表題作は良かったと思います。
【フクロウの恋わずらい】
仲良しの女の子を庇って事故にあったシロフクロウのシロ。
そんなシロを助けたのが獣医の福由で……
シロがめっちゃ美人です。
フクロウ姿はきゅんとするほど可愛く、人の姿はドキッとするほど綺麗で魅力的でした。
そんなシロに惹かれる福由は、なかなか自分の気持ちに素直になれない。
そんな焦ったい福由の手をシロがあっさり引いて行くのですが、この行動力と素直な気持ちが良かった。
シロは美人なだけじゃなく男前でもあったんですねえ。
3話でお終いなので、丁寧な心理描写とはいかないかな。
ただ、とにかく動物たちが可愛い。それに尽きます!
Hは少なめですが、シロの笑顔にキューンとなりました♡
【俺の可愛い発情ネコ】
表題作のスピンオフ。動物園の職員・マコと、マコに片想いする猫の獣人・ミヤのお話。
ミヤに絆され、一歩関係を進めたいと思いながらも、今一つ踏み込めないマコ。
そんな時、ミヤに発情期が訪れ……と、いう展開です。
こちらは2話なので、表題作より性急。
ミヤのビジュアルは好みだし、マコに対する嫉妬も可愛かった。
マコはヤンチャそうに見えて動物思いだし、ミヤを受け止める優しい子でした。
幸せそうな笑顔が印象的な、愛あるHが良かったです。
とても可愛い作品でした。
当て馬もいないし、心穏やかに読める一冊だと思います。
どちらかというと、BL初心者向けといった感じでしょうか。
シリーズ3作目。
私、先に4作目を単独で読んでしまったのですよ。
今回もα×性転Ωじゃないですかぁー
だから4作目・マッシモ編のα×αの組み合わせって、すごくレアだったんだなと今更ながらに思ったわけで……
シリーズ通して読んだら、多分4作目の印象ってもっと違ってきたんだろうなと。
やっぱり、シリーズものは通して読まないとダメですね。
今読んだら感想変わるんだろうなあ。
でも、ちるちるは感想変えられないのがねー。
これはもう、自分のブログとかでやるしかないかもな。
気付けば全然関係ないこと書いてましたね;
俳優・ルカ×俳優・椎名。
椎名は、Ω転性に抗うβでした。
それでも、やっぱり最後は運命に従がっちゃうんですね。
今回も〝運命コワイ〟でした。
いやー、それにしても焦らされた。
ルカは終始一貫して一途なワンコで可愛かったです♡
かわいい猫と甘エロ見たさに読んでます。
それだけです。
でも、それでいいんです!
相変わらずラブラブな鴻太×クロ、福永×シーナ。
さらに、成長した大吉がタチに!
ギャップありな猫カフェ店長・宗春との身体から始まるラブ……の予感。
遂に、タチ猫ちゃんきましたねー
大吉は、わんこ系猫ちゃんですもんね(笑)
宗春の家に住み込みで働くことにしたものの、正体はバレていないので先は長そう。
ツンデレ宗春とどうなっていくのか(まぁ、想像はつくけど;)、今後が楽しみです。
可愛くてエロくて癒されました。
何もない安心感が心地いい。
ページ数が少な過ぎたので、次はボリュームアップでお願いします!
ちょっと何をどう書いていいのか分からないです。
内容を整理して気持ちを落ち着かせるために書いてます。
誰にでも優しくて良い人と評判の大門。
そんな大門が会社の同僚・小島によって内なる怪物を引き摺り出されていくストーリーです。
小島のイジリに辟易している大門ですが、それは「愛情の裏返し」だと推察しています。
自分にメロメロであろう小島ですが、思いを伝えてくる素振りはない。ならいっそ、こっちから……
そう思った矢先、小島に彼女がいると分かって愕然とする大門。
そんな大門に対し、馬鹿にするように辛辣な言葉を投げかける小島にブチ切れた大門は……と、展開。
小島を縛り上げて激しく犯す大門が怖いのですが、本当の恐ろしさはここから……全ては小島の掌の上。
加虐的な面と被虐的な面を併せ持つ小島の真の望みは?
そして、自分も知らなかった加虐性を露呈した大門の運命は?
……と、何が何だか分からない。
小島が望むのは「死」なのか?
もしくは「愛」なのか?
人は誰もが後ろ暗い何か、裏の顔を持っているものだと思う。
「いい人」「優しい人」イコール正義じゃない。
今見えている顔が全てじゃない。
呆れるほど善人な大門が、その分厚い皮の下に隠している過去……そこはまだ殆ど見えてこない。
大門が封じ込めている「何か」を解放し、自分だけの特別な「死」を手に入れようとしている小島。
これって自分勝手じゃない?
大門にとって小島と出会ったことは幸か不幸か?
うーん、まだ分からん。
小島の体に残る無数の傷の理由も衝撃的ですが、救いなのは2人の雰囲気が甘くなってきているところ。
お風呂でイチャつくところは可愛かったです。
表情も優しくなってきてますからね。
さて、この関係が下巻でどうなって行くのか楽しみです。
パンダってなに?と、疑問に思い手に取りました。
パンダは直接出てこないのですが、パンダのような発情周期を持った青年が攻めとして登場します。
箱入り当主兼社長・半田×普通の大学生・笹本(パンダと笹w)
高額バイトに修正写真で合格した笹本。その驚愕のバイト内容とは、半田の「生殖訓練」で……と、いうお話。
ちょっと設定にファンタジー入ってます。
年に一度しか発情しないって、まさにパンダやん!
超箱入りで無知な半田が可愛くて憎めませんでした。
半田の発情を促すため、笹本はあの手この手で興奮させようとするものの、半田のハンダはノーリアクション⁉︎
これはもしや……?と、いう展開。
半田はゲイなのか?そこは最後まで明らかになりませんでしたが、勃つ相手は笹本のみというね。
世間離れした半田とのメイドカフェデートが面白くて、真顔で〝もえもえキュン♡〟は面白かった。
半田の素の顔と、飾り気のない優しさを知り惹かれていく笹本ですが、半田には許嫁がいて……
この許嫁がいけすかなかった。
最終的にはガツンと切れた笹本のおかげで目を覚ましますが、女女していて好きじゃなかったです。
色んなことを我慢させられて世間の常識からズレてしまった半田は、それがおかしいということにも気づいていなくて、そこが不憫で切なかったです。
誰だって、仕事をこなして子を成すマシーンにされたくはないですよね。
それを気付かせてくれたのが笹本なんですよね。
スケールの大きいデートも、半田とのことが笹本の将来につながって行くところも良かったと思います。
ただ、全体的にはあっさり。
細かいことを気にせず、ファンタジーとして読めば楽しめると思います。
それにしても、半田の発情期はどうなったんだろうか?
笹本にならいつでも準備OKってこと?
まぁ、ファンタジーだからいっか。
バッチリHしまくってる下巻です;
下巻の方が厚いのは、Hの分量が増えたせいでしょw
三鳥の代わりはやめたいと思いながらも、酔った貴利に求められると拒めない旭。
Hまでしておいて記憶が無いとかないから!
そんなところが、ちょっと焦ったいんですよね。
とはいえ、一波乱あるかと思えば意外とあっさりくっついてラブラブに♡
旭が素直で可愛くていい子なんですよ。
相変わらず貴利のギャップは凄くて、恋人になってからは旭に夢中で三鳥にも嫉妬する始末。
クールな男がデレデレな溺愛攻めになっちゃうところに萌えでした。
温泉も許さないとかどんだけ(笑)
旭は昔から貴利が好きだったんじゃないかなあ。
構って欲しくて仕方がない感じでしたからね。
貴利の一番になれて良かったなと思います。
三鳥と夷子のCPはスピンオフありと予想。
あと、旭・貴利・三鳥3人の関係性の説明とかエピソードがもう少し欲しかったですね。
年が違う幼馴染っていいなぁ。
男同士でも恋愛関係になっちゃうのはあるあるですね。
旭、貴利、三鳥は幼馴染です。
貴利と三鳥は同居していましたが、三鳥に恋人ができたことで今度は貴利と旭が同居することに。
そこから始まる幼馴染ラブなのですが、ずっと何とも思っていなかった相手と今更どうにかなるっていうのが面白かったです。
貴利が片想いしていたのは三鳥で、しかも旭のことは煩わしく思っていた貴利。
しかし失恋して泥酔した貴利を慰めたのは、他でもない旭で……
酒に酔って三鳥と間違われた旭が、貴利の意外な一面を見て意識し始めるんですよね。
クールなイケメンが、酔って〝甘え上戸〟になるとか反則でしょ!
覚えてないフリして甘えまくる貴利も、貴利に甘えてもらいたくて必死に酒を飲ませようとする旭も不器用だなぁと。
Hなことまでしちゃって、さぁどうする?!
というところで、上巻はおしまいです。
下巻は甘々期待ですね♡
表題作とスピンオフが収録されています。
ほのぼの可愛いストーリーで読みやすかったです。
【コバルトブルーの休日・
ダメな俺でもあいしてくれる?(描き下ろし)】
イタリアンのシェフ・今泉×ダメ会社員・斎藤
終電を乗り過ごしたことで出会った2人の美味しいラブコメ。
海の見える部屋が素敵でした!
本当に眩しさを覚えるくらいキラキラしてました。
そして、美形のシェフが作る美味しい食事……これはノックアウトされるわw
一方、ダメリーマンな斎藤。素直で可愛い子なんだけど、仕事のダメさは笑って済ませたらイカンよ!
そして、アルバイトの海斗が今泉に告っているのを見た斎藤は、自分の気持ちを自覚して思わず告白してしまうのですが……。
告白に対する今泉の態度に違和感でした。急に冷たっ!
斎藤の本気度を確認したかったのかもしれないけど、何だかね;
全体的に心理描写があっさりしてたかなあ。
もうちょっと繊細に描いてくれたら萌えられたかもしれません。
Hは無理に挿入せず、素股で済ませたところに今泉の優しさを感じました。
斎藤の乳首が大きいのがエロかったです♡
【スカイグレーの恋心】
今泉に振られた海斗と、今泉の兄・真の年の差ラブ。
遊び人の真が海斗に必死になるところが良かった。
誤解した海斗に真が殴られたところは妙にスッキリしました(笑)
こちらは遊び人らしく?、Hも一気に挿入まで。
トロトロに溶かされて感じる海斗がえっちでしたねぇ〜♡
あっさりしていて若干物足りないのですが、イケメン兄弟に翻弄される受け達は可愛かったです。
タイトルは、「コバルトブルーの〜」の方が素敵だった気がするんですけどね…。
動物界のヒエラルキー的には下克上ものかと思いましたが、そこはあまり感じさせない一途な溺愛ラブでした。
兎と狼という設定がなければ、普通に初恋再会ものですね。
肉食のオオカミと草食のウサギ、ふたつの種の獣人が共存する世界が舞台です。
通常、発情した狼は兎を欲しがるようになるのですが、狼の南月は意識的に発情を抑制しています。
そんな南月に、トラウマの元凶である兎の転校生・珀兎が接近してきて……と、いうお話。
南月に対してグイグイ攻めていく珀兎ですが、愛情表現がHなことに偏りすぎてたかな……と、いう印象。
ただ、策士でもない珀兎なので、不器用で純粋な愛だということはしっかり伝わってきました。
一方の南月は、過去のトラウマから性的なこととは距離を置います。
だけど、抗っても珀兎に攻められるとあっという間に発情してフェロモンを振り撒く色っぽい子でした。
珀兎に振り回されて、怒ったり戸惑ったりしている姿が愛らしかったです。
2人が肉フェスデートをするところも可愛くて、うさ耳の獣人がキャップを被るとコスプレみたいだなとホッコリ。
南月の嫉妬からすれ違って行くところは不器用で切ないのですが、全体的にはコミカルなので楽しく読み終えることができました。
耳とか尻尾から伝わる感情にも萌えたし、キャラの表情も豊かで良かったです。
絵がお上手だと、それだけで読む意欲に繋がりますよねー
気持ちが通じたあとのHは、珀兎が可愛くなっちゃってキュンとしました♡
欲を言えば、もう少し兎×狼の特別感が欲しかったかなあ。
南月もすんなりネコを受け入れていたので、そこらへんの本能はどうなっていたんだろうと思いました。
魔王、キューピット、鬼……と、ファンタジー要素てんこ盛りの学園?ラブコメディでした。
幼馴染に片想い中の澄雄は、突然現れたキューピッドの協力を得て相手に愛の矢を刺すことに。
しかし、ポンコツキューピッドのせいで、矢はあらぬ方向に……と、いう始まりw
〝エンジェルアロー♡〟って、キューピッドのポン(ポンコツ)が可愛いw
矢が間違った相手に刺さり、その相手に惚れられるのもお約束。
そして、矢が刺さった相手が魔界の王で……と、いう展開。
褐色マッチョの長髪魔王にロックオンされて、拒否りながらも絆されていく澄雄が案外チョロい!
熱烈アタックの魔王ですが、無理やり気持ちを操ったり探ったりしないところは、少し臆病だけど優しい男だなと思いました。
肉体コスチュームもウケたw
……で、この魔王の愛情は矢のせいなのか?というところが本作のキモ。
ただですね、この辺は私にはよく分かりませんでした;
始まりは矢のせいなのでしょうね。
だけど、澄雄を知るほどに好きになり……と、いう気持ちは本物なのかなあ。
うーん。でも、そこまでの魅力が澄雄にあったかというと疑問。
魔王の妻が100人いるところもモヤモヤ…。
九十九先輩がかっこいいと思ったのですが、まさかの正体で、ここも設定盛りすぎな印象;
描き下ろしは面白かったし、髪を下ろした姿はやっぱりかっこよかった♡
ラストもスッキリしませんでしたが、ポンの結末には納得(笑)
Hは心が通じてからだったので甘くて良かったし、その後もやたら触ってくる魔王が可愛かったです。
そこそこ笑えて楽しめましたが、改めてどんな話だったかと聞かれると……よく分からないかも。