カモミールおばさんさんのマイページ

萌作品

女性カモミールおばさんさん

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2人は無事身体を繋げることができるの!?ドキドキ!!

晴屋作品は、攻が受を大好き!って感じの作品が多いけど、これはそれの最たる。

テーマは「崇拝」。
部屋に盗聴器しかけたり、受のアナニーをきいてディルドを誕プレにしたりするけど、欲情はしないっていう新しいタイプの溺愛攻。
欲情と崇拝は別物、っていうか。
行き過ぎた信者っていうか。

受・隼人は隼人で俺のこと好きなら抱けよって感じなのに、みのりは「俺が抱いたりキスしたりするのは違う、はーちゃんが汚れる」って言って頑なに抱かない。

2人は無事身体を繋げることができるの!?ドキドキ!!っていうね。
そんな感じのお話です。
一言で言い表すならハッピー・ラブラブ・推し活かな。
ドチャシコー!!って気分の時にすすめたい。
みのりの愛情・崇拝の種類が前半から後半にかけて変化していく様も見もの。
隼人もみのりのことをただのうざい幼馴染から恋へと変化していくところも萌える。

最後にコレだけは言っておきますが、隼人がアナニーにハマリ、終始一貫してお尻を犯されることについてっていうのが副題です。いや、主題かもしれない。副題が崇拝。
お尻を犯されたい男子高校生をお求めのお姉さま、お兄さまはぜひご覧ください。

ワンコ×ニャンコってかんじ

攻・山本はゲイだってことを隠して生きているんだけど、一度でいいから好みの男とセックスしたいっていって、ゲイ風俗で「素人童貞」になろうとする。
けど、お金を払ってまでセックスしに来たのに、相手はバリタチのハルトくんだった。
なんてことだ!山本もタチだ!さてさて、どうする!?抱きますっ!!
っていう、お話。

攻×攻を期待しないほうがよいかと思われ。
ハルトくん、最初っからネコ感が強い。バリタチ?マジ?って思いました。
10分間フェラ我慢したら抱かせてやるっていう条件のもと、プロ意識満々でフェラしてあげるんだけど、全然陥落しない童貞とか、執念だな童貞。
無事、ご褒美として抱かせていただきますが、なんと失禁しちゃう大失態。
山本はハルトにマジ恋しちゃうし、ハルトは処女喪失・失禁のせいで会いたくないし、どうなってしまうんだああああ。
まあ、ハルトが根気負けしちゃうんだけどね。あと、恭平さんっていうハルトの同僚のせいでくっつくことになる。

恭平さんのスピンオフがすごいいいので、ぜひ読んでくださいませ。
「愛がなくっちゃできません!」っていうやつです。
少女漫画顔負け。

あとは、短編が4本入ってるんだけど、表題作だけでもっと読みたかった。ヘタレワンコ攻×ネコチャン受最高です。

エロとココロとトロトロと

ド淫乱のお兄さんが受で、超絶輪のお兄さんが攻なおはなし。
とりあえず、えっちなやつをくれ!って人にぜひオススメしたい一冊。
タイトルに偽りなし。
ずっとヤッてる。

えっちは週七と週十希望のお兄さんたちなので、今までまともに恋人ができなくて悩んでおりましたが、えっち大好きな二人が出会ったからもう大丈夫だね!っていう、なんの心配もなくエロに浸れる安心設計。
3話で絶倫ぶりを発揮するべく、週末に24時間耐久セックスの約束をしたり、だいたいのコマが裸で構成されてて、よくこんなにえっちだけで漫画描いたなすごいぞ!!って褒め殺したい。
でも、えっちするぞ!いえーい!だけじゃなくて、ちゃんと両想いってところも大事にしてて、4話の3P回のときなんて必見です。受は気軽に3P提案するんだけど、攻は他の人に受を触れさせたくないし、見せたくないし……でも、受はノリノリで断れないし、さて攻はどうやって回避するでしょうか。見ものです。

体もココロもふたりでトロトロな一冊ですので、とりあえずえっちなの希望!って人はぜひとも。

まるで小説を読んでいるような充足感

この漫画を読んだ人はこう言うだろう。
「丁寧に日常を描いている」と。

一コマ一コマの描きこみが美しい。
数ページめくって抱いたのは、漫画の描き方も新しくなってきているなという感想だった。
漫画に重要な役目を果たすコマ。ここに、人物、セリフ、シーンを描いて繋いでいく。そうして、一つの作品になる。
漫画史を研究しているわけではないし、一般的にただ読むくらいなのだが、最近こういう「コマ」という存在に独特な感性を持っている作家を見かけるようになってきた。
まさにこの作品がそうで、令和ならではだろうかと考えてしまう。
もちろん、昭和・平成とこういう特殊なコマを配した漫画はあるのだろうが、絵のセンスや配置の仕方等、私はこの作品でBL漫画というジャンルにおいて新しい息吹を感じた。
まるで、写真系SNSのような箇所があったり、コマ内のひとつひとつの書き込み物は背景、人物、静物ともにもれなく細かく丁寧だ。

気持ちの流れの見せ方も美しい。
しばらく読み進めても「これはBLか?おじさんを巻き込んだオシャレな漫画ではなくて?」と頭をひねってしまうほどにBL漫画を感じさせないのに、だんだんと外川という男の一途さが野末に通じろと念を送ってしまうほどゆっくり、丹念に描かれる。気づいたらBLになる。
その描き方たるや膝を打つばかりである。
外川が野末と「女の子ごっこ」と称したデートに誘い出したところでさえ、シャレがきいてんな、オシャレかよ…と思わず一人ごちてしまったし、他の人間と交流を持とうとする野末が外川がおもしろく思わないシーンなんかも、一切表情を描かないだけで「嫉妬」とか「おもしろくない雰囲気」を見事映し出していて、天才かと唸ってしまった。
外川の気持ちが溢れた箇所も、静物、擬音、そのすべてで表現されてなんと気持ちのいいことか。見てて惚れ惚れしてしまった。あと、野末の覚悟が決まった後の描写にも。

新しい息吹を感じたと先ほど描いたが、その一方でところどころ潜むなつかしさがある。
その懐かしさの正体はわからないが、例えるならリノベされた喫茶店のような雰囲気とでも言えば伝わるだろうか。

作品全体の懇切さは、BLアワード2021ノミノートにふさわしいだろう。
神評価が多いのもうなずける。まるで小説を読んでいるかのような充足感だ。絵のひとつひとつが文字や言葉に匹敵する質量を持つ。
……と、書いたところでなんでお前は萌やねんってなるけども「職場の上司に恋する後輩」という図式にそこまで心惹かれないからだ。どっかのレビューでも言ってるけど「バッてして、ボアーッ!!」みたいなアツい作品が好き。

絵の密度が濃い分、読み応えがない

もくじを見ると「#1 SIDE攻」「#2 SIDE受」の文字。
これだけで、普段と違うBLを期待させるに十分な今作。
小学校からの付き合いで攻・ハルと受・光は現在大学生。ルームシェアをする仲で、ハルはずっと明るくていい奴な光を好きでたまらない。
光はといえば、友人としての域を出ず、特に意識してはいないようだ。
執着攻と光属性タイプの元気な子犬系受。1話からその執着っぷり、受をどう落とすのか、興味津々にさせられる。

読後の私「なんだなんだ!?もう終わりか?!?」

テーマも素材も申し分ない。
相葉キョウコさんの絵も美しく、色気がある。
コマ割りをとっても、さすが読みやすい。
だが、攻と受、お互いの気持ちを提示しスタートしたストーリーは、読者が「知ってる」という事実が常に付きまとう。
例えば、ずっと攻視点でなかなか落ちない受に焦れたり、受視点で進んで何を考えているのかわからない攻にやきもきしたり、そういう手法ではダメだったのだろうかと考えざるを得ない。

先ほども書いたが、読者は攻がどうしたいかも受がどうなりたいかもお互いの気持ちが「わかってしまう」のだ。
だから、ストーリーの展開がどうなるかハラハラしない。
感情移入をどちらへしていいのか混乱したまま導かれ、ラストへと向かう。
読者が「知ってる」以上のどんでん返しがあれば、神作品へ昇華したのではないだろうかと私は思う。
絵の密度が濃い分、ストーリーが消化不良で終わるため「読みごたえがない」という気にさせられた。

だが、どちらの気持ちも見える描き方なのに、どちらの考えていることなのかすぐわかるし、ごっちゃにならないのは本当にすごい。
視点以外のことをいえば、神一択です。色気ある絵とかずっと見ていられる。

セフレから本命へ

受・明希には本名がいる。高校からずっと片想いしている相手だ。
攻・竜二は明希が好きでたまらないのに、明希の本命のせいで全然振り向いてもらえない。
本名はノンケで、結婚もしてる。ついでに、明希の高校の同級生。竜二は、2人の後輩。
明希には隠された願望があって、「可愛い」って言ってもらうのが好き。ほんとは、本命に言ってもらいたいけど、相手はノンケで明希を親友だと思ってるから望みはない。
竜二が代わりに夜毎囁く。「明希さん、かわいい」と。

明希と竜二の関係がセフレから本命へスライドしていく過程や竜二の恋が実ったことへの喜びが読者を惹きつける。
ちなみに、えっちはえっちな仕様。明希さんがかわいい。

腐女子のためのBL

これは新しい。いろんなアイドルものがあるけど、これはアレだ。

「腐女子のためのBL漫画!!」

ちょっと何を言っているかわからないと思う。私も何を言っているかわからない。
そもそもBLって腐女子のためのものでは?って思うかもしれない。ちがう、そうじゃないんだ。いや、そうなんだけど、そうじゃない。
もう話がややこしい。

うっかり自分たちの二次創作を見つけてしまった、HRのふたり。
R-18も踏み抜いてしまい、つい思わず雰囲気に流されてヤッチャウ。
そこへ登場するマネージャー(34歳・男性)!!
いきなり、関係がバレ、ついでにHRのファンは「特にもうほんとにすごいめっちゃ多いシェア率ナンバーワンといっても過言ではない(原文ママ)」ほど、腐女子が多いと明かされる。
そっちの需要に向けて路線変更をすることになるが、このマネージャーはわかってる。ほんとにもうわかってる。
このへんが、「腐女子のためのBL漫画じゃん」と思わされた次第。

もうね、腐女子なら読んでほしい。
しょっぱなからトバしてる。
コメディ路線のBLいっぱいちゅき。

てか、なんで私ひびるいのいる世界線にいないの?正気?

ガチ兄弟もの

原作読んでないけど、コミカライズ単体で楽しめました。
原作も読んでみたくさせられる。

ガチ兄弟もので、体格が正反対の弟×兄が主役です。
水泳をやっているからしっかりした体格の弟。背も高くて男前。
一方兄ちゃんは、細くてちっちゃくて合法ショタ。体格を生かして「弟かふぇ」なるものでバイト中。

長子はわかると思うんですが、一番上って弟や妹に「譲る」とか「我慢する」っていうのが当たり前になっていく。もちろん、小さいころから親に甘えられない。下が優先。そんな気質が身についてしまう。
そこに目をつけた今作。一番上だって甘えたい!と、弟カフェで「弟」として働く兄・カナタ。正直、ここの設定がおもしろい。
兄で弟っていう煽り文句で購入を決意した。次男とかじゃなく、長男が「兄で弟」ってどういうこと?みたいない。
で、読んでみて納得。なるほど、そりゃ兄ちゃんだって甘えたいよなって。

でも、この兄弟圧倒的に会話が足りないだけで、実はお互いが家族愛(?)であふれていた。
弟はちょっと家族愛じゃなかったけど。そこがまたいい。

ガチ兄弟ものが嫌いでなければ読んでほしいです。
まだ、二人の誤解が解けて、和解したとこまでしか話進んでないけど、今後の展開が今から楽しみ。水泳部編を早く読みたい!

買うなら紙!!

電子書籍で買ったんですが、これは失敗。
買うなら、絶対紙がいいやーつ!印刷の線とかがたまらなく映えるだろうなぁ…データで見るべき絵ではないと思いました。

こういう世界観嫌いじゃない…というか、いっぱいちゅき!
でも、BL…なのかな……?一応、描き下ろしでは体繋げてるけど、ブロマンスでもよかったような…。
雰囲気と世界観が最高に萌える、童話系BLの最高峰。
将来、同性愛が当たり前に認められる社会になったとき、中学生の課題図書にしたいくらいなんですけど、この良さはある程度育たないとわからない気もしてる。
大人になったからこそわかる作品の良さ。
あたたかい世界観。
最後、ウルと太郎を取り巻いていた環境に気づき、物語の核に触れたとき、本を抱きしめずにはいられない。比喩ではなく。ほんとに抱きしめたくなる。
それほどまでに、この作品には人間が大切にしてきた心や愛しさが詰まっている。

執着攻めだけど、ちょっと歪んでるタイプのやつ

性欲強めの受・諒が、攻・赤西に体から堕とされていくはなし。
最初に注意しておきますが、女モブ、男モブともにセックスあり。
純愛が好きな人は無理かもしれないです。

BL禁忌的扱いの女性とのえっちしーんが盛り込まれているが、女はカオナシモブ。女性との絡みがメインなわけではないから、あくまで諒と赤西の身体的描写が多い。女をあまり感じさせないというか、いるけど道具扱いというか。
あとで判明するが、実は赤西がずっと諒に片思いしてて、女を通して諒の感じてる顔見てるだけだった。高度だ。

相手を監禁してまで束縛したい赤西が諒に逃げていかれないように、慎重に何年もかけて諒を落とすっていう執着攻めがキラリと光る。
女とヤッても、別の男とヤッても物足りなくなるまで赤西に快楽を刷り込まれるから、すごく…えっちです……。

後半、諒が赤西へ心を開き、赤西も諒を大好きって言ったあとの想いが通じ合ったえっちは、ストーリー通してきて一番美しい体の重ね方でした。
ひなこさんの作品は攻がよくあと一歩ってとこで、尻込みするんだけど、これもそういう感じ。肝心なとこで逃げ出して、本当に好きで好きでたまらないっていう感情を再確認して受のこと抱きに来る。
今作は、全体的にエロスと昏さが覆っている作品でした。