強面の無口は、私の統計の中では大抵むっつりなんですよ。
今回、攻めの子はそこまで無口じゃないけど、やっぱり私の睨んだ通り、
むっつりでした!!!
受けが、メス堕ちします!
ママみの素質があると思うんですよ、受けは。最初はマックス嫌ってたのに、途中から歩み寄るべく「千景くん」って呼んでたり、髪型のせいがあると思います。
いつも、レビュー書く時、どこのシーンが一番記憶に残ったかなって考えるんですけど、今回の作品で言えば、
・受けのトロ顔
・お○りの穴が「チュポォ…」ってして、はくはくしてる。
・攻めの巨根を迎え入れるため、特訓してるけど、だいぶお○りで感じるように開発されてる。
あれ?おかしいな?えっちなシーンしか出てこない。
あと、アレです。
わりかし激しめえっちしてますけど、攻めが童貞です。そのわりに、ち○こが強いなって思いました。
最初は男と結婚とかムリ!ってなりますが、周囲に囲われ、追い詰められ、相思相愛になっていきますよ。
わりかし、早い段階で!
身体だけの関係じゃなくて、ちゃんと心もほこほこに惹かれあっていくので、読んだ後も何のわだかまりもなくほこほこします。
表紙は顔が怒ってますが、最後は幸せハッピーお互いにデレデレな顔になるんですから!
孤独な王様と死にかけた子豹が愛を育む物語です。
途中までは、瑠伽(受)とサディアス(攻)が家族のようにお互いを慈しみ、思いやり、サディアスが過保護すぎる一面もありと、親愛の物語でした。
そこから、お互いに惹かれあい、果ては睦み合うまでになります。
誰も傷つかない平和さも保ちつつ、王と拾い子の愛情から情愛に変わっていくゆっくりした時間の流れが胸に沁みました。
ただ、ある意味共依存だなって気はしていて、子どもの頃からお互い運命のような出会い方をして求め合い、それしか目に入らなくなってしまった。
周りは誰も反対しないのに、サディアスだけが最後まで瑠伽への恋慕を否定し続けて、でも結局腹を括ります。
腹括ったあと、開き直りすぎて、笑いました。
以下、私が「個人的地雷」だなと思ったシーンです。
!!めっちゃネタバレ注意!!
・攻めが動物の姿(虎)で挿入シーンがあります。
・赤ちゃんの時(3歳くらい)から育てた少年(受)と育ての親(攻)がカップルになります。
これは、個人的地雷なので、大丈夫な方はスルーなさってください。
私は大丈夫ですが、もし男性妊娠がダメって方は読まれない方がよろしいかと存じます。
とにかくほのぼのです。
子狸が助けていただいたご恩を返すべく、漢方薬局を開く五明先生のもとを訪れ、毎日がんばる話です。
子狸の名前は里。
なんでも一生懸命ないい子。
純真無垢。
妖しい薬屋さんの名前は五名先生。
漢方薬局を営む麗人。
どこか浮世離れした雰囲気があります。
里は助けられた恩返しで、家事や漢方薬局の調合や雑務を一生懸命お手伝い。
自分のことは後回し。とにかく、五明先生が快適に暮らせるようがんばります。
その一生懸命さが、とてもかわいいです。
そして、五明先生を第一に考え、五明先生のために動く一途さもたまらない。
ゆっくり、何かお話を読みたい時にいいと思います。
かわいい顔して生意気な受・楪が攻の常盤にだけ見せるトロトロ顔が必見です!
顔だけは完璧にかわいいんですよね、楪ちゃん。
でも、常盤が教科書見せてって言っても無視。常盤が話しかけても「目障り」とか言っちゃうし、最初の頃、態度がぜんぜんかわいくないんです。
でも、お勉強中に息抜きしようとスマホ開いたら、誤って広告をタップしちゃいます。それがなんと、BL漫画の広告。
お勉強熱心な楪は、メカニズムはわかるけど、お尻で感じるようになるなんて信じられないと、なんと「実践」します。
えっちかよ。
それ以降、アナニーにハマっちゃうんです。
えっちかよ。
かわいい顔して、えっちかよ!!?!?!?!
抱かれてみたい願望が高まりすぎて、知らぬモブおじさんにお願いしちゃうんですけど、その現場をたまたま見つけちゃうのが常盤くんです。
そのあと、やっちゃうわけなんですけど、ほんとマジ楪ちゃんの顔がかわいい。
常盤くんは顔がかわいければなんでもOKの人で、遊んでるタイプのDKです。
物語が進むごとに二人の距離が近づいていって、嫉妬したり、されたりと、もうおいしいし、楪ちゃんがだんだん常盤に対して性格もかわいくなっていく。
けど、甘え慣れてない初心なところもかわいい。
好きって告白しあってから楪の一言「……キスして」に辛抱たまらん!!!ってなりました。
ツンデレさいこー…かわいいー…最初、あんなに小生意気だったのに……愛って人を変えるなぁ……。
久しぶりにこういう作品キタ!って思いました。
萌の理由は単純にこういう穏やかできれいな作品が好みでないっていう理由なので、評価についてはあまり参考にならないかなと。
作品としての完成度はめちゃくちゃ高いです。
本当にいい物語を見せていただきまして、誠にありがとうございます合掌昇天……みたいな作品でした。
私の個人的感覚としてマミタさんの「となりのメタラーさん」、佐岸左岸さんの「オールドファッションカップケーキ」のような独特な安心感や空気感が流れている作品だなと感じました。
雪に閉ざされた町に燈る灯とか、ゆっくり流れていく季節とか、寂れた港町にある日常とか、穏やかなんだけど胸の中に寂しさと郷愁とあったかさをもたらしてくれる独特な空気感がある作品です。
そういうものを手繰り寄せながらページをめくっていくと、読後言いようのない満足感に満たされます。
……と、ここまで、ふんわりした心情のみ詰め合わせてみましたが、物語についても少し触れておきますね。そんなにネタバレはないですが、ちょっとでもネタバレを厭う方はここでそっと目をつぶってください。
では、まず、登場人物です。
地味目なサラリーマン遠野新(受)(30歳)にスーパーイケメンのイギリス人、ルイス・カーター(攻)という組み合わせが最高においしくてですね、私イケメン×地味に弱いんですよね。
しかも、攻が外人。金髪碧眼の紳士。
距離を詰めるときも、ぎゅってするだけだったり「So Lovely」って言ってみたりと相手30歳男性サラリーマンだよ?そんな、え?大丈夫?え?ってくらい紳士です。
新のほうは、ゲイなわけではないので、ルイスに絆されていくのに戸惑ったりするんですが、どの物語でもそうなように、受け入れたあとのほっとする感じがこの作品では格別です。
よかったね!おめでとう!って涙拭っちゃいます。ハンカチ準備しておいてください。
1巻で恋人になりましたが、その後のお話が読めます。
今回は下着に特化というより、二人の関係に特化した内容になっていました。
下着は変わらず、かわいいものをつけている獄寺さん。
下着関連で話が進むものもありますが、今回は新キャラの紹介、関係性の発展などブリッジ的な巻だったかなと思います。
次巻からの展開が気になる!
えっちは相変わらず濃厚めです。
下着があろうがなかろうが、えっちなことはえっちです。
ただ、それに関連するプレイとか新鮮味は多少欠けたかな、と。
今回はいきなり剃毛プレイからはじまってるんで、その辺は期待して買っていいです。盛りだくさんです。鬼上司がトロトロです。
さすが、一穂作品。
登場人物が魅力的です。
これでデビュー作だってんだから、もう参っちゃう。
一穂作品はイエスかノーかシリーズしか読んだことがないのですが、イエスかノーかが面白いと思った人なら、これはハマると思います。逆もまた然り。
このお話は、積もった雪の上にじんわりと落ちた窓の灯りとか、凍えそうな寒い夜の日につけた暖かなストーブとか、そういった幸福感があります。
ぎゅっと胸を締め付ける幸福感。切ないともまた違う、あたたかな光みたいな感じ。
心に灯された小さな幸せを味わってほしいです。
再読しちゃうって人もいましたが、気持ちわかります。この幸福感をまた味わうためなら再読しちゃう。
萌にした理由は、イエスノーと比べたらそんくらいかなってただそれだけの理由です。物語が面白くないとか、それなりとかそういった理由ではないです。
スパダリ溺愛攻めと世間知らずの純真無垢な受けのお話。
釘宮作品のド定番なので、お好きな方は楽しめます!
イラストも繊細で見ごたえがあります。
今回は中華ファンタジー。
龍がキーワードです。
皇帝に輿入れするスイレン。
後宮といえば、ドラマでもさんざん扱われる題材であるだけに、期待も大きいですが、そこは釘宮作品なので攻・セイランはスイレン一人にメロメロです。後宮にありがちなドロドロ昼ドラではありません。
スイレンは、兄弟同然で育ったいとこの身代わり輿入れをします。
これだけで「どうなっちまうんだ臭」が半端ないのに、輿入れしたあとはキーワード「龍」を交えて更に「どうなっちまうんだ臭」が漂います。
最後はハピエンなので、疲れた心にひとときのオアシスを求めるときに読んでください。
いいですか、すごいネタバレですけど、もう一回言います。
最後はハピエンです。
安心して読んでください。
鈴木ツタ作品には常々思っていたことがございまして、BLというよりは文学だな、と。
今回、ファンタジーというか私どもが住む世界とはまるきり違う、しかし中世のような雰囲気を持つ世界がお話の舞台です。
全4巻です。4巻でひとつのお話と捉えたほうがいいです。
歴史もの読まされた気持ち。
壮大な歴史の中にあったひとつの事件を1〜4巻で語るんですけど、その主人公がジョエルとアダムという2人の青年になります。
BL要素は始終プラトニックですが、4巻で爆発します。浮名を流してきた攻のアダム、初心で堅物のジョエルというコンビが良いんですよ、これがまた、
ジョエルの高潔さが、アダムを射止めます。
ストーリー重視で、BL要素はオマケ程度で思った方がいいんではないかと。
アダムが「貴方に恋をした」と好意を示しますが、実るのは4巻です。
長期戦が好きな人はぜひとも!
あと、お洋服のデザインがすっごく素敵で、もうこれだけで画集になるんではないかという勢いでした。本当に鈴木ツタ作品は美しい。