カモミールおばさんさんのマイページ

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女性カモミールおばさんさん

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胡桃の中 IV コミック

川唯東子 

待ってました!!狂喜乱舞!!

私自身、この作品は盲目的に好きな作品なので、すっごく偏見が入ってることをお許しください。

まず、非BLとありますが、主人公の谷崎と中居は普通に付き合ってます。
出発はBLでしたよ、普通に。
なので、4巻であっても、キスもするしイチャイチャもします。

今作も谷崎からとんでもない色気が出てました。美味しい…。
国立美術館の学芸員さんにいいように使われて壁ドンで脅しかけたり、髭なしスーツのいい男になった谷崎に中居がスマホで写真撮りまくったのち「いい加減にしろ」と言わんばかりにキスされたり、エリクという新キャラにビズられた中居のほっぺに上書きと称してチューしたり、もう何年経っても色褪せない谷崎×中居の素晴らしさ…!
最高でした。

今回は、習作に関する話、画家本人による修復の話、古代英雄像、英雄画はなぜ包茎なのか、金継ぎの話、そしてエリクという超美形画家にまつわる話です。

金継ぎの回、すごく好きです。
中居への愛がハンパない。
そして、筆を加える谷崎がエロすぎる…。

買ってから毎日読んでます!
ぜひ、お手元に一冊!

愛を継続させること

愛ってなんだろう…と、考えさせられる話でした。

彼のことが好き、でも彼は俺のことが好きなの?わからないよー!うー!
っていう、単純な話じゃなくて、愛を持続可能にしていく努力、つまりSDGsを考える物語だったのかなと、そんなことを読後思ったりしました。
なんでも、持続性って難しくて、ただ持続するだけなら簡単で、それをただの依存や執着、惰性にしないために何ができるんだろうって考えるとこの小説に行き着く気がします。

なにはともあれ、またとんでもなく面白かったです。
今回は現代ものでした。すごく、大人の、熟成された恋愛。10年関係があるからこその、「関係性の深め方」が胸にきました。
受けである永利の視点で話が進んでいくので、想いが通じなくてムカつくこともあるんですが、本当は攻めの紹惟がどう考えるかとか後から考えるとめっちゃ愛が深いなと感心してしまいます。

徹夜して読んでしまった

読み始めた頃は、エセル王子があまりに嫌なやつすぎて感情移入ができず、これ最後まで読めるか?と怪訝な顔でページを捲りました。

ですが、起承転結の承の部分あたりから途端にストーリーが転がり出して、読む手が止まらなくなって、深夜0時から読み始めたものが現在朝の6時ですよ……。
この歳になって徹夜して本を読むなんて…。
寝る前にちょっと読んで寝ようかなって思ったら、とんだ大火傷みたいになっちゃいましたが、私は後悔していないです!!!!

今回はBLなんですけど、王太子による国家再建物語が主軸です。
BLじゃなくとも、楽しめる骨の太い内容でした。
ゼロどころかマイナスから始まる王太子国家再建計画は、徹夜して読んじゃうほど面白いです。
でも、BLとして、きちんと恋愛模様も押さえてて、王子の恋のお相手オズワルドともマイナススタートがどんどん引き付けられてくのがたまらない!!
最終的に面白いこと書いてて、最近流行りの溺愛とか執着とかそんなものを通り越して、「俺の心のすべての感情があなたに向けられている。愛憎、好悪、嫉妬、羨望、執着……すべてだ」ってすごくないですか?
読みながら、私の胸中では(心全部系BLじゃん。まさしく、愛じゃね?いやまてまて、愛じゃ片付けられんくね?クソデカ感情すぎん???)ってなりました。

小中大豆作品の中でも重厚めかもしれないです。小中先生ファンなら絶対買うことをおすすめします。
あ。あとあと、小中作品なので、刃傷沙汰はありますが、刃物出てきた時点でこれぞ!って感じして好きでした。やっぱ、小中作品は刃物でクライマックスを迎えてほしいですよ、私は。

堂々の1400ページで、ほんとねるねるね練るくらいには手が止まらないので、覚悟してページ開いてください。

愛日と花嫁 コミック

渚アユム 

世界観が深い

実質170ページ程しか物語はないし、そこまでコマが小さいワケでもないんですけど、すっごい長編漫画を読んだ気分でした。
それほど、内容が充実しているし、新しいオメガバースの世界を作ったなと感じました。ここまでの物語をがっつり作り込める人はそうそうお目にかかれないんじゃないでしょうか。
新しいストーリーテラーが誕生したなって感じです。

オメガやアルファがきちんと根付いていないファンタジー軸の話で、主人公のルカは冒頭でオメガとして目覚めてしまいます。
オメガとして目覚めたものは、守り神のもとへ嫁がなければならない風習で、どうにもならないことです。
このどうにもならないオメガという特性を、この世界でどうやって受け入れ、変化させていくのかを事細かにストーリーになっています。
逆に170ページくらいに収まったのすごい。

しっかりしたファンタジーな世界観、恋愛模様、オメガバース、ドラマチックな物語が好きな方にはオススメです。
今は難しい話よりエロを求めているんだ!エロをくれ!っていうお腐れ様は、鎮まれない気がします。
かくいう私も、これを買った頃はお腐れ様が目覚めている時期で、難しい話はいらぬ!!とにかく、とにかく男同士のアレをくれ!!ってなってましたけど、難しいところはすっ飛ばして読みました。
今は、落ち着いて、難しい部分を改めて読んだら「こ、これは、すごい…すごいぞ……世界観が奥深い…これは、なんだ…?種…?種が幾重にもこの世界に絡みついて……す、すごい、ダブルどころか、これはトリプル、ミーニング……?」ってなりました。

……あれ?お腐れ様ってあんま一般的じゃないですかね?
まあ、とにかく頭からっぽにして読みたい気分の時にはオススメしないってことが言いたかったんです。

神が遣わされた作品

続きものです。
まず、こちらを読む前に「雪原の月影 三日月」をお読みになるのがよろしいかと存じます。

もう読んだ方はこちらの巻を買おうか買うまいか迷う方はいらっしゃらないと思います。

それほど、前巻が面白い。
たぶん、ページを捲る手が止まらなかったんじゃないでしょうか?
この巻を読んだ後、あまりの壮大さ、物語の緻密さに私は他のBLを読む気力がなくなりました。まだ、このメイセン領に浸っていたい。

現在、2022年3月ですが、この巻は本当に考えさせられました。
守る側は強い意志があるけど、攻める側は大将が決めるってセリフがあって、思わず現況と照らし合わせて、考えさせられました。
これは、BLじゃなくて、実用書とか歴史書なんじゃないだろうか…。色々考えさせられて、すぐ思考の海に沈められます。

最後は大号泣して、本を閉じました。もう、表紙を見ただけで泣きますよ、私は。
なんなんだ、ほんと、なんなんだ。この本は。
書いた人は天才なんて言葉じゃ片付けられない。天才より上ってなんですか??

あ…もしかして…神ですか???

BL界の歴史を動かす物語

人間は本当に美しいものの前に立つと「美しい…」しか出てこなくならし、圧倒されるほどすごいものに出会うと「す、ごい…」しか出てこなくなる。

本当に、すごいしか出てこないです。
すごい…。

何を書けば、このすごさが伝わるのか三日三晩考えました。

まず、私たちは当然、BLを求めて彷徨っているわけで、これはカテゴリ的にはBLとして販売されています。
ボーイズ・ラブの名が表す通り、その大半は男同士の恋愛に終始するわけです。

これは、恋愛のボリュームももちろんすごいのですが、それよりすごいのは2巻に渡って描かれるリンス国メイセン領第十七代領主、エルンスト・ジル・ファーソン・リンス・クルベール公爵が治めたメイセン領の物語です。

何か素晴らしいものを読んだ時、「この作者すごいな」とか、「どういう経験したらこういう話思いつくのかな」とか、考えてしまうんですけど、殊これに関しては実際にいた人の人生を綴ってるのではないかと疑うほどです。
帝王学でも履修したのかというほど、領主としての如何、領内の運営など詳細に描かれていて、敬服してしまいます。

これは、本当にすごい。
長いこと腐女子やってきましたが、こんなにも物語の精巧さに感心しきりになったBLは初めてです。100年に1人の逸材。
ウェブで連載された伝説的ファンタジーみたいなことをどこかでお見かけして、「伝説てwwww」などと小馬鹿にしていましたが、謝りたい。これは、まさしく伝説です。

これを読まずに腐女子やめたり、死んだりしたら、絶対後悔していましたよ、私は。
しばらく、何も読みたくない。
これを咀嚼しきるまで、このガンチェとエルンスト、そしてそれを取り巻くメイセン領やリンス国に浸っていたいと思います。
今後どんなBL小説を読むにしても、おそらくこれが私の中の基準になるんだろうなってくらいには神作品でした。

2回読んでほしい

頼むから、2回読んでほしい。

例え、記憶を失っても、何度でも貴方に恋をするーーなんてのは、ありふれた愛の言葉だけど、それを体現したのがこの本です!!!
すごい、愛に溢れてました…すごい…。
まず、主人公たちの愛、それからキラの子ども、ミールとの親子愛、主人公たちを取り囲む人々の愛と、カタチが違うけれどそれぞれの愛が描きこまれ、疲れた心に沁み渡りました。
私は新年から良い本に出会ったなとしみじみ思うわけです。

おそらく、読み進めていくうちに今後の展開が読めるんじゃないかと思うんですが、それすら上回って面白いし、愛しさが100万倍。
読み終えた頃には、もう一回読みたいと思うはずです。満足度的な意味もですが、伏線回収的な意味で。
「あー、あの時のあの台詞はここに繋がるのか…胸キュンすぎる…」
ってなります。
一途な純愛が好きなら迷わず読んで欲しいです。ハピエンすぎる。
まるで、ハピエンが約束された童話みたいな幸福感が私の胸を満たしています。
この幸せな気持ちを抱いて生きていきたい。

追伸、印象深いシーンは全部といっても過言ではないです。

続編が読みたいすぎる

神作品すぎやしませんか…世界観に没入したまま帰ってこられない……。
今回はお互いに師匠ができて、清居が大成長します。いろんな意味で。
徐々にお互いを理解しよう、気持ちを推し量ろうとする描写も出てきたりして萌える。もともと破れ鍋に綴蓋だったけど、その関係性がぐっと持ち上がっています。どんだけ、かっちりハマったら気が済むんですかね…。
すごくイチャイチャラブラブしているわけでもないのに、ワクワクドキドキキュンキュンしてしますこの気持ちはどこから湧かせられているのでしょうか。
ただのBLじゃないことは、1~2巻を呼んだ人にはわかるかと思いますが、人物設定が物語に合致して、読む側の心に食い込んでくる熱量が半端ない。他にこんな作品あるだろうか、いや、ないっ!!!!
凪良先生こそが夜空に輝く星。
クライマックスの平良の行動がほんとに胸に刺さりました。
そして、この行動が胸にささった人は、番外編集「エターナル」を読むべきです。さらに号泣します。
このあと、平良の個展やら、清居の舞台やら、どうなっていくのか楽しみすぎてまだまだ生きなきゃいけない気持ちにさせられました。

恋にも似た感覚

既刊全巻読みましたが、格が違うの一言に尽きます。
3巻通して(2021.12.22現在)、キャラクターの動機が一度としてブレず、攻受どちらの視点でも物語を楽しめるのがまたいいです。

1巻ではこれから続く二人のなれそめ。
ここから3巻まで飽きることなく読めました。トイレ以外、食事のときも目を離せなかったです。つい徹夜して読みました。寝食忘れて没頭できる作品に出会えたことに五体投地したいです。
それだけ、物語に求心力があって、どうなるんだろうといハラハラドキドキ感というより何も考える隙を与えず脳内が飽きた頃に新しい要素をぶっこんでくるんですが興奮を通り越して、一周まわって無我の境地。

物語を追うごとに、キャラクターの魅力が爆発していき、どちらの視点もわかる。わかって痛い、目を背けたい気持ちになって、でもこの感情や関係性の行方はどこへ向かっていくのかと追いかけられずにはいられなくなります。まるで、麻薬です。もしくは、神が差し出した甘露。
読んでる最中は、まるで、恋にも似たような感覚でした。そんな心を小説に持つなんて……。

これを読まずに死んだら後悔するレベルです。
できることなら、既刊すべて読み切ることをオススメします。
まだ番外編というご褒美があるので、そちらも購入したいと思います。

3巻へ続きます

3巻はまだか!!!???
バーンッ!!!(机をたたく音

これね、続きます。前後編って表記してほしかった。
終わり方が絶妙なところで切れてて、私は気になって夜も眠れない。
まさか、あんな終わり方…。

一巻で佑真が推し活してますけど、今回もだいぶ捗ってます。
ついでに、子どもが蓮に似ているので、推し活が捗りまくります。

あああ、読んでほしい。
閻魔大王が当て馬なのすごいから読んでほしい。
妖怪たちが恐れるだけあって、あんなん災害ですよ。災害レベルの当て馬なんて初めて。蓮がどう立ち向かっていくのか…。
ほんと、続きが読めない。

1巻で蓮が妖怪の里へ行くじゃないですか。
そしたら、怪我して帰ってきて、だいぶ険しい場所だってことは判明するわけですが、空気の読めない祐真には快適な場所だったらしく、モブモブしていたのに急に主人公属性がつくからワクワクすっぞ!状態です。
ところ変わればなんとやらです。
これが、続きにどう作用するのか…楽しみぃ!

ところで、3巻まだですか?早く読みたすぎてしぬ。