相性抜群なエロ可愛い新婚生活
京古先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 5
ワンコ 4
執着 3
しんみり 2
な感じだと思います。
陽太くん×柊真くんのカプです。
幼馴染の陽太くんに想いを寄せている柊真くん。そんな2人に二十歳になるとAIマッチングで結婚相手を選ぶ、にっぽん幸せ化計画の通知が来て、柊真くんの相手はなんと陽太くんで…。
基本的にはワンコ攻めな陽太くんですが、柊真くんに対しての執着心や絡みの時にちょっとだけ狂気さが垣間見える表情や血が出る程の噛みつき方とか、ワンコだけど狂犬さもある感じのギャップが堪らないですね。
柊真くんもクール美人ですが、天然で鈍感でもあるから、陽太くんの告白が伝わらなかったり、人妻感を出して誘惑したり、色々と翻弄してくるのがエロ可愛いです。
個人的に、脇役キャラの大塚くんと幸せ化計画の相手が気になっていたので、描き下ろしで読むことが出来て良かったです。でも大塚くん達のイチャラブな姿ももっと見たかったですね。春也くん、朗らかそうだけど、例の身体の相性がめっちゃ気になりますね。
陽太くんと柊真くんを結んだAIマッチングの幸せ化計画ですが、まさかのデータミスが判明します。データミスだけならまだしも、陽太くんが子供を欲しがっているのでは？と考えてしまう柊真くん。それもあり、こういう展開で、受けの方が身を引いたりして泣いちゃうのはよく見掛けるが、今作では柊真くんよりも先に、攻めの陽太くんが泣いちゃうのが、しんみり具合や心苦しさがより際立って、胸がギュッとなりました。その後の柊真くんと母親の会話も切なさもあるけど、親子愛も感じられて思わずウルッとしました。
でも、最後はちゃんと夫夫になるし、陽太くんが言うように、よく笑うようになった柊真くんの幸せそうな姿に、こっちまで幸せを分けて貰っているようで、思わずにんまりします。陽太くんと柊真くんのエロ可愛い新婚生活もこれでもかと堪能出来るので、是非とも読んでほしいです。
このバカップル、とにかくイチャラブが素晴らしい
狸木埜サバ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
イチャラブ 5
エロ 5
スパダリ 4
甘々 4
しんみり 1
な感じだと思います。
秋彦さん×洋介くんのカプです。
運命の恋がしたくて、ノンケにばかり恋をする洋介くん。しかし、いつもセフレ扱いされて振られてしまう。そんな時、ゲイバーのママに紹介された人と会うことに。そして出会った秋彦さんのスパダリ発言やスムーズなエスコートにキュンとしちゃって。
まず、表紙の洋介くんが少し戸惑っているような表情をしていますが、本編ではそんな感じはあまりなかったですね。秋彦さんのスパダリ言動も溺愛っぷりにもキュンキュンして喜んでいるので、終始平和な感じですね。
他作品とかで、こういうスパダリや溺愛攻めって、実は…みたいな裏の顔があるよね、と思いながら、秋彦さんはどうなんだろう？と少しハラハラしながら読んでいましたが、本当に何も無くただただ洋介くんを溺愛してそれが普通に愛が重めなだけだなと少し安心しながら読んでいました。
でもやっぱり、実は…な展開があったのですが、そのネタバラシに思わず笑ってしまいました。ある意味予想通りの答えなのに、秋彦さん本人が自覚していて、それをサラッと言っちゃう感じが逆に好感が持てました。
愛が重い、執着が凄まじい、だけど仄暗さや狂気さが全く感じられないからか、秋彦さんと洋介くんの甘々でバカップルなイチャラブを楽しめました。
しかし、そんな2人でもBLあるあるの勘違いから、少しすれ違ってしまうのでほんの少しだけしんみり描写があります。
セフレ扱いばかりだった過去の恋愛経験から、秋彦さんからの恋人発言に少し慎重になって、なかなか応えられない洋介くん。なので物語り中盤までは恋人同士になっていません。でも、恋人同士ではない状態でも基本的には甘々イチャラブな2人です。恋人同士になっても勿論甘々イチャラブな2人です。
スパダリな秋彦さんだけど、愛が重め。でもその愛にキュンキュンして受け入れちゃう洋介くん。相性抜群なバカップルの甘々イチャラブが存分に堪能出来るので、是非とも読んでほしいです。
セクシーなマリーちゃんとキュートな弥彦さんに魅了される
kanipan先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エロ 5
拗らせ 4
翻弄 4
ギャップ 3
な感じだと思います。
秀正くん×弥彦さんのカプです。
今作は、既刊作品の「ないしょのマリーちゃん」の新装版となっており、旧版の方は読了済みです。
友達に誘われてナイトクラブに訪れた秀正くん。そこで人気男性ダンサーのマリーちゃんに心を奪われてしまう。その所為で彼女との関係も気まずい状態に。そんなある日、知り合いの弥彦さんにマリーちゃんの面影を重ねてしまって…。
マリーちゃんと弥彦さんが同一人物であることに驚く秀正くん。そんな弥彦さんに惹かれて付き合うことになるが、当の弥彦さんは、興味を持たれたり注目されるのはいつもマリーちゃんの方だと、拗らせちゃってます。
物語り中盤までの絡みは手でシたり、兜合わせだったりしますが、それ以降は、2人の仲が拗れた状態から最後まで身体を重ねたり、仲直りした後のイチャラブな絡みや、マリーちゃんを演じて余裕を見せる弥彦さんが、秀正くんに翻弄されちゃってグズグズのトロトロになっていく姿など、色々な雰囲気や要素が盛り沢山の絡み描写が堪能出来ます。
今作は新装版ということで、旧版との違いなのですが、何と言っても絡み描写の修正が、旧版では真っ白修正だったのが、新装版では白短冊修正なので、秀正くんのバキバキのが拝めます。なので旧版よりもエロさがアップしているので必見で、読む価値ありますよ。
キュートで健気な弥彦さん、セクシーで妖艶なマリーちゃん。どっちもエロ可愛くて、翻弄されっぱなしの秀正くん、かと思ったら、弥彦さんの方と秀正くんに翻弄されちゃって、拗れた状態の絡みも両想いからの甘々な絡みも濃密で凄艶なので、是非とも読んでほしいです。
待ちに待った書籍化！
淀川ゆお先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
三角関係 4
ストーカー 3
切なさ 1
エロ 0
な感じだと思います。
タイトルの通り、楯くん、光永くん、八守くん、それぞれがストーカーで、それぞれにストーカーされている三角関係物です。
あとがきにも書いていますが、淀川先生がSNSにアップしていた作品なので、元々読んだことがあるのですが、それでもやっぱり設定、キャラクター、愛憎と歪んだ三角関係が堪らないですね。
八守くんは、ストーカーしている光永くんの捨てた物を収集したり後をつけて盗撮したりして、3人の中で1番ストーカーらしいストーカーって感じですね。
光永くんは、ストーカーしている楯くんとの会話を録音したり、友達でもあるので、隙を見て間接キスを狙っているので、録音はともかく、少し拗らせた独占欲強めな好意を寄せている感じですね。
楯くんは、ストーカーしている八守くんに意識してもらう為に、光永くんをストーカー中の八守くんの邪魔をしたり、それをきっかけで、何かアクションをしてこないかと、ウズウズ待っていたりします。
因みに、単行本では各話のおまけとして描き下ろし漫画が2ページ程収録されています。
あと、絡み要素はほぼ無く、光永くんが楯くんの録音した声で抜く描写があるくらいです。
それぞれ一方通行の三角関係だけど、他の1人の存在が良くも悪くも意識せざるを得なかったり、利用したり、愛憎が絡んだりして、歪み具合が最高です。
タイトルに表記されていますが続き物で、本編最後のページがまさにストーカー物の醍醐味のようなページだなと思いました。これからどんな展開になるのか、めちゃくちゃ楽しみなので、次巻も買わせて頂きます。
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