こしばさんのマイページ

中立作品

アドバンスドレビューアー

女性こしばさん

レビュー数0

ポイント数1

今年度814位

通算--位

  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

うーん?何かいろいろちぐはぐ?

タイトルに惹かれて読んでみたんですが…うーん、何かいろいろちぐはぐな感じがして、よくわからんかったです…。

主人公、というか、話の始まりは、表紙の黒髪さんの方。配信者だけど、思うようにフォロワーが伸びないので、他の人気配信者とのコラボを考える。それが、表紙のピンク髪さんの方。女性人気が高い彼にコラボをもちかけてーというところから話が始まります。
その彼は相手が男か女かで態度を変える裏表ある人でーと、まあそれはよくある話。自分でもそれを解ってていろいろコントロールしていて、どうです?俺悪い奴でしょう?な感じで黒髪くんを遠ざけようとするけど、黒髪くんはむしろそこに好感をもって、あれよあれよとコラボしてー…。

まあだから、他人をあまり信用しないピンク髪くんが、天然な黒髪くんにほだされてころっと恋に落ちちゃってーな流れではあるんですが、何かいろいろちぐはぐな感じなんですよねえ…。
黒髪くんは天然…という感じもありつつ、変に策士な部分もあり。寧ろピンク髪くんの方が擦れた感じかと思いきや恋に馴れてなくて可愛い感じ。お互いゲイということを何となく感じあって、いつ告白するんだ?みたいな流れが、何となく冗長な感じだったり…。
セオリーどおりと思いきや崩してくる、な感じではあるんですが、その崩し方が何か違和感なんですよ。あ、結局男前襲い受けなのね、という結論なんですが、恋人になるまでの流れが冗長的だった一方で、そこに至るのが唐突的というか。何か凄い違和感を覚えながら読んだ感じです。

可愛い攻めさんとか、童貞攻めを美味しくいただく襲い受けさんとか、私の好きな要素ちゃんと目一杯あるのに、何故か全然萌えないまま終わってしまいました…。
そう、だから、結論として、タイトルと表紙の感じと序盤の流れが合ってないです…。表紙は寧ろこの話の「最終着地点」という意味ではあってるんですが、まず普通表紙を見るじゃないですか。そこから読み始めるじゃないですか。だから、あれ?思ってたのと違う…?と思いながら読むから、違和感だらけなんでしょうね…。

最早エロの印象しかない…

佳門先生については、前作のみ読んでます。なんとなく他の作品は私の好みに合わないような気がして…。
前作については、何だかえろそうな作品だぞ~?と手に取ったのです(笑)せっかく続刊したなら読むか!とこちらも手に取ったのですが…うーん?最早エロの印象しかない…。

会社の後輩×先輩カップル。先輩は後輩にずっと言い寄られてて、一晩だけなら…と身体を許すことに。でも本当は先輩も前から彼の事を…というのが前作。今作は晴れて両想いになった後のお話。
両想いだけどいまいち本音を見せてくれない気がする先輩に対し、出張の帰り道、エロに雪崩れ込んじゃうみたいな一晩のお話ですが…。

いやどんだけするのよ!?(笑)成年漫画並の絶倫っぷりですね…。第5話、エロしかなかったじゃないですか…。
BLにエロは付き物でしょう!派ですしエロいのも大好きですが、うーんここまでくると食傷気味。
肝心のストーリーはというと、先に身体を繋げてしまったせいで色々心が追い付いてなくてーって…う、薄い…。ストーリー重視の姐さんならがっくりするほどの薄さである…。
まあつまり、お互い片想いを拗らせてたせいでまだ上手く心が繋がりきってなくて我慢してたら爆発しちゃって一晩中エッチするってお話です、纏めると。

なのでエロはがっつりなんですけど、私も他のレビュー書かれてる方と同じく、受けさんがエッチシーンになると幼すぎるくらいの絵になっちゃってるのが残念です…。これだけそういった感じのレビュー書かれてる方が多いのにそのままってことは先生のフェチなんですかね…?(これが個人的には残念なので他作品は読んでないんです)
せっかく先輩は仕事出来るイケリーマンなはずなのに残念…。二人揃ってるところをイケメン同士ーと眺める人がいる、という描写だってあるのに。そんな先輩がエッチでは可愛くなる、が描きたいのかもしれないですが、うーん、個人的には残念。

そして何より!二人とも出来るリーマンなのに、会社への連絡もせずエロに耽るってどういうこと…!?
社用車を体液でべとべとにして(車のシートの汚れは手強いぞ)バッテリーまで上げて、あげく取引先のコテージを勝手に利用(事後報告)。の上に、そのコテージのラグやケットもべとべと…汚れたものは一度持ち帰るにしたって、社会人として酷すぎないか…!?せーめーて、会社への報告くらいはしなさい!会社からの連絡にも折り返しなさい!
前作から続く出来るリーマン設定が、今作ではもう滅茶苦茶…。いつも信用されてるから偶にはオッケーとかじゃないんだよ…。流石に社会人なめんなシーンが多過ぎてちょっと…。

うーん、なのでエロが濃かったなあというだけの本になっちゃったというか、ストーリーも薄く、所謂、ヌくためだけの本みたいな感じというか…。BLはエロがあってこそ、と思う派ですが、やっぱりそれはストーリーあってこそでした。

求めたものと違ってたかなあ…

攻さんは今をときめく俳優。誰もが認めるその圧倒的α性を持つ彼は、作中の舞台作品「ミスターアルファ」の主役にも相応しく、まさにそのタイトル通りの俳優だと認知されている。
でもそもそも、その名を、その役割を彼に与えたのは、高校時代の受さんだった。ベータである彼は、何故かアルファの攻さんに懐かれ?絆され、お付き合いするように。だけど、自分はベータだからと、彼との愛が永遠ではないと思い込んでいる。実際、すれ違いが起きて関係は一度消滅してしまう。が、受さんに与えられた「ミスターアルファ」そのものとなった彼と再会し、再び関係が始まるものの…というお話。

さて、タイトルが「Mr.α」。帯には「おれのためのオメガだ」。オメガバースの世界観を踏襲した話の中で受さんはベータ。何処をキーポイントとして読むか、で印象が変わるのかなあと。
ベータである受さんをオメガにしてしまうほどの強い愛とα性を持った攻さんを主役と考えた結果なら、「Mr.α」というタイトルに相応しいお話かなとも思います。「おれのためのオメガだ」。これ、最初見た時、ベータである受さんだけど、アルファの攻さんにとっては、誰よりも自分に相応しい番だ、というのを言いたいが為の台詞なのかな、と。でも実際読んでみたら、実際そうなった、というものでした。

というのと、主役がベータである受さんだというのとで考えると、何だかなあ、という気になっちゃうのです。わざわざオメガバースの世界観に当てはめる必要が有るか?平凡な受さんがスパダリに愛されて~みたいな、まあある意味ありきたりな話になるのを避ける為のオメガバース設定なのか…。そんな印象になっちゃうというか。
粗筋を読んだ時、主人公の受さんはベータだけど、それでもアルファである攻さんとの関係を貫くお話なのかな?と勝手に思っちゃったんです。いつか攻さんに現れるだろう運命の番に怯えながらもそれでも…と。そういうお話を期待しちゃったから、あれ?違う…と思っちゃったし、だから、アルファの彼の為にオメガになってしまう、というのは、どうもご都合主義にも思えるし…でも一方で、運命を捻じ曲げる程の強いアルファだというのが良いとも言えるし…。うーん。
だからそう、主人公がベータの受さんだからこそ、どうも違和感が有るように思えちゃうのかもしれません。一貫して受さんの事が好きなアルファの彼が主人公と思えたなら、きっと高評価になると思うんですが…。

その、ベータをオメガにしてしまうほどの強いアルファ性を持った彼に愛された主人公が、先生曰く「しなやかでかろやかな人」だという事なんですが、うーん、それがいまいち感じられないというか…。
一社会人として独立し、自分の店を持ち、自分の責任で働き、一定の評価を得ている受さんは、ある意味自由なのです。アルファの攻さんを受け入れるも拒むも自由。「相変わらずこの人は自分なんぞを口説いてきてる…。けど、いつかこの人の運命の番が現れるまではお付き合いしてみてもいっか…」。そんな感じなのです。いや別にお付き合いの真剣度合いなんぞ、そんなのでもいいと思うんです、BLといえども。そんな風に、自分はセフレでいいやとあっけらかんとする受さんですが、でもやっぱり自分がベータである事(つまりはいつかは彼に捨てられる)がネックとなり、悩んでいる様は、「かろやか」「しなやか」というのとはちょっと違う気がする…?純粋なオメガなら彼の求愛を受け入れられるのに、自分はベータだから、と必要以上に悩んでいるので、ずーーっと彼がもやもや悩んでいるのを見せつけられている訳で、かろやかではないやろ!と思っちゃうのです。

お話としては悪くないけど、オメガバースにおける「ベータ」という存在を主人公とした話、というのを考えると、何かちょっと違う気がする…と思っちゃったので中立です。

深みが足りない…?

伊郷先生初読みです。タイトルと表紙とあらすじが気になり手に取ってみました。あらすじ、キャラは既に紹介されているから割愛しまして…。

うーん、いまいちこう、萌えた!という部分がなかった為、中立とさせていただきます。
何て言うか、深みが足りない?ような感じで。
主人公の大学生は、今まで何となくで過ごしてきて、将来の夢も進路も無く、そんな自分に焦りを抱きつつある。そんな中出会ったドッグカフェで働くようになり~というお話。
そりゃあ期待するでしょうよ、そのオーナーに導かれて、何か将来への手がかりなり展望なりを見つけていくストーリーを。そのオーナーが大人の男としてまだ未熟な彼を成長させていけストーリーを!

が、しかし、働く意欲は沸くものの、結局「しっかり考えて結論を出そう」止まり。いや、それくらいは普通に考えるでしょうよ…。
そのオーナーも、店の主としては優秀なんでしょうけども、BLで求められるダーリン的に足りないというか…恋愛的な部分も性急すぎた感じですが、何かこう、年上の男として、年下の彼を導く的なのが欲しかったんですが、何か肩透かしを食らった感じです。
初体験も妙に淡々としていた感じ。いやそりゃ私も女ですから、初めてでいきなり感じる訳ない、といえのは解ります。だからある意味そこはリアルでしたが(苦笑)、主人公が本当にこの人のこと好きなのかな?→好き!でも本当にこのまま流されていいのかな?みたいな、ずーーっと何だか不安定にぐらぐらしてたので、盛り上がりに欠けたというか…。うーん、残念。

結果、タイトルに偽り無しです。が、それだけ、という感じ。こんなんじゃ、バイト生活のぬるま湯に浸かって、確固たる信念が無いまま大学卒業しちゃいそうよ…一緒に居たいからこのままこのドッグカフェに永久就職!みたいなお花畑的なことを言い出しそうな感じね…というか…。人としての成長みたいな部分が、いまいちこのお話の後に続くだろう彼らの物語に感じられなかった為の、中立です…。